夏の日差しが鋭角的な鋭さでジリジリと釣り人の頭上から照りつける日曜日。
のんびりとした時間から友人達と尻別川の本流を彷徨った。
さすがにここまでの距離では海からの強い風に潮の香りを感じる事はないけれど、それにしても夏の日差しは日焼けするぐらい暑かった。
来るまでの途中に立ち寄ったコンビニで買ったスニッカーズは跡形もなく袋の中で見事に溶け、ピーナッツの粒のゴツゴツした感じが袋の上から触っても判る。おまけにコロッケパンはレンジで温めなくても、ホット・コロッケパンに早代わり。さらにはせっかくランチ後の楽しみに取っておいた濃厚な味わいのプリンまでもが、メルティ・プリンになっていた。
それにしても、やはり夏の釣りは喉の渇きと同じぐらいに難しい。いつまでも潤う事がない。
夏空に浮かぶ、これまた夏らしい大きな綿あめを引きちぎったような白い雲を眺めながら、本流の鱒たちも、やっぱり暑いんだろうなぁとひとり想う。
下流からの強い風に僕のスペイキャストも翻弄される。
でも、瀬の中での釣りはやはりどこか夏らしくて気持ちが良い。
時折り忘れかけた頃に小さな鱒たちが顔を出してくれるけれど、やはり日曜日の僕は、あまり大きな鱒との縁がなかったようだ。
今日のBGM : Joy Division / Love will tear us apart
Swans / Love will tear us apart
/ Failure