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カテゴリ:music( 7 )


2010年 01月 16日

<Vol.737> かすかなしるし

今日のBGM : Little Big Bee / High Clouds


Sunaga t Experience / "かすかなしるし"
Music by Hiroshi Fujiwara(藤原ヒロシ)
Words by Seiko Ito(いとうせいこう)
Mixed by Sunaga Tatsuo(須永辰緒
Piano : "Plaza" Fujisaki(Little Big Bee) / Percussions : Noriyasu Yoshizaki
Vocal & Voice : Asiana
1999年リリース。


この曲を初めて耳にしたのは何年前のことだろうか。
もしかして2、3年前のこと?いやいやもっと前のことだったような気がしないでもない。とにかく僕の記憶は輪郭の曖昧さから抜け出すことはないようで、薄ぼんやりとした輪郭ながら、確かオホーツクの海へと繋がる深夜のハイウエイを走っている時だったような気がする。

つけっぱなしのFMラジオから突然流れ出した美しいピアノの旋律に、まず僕はヤラれた。
さらに追い討ちをかけるように、透明感のあるメロディに加わる包み込むような柔らかい女性ボーカルに、僕は2度目の衝撃を受けた。
とにかくこの曲に流れるというかイメージされる時間の流れ方が好きなんだなぁ。

その日の釣行を無事に終えて自宅に戻ると、僕はさっそくパソコンでFMラジオのタイムテーブルを調べる。どうやら須永辰緒という人がアレンジした"かすかなしるし"という曲だったようで、オリジナルは藤原ヒロシ氏といとうせいこう氏のユニット"SUBLIMINAL CALM"のものだった。
何人かの女性ボーカリストもこの曲をカバーして歌っているようである。
でも、僕は最初に聞いたこのAsianaという女性ボーカリストの声が一番好きかなぁ。
ネットでこの女性ヴォーカリストのことをいろいろと検索しても、これ以上詳しくは分からなかったのがちょっと残念。

ちなみに僕がどれくらいこの女性ボーカリストの声に惹かれたかというと、普段ならここまで調べてだいたい終わってしまうところなのだが、数日後には何とタワーレコードでこの曲が含まれている"F.E.E.L.(Far East Easy Listening)"/Flower RecordsというオムニバスCDを買っていたから、当時の僕としてはよっぽどのことだったんだと思う。

最近、機会があって何度か聴きなおしてみたけれど、やっぱりこの耳元で囁くような女性ボーカルのかもし出す雰囲気、何度聴いてもシビれるしイカシテルなぁ。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-01-16 17:35 | music | Comments(6)
2008年 12月 29日

<Vol.640> Nu-Jazz

今日のBGM : Nicola Conte / Song for the seasons←最近のお気に入り



この何とも言えない絶妙なGroove感と柔らかく包み込むような女性ボーカル、僕はすっかりこのサウンドにハマってしまったのさ。

Nu-Jazzというジャンルのサウンドをご存知だろうか。
ベースとなるJazzはもちろんのこと、Latin系のリズムにBossa Novaのテイストなどをふんだんに織り交ぜたこの手のダンス・フロアー向きのサウンドは、もっぱらイタリア、フランス、北欧などのヨーロッパを中心としてそのムーブメントが生まれた。
北欧辺りでは少し実験的な要素の強い方向性のサウンドもあるようだが、やはりメインは思わず身体が動いてしまいそうなグルーブ感たっぷりのダンサブルなJazzサウンドなのだろう。

それにしても、なんてお洒落で格好いい、Coolでスタイリッシュなサウンドなんだろうか。
気分は僕が20代の頃に初めて耳にしたポールウェラー率いるスタイル・カウンシルのサウンドに出合った時に感じた衝撃にも近いものがる。
そんなNicola Conteという人物、どうやらイタリアのJazzギタリストのようだけれど、ツボを抑えた、なかなかの才能の持ち主のように僕は感じる。
全体的にはJazz寄りのLounge系のサウンドとも言えなくはないが・・・。
そんな訳で暫らくはNu-Jazzから目が離せそうもない感じ。


今日のBGM : Susanna And The Magical Orchestra / Believer






北欧(ノルウェー)のNu-Jazzを検索していて辿り着いたこのサウンド、めったに音楽を聴いて感動することはない僕だけれど、この北欧らしい透き通るような透明感のある女性ボーカルと柔らかく静かに響いてくるサウンドを耳にした時だけは、さすがに感動した。
オリジナルであるJoy Divisionの「Love Will Tear Us Apart」という曲を知っていたこともあるし、いろんなグループがこの曲をカバーしているのも知っている。でも、このシンプルなアレンジと放たれる雰囲気には僕自身も本当に驚き、感動すら覚えたのだった。

そんな訳で、年の瀬も押し迫る今日この頃、2008年を象徴するようなサウンドに出合った僕は、グルーブ感たっぷりのNu-Jazzサウンドに包まれながら、夜な夜なフライのタイイングにいそしんでいる次第。

来年も皆さんにとって良い年でありますように。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-12-29 18:46 | music | Comments(26)
2006年 09月 07日

<Vol.326>秋の夜長にlandscape sound

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車の中は僕の小さな心地良いリスニング・ルーム。時々、ふと流れる音楽と移り変わる風景とがまるでシンクロしているように思えたりするから不思議なものだ。

そういえば最近古いCDをよく聴く。まぁ、古いといっても80年代だけれども。でも、それがかえって新鮮に聴こえたりするのはなぜだろうか。色褪せない音楽ともいえるのかもしれない。

そんな車の中で流れていたのは、JOH HASSELLBRIAN ENOのコラボレーションアルバム"POSSIBLE MUSICS"。JOH HASSELLのsynthesizeされたトランペットの不思議な音色とメロディーが単調でミニマルなリズムとBRIAN ENOのストリングスと共に絶妙に絡み合いながらslowに流れていく。イメージは密林のジャングルの世界、それともどこまでも果てしなく続く砂漠の世界、いやいやチベット密教の曼陀羅の世界とでも言っていいのだろうか。どこか遠くのものを眺めるような孤独な音楽である。

こんな文章を書きながら、部屋の中でスピーカーから流れてくるのはDAVID SYLVIANHOLGER CZUKAYのコラボレーションアルバム"Plight & Premonition"。流れる音とその間隙に広がる静寂の世界。切り取られたサウンドのコラージュと広がるイメージ。内向的な世界であり、時間の流れ方がslowに感じられる不思議なLandscape Soundでもある。

秋の夜長にゆっくりと目を閉じて、こういうLandscape Soundに包まれるのも悪くない。

by d-yun5-fly-elise | 2006-09-07 22:24 | music | Comments(4)
2006年 03月 29日

<Vol.242>What goes on

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何気なくつけたFM-radio、車の中には不思議なもので、聴き覚えのある、いつもの乾いたカッティング・ギターの音色とオルガン・サウンド、それにルー・リードのシャイなボーカルが鳴り響いた。

"What goes on"

"THE VELVET UNDERGROUND"の中でも好きな曲の一つである。なぜか最近釣りに行く度に、この曲が入ったCDをかける事が多い。20代の頃は殆んど聴かなかったのに。決して派手ではないし、どちらかというとチープな曲だけれど、なぜか印象に残ってしまうメロディー。

それにしても、好きな曲がradioから流れるって、良いものだ。ついつい気分が良くなって、鼻歌交じりに口ずさみながら、僕は次の曲がり角を右折した。

今日のBGM:THE VELVET UNDERGROUND/What gose on

by d-yun5-fly-elise | 2006-03-29 22:40 | music | Comments(8)
2005年 10月 30日

<Vol.155>KISSING THE PINK

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 パラパラと雨が降り始めた日曜の昼下がり、久しぶりにアナログ盤に針を落とした。レコード棚から引っ張り出してきたのは"KISSINNG THE PINK"の1stアルバム"naked"。1983年の作品。
 音楽のジャンル分けに意味はないと思うけれど、ちょうど僕がいわゆる"NEW WAVE"といったジャンルに興味を持ち始めた頃に輸入盤店で買ったアルバム。FMやTVで流れるヒットチャート音楽しか耳にしなかった僕にとっては、ジャケットにもインパクトがあったけれど、針を落としたとたん、そのメロディーに打ちのめされた。もちろん人によって好みはあるけれど、僕にとっては20年以上経った今でも新鮮に聴こえる。もしかしたら、ここにも僕の音楽のルーツがあるのかもしれない。

by d-yun5-fly-elise | 2005-10-30 22:21 | music | Comments(8)
2005年 05月 12日

<Vol.27>2nd COMMUNICATION / SECOND COMMUNICATION

 今、一番やってみたい楽器は?と尋ねられたら、僕ならやっぱりチェロと答える。
 でも、そんな金銭的、時間的余裕はどこを探してもないので、将来リタイアしたときの夢として大事にとっておこう。

 時々、何かの拍子に、むしょうに音楽を作りたくなるときがある。
 20代の頃の僕は、自分の自己表現と周囲とのコミュニケーション手段としてシンセサイザー、サンプラー、ドラムマシーンなどの機材を買い揃え、いわゆる打ち込み音楽を作り、2nd COMMUNICATIONもしくはSECOND COMMUNICATIONという名で活動していた。

 たまたま、友人が送ってくれたデモテープがきっかけで、ベルギーのレコード会社と契約することが出来たんだけれども、とてもラッキーだったと今でも思ってしまう。何枚か作品はリリースさせてもらったが、今でも、契約は有効なんだろうか?でも更新していないから、きっと終了しているんだろうね。ほんとにマイナーなレコード会社だったんだけれど、自分の作品が形になった時は言葉に言い表せられないぐらい嬉しかったなぁ。特に、輸入盤店に並んでいるのを見つけた時は、世界中のどこかで、僕の知らない誰かが、この作品を手にとって聴いてくれるんだと思っただけで興奮している自分がいた。

 どんなジャンルの音楽と訊かれても、僕には上手く答えられない。音楽をカテゴライズすること自体あまり好きじゃないけれど、輸入盤店では、ノイズ・インダストリアル、ニューウェーブ、オルタナティブ、エレクトリック・ボディ・ミュージックなど、お店によって様々なジャンルのコーナーに置かれていた。メジャーかマイナーかと訊かれたら、マイナー。それも限りなくマイナーでアウトサイダー。でも、あの頃の僕には、ほんとに好きな音だった。今でも、時々思い出したようにノスタルジックになって、聴きかえす事があるけれど、やっぱり恥ずかしさと照れを感じてしまう。

 この前、googleで検索してみた。ベルギーのサイトだと思うけれど、一つだけDiscographyをのせてくれているサイトがあった。ちなみに僕は、一番下のCD持っていません。

 昔使っていた機材は車庫の物置にしまってあるけれど、最新の楽器はどうなのかと、久しぶりにススキノにある玉光堂に行ってみた。行ってみて、10年間のブランクを痛切に感じた。僕みたいなアナログ感覚の人間には今の楽器についていけません。作曲や音作りのセンスや感性は作る側の人間に関わっているから、楽器の進化は関係無いのだけれど、曲作りのプロセスが全く違います。スピードと容量が全く違います。これには驚きました。

 最後に、店員さんに言われたことは、
 「お客さん、10年間のブランクは大きいですね」と。

 僕が、曲作りを再開する日が、また遠のいた気がした。
 

by d-yun5-fly-elise | 2005-05-12 20:39 | music | Comments(11)
2005年 04月 20日

<Vol.5>無伴奏チェロソナタ

 基本的に火曜日の午後は仕事がOFFなので、シーズン中は支笏湖や近郊の河川でロッドを振っている。そして、シーズン・オフになると、行きつけのFLY・Shopに顔を出したり、書店や輸入CD・SHOP巡りをする事が多かったが、最近は、中央図書館に行く回数が多くなった。

 中央図書館の2Fには、視聴覚コーナーがありクラッシクを中心としたCDが沢山置いてある。その上有り難い事に2枚までだが1週間貸し出してくれる。

 学生の頃から、Bachの無伴奏チェロソナタが好きで、あの頃はカセットテープに録音してテープが伸びるぐらいまでよく聴いていたものだ。チェロの音色が好きで、どことなくゆったりとした気分になれるのが良かったんだと思う。中央図書館には、沢山の無伴奏チェロソナタのCDがあり、チェロ奏者によってずいぶんと印象が違うものだなぁと感心させられた。Pablo Casals、Mstislav Rostropovich、Yo‐yo ma等どれをとっても個性的だと思う。でも、その中で偶然借りたJonas Starkerというチェロ奏者のCDは、聴いたとき思わずウ~ンと唸ってしまった。とても荒削りというか熱い演奏なのである。激しく弦と弓とが擦れる音と奏者の息づかいは、バロックのヘビメタなんじゃないかと思ってしまったぐらいだ(笑)。個人的な好き嫌いはあるが、お勧めの1枚かな。何といっても無料で借りれるからね。

 釣場に向かう車中ででも、はやる気持ちを鎮めるのにいかがですか?
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by d-yun5-fly-elise | 2005-04-20 20:33 | music | Comments(2)