連れ合いが買って来てくれたベルギービール。そのルビー色をしたレッド・ビールは、どことなく懐かしくて子供の頃の記憶が蘇りそうな甘い味がした。
世の中はちょっとしたベルギービールブームなのだろうか。連れ合いがたまたま立ち寄った東急ハンズでは、小さなベルギービールフェアみたいなものが開かれていて、僕のベルギービール好きを知ってか知らずか、嬉しい事に2本のベルギービールを買って来てくれた。
"DUCHESSE DE BOURGOGNE ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ"
裏のラベルには「ヴェルハーゲ・ヴィヒド醸造所のフルーティーなレッドビール。甘さとオーク樽で熟成する時にに醸される酸味が効いた後味が特徴」と書いてある。表のラベルには、中世の少女のような女性と小鳥が描かれているけれど、いったいどういう意味があるのだろうか。
グラスに注いだ美しいルビー色をしたレッドビール。期待しながら口に含んでみると、子供の頃の懐かしい甘い味。あまりビール酵母は強くなくて、どことなくライトなテイスト。不思議と炭酸の抜けたサイダーのような後味がした。でも、このフルーティーな味わいはどこか僕を病みつきにさせそうな予感がした。