沢田さんの巻くフライ、安田さんの巻くフライ、
備前さんの巻くフライ、などなど・・・、世の中には遠くから眺めても、間近で見ても本当にバランスが良くって、色合いの配色といい、いかにも鱒に好かれそうな美しく綺麗に巻かれたウエットフライというものがあるんだなぁとつくづく思う事がある。まあ、いろんなウェブサイト(HP)を眺めたり、ちょっと古い釣り雑誌を読み返してのことなんだけれどもね。
もちろん僕にはオーソドックスなパターンでも全く問題ないのだけれども、できればちょっと新鮮なパターン、それもこれまであまり巻いた事の無いパターンのフライがほんの数本かフライボックスに入っているだけで、週末フィールドに向かう時の気分というものが、なぜかしらいつもとちょっと違うものである。まあ、新しいロッドやリール、それにラインを新調してフィールドで試す時だってそうに違いないのだが・・・。でも新しくフライを巻く事がもしかしたら一番お金が掛からないし、手っ取り早く新鮮な気分を味わえる手段なのかもしれない、などと思っている。でも、なかなかウエットフライのタイイングのイメージというかアイデアが浮かばない僕は、何かしらヒントでも見つからないかと、上記のようにいろんなウェブサイト(HP)を彷徨ったり、夜な夜な香りの強いジンを注いだグラスを片手に、古いバックナンバーの釣り雑誌を読み返したりしている。
それにしても、キャスティングが上手い人は、やはりタイイングも丁寧で上手なのだろうか。
この関係性について分析した人っていないものなのだろうかとも思うが、タイイングの上手さというものが客観的になかなか計量化出来ないから解析が難しいのかもしれないね。
ECHOのロッドやAirfloのスペイラインのデザイン、それにスカジットキャストでも有名なDec Hogan氏。彼の名前とblack、marabouで検索すると偶然こんなサイトに辿り着いた。
TARGUS
僕が個人的に気に入ったのはDC Prawnというウエットフライ。
小さめのフックに巻かれたB&Oも悪くなさそうだ。
金黒シェニールのボディと黒のサドル・ハックル。
それにテイルにはオレンジのオーストリッチ。
ウイングのオレンジと黒(僕はナチュラルを使用)のオーストリッチの配色も多分鱒好みだから、きっと流れの中でユラユラと柔らかい動きで鱒を誘うのだろう。
カラー・ハックルには黒のコックフェザントランプをパラっと数巻き。
僕は少々アレンジを加えて、トッピングとしてピーコックソードを数本乗せてみた。
好みかどうか、あとは鱒に尋ねてみるしかなさそうだ。