人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2012年 06月 12日

<Vol.883> 初夏のSalty Heaven River

<Vol.883> 初夏のSalty Heaven River_d0029241_20441979.jpg



早朝は一桁だった気温も、お昼近くになるとグングンと上昇し、おそらくすでに25℃近くまで上がっているのかもしれない。本流の冷たさで身体が冷えてトイレが近くならないようにと念の為に履くことにしたネオプレーン製のストッキングウェーダーの中はすでに僕の汗ですこぶるムレムレ状態で、その不快指数の方はというとすっかり計測不能なまでに至っている始末。いやいや、それにしても暑いこと、暑いこと。先程のポイント移動の際にすっかり日焼けしてしまったシムスのガイドジャケットを脱いで、予備にと車に積んでおいたこれまたさらにくたびれたシムスのフィッシングベストに着替えておいたのがせめてもの救いだったのかもしれない。


<Vol.883> 初夏のSalty Heaven River_d0029241_2125399.jpg



午前中のSalty Heaven Riverでの釣りは、僕にとってなかなか厳しいものだった。といってもその厳しさは北の本流で過ごした週末の2日間、すっと続くのだけれども・・・。

そんな訳で、カサカサと新緑の葉が揺らぎ、初夏の風が心地よく吹いていた天塩川の堤防の上に車を移動させ、ネオプレーン製のウェーダーを脱ぐと、全身の汗がゆっくりと引いていくのが感じられる。
簡単なランチで腹ごしらえし、コーヒー飲んだあとは、車の窓という窓を全開にして、カーゴルームに広げたシュラフの上でゆっくりとまどろみながら極上のお昼寝タイム。寝不足の上にお目当ての鱒に一向に見向きもしてもらえない失意のアングラーはあっという間に深い眠りへと落ちていく。


<Vol.883> 初夏のSalty Heaven River_d0029241_2121266.jpg



ところで、この週末のイブニングに迎えたヒゲナガのハッチがどういうものだったかというと、あまり虫が好きとは言えない僕にとって、その光景はこれからもあまり思い出したくないものだったし、それにこんなにおびただしい数のヒゲナガが飛んでいたら、きっとヒゲナガを模したフライを鱒に見つけてもらえる確率というのは、極端に低くなるのかもしれないと思うのだが、でもだいたい大きな鱒が顔を出す時間帯はヒゲナガの姿が少し減る頃だから、それよりもおそらくその頃までは僕の虫に対する忍耐力も持たないに違いないだろうし・・・。

まぁ、とにかくポイント選び、フライの選択、それにティップのシンクレートと迷いに迷った週末だったけれど、シーズンは始まったばかり、これからの素敵な出会いに期待かな。
でも、ヒゲナガのスパーハッチだけは・・・。


<Vol.883> 初夏のSalty Heaven River_d0029241_21583686.jpg




by d-yun5-fly-elise | 2012-06-12 22:02 | spey fishing | Comments(14)
Commented by takezaoclub at 2012-06-12 22:33
Salty Heaven River・・・憧れます。
秋にでも行けたらなぁ~
Commented by yusuke at 2012-06-12 23:54 x
Yunさんこんばんは。
自分も土曜日でかけていましたが、今回はニアミスとならなかったみたいですね。イブニングもやっていましたが、自分のやっていたところは結構下のほうだったので、小さなカディスがパラパラとしかハッチしていませんでした。ヒゲナガは動きが予測不可能でベタベタ張り付いてくるので自分もちょっと苦手です。
今度はぜひ現地でご一緒できたらいいですね。
Commented at 2012-06-13 06:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by abu-z4 at 2012-06-13 12:50
Yunさん、こんにちは。
土・日と2日間、お疲れさまでした。
僕は1日だけでしたが、お互い厳しい釣りになってしまいましたね。
それはそうと、いつもは並んで立つ川で、対岸に立つYunさんを見るのは何とも不思議な眺めでした(笑)
次回は、Yunさんのランディングを手伝うためにも、また並んでキャストしたいものです。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 17:42
takezaoclubさん、こんばんは。
道北の天塩川もいよいよシーズンインです。本流・湖沼・渓流と北の大地のフィールドはこれからベストシーズンを迎えるのでしょうね。
私個人としてはなぜか初夏のシーズンはあまり得意ではないのですが、秋のシーズンは、また違った趣きもあってなかなか面白いですよ。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 17:47
yusukeさん、こんばんは。
次回はぜひフィールドでお会いできるのを楽しみにしております。
決してヒゲナガが悪いわけではないのですが、仰るようにあの予測不能の動きと素早い動きとが私の中で苦手意識を強めてしまうようです。ちなみにカゲロウ系は意外と大丈夫なんですが・・・。
おそらくフィールドの状況が許せば、ちょくちょく足を運んでいると思います。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 17:50
鍵コメさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。先日は新茶をわざわざ送っていただき、ありがとうございました。動画、気に入っていただけたようでよかったです。そうですよね。鍵コメさんにとっては思い出深いフィールドですものね。
いつかチャンスが巡ってきたら、ぜひご一緒しましょう。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 17:55
ABUさん、こんばんは。
そうですよよ。お互いの姿を対岸に見るなんていう光景は、これまであまりなかった光景かもしれませんね。
それにしてもお互いに釣りとしては厳しい状況でしたが、ある程度は予想済みだったので、私の方はそれほどでもありませんでした。イブニングのヒゲナガの多さにはさすがに閉口しましたが、意外と楽しかったですよ。帰りはちょっと遠回りして上川のよし乃にも立ち寄りましたから・・・。
Commented by mooly at 2012-06-13 18:18 x
Yunさん、こんばんは。
週末はお疲れさまでした。
車中泊の旅、楽しまれていたようですね。
この時期の日中の強い陽射しは、体力的に結構こたえますので、昼寝につきますね。
木陰での昼寝は最高です。
ヒゲナガのハッチも刺激的ですが、蚊にも悩まされる季節ですね。
今年も、まぶたを腫らしているYunさんを見ることができるのでしょか。(笑)
Commented by やすこう at 2012-06-13 23:04 x
北の大地もついに初夏ですね。ネオプレーンを準備したのですが、ちょっと暑そうですね。
ところで、サラシオーネは格好いいですね!素敵www
天塩川のヒゲナガというのは見たことがないので、とても興味があります。是非みてみたいものです。近く、フィールドでお会いできるといいですねー
おやすみなさい
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 23:30
moriさん、こんばんは。
こちらこそ、週末はお疲れ様でした。久しぶりの車中泊はなかなか楽しかったですよ。今年は暗闇で転倒されないで下さいね。
最近は記憶力がかなり減退しているので、ヌカカに咬まれたのか、それとも蚊に刺されたのか記憶が定かではないのですが、今年はまぶただけでなく、顔全体と身体がめっきり運動不足で腫れてしまった、いえいえ太ったというか大きくなっております。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-13 23:42
やすこうさん、こんばんは。
限定動画、なかなか楽しませていただきました。ありがとうございます。
まだまだ朝晩は冷えるので、念の為ネオプレーンもあった方がいいかもしれませんよ。サラシオーネはデザインも作りも良いのですが、とにかくリール幅が広いので、もう少しスリムにはならないものかと思ってしまいます。そのあたりはちょっとデザイン的にセンスがないような気がするのですが・・・。
天塩川のヒゲナガは結構巨大なんですよ。とても水生昆虫とは思えないぐらいサイズが大きいので、その存在感といったら・・・。見るだけでなく、是非今シーズンは触れてみてください。
Commented by s-makino at 2012-06-14 22:40 x
yunさん、こんばんは。お疲れ様でした。
私は刺さない虫はあまり気にならないのですが、ヒゲナガは顔にもまとわり付きますので、食べちゃいそうになるのは避けたいですね。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2012-06-15 19:32
makinoさん、こんばんは。土曜日はお疲れ様でした。先週のイブニングは、ヒゲナガのスーパーハッチの中で本流レインボーとの素敵な出会いがあったようですね。私もポイントを移動しなければ良かったかなぁと、ちょっぴり後悔・・・。
ヒゲナガは確かに刺さないんですが、あの予想不能の動きだけは苦手です。さすがに口の中に入ったことはありませんが・・・。


<< <Vol.884>...      <Vol.882>... >>