slow fishing ver.1
2019-05-28T23:44:44+09:00
d-yun5-fly-elise
札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによるトラウト&サーモン釣行記。R.B.MeiserなどのダブルハンドのカスタムスペイロッドやTube Flyなどの気ままなフライタイイングにお気に入りのリール、それにオリジナル音楽(Dub Techno, Ambient, Minimal, Drone, Noise Industrial)とフィールド動画(YouTube)などなど
Excite Blog
<Vol.000> Information / slow fishing ver.2 & ver.3
http://dyun5.exblog.jp/20167323/
2019-12-31T17:35:00+09:00
2019-05-28T23:44:44+09:00
2013-12-30T17:33:09+09:00
d-yun5-fly-elise
slow fishing
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slow fishing Ver.2
slow fishing Ver.3
slow fishing(FB)
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<Vol.1000> Mini "Interaction" / 鮭稚魚
http://dyun5.exblog.jp/21597279/
2015-03-01T21:36:00+09:00
2015-03-04T14:08:54+09:00
2015-03-01T21:36:39+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同じく、今シーズンに是非ともフィールドで試してみたいのが、Mini "Interaction" / 鮭稚魚。
Mini "Interaction" / 鮭稚魚とは、ブラス製のコーンヘッドを使ったゾンカースタイルのミニ・チューブフライのひとつ。
今回はカラーにスードゥーヘアやマラブーなどは使わず、細身でシンプルに巻くことを心がけた。
きっと背中に乗ったラビットストリップはユラユラとトラウトを魅了する妖しげな動きをするのではないかと思っている。
0.8mmと1.5mmの硬質カラミ止FIXPIPEの組み合わせ、カットする長さもMini "Fascination" / 鮭稚魚と同じ。
チューブフライ用のアタッチメントにセットし、8/0黒のスレッドで下巻き後、FIXPIPEの接合部には瞬間接着剤を少量しみこませる。
コパーワイヤーのMサイズをこの位置で留める。
コパーの代わりにゴールドのワイヤーでも問題はなく、タイヤーのお好みで。
後端にシルバーのシェニールを巻きとめ、FIXPIPEの接合部付近まで巻き、ボディとする。
Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同様に、シルバーのシェニールの代わりに、パールのシェニールやUVポーラーシェニールのシルバー・ミディアムでも構わない。
ゴールデンオリーブのラビットストリップを巻きとめる。
ゴールデンオリーブの代わりに一般的なオリーブや白、それにゼブラカラーなどでも悪くはない。
ラビットストリップのファイバーを水で濡らし、最初の位置でコパーワイヤーを2~3回転させる。
その後はニードルでファイバーを等間隔にセパレートしながらコパーワイヤーでしっかりとラビットストリップを固定する。
ワイヤーをスレッドで固定し、シザースで余ったワイヤーをカット。
ラビットストリップの前方にUVポーラーシェニールのシルバーをスレッドで留め、2回転ハックリングし、スレッドでしっかりと留める。
さらにその前方にピーコックのパルマーシェニールを2回転ハックリング。
ピーコックの代わりにワカサギを意識した場合は、パールのパルマーシェニールを使うこともある。
オリーブのコックフェザントランプを巻きとめ、2~3回転ハックリング。
ナチュラルのギニアを2回転ほどハックリングしてフィニッシュ後、ヘッドセメントを滴下する。
今回もギニアの片側のファイバーを取り除かず、両側のファイバーを使った。
ワカサギを意識した場合は、ギニアの代わりにマラードを使うこともある。
アタッチメントのニードルから慎重にフライを抜き出し、先端からUOSO社のブラス製のコーンヘッド(サイズC2)を差し込む。
コーンヘッドの先端から約2mmのところでFIXPIPEをカットし、ライターの火であぶって終了。
Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同様に、使用するフックはHARIMITSU社の管付きチヌ針5号。
チューブの後端を写真のように爪で潰して広げておくと、フックがフックアップ後に分離しやすくなると思うのでお試しあれ。
またFIXPIPEには4種類のカラーがあるが、経験上、レッドが一番伸縮性があるように思う。
ラビットストリップはフックに干渉しないようにおおよそこの位置でカット。
さらにラビットストリップの後端はくさび状にカットしておくと良いだろう。
このフライへの感想、コメントなどはこちらへ。
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<Vol.999> Mini "Fascination" / 鮭稚魚
http://dyun5.exblog.jp/21597137/
2015-03-01T20:48:00+09:00
2015-03-04T14:07:02+09:00
2015-03-01T20:48:42+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
僕はまだその小さな姿を確認していないけれど、どうやら少しずつ始まったようだと耳にする今年の鮭稚魚シーズン。
昨シーズンまではイントルーダースタイルで巻いた細身のパターンがメインに結ぶフライだったけれど、今シーズンは”Fascination"や”Interaction"といったブラス製のコーンヘッド仕様のミニ・チューブフライを使ってみようと思っている。
まずは、Mini ”Fascination" / 鮭稚魚のタイイングから。
硬質カラミ止FIXPIPEの1.5mmと0.8mmをそれぞれ約20mmの長さでカットする。
1.5mmの先端はスレッドによる接続のために斜めにカット。
硬質カラミ止PIXPIPEにはレッド、黒、クリアー、蛍光の4種類があるけれど、個人的にはレッドが一番軟らかい印象がある。(蛍光のFIXPIPEはまだ使ったことがない)
テイルのフックを差し込む1.5mmは、軟らかい方がフックアップ後に管付きチヌ針がフライ本体から分離しやすいように思うので、もっぱらレッドの使用率が高い。
使用しているフックは、HARIMITSU社の管付きチヌ針5号。
チューブフライ用のアタッチメントに1.5mmと0.8mmの硬質カラミ止FIXPIPEをセットする。
ちなみに使用しているニードルの径は0.9mm。挿入時に少々抵抗感があるが、そのおかげでタイイング中にフライがクルクルと回ることはほとんどない。
8/0黒のスレッドでしっかりと接合部の下巻きをし、瞬間接着剤を少量滴下する。
スレッドの後端は、おおよそこの位置まで。
後端にダビング材で小さなダビングボールを作る。
ダビングボールのカラーに特に指定はないけれど、今回も余ったスードゥーヘアのホットオレンジを使用した。
Spirit River社のパルマーシェニールのパールをダビングボールの前で1回転させ、スレッドでしっかりと留める。
さらにテイルとしてコックフェザントランプのオリーブをお好みで2~3回転ハックリング。
オリーブのコックフェザントランプの代わりに、ナチュラルのシルバーフェザントボディフェザーを使ってみるのも面白いかも。
0.8mmと1.5mmのFIXPIPEの接合部付近までシルバーのシェニールを巻く。
シルバーのシェニールの代わりにパールのシェニールやUVポーラーシェニールのミディアムなどお好みで。
巻きとめたシルバーのシェニールの前方にUVポーラーシェニールのシルバーを2回転ハックリングする。
さらにピーコックのパルマーシェニールを巻きとめ、2回転ハックリング。
ピーコックのパルマーシェニールの代わりにパールのパルマーシェニールでも構わない。
ファイバーが短めのグリーンに染められたゴールデンフェザントティペットをハックリングする。
これが次に巻くマラブーにフンワリ感を与えるショルダー的な役割を果たすのだろうか。
ダビングループに挟む白のマラブーを用意する。細身に仕上げたいので使用するマラブーはあまり量が多くない方が良いようだ。
今回は白のマラブーだけを使用したけれど、ゼブラカラーや白とゴールデンオリーブの組み合わせも悪くはないと思う。
ツイストする2cmほどの幅のマラブーを自作の定規を使ったクランプに挟む。
ダビングワックスをダビングループに塗り、マラブーを挟む。
マラブーの長さは、後ほど微調整の予定。
マラブーをダビングツイストし、ニードルや歯ブラシを使ってダビングループに絡んだファイバーをほぐす。
マラブーのファイバーを後方に向けながら、ゆっくりとマラブーをハックリング。
ニードルを使いながら巻き込んだファイーバーを解く。
すでに巻き終えたマテリアルを少量の水で濡らし後方へ倒しておくと、ハックリング時に他のマテリアルを巻き込みにくい印象。
オリーブのコックフェザントランプを2~3回転ハックリング。
さらにナチュラルのギニアを2回転ほどハックリングし、フィニッシュ後にヘッドセメントを滴下。
ギニアは片側のファイバーを取り去らず、今回は両側とも使用した。
ワカサギを意識した場合は、ギニアの代わりにマラードを使うこともある。
アタッチメントからフライを外し、UOSO社のブラス製のコーンヘッド(サイズはC2)を挿入。
コーンヘッドの先端から2mmほど残したところで0.8mmのFIXPIPEをカットし、ライターの火で慎重に先端をあぶる。
FIXPIPEの先端の穴が小さくなったら、太めのニードルを差し込んでティペットが通りやすいように穴を広げておく。
前方からフライを眺めてみると、ハックリングしたマラブーがパラっと広がっている。
マラブーをフライの前方で束ね、指で少しずつちぎりながらマラブーの長さを微調整する。
失敗するともう元には戻れないので、是非ともこの作業はフライの全体的なバランスを見ながら慎重に(笑)。
このフライへのコメント、感想はこちらへ。
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<Vol.998> "Fascination" / Black & Orange
http://dyun5.exblog.jp/21451453/
2015-01-06T22:56:00+09:00
2015-01-07T15:04:49+09:00
2015-01-06T22:56:36+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
"Fascination" : "Interaction"、"E.S.L."と並んでコーンヘッド仕様のチューブフライ好きの僕が最近好んで巻くフライのひとつ。
昨年秋の北の本流"Salty Heaven River"では、本流レインボーにもなかなか好評だったものだから、春からの本流シーズンでも、おそらくティペットの先に結ぶメインフライのひとつになると思われる。
海釣り仕掛け用の硬質カラミ止めプラスチックチューブ、1.5mmと0.8mmを使う。
今回は1.5mmの方に作るダビングボールの色とのコントラストの関係上、赤ではなく初めて黒のチューブを使ってみた。
約30mmと約18mmの長さに切り出した径の異なる2種類のチューブの結合、瞬間接着剤の使用、0.025のリードワイヤーを5回転ほど巻くまでは、"Interaction"のタイイング工程とまったく同じ。
オレンジ色のダビング材をスレッドによりつけ、小さなダビングボールを作る。今回はホットオレンジのスードゥーヘアの余ったファイバーを使った。
Spirit River社のパルマーシェニール / チャートリュースをダビングボールの前方に2回転ハックリング。
出来るだけファイバーの長いコックフェザントランプの黒をティップ側から巻きつけ、3回転ほどハックリング。この場合、片側のファイバーは取り除かず、両サイドのファイバーを使用する。
片側のファイバーを取り除いたシルバーフェザントボディフェザーのホットオレンジをティップ側から取り付け、お好みで3~4回転ハックリング。シルバーフェザントボディフェザーも出来るだけファイバーが長いものを選んだ方がよりベター。
ゴールドもしくはコパーのソフトワイヤー(M)を取り付ける。
スレッドにお好みのカラーのダビング材をよりつけリードワイヤー直下までボディに巻く。さらにソフトワイヤーでボディの強化目的としてリブする。ソフトワイヤーの代わりにお好みのカラーのラウンドティンセルでもかまわない。
ゴールドのUVポーラーシェニールを2回転ハックリングする。
さらにその前方に黒のUVポーラーシェニールを2回転ハックリング。
両サイドにお好みのメタリックなフラッシャブーを数本ずつ取り付ける。
お好みのカラーに染められたゴールデンフェザントティペットを取り付け、3回転ほどハックリング。ホットオレンジでも良かったが今回は赤に染められたゴールデンフェザントティペットを使った。ハックリングの前にシザースの刃でファイバーを後方に折っておくと、次の作業が楽。このゴールデンフェザントティペットが次に巻く間ラブーにフンワリ感を与えてくれる印象。
さらに黒のパルマーシェニールを2回転ほどハックリング。
ホットオレンジのマラブーをティップ側から取り付け、3回転ハックリング。この場合もシザースの刃でマラブーのファイバーを後方に折っておくとハックリングが意外と楽になる。
次に黒のマラブーを同様に2回転ほどハックリング。黒を強く出したい場合は3回転のハックリングでもよいかもしれない。
黒のコックフェザントランプを3回転ほどハックリング。この場合も片側のファイバーを取り除かず、ファイバーは両サイドを使う。
片側のファイバーを取り除いたギニアをティップ側から取り付け、3回転ほどハックリング。
今回はタックルマックの6mmのコーンヘッドを使うが、タックルマックのコーンヘッドはかなり薄く、チューブの場合は結構奥まで差し込めるため、コーンのエッジがせっかくフンワリとしたマラブーを押さえつけてしまうので、コーンヘッドを若干離すようにスペーサーとして少しだけダビング材を巻いた。
そしてフィニッシュ。巻き終えたチューブフライをニードルから抜き取る際は、フライの先端を持ってゆっくりと慎重に抜くようにする。
今回はこれまでの5mmではなく6mmのコーンヘッドを使った。バランス的には5.5mmでも問題ないと思われる。最後にライターの火でチューブの先端をあぶり終了。
後方斜めからのアングルだとこんな感じ。
色々なカラーバリエーションを考えるとなかなか面白いと思う。
ちなみに使用するフックは以前も紹介したHarimitsu社の管付きチヌ針5号。これ以上フックが大きいとアイがチューブに入りにくいと思う。
このフライへのコメント、感想はこちらへ。
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<Vol.997> "Interaction インタラクション" / ウィーリーガン風に
http://dyun5.exblog.jp/21408456/
2014-12-21T19:00:00+09:00
2014-12-23T23:52:11+09:00
2014-12-21T19:00:29+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
The name of this fly pattern is the "Interaction(インタラクション)".
タックルマックのブラス製のコーンヘッド、5mm。
海釣り仕掛け用の硬質カラミ止めプラスチックチューブ(1.5mm&0.8mm)、
手に入れやすいラビットストリップ、
2色の色の異なるUVポーラーシェニール、
スードゥーヘアのダビングツイスト、もしくはマラブーやスペイハックル、
などの組み合わせ。
最近の僕の中でのイチオシのフライパターンかな(笑)。
まずは来シーズンの本流レインボーをイメージしてウィーリーガン風に。
チューブフライのタイイング用の安価なデバイス、アタッチメントに約30mmの長さにカットした1.5mmのプラスチックチューブと約18mmの長さにカットした0.8mmのプラスチックチューブを差し込む。
1.5mmのプラスチックチューブの先端は斜めにカット。
8/0のスレッドで下巻きを施し、プラスチックチューブの接合部分に瞬間接着剤を少量染み込ませる。
ちなみに瞬間接着剤は100円ショップのもの。
プラスチックチューブの接合部分のあたりに、0.025のリードワイヤーを約5回転ほど巻きつけ、スレッドでしっかりと固定する。
タックルマックのブラス製のコーンヘッドはとにかく薄くて軽いのでウエイトを加えているが、ある程度重量のあるUOSOなどの他社のコーンヘッドの場合は、お好みでウエイトを加えなくてもよいのかもしれない。
ラビットストリップのリブ用にソフトワイヤーのゴールドMサイズをプラスチックチューブの後端に巻きとめる。
スレッドにお好みのダビング材をよりつけ、リードワイヤーの後ろまで巻きとめる。
今回は黒のスードゥーヘアの余りに少量のメタリックなダビング材をブレンドして使った。
お好みのカラーのラビットストリップの先端をちょうどリードワイヤーの上あたりに巻きとめる。
水で濡らしたラビットストリップのファイバーをニードルでスプリットし、ゴールドのソフトワイヤーを3回転させてラビットストリップを固定する。
ゴールドのソフトワイヤーでスプリットしたラビットストリップを等間隔にリブして、ラビットストリップをプラスチックチューブに固定する。
ゴールドのUVポーラーシェニールを巻きとめ、2回転ハックリング。
さらにその前方にホットオレンジのUVポーラーシェニールを2回転ハックリング。
お好みのメタリックなフラッシャブーを数本両サイドに巻きとめる。
お好みの色に染められたゴールデンフェザントティペットを先端から巻きとめる。
スレッドで固定したあと、シザースの刃でファイバーを折っておくと次のハックリングが楽になる。
ゴールデンフェザントティペットをハックリングし、スレッドでしっかりと固定する。
今回は黒のパルマーシェニールを2回転ハックリング。
お好みのカラーのスードゥーヘアを適量切り出し、余分なファイバーを指で取り除いたあと、歯ブラシでファイバーをならしておく。経験的にスードゥーヘアはブレンドしない方が色合いがきれいになる印象。
ダビングワックスを使い、ダビングループに用意したスードゥーヘアを挟む。
シザースで余分なスードゥーヘアをカットする。
ツイスターを使ってダビングツイストし、ニードルと歯ブラシでスードゥーヘアのファイバーを整える。
スードゥーヘアのファイバーを後方に向けながらハックリングし、しっかりとスレッドでとめる。その都度、指でマテリアルの根元を後方へギュッと押し込んでおくと、隙間が出来にくい印象。
ファイバーが長めの黒のコックフェザントランプを3回転ハックリング。
さらに片側のファーバーを取り除いたギニヤを3回転ハックリングしてフィニッシュ。
タックルマックの5mmのコーンヘッドをプラスチックチューブの先端から差し込み、2~3mmほど残して余りをカット。
ライターの火で慎重に炙ってプラスチックチューブを溶かす。
最後にプラスチックチューブにチヌ針5号を差し込み、ラビットストリップをカットする。ラビットストリップの後端はV字状にカットしておく方が動きは良いのかもしれない。
このフライパターンへの感想、コメントなどはこちらへ。
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<Vol.996> CDCセッジ / クイルウィングのタイイングが苦手な貴方へ
http://dyun5.exblog.jp/20994492/
2014-08-10T16:45:00+09:00
2014-08-10T20:31:46+09:00
2014-08-10T16:45:52+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
いざ大きなサイズのウェットフライを巻こうと思っても、ウィングに使うピーコッククイルやモットルドターキークイルなどにいたっては、近頃プライスタグがジワジワと上昇傾向で、クイルウィングをシャンクの上に曲がったり反らさせず綺麗にかつ美しく巻くのがとにかく苦手な僕としては、ショップで羽根の模様が美しいグレードの高いマテリアルを見つけてもなかなか手が出ないでいる。
ある程度の数を巻くとそれなりにコツのようなものをつかめるのだけれど、しばらく巻かないでいると、やっとつかみかけたコツもどこへやらで、またまたタイイングバイスを前にして悶々とした時間が過ぎていく。
そこで最近はヒゲナガのシーズンともなると、ゴールデンフェザントセンターテイルと3枚のCDCを組み合わせたCDCセッジというウェットフライを巻くことが多いだろうか。ゴールデンフェザントセンターテイルは模様も素敵だけれど、プライスタグもお手頃だし、何度失敗してもやり直せるから僕としてはとにかく重宝している。
ずいぶんと前に本流のヒゲナガのシーズンでCDCを使ったマーチブラウンやシルバーマーチブラウンが結構いいんだよと教えてくれたのはhoriさんだったと思うし、確かSHUさんもそれをアレンジしていい感じにセッジフライを巻かれていたと思う。そういえば以前SHUさんからタイイングの参考に1本いただいたのだけれど、あの白いウェットフライはどこへ行ってしまったのだろうか・・・笑。
フックはVARIVASの2410V、DEEP WIDE WETの#4番。
黒の8/0のスレッドでだいたいこの位置まで下巻きを施す。
テイルとして適量のマラードフランク(ナチュラル)のファイバー。しっかりと巻き留めた後、ファイバーとシャンクの間にスレッドを3回転ほど巻き、テイルが少し反るように浮き上るようにしている。
ちなみにテイルはマラードフランク以外のお好みのマテリアルでも問題なし。
シルバーのオーバルティンセルを巻き留める。
スレッドにお好みのマテリアルをブレンドしたダビング材をよりつけ、シャンクに巻いていく。
後でフロントにCDCを巻くので、アイとの間に少しだけスペースを残しておく。
シルバーのオーバルティンセルを等間隔に巻いていく。
好みによって、ボディのマテリアルをこの時点でダビングブラシやニードルを使って少し掻き出しても良いかもしれない。
白のCDCを1枚、ティップ側からしっかりと巻き留める。
CDCのファイバーを後方に向けながら、アイに向かって数回転ハックリングしてスレッドで留める。
アンダーウィングとしてCDCを1枚ずつ、計2枚をシャンクの上に巻き留める。
ゴールデンフェザントセンターテイルから適量のファイバーを切り出し、ウィングとしてまず片側に取り付ける。ファイバーは結構バラけるのだけれどお構いなし。切り出すファイバーの量はフックのゲイプ幅ぐらいが適量だろうけれど、それはお好みで。
もう片側にも同量のファイバーを切り出して巻き留め、余ったファイバーをハサミでカットする。
上からのアングルだとこんな感じだろうか。
片側のファイバーを取り除いたマラードフランクを巻き留める。ティールフランクやギニアフォール、パートリッジでも構わない。
2から3回転ハックリングしてフィニッシュ。
下からのアングルだと、こんな感じだろうか。
ボディをゴールドやピーコックハールにして、白のCDCを黒に換え、テイルをマラードフランクからピーコックソードにしてみるのも面白いかもしれない。
きっとテレストリアルっぽく見えるウェットフライになるのだろう。
コメントなどは、こちらから。
今日のBGM :
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<Vol.995> Pink Salmon Zonker
http://dyun5.exblog.jp/20983199/
2014-08-06T21:26:00+09:00
2014-08-10T20:08:21+09:00
2014-08-06T21:26:37+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
今年もまだその声は小さいけれど、ショアからのピンクサーモン(カラフトマス)の便りが僕の耳にも届き始めた。
去年までに少しずつ巻きためておいたジプロックに収納しておいた赤いフライのストックをチェックしてみると、どうやら少しは巻き足さないといけないのかもしれない。
なので、重い腰を上げて夜な夜な苦手なタイイングに勤しむ今日この頃。
今年はこれまでの赤いゾンカーのタイイングのやり方の手順に少しだけアレンジを加えて、
2014年バージョンとして巻いてみた。
フックはVARIVASの2500Vというストリーマーフックの#4番。
以前はがまかつのB10-Sの#4番を使っていたけれど、最近はこちらのフックを使うことが多いかな。
スレッドは8/0のブラック。そういえばタイイングの際に6/0のスレッドはまったく使わなくなった。何しろ僕の不器用なタイイングでもヘッドが小さくなるもので・・・笑。
だいたいこの位置までスレッドで下巻きをする。
コパーワイヤーをテイルに巻き留める。
ボディに使うマテリアルに時に指定はないけれど、今回は格安で購入したDANVILLEのFL #0 No.505というシェニールを使った。
アイまでの間に少しすき間をあける感じでシェニールを密に巻き、スレッドでしっかりと固定。
お好みのカラーのゾンカーストリップをスレッドでしっかりと固定する。
レッドやピンク、オレンジでも良いが、今回は目立つように蛍光レッドを使った。
ゾンカーストリップのファイバーを水で少し濡らしておく。
ニードルでファイバーを掻き分けながら、ゾンカーストリップにテンションをかけつつ、コパーワイヤーで最初は3回、そして順に前方へと等間隔でリブしていき、最後はスレッドでしっかりとコパーワイヤーを固定する。
UVポーラーシェニールのレッドをスレッドで巻き留める。UVポーラーシェニールのカラーはお好みで。
UVポーラーシェニールを前方に密にハックリング。僕の場合、ハックリングの回数は3回かな。
最後に片側のファイバーを取り除いたマラード・フランク・オレンジを巻きとめ、3回転ハックリングしてフィニッシュ。
ゾンカーストリップのテイル側をくさび状にカットしておくと、濡れた時のフライのシルエットがよりスマートになる印象。
テイルにマラブー、そしてボディにUVポーラーシェニールをハックリングしただけのシンプルなウーリースタイルも悪くはないけれど、僕としてはゾンカースタイルの方をより信頼しているだろうか。
そうそう、最後にバーブをペンチで潰すことをお忘れなく。
コメントなどは、こちらから。
今日のBGM :
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<Vol.994> Olive Zonker
http://dyun5.exblog.jp/20705460/
2014-05-14T20:52:00+09:00
2014-08-06T19:04:06+09:00
2014-05-14T20:52:07+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
スカジットキャストを楽しむようになって、イントルーダーにチューブフライと最近はいろんパターンのフライを巻くようになったけれど、かれこれ20年近くフライフィッシングを楽しんでいて、これまで僕がタイイングバイスの前に座って一番たくさんの数を巻いたフライはというと、ビーズヘッド仕様の黒のウーリーではなく、おそらくオリーブゾンカーなのだと思う。もちろんゾンカーの色は黒にオレンジ、そしてチャートリュースに赤と、定番のオリーブばかりではないけれど、やはりなんといってもオリーブの使用頻度が一番高かったかもしれない。きっとワカサギそれに鮭稚魚とトラウト達のベイトとなる小魚の色に一番近いからなのだろう。
そんな僕の一番信頼しているオリーブゾンカーのタイイングを今回は。
フックはVARIVASの3XLのストリーマーフック、2500V。
フックサイズは#4番がメインサイズだけれど、春などの岸寄りしたワカサギのサイズが若干大きい時は#2番フックを使うことがある。
8/0のスレッドで大まかな下巻きをした後、切り出したコパーワイヤーをベンドのカーブの始まりの部分に巻き留める。ちなみに僕はソフトワイヤーのミディアムを使用。
スレッドにパール、シルバー、白など、お好みのダビング材をブレンドしたものを縒りつける。水に濡れた時に小魚の透けるようなボディに近い感じが望ましいけれど、お好みでどうぞ。
シャンクの2/3ほどにダビング材を巻き留めたところで一時止める。
特にボディに小魚らしいテーパーをつける必要なないように思っている。
UVポーラーシェニール・シルバーを巻き留める。
スレッドに先ほどのブレンドしたダビング材を縒りつけ、アイの後方に少しだけスペース(ゾンカーストリップの先端を留めるスペース)を残しつつ、ダビング材をシャンクに巻き留める。
先ほど留めたUVポーラーシェニール・シルバーをアイの方に向けて多くても3回転ほどハックリングし、スレッドでしっかりと留める。
UVポーラーシェニールのハックリング回数が多いと、ボディのボリュームが出過ぎて、リトリーブ時にフライが回転しやすくなるので、出来るだけ少ない回転数で留めることが望ましい。
このUVポーラーシェニールのシルバーが水に濡れると良い感じになるのだが、個人的にはUVポーラーシェニールを使わないパターンも悪くはないと思う。
ハックリングしたUVポーラーシェニールを軽く水で濡らし、シャンクの下部の方へと向けておく。
アイのすぐ後ろのスペースにゾンカーストリップの先端を留める。少しスペースを残しておいた方が、ヘッドが小さくまとまってフライの見栄えやバランスも悪くないと思う。ゾンカーのスキンが厚い場合は、カッターなどで軽くそいでおくと、さらにヘッドが小さくなると思う。
ゾンカーストリップのファイバーを軽く水で濡らし、ニードルでセパレートしやすくしておく。
先端が留まったゾンカーストリップに後方へと軽くテンションを加え、最後部のワイヤーで止める部分のファイバーをニードルで分けておく。
ゾンカーストリップを後方へと軽くテンションをかけつつ、シャンクの後端で留めたコパーワイヤーをタイトに3回転させてゾンカーストリップを留める。
そのままコパーワイヤーをアイ方向に向けておおよそ等間隔に巻き留めていく。その際、ゾンカーストリップのファイバーやUVポーラーシェニールのファイバーを巻き込まないように注意しつつ。
コパーワイヤーをスレッドでしっかりと固定し、フィニッシュ。
お好みの長さでテイルのゾンカーストリップをカットしておく。
初期の頃はマイラーチューブをボディに使ったりして、そんな時はコパーワイヤーを使わずにラビットストリップの前後だけをスレッドで固定したりしていたけれど、どうもラビットストリップがピーンと張らずに緩むのが許せなくって、試行錯誤の結果、いつの間にかゾンカーストリップのボディへの固定の方法は、コパーワイヤーを使ったマツーカ・スタイルになっていた。
今のところこの方法で一度もトラブルはないから、きっとこれからもこの方法になるのだろう。
カラーにマラードフランクなどをパラっとハックリングする方法もあるのだけれど、ついつい億劫で・・・笑。
ちなみに、最後のゾンカーストリップのテイルの部分をクサビ状というかテーパーをつけてカットしておくと、個人的にはよりバランスが良く見えるのだが・・・。
コメントなどはslow fishing ver.2のこちらへ。
今日のBGM :
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<Vol.993> ラバーレッグとコーンヘッドを使った鮭稚魚チューブフライ
http://dyun5.exblog.jp/20359162/
2014-02-15T13:08:00+09:00
2014-08-06T19:03:41+09:00
2014-02-15T13:08:37+09:00
d-yun5-fly-elise
私的FlyTyingの愉しみ
写真の右は、これまでのオーソドックスなイントルーダー・パターン。
中央は、カラーのナチュラルのギニアを省いたパターン。
写真の左は、カラーにナチュラルのギニアを巻いたパターン。
河原の雪が少しずつざら目状に融け出し、暖かな春らしい日差しがフィールドに眩しく注ぐ時期になったら、きっと今年も僕はティペットの先に鮭稚魚を模したフライを結ぶのだろう。
これまではノンウェイトのイントルーダー・パターンが僕の中での鮭稚魚を模したメインのフライだったけれど、今年はラバーレッグを使ったチューブ・パターンのフライを使ってみようかなと思っている。
ちなみにタックルマックさんから購入したブラス製のコーンヘッドは薄くて軽量なので、沈下をスピーディーにする目的ではなく、あくまでもテイルのフックとのバランスを取るために装着。
確かショップで700円前後の価格で購入したチューブフライ用のアタッチメントに、ガイドライン社のチューブを装着。
1インチ(約2.5cm)前後に切り出したMサイズのチューブ(チャートリュース)と、
約1cmに切り出したXSサイズのチューブ(オレンジ)を組み合わせる。
メインのチューブに僕がガイドライン社のMサイズを使うのは、HARIMITSU社の管付きチヌ針5号のアイが、フライのテイルにシリコンチューブなどを使わなくても、そのままアイをMサイズのチューブに差し込めるから。フッキング後は、フライ本体とテイルのフックがセパレートしてくれる。
またチューブのカラーには様々なバリエーションがあるようだから、カラーはお好みで。ガイドライン社のチューブは、ちょっと値段が高いのが欠点だろうか(笑)。最近はTIEMCO社からも安価なプライスでチューブが出ているようだけれど、僕はまだ試していないでのどうだか・・・。
8/0、黒のスレッドで大まかに固定し、
瞬間接着剤をMサイズとXSサイズのチューブのつなぎ目に数滴染み込ませる。
瞬間接着剤が乾いたら、ニードルをやや押し込んで、チューブがなるべく回転しないようにする。アタッチメントとチューブの間に小さなシリコンチューブを挟んで、フライが回転し辛いようにすることもあるけれど、これが結構面倒で・・・笑。
スレッドはこの位置で留めておく。
残りのドレッシングしていないチューブの部分に、テイルフックのアイが収まる。
ヘアライン社のUVポーラーシェニール・ミディアム・シルバーを、テイルに巻き留める。
使用するシェニールはパールやオリーブなど他のカラーでも悪くはないけれど、
僕はこの鮭稚魚パターンの場合、シルバーの方がより効果的のように思っている。
スレッドにパールなどのダビング材を縒りつける。
余ったスードゥーヘアの白などをそのままか、他のダビング材とミックスしたりしてからスレッドに縒りつけても、面白いかもしれない。
ちょうどチューブの中間ぐらいの位置辺りまでパールのダビング材を巻き、
さらにUVポーラーシェニール・ミディアム・シルバーを3~5回転の間でハックリングする。
白のバックテイルのストックがなかったので(笑)、代わりにピンクのバックテイルを少量。
バックテイルの代わりに、白のスードゥーヘアを少量でも構わないと思う。
バックテイルやスードゥーヘアの長さは、ちょうどテイルのフックに乗るぐらいの長さで。
バックテイルの上に、少量のカシミアゴートヘア(オリーブ)を乗せて巻き留める。
カシミアゴートヘアの代わりに、オリーブのバックテイルやスードゥーヘアでも構わない。
ピーコックハールをその上にさらにトッピングしても良いが、面倒なのでもちろん省略(笑)。
片側のファイバーを取り除いた、ファイバーが少し長めのマラード・フランク・ナチュラルを、
先端から巻き留める。
2~3回転そのポジションでハックリングして、緩まないようにしっかりと巻き留める。
この部分でもラバーレッグを取り付けることを考えたが、ゴテゴテしそうなので止めた(笑)。
ノーマルサイズのUVポーラーシェニール・シルバーをこの部分に巻き留める。
スレッドにはパールもしくは白などをブレンドしたダビング材を縒りつける。
MサイズとXSサイズのチューブが重なり合った位置までパールのダビング材を巻き進め、
UVポーラーシェニール・シルバーを3~4回転でハックリングしてスレッドで巻き留める。
ヘアライン社のクレージーレッグス・クリアー/パールフレークから4本のラバーレッグを
切り出し、半分の長さで切ってサイドに取り付ける。
取り付けるラバーレッグの本数は好みだけれど、このタイプのフライでは
僕の場合、片側に4~6本程度のラバーレッグが好みかな。
残った半分のラバーレッグを反対のサイドに取り付ける。
今回はラバーレッグをリバースには取り付けなかった。
もう少しラバーレッグの本数を増やして、ラバーレッグの動きをさらに目立たせるのなら、ラバーレッグはリバースに取り付けた方がよいと思う。
これからの作業にラバーレッグが支障になることがあるので、写真のようにワイヤーで少し仮止めしておくと、残りの作業が楽かもしれない。
片側のファイバーを取り除いた、ファイバーが少し長めのマラード・フランク・ナチュラルを、
先端から巻き留める。
2~3回転そのポジションでハックリングして、緩まないようにしっかりと巻き留める。
さらに片側のファイバーを取り除いたギニアのナチュラルを巻き留める。
2~3回転そのポジションでハックリングして、こちらも緩まないようにしっかりと巻き留め、
最後にフィニッシュ。スレッドが緩まないようにヘッドセメントか少量の瞬間接着剤を滴下。
今回はタックルマックさんのブラス製のコーンヘッド・4.5mmを使用した。
もしかしたら5mmでも良かったかもしれない。
フライからニードルを抜いて、逆に挿し直し、コーンヘッドをギュッと押し込んで装着させる。
コーンヘッドから飛び出たXSサイズのチューブをライターで炙って溶かし、コーンヘッドが抜けないようにする(誤ってチューブが燃えてしまわないように・・・笑)。
ラバーレッグはフック後端ぐらいの長さでカットしたけれど、長さはお好みでどうぞ。
ちなみにコーンヘッド先端からフック後端までの長さは、4.5~5cm位だろうか。
このチューブフライで、4.8cmだったかな。
フライが濡れると、こんな感じ。
何となくミノーというか小魚ぽくって、個人的には悪くはないと思うのだけれど・・・笑。
ラバーレッグの色やUVポラーシェニールの色の組み合わせによって、きっとバリエーションは様々なんだろう。チャートリュースにオレンジ、それにブラックやパープルだって・・・。また気が向いたらアレンジして巻いてみようと思っている。
コメントなどはslow fishing ver.2のこちらへ。
今日のBGM : DAVID DARLING / CELLO BLUE
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<Vol.992> Hardy Bros Marquis Salmon No.1
http://dyun5.exblog.jp/20162574/
2013-12-29T12:38:00+09:00
2013-12-29T14:55:14+09:00
2013-12-29T12:35:09+09:00
d-yun5-fly-elise
fishing goods
Hardy Bros Marquis Salmon No.1
僕がオークションでずいぶんと前に手に入れたリールのひとつ。
このリールには、これまでにスカジットSHにスカンジSHなどと様々なタイプのラインを巻き込み、大きな鱒がスイングするフライを咥えて本流を一気に下流へと疾走したりなんかすると素敵なサウンドを奏でてくれて、これまでもフィールドではたっぷりとお世話になっただろうか。
シンプルなデザインに、シンプルな構造。
何しろトラブルというものがほとんどなかったリールのひとつ。
ブレーキがしっかりと掛かるわけではないけれど、スプールの中でラインがバックラッシュしない程度の程よいブレーキのテンションの掛かり具合が、何とも絶妙だった。
そんな僕のマーキス・サーモンNo.1もフィールドでハードに酷使したせいか、ボディは打痕にすり傷、それに小傷だらけだし、エナメル塗装もいたるところが剥げていた。
そんな訳でSt.Johnに続き、こちらもボディのエナメル塗装を落とすことにした。
一度リールを分解して、プラスチック製のブレーキノブを外し、さらに同じくプラスチック製のセンターの黒いカバーをマスキングテープで保護する。
外は雪が降る続くものだから、今回は部屋の中でゴシゴシと塗装落としの作業。
まるでやっつけ仕事のようだから、塗装落としは80%といった具合だろうか。
ボディに彫られた刻印には、これまで使っていたタミヤのアクリルカラーではなく、ホームセンターで買った水性エナメル塗料を試しに使ってみる。
何度かやり直したけれど、今回は意外としっかり赤い塗料が入っただろうか。
赤い塗料に少しだけ黒を混ぜたら、もう少し落ち着いた感じになったかもしれない。
エンジンパワーは非力だけれど、ハンドリングはダイレクト。
僕には何となく昔の板金職人が叩き上げて仕上げた軽量なスポーツカーのボディをイメージさせてくれて、さらに愛着が増したような気がする。
きっとジワジワとボディ表面の変色と腐食が始まれば、きっとさらにいい雰囲気がかもし出されるのではないかと思っている。
slow fishing ver.2、プロローグ編を開始しました。
今日のBGM : The Boxer Rebellion / Dream
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<Vol.991> Move(to slow fishing ver.2) & Movie
http://dyun5.exblog.jp/20148132/
2013-12-25T21:39:00+09:00
2013-12-26T14:32:25+09:00
2013-12-25T21:37:24+09:00
d-yun5-fly-elise
slow fishing
クリスマスも終わり、今年も残すところあと1週間ほど。
本格的な冬の訪れが幾分遅れ気味の今年の北の大地だから、フィールドが分厚い氷に閉ざされる前に出来ればもう一度ぐらいはフィールドに立ちたいところだけれども、こればかりはさすがに師走ともあって、何かとバタバタと忙しく、さてさて、どうなりますことやら・・・。
今日のBGM : Enya / Aniron (Extended) HD
先日赤いお化粧を施したブグレーに続き、お気に入りのセントジョンにも少し赤いお化粧を施してみた。セントジョンの場合、リール本体に刻まれた文字が、それほど深くは彫られていないので、なかなかしっかりと塗料が入り込まず、結局のこところ幾分角度を変えてみないと赤い文字が浮き上がらないようだから、今度はお正月休みにでも、しっかりと塗料を流し込み、赤い塗料が乾いたらラッカー薄め液ではなく細かいコンパウンドでゆっくりと磨いてみようかなと思っている。
特に深くも考えず、2005年4月からスタートしたこの"slow fishing"というブログだけれど、2014年1月からは"slow fishing ver.2"としてリニューアルしようと思う。
本当は1000回のエントリーというキリのいいところでリニューアルとも考えたけれど、ちょうど暦が2014年に変わるので、ちょうどいいタイミングではないかと思えたから。
ver.1からver.2にシフトして、特に何かが大きく変わるというわけではないけれど、少し写真のサイズが大きくなるぐらいだろうか。
とにかくver.2になっても、のんびりとマイペースで続けていければと思っている。
ちなみにこちらのver.1では、写真の枚数が多くなりそうな気ままなフライ・タイイングをエントリーする予定。
ところで、最近見つけた動画の完成度がとにかく素晴らしかった。フィールドはロシア。
もちろん僕はアトランティックサーモンには出合ったことはないけれど、こんな動画を見ていたら、僕もいつかはクロームカラーに輝くアトランティックサーモンに出合えるようなフィールドに立ち、心の底からワクワク、ハラハラしながらキャストみたいと思ってしまった。きっとお気に入りのロッドはバットからグンニャリと曲がり、ルールからは心地よいスクリーミング・サウンドが奏でられるに違いないから。
<Vol.990> 12月の本流アメマス(十勝川)
http://dyun5.exblog.jp/20134450/
2013-12-22T19:36:00+09:00
2014-08-06T19:10:12+09:00
2013-12-22T19:34:18+09:00
d-yun5-fly-elise
spey fishing
もしかすると十勝川の支流のひとつ、利別川の濁りが強いからなのかもしれない。テレメーターの濁度系が示す数字はそれほど悪くはないのだけれども、微粒の砂が溶け出したようなサンドカラーが深い緑色に薄くミックスされた十勝川本流(左岸)の色彩だった。
胸下のネオプレーン・ウェーダーのギリギリのところまでディープ・ウェーディングし、黒とチャートリュースを組み合わせたコーンヘッド仕様のイントルーダーを、ややダウンクロス気味にペリーポークでキャストする。
ふっとよそ見をした瞬間に、いきなり指にかけた20lbのリッジランニングラインがまるで川底のストラクチャーにでも根掛かりしかののようにガツンと引き込まれた。
ヘッドはアトランティックサーモンSH S3/S4だったけれど、テイクはフライが着水し、スイングを始めて直ぐだったから、それほどフライは沈んではいなかったのかもしれない。ガバガバっと派手な水飛沫と共に斜め下流の水面が大きく割れ、アメマスの大きな尾びれが僕の視界に飛び込んできた。
12月のこの時期に十勝川の下流域で、それほどガイドが凍りつくこともなく釣りを楽しめたことは、もしかしたら僕にとって初めてのことなのかもしれない。ここ数日は日中もプラス気温だったようで、いかにも12月の十勝川らしい岸際に張り出した薄氷もほとんど見かけなかった。風さえ強く吹いていなかったら、おそらくフリース地のグローブ無しでも釣りが出来ただろうか。
堤防から本流へと続く砂利道を車で走り、車止めからは雪の上に動物の足跡しか見当たらない小道をお気に入りのMeiser rodを手にポイントまで歩いた。今年の12月は気温が少し高めに推移しているせいなのか、名も知れぬ渡り鳥の姿も目にすることが少ないような気がする。雲ひとつない十勝ブルーの青空にもしも出会えていたら、きっと気温がグッと下がっていただろうけれど、セントジョンの曇ったシルバーにも似た薄いグレーの曇り空がどこまでも頭上を覆っていたから、寒さの苦手なアングラーには歓迎すべき土曜日の天気だったのだろう。
土曜日に最初に出合ったアメマスは、僕にとってなかなか悪くはないサイズだった。エナメル塗装を落としたお気に入りのセントジョンからスクリーミング・サウンドを何度も奏でてくれて、少々セルフランディングにはヒヤヒヤしたけれど、無駄というものをそぎ落としたような筋肉質のアメマスだった。フォーセップでコーンヘッド仕様のブラック&チャートリュースのイントルーダーのフックを外すと、スルリと僕の手の中から滑り出して、本流の中へと消えていった。
冬至に近いせいか、フィールドで過ごす時間がとても短く感じられる。河畔林が風に吹かれてガサガサ、ギーギーと揺れたり擦れたりする音も、午後になると少し静かになったようだ。潮位の影響で、流れの存在感は少しずつ薄いものになっていく。今日は何度も川面に張り出した河畔林の枝の下をくぐり抜けたから、オレンジ色のジャケットにたっぷりとついた細かな泥砂を家に戻ったら洗い流さないといけないかなと、濡れたグローブでジャケットの砂を払いながら、夕暮れの静寂さに包まれた本流の畔で僕は思うのだった。ふと気がつくと、濡れたジャケットは下のほうからパリパリに凍りだし始めていた。いよいよ本格的な冬が北の大地にもやってこようとしている。今年の本流での釣りが、僕の中でゆっくりと閉じていくのを感じた。
2.17→2.19
S字ハンドルとセンタービスをリメイクしてもらったHardy Cascapedia MkⅡ 8/9。
最近ニッケルシルバーがいい感じにヤラレてきて、とてもいい雰囲気になってきたかな。
今日のBGM(1) : Ben Woods / The Brightest Lights in the Darkest Skies
今日のBGM(2) : Ben Woods / Raindrops
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<Vol.989> リールの奏でる音色
http://dyun5.exblog.jp/20119043/
2013-12-18T20:53:00+09:00
2013-12-19T00:21:35+09:00
2013-12-18T20:50:03+09:00
d-yun5-fly-elise
fishing goods
大きなトラウトやサーモン達が奏でてくれるリールのスクリーミング・サウンドは、彼らのスピード感に溢れた生命の躍動そのものを、アングラーが他の形に変えて感じることが出来る、ひとつの手段かもしれない。
さながらリールは楽器であり、演奏者は大きなトラウトやサーモン達で、アングラーは聴衆といったところだろうか。
スカジットやスカンジ系のSHが巻き込まれたリールが奏でてくれる音色そのものを自分好みに変えることは、僕らリール製作にはまったくの素人のユーザーにとって、少々難しいことなのかもしれないけれど、手持ちのリールの構造によってはほんの少し手を加えることで、そのサウンドをいくらかは刺激的というか大きくすることが出来るようだ。
方法はラチェットを押さえているスプリングのテンションをさらに強めること。
ちなみに、使うのはフライフックが入ったプラスチックケースの一部で、僕はもっぱらVARIVASのケースの一部をカッターで5~10mmほど切り出して使っている。
これぐらいのちょっとした加工であれば、リールをそれほど傷めないのではないだろうか。気に入らなければ、元のオリジナルの状態にいつでも戻すことが出来るのだから。
先日購入したHardy Bouglé 4" Heritageにも、これまでのリールと同じように、サイズに適した幅に切り出したプラスチックのバーをゆっくりと差し込んでみると、このリールが奏でてくれるサウンドは、さらに僕好みになったような気がする。
Hardy Perfect wide Salmon 33/4
Hardy Marquis Salmon No.1
これまでもPerfectやMarquis Salmonにも同じようなアレンジを加えてきただろうか。フィールドで奏でられるスクリーミング・サウンドは確かにオリジナルの状態よりもさらに大きくなったようだ。エレキギターのエフェクターで例えると、少しオーバードライブが効いたような音色。機能的には、いったんリールが逆回転してしまうと、それほどブレーキのテンションの強さに差異は感じないけれど、リールが逆回転し始める際の最初のテンションというかトルクが若干強くなっただろうか。
Marquis salmonなどのリールの逆回転音をさらにディストーションが効いたような歪んだ音色にするには、片側のラチェットも有効にするという方法もあるけれど、さすがにこれは僕的にディストーションが効きすぎていて、いまひとつのサウンドだったかな(笑)。
今日のBGM(1) : Tosca / Boss On The Boat
今日のBGM(2) : Tosca / Heatwave
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<Vol.988> 赤い塗料で新しいリールのお化粧
http://dyun5.exblog.jp/20102809/
2013-12-14T20:59:00+09:00
2013-12-15T11:53:52+09:00
2013-12-14T20:55:41+09:00
d-yun5-fly-elise
fishing goods
フィールドに足を運んで新しいリールからラインすら、まだ引き出していないというのに、
そんなピカピカのリールの上に赤い塗料で僕好みのお化粧を施すことにした。
これまでもHardyのSovereign(ソブリン)やMarquis Salmonに赤やシルバーで
お化粧を施したことはあるけれど、全てがかなり使い込んだリールだったし、
もしかしたら、真新しいリール(Hardy Bouglé 4" Heritage)にお化粧を施すのは、
僕にとって初めての事なのかもしれない。
息子が持っていたタミヤカラーの赤のアクリル塗料を少々拝借することにした。
アクリル塗料をハンドルフェイスに刻まれた文字の上に乗せ、
ラッカー薄め液を染み込ませたティッシュでさっとふき取る。
何度か失敗してコツをつかむと、ようやく赤い文字がくっきりと浮かび上がってきた。
スッピンのままのオリジナルのリールもシンプルでいいけれど、
僕としてはやはりちょっとだけ赤い塗料でお化粧を施した
Hardy Bouglé 4" Heritageの方が好みだろうか。
きっとフィールドという舞台の上で、より目立ってくれるんじゃないかと思っている。
ちなみに、Bougléの塗装はラッカー薄め液でも落ちなかったけれど、
Marquis Salmonのエナメル塗装はラッカー薄め液で少し落ちるので要注意。
さて、テーマはリールからロッドへ。
最近見つけたSnow Custom Rod Worksさんのロッドのコスメが面白い。
特にMeiser Rodをブランクから組み上げたグリップのコスメはなかなかユニークだった。
自分でこんなロッドが組めたら、きっとさぞかし楽しいんだろうなと思った次第。
今日のBGM(1) : Paolo Fedreghini And Marco Bianchi / Circus In C Minor
今日のBGM(2) : Paolo Fedreghini And Marco Bianchi / Please Don't Leave feat. Ermanno
今日のBGM(3) : The Dining Rooms / Diamonds & Comforts (Double Beat remix)
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<Vol.987> Hardy Bouglé 4" Heritage
http://dyun5.exblog.jp/20090790/
2013-12-11T20:55:00+09:00
2013-12-14T22:01:50+09:00
2013-12-11T20:52:36+09:00
d-yun5-fly-elise
fishing goods
たっぷりと悩んだ末に、美しい音色を奏でてくれそうな新しいリールを買うことにした。
そのリールは、シンプルで控えめなデザインのHardy Bros. Bouglé 4" Heritage。
柔らかい黒革のリールケースから取り出すと、パールシルバーに輝く美しいリールだった。
もしかしたら、ディスクブレーキでもないこのリールに僕の気持ちが揺らいだのは、ハンドルフェイスに描かれたいかにもHardyらしいトレードマークのデザインとラウンドロゴが僕好みだったからなのかもしれない。
僕がフライフィッシングを始めて、それまで気にも留めなかったHardyのBougléというリールを初めて格好いいなあと思ったのは、確か2000年の頃だろうか。もちろん当時はよく知らなかったということもあるけれど、HardyのPerfectにもまったく興味すら沸かなかったし・・・。たまたま書店で購入した徳間書店発行の「Favorite Fly Tackle Vol.2、The Best RODS&REELS」という冊子の中で見つけた、SURFACE OUTFITTERSの梅村さんのツーハンドロッドに装着されていたのがBouglé MkⅣ 4"で、少しくすんだシルバーに輝くリールとアイボリーカラーのスペイラインとの色合いが、なんだかとっても大人っぽいというか渋い雰囲気をかもし出しているように僕の目に映った記憶がちょっと懐かしかったりする。
その頃の僕はというと、スペイの事はまったくの別世界の話という感じだったけれど、ただただカッコイイという想いだけで15フィートのScott ARC #10番用にと同じリールを2001年に購入した。確か当時のイナガキさんの通販では定価が4"で31900円。さらにHARDY CLUB JAPANの会員だとそこから20%の割引と、今よりもかなり手に入れやすいプライスだった思う。
実際に手にとってみると確かに素敵なリールだった。でも、当時の僕はシングルハンドのオーバーヘッドキャストが主体でツーハンドロッドを使う機会は島牧の海アメやショアからのサーモンぐらいだったから、本流や湖でそれほどこのリールを使用する頻度はなく、何となく持て余し気味になり数年後にはとうとう手放してしまった。今思うとちょっともったいなかったように思うのだけれど・・・。
そういえば、これまでに一度手放して、もう一度手に入れたリールが他にもあり、そのひとつがSt.Aidan。今でもライトツーハンドを手にする時は現役でしっかりと活躍してくれている。
おそらくこのBouglé 4" Heritageはもう手放すことはないだろうけれど、実際に手にしてみると以前にMkⅣ 4"を所有していた時の印象よりも少しサイズが小さく感じられた。ちなみにハンドルフェイスの直径は3.5インチ(約9cm)だから、なるほどどうりで小さく感じられる訳である。さらにピラーを含めた直径は4インチ(約10cm)と、ハンドルフェイスに刻まれたSIZE 4"の表記どおり。でも、ワイドスプールなので600グレインのスカジットコンパクトも余裕を持って収納できるようだ。
このリールが美しい音色を奏でてくれるのは来シーズンの北の本流になってくれると僕としては嬉しいのだけれど、その前に赤い塗料で少しだけお化粧してみようかなと思っている。
今日のBGM : Portishead / Glory Box Live
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