2014年 02月 15日
写真の右は、これまでのオーソドックスなイントルーダー・パターン。 中央は、カラーのナチュラルのギニアを省いたパターン。 写真の左は、カラーにナチュラルのギニアを巻いたパターン。 河原の雪が少しずつざら目状に融け出し、暖かな春らしい日差しがフィールドに眩しく注ぐ時期になったら、きっと今年も僕はティペットの先に鮭稚魚を模したフライを結ぶのだろう。 これまではノンウェイトのイントルーダー・パターンが僕の中での鮭稚魚を模したメインのフライだったけれど、今年はラバーレッグを使ったチューブ・パターンのフライを使ってみようかなと思っている。 ちなみにタックルマックさんから購入したブラス製のコーンヘッドは薄くて軽量なので、沈下をスピーディーにする目的ではなく、あくまでもテイルのフックとのバランスを取るために装着。 確かショップで700円前後の価格で購入したチューブフライ用のアタッチメントに、ガイドライン社のチューブを装着。 1インチ(約2.5cm)前後に切り出したMサイズのチューブ(チャートリュース)と、 約1cmに切り出したXSサイズのチューブ(オレンジ)を組み合わせる。 メインのチューブに僕がガイドライン社のMサイズを使うのは、HARIMITSU社の管付きチヌ針5号のアイが、フライのテイルにシリコンチューブなどを使わなくても、そのままアイをMサイズのチューブに差し込めるから。フッキング後は、フライ本体とテイルのフックがセパレートしてくれる。 またチューブのカラーには様々なバリエーションがあるようだから、カラーはお好みで。ガイドライン社のチューブは、ちょっと値段が高いのが欠点だろうか(笑)。最近はTIEMCO社からも安価なプライスでチューブが出ているようだけれど、僕はまだ試していないでのどうだか・・・。 8/0、黒のスレッドで大まかに固定し、 瞬間接着剤をMサイズとXSサイズのチューブのつなぎ目に数滴染み込ませる。 瞬間接着剤が乾いたら、ニードルをやや押し込んで、チューブがなるべく回転しないようにする。アタッチメントとチューブの間に小さなシリコンチューブを挟んで、フライが回転し辛いようにすることもあるけれど、これが結構面倒で・・・笑。 スレッドはこの位置で留めておく。 残りのドレッシングしていないチューブの部分に、テイルフックのアイが収まる。 ヘアライン社のUVポーラーシェニール・ミディアム・シルバーを、テイルに巻き留める。 使用するシェニールはパールやオリーブなど他のカラーでも悪くはないけれど、 僕はこの鮭稚魚パターンの場合、シルバーの方がより効果的のように思っている。 スレッドにパールなどのダビング材を縒りつける。 余ったスードゥーヘアの白などをそのままか、他のダビング材とミックスしたりしてからスレッドに縒りつけても、面白いかもしれない。 ちょうどチューブの中間ぐらいの位置辺りまでパールのダビング材を巻き、 さらにUVポーラーシェニール・ミディアム・シルバーを3~5回転の間でハックリングする。 白のバックテイルのストックがなかったので(笑)、代わりにピンクのバックテイルを少量。 バックテイルの代わりに、白のスードゥーヘアを少量でも構わないと思う。 バックテイルやスードゥーヘアの長さは、ちょうどテイルのフックに乗るぐらいの長さで。 バックテイルの上に、少量のカシミアゴートヘア(オリーブ)を乗せて巻き留める。 カシミアゴートヘアの代わりに、オリーブのバックテイルやスードゥーヘアでも構わない。 ピーコックハールをその上にさらにトッピングしても良いが、面倒なのでもちろん省略(笑)。 片側のファイバーを取り除いた、ファイバーが少し長めのマラード・フランク・ナチュラルを、 先端から巻き留める。 2~3回転そのポジションでハックリングして、緩まないようにしっかりと巻き留める。 この部分でもラバーレッグを取り付けることを考えたが、ゴテゴテしそうなので止めた(笑)。 ノーマルサイズのUVポーラーシェニール・シルバーをこの部分に巻き留める。 スレッドにはパールもしくは白などをブレンドしたダビング材を縒りつける。 MサイズとXSサイズのチューブが重なり合った位置までパールのダビング材を巻き進め、 UVポーラーシェニール・シルバーを3~4回転でハックリングしてスレッドで巻き留める。 ヘアライン社のクレージーレッグス・クリアー/パールフレークから4本のラバーレッグを 切り出し、半分の長さで切ってサイドに取り付ける。 取り付けるラバーレッグの本数は好みだけれど、このタイプのフライでは 僕の場合、片側に4~6本程度のラバーレッグが好みかな。 残った半分のラバーレッグを反対のサイドに取り付ける。 今回はラバーレッグをリバースには取り付けなかった。 もう少しラバーレッグの本数を増やして、ラバーレッグの動きをさらに目立たせるのなら、ラバーレッグはリバースに取り付けた方がよいと思う。 これからの作業にラバーレッグが支障になることがあるので、写真のようにワイヤーで少し仮止めしておくと、残りの作業が楽かもしれない。 片側のファイバーを取り除いた、ファイバーが少し長めのマラード・フランク・ナチュラルを、 先端から巻き留める。 2~3回転そのポジションでハックリングして、緩まないようにしっかりと巻き留める。 さらに片側のファイバーを取り除いたギニアのナチュラルを巻き留める。 2~3回転そのポジションでハックリングして、こちらも緩まないようにしっかりと巻き留め、 最後にフィニッシュ。スレッドが緩まないようにヘッドセメントか少量の瞬間接着剤を滴下。 今回はタックルマックさんのブラス製のコーンヘッド・4.5mmを使用した。 もしかしたら5mmでも良かったかもしれない。 フライからニードルを抜いて、逆に挿し直し、コーンヘッドをギュッと押し込んで装着させる。 コーンヘッドから飛び出たXSサイズのチューブをライターで炙って溶かし、コーンヘッドが抜けないようにする(誤ってチューブが燃えてしまわないように・・・笑)。 ラバーレッグはフック後端ぐらいの長さでカットしたけれど、長さはお好みでどうぞ。 ちなみにコーンヘッド先端からフック後端までの長さは、4.5~5cm位だろうか。 このチューブフライで、4.8cmだったかな。 フライが濡れると、こんな感じ。 何となくミノーというか小魚ぽくって、個人的には悪くはないと思うのだけれど・・・笑。 ラバーレッグの色やUVポラーシェニールの色の組み合わせによって、きっとバリエーションは様々なんだろう。チャートリュースにオレンジ、それにブラックやパープルだって・・・。また気が向いたらアレンジして巻いてみようと思っている。 コメントなどはslow fishing ver.2のこちらへ。 今日のBGM : DAVID DARLING / CELLO BLUE
by d-yun5-fly-elise
| 2014-02-15 13:08
| 私的FlyTyingの愉しみ
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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによるトラウト&サーモン釣行記。R.B.MeiserなどのダブルハンドのカスタムスペイロッドやTube Flyなどの気ままなフライタイイングにお気に入りのリール、それにオリジナル音楽(Dub Techno, Ambient, Minimal, Drone, Noise Industrial)とフィールド動画(YouTube)などなど by Yun カテゴリ
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