あと1ヵ月もすれば、阿寒湖や支笏湖などいろいろなフィールドでモンカゲロウのハッチが始まる。浮かべたフライがことごとく無視された時の果てしないもどかしさと悔しさを噛み締めた経験と、スーパーハッチに巡り遭わせた時の、あの限りなくエキサイティングな釣りが忘れられない釣師達は、そろそろどことなく落ち着きがなくなる時期じゃないかと思う。僕もその一人かな。
阿寒湖で鱒達が狂喜乱舞するモンカゲロウの釣りを、僕はまだ経験していないけれど、支笏湖でのモンカゲロウのハッチには何度か巡り合わせたことがある。支笏湖でさえ僕はかなりエキサイトしたんだから、阿寒湖でスーパーハッチに運良く巡り合わせたらいったいどんな気分になるんだろうか?実は今年こそはと密かにもくろんでいたりする。
モンカゲロウの釣りの事を思い出すと、いつもこの写真を頭に思い浮かべてしまう。以前に紹介した、今はもうない南青山のAnglers bookで買った「Trout&Salmon」という写真集の中で見つけた、おいしそうなギネスビールの泡の上にモンカゲロウが一休みしている写真。
どうしても時々このコクのある深い味わいのビールが飲みたくなる。そんな訳で帰りに酒屋に立ち寄って1缶買ってきた。GUINNESS DRAUGHT。缶の中に小さいボールが入っていて、グラスに注ぐといい感じできめの細かいクリ―ミーな泡が立つ、この泡が落ち着いた頃がちょうど飲み頃。キリィと冷やして飲むのもいいが、ぬるくなってもイケるんだよね、これがまた。
このビールを飲みながら、モンカゲロウに狂喜乱舞する鱒とその鱒に夢中になっている自分の姿を夢想するのも悪くない。
今日のBGM:JOAO GILBERTO/Portrait in Bossa Nova