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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2013年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧
<Vol.954> 初夏のスクリーミング・サウンドと本流での忘れ物
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ガツンとまるで川底の石かストラクチャーにでもフライが根掛かりしたような強烈な衝撃。
レインボーは一気に下流へと疾走し、瞬く間にバッキングラインまで引き出されてしまった。
HARDYのPerfect Reelから奏でられる、とびっきりのスクリーミング・サウンド。
ブレーキのスプリングがまた折れるんじゃないかと、僕は心の底からドキドキ、ハラハラ。

早朝、それにイブニングと、確かにグッドサイズのレインボーに出合えるチャンスはあるけれど、青空広がるドピーカンの日中に、こんなグッドプロポーションのレインボーに出合えることもあるのだから、やっぱり本流での釣りはやめられない。

あまりの嬉しさに、このレインボーをランディングした折りたたみ式のフォールディングネットを川岸に置き忘れてきてしまった。そのことに気付いたのが札幌の自宅に戻ってからのことだから、さすかにもうどうすることも出来ないし・・・。

そんな訳で、レポートは後日にでも。


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今日のBGM(1) : DESSAU / Isolation



今日のBGM(2) : Joy Division / Isolation


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by d-yun5-fly-elise | 2013-06-30 22:07 | slow fishing | Comments(22)
<Vol.953> リードフライ、それともドロッパー、さてどっち?
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イブニングには、おびただしい数のヒゲナガがガサガサ、パサパサと音を立てながら川面の上を慌しく舞うであろう北の本流へと出掛けることにした。
淡いグレーの雲が空を覆い、とても静かな朝だった。野鳥のさえずりを耳にしながら、逸る気持ちを抑えつつ、ゆっくりとタックルの準備を済ませる。


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数日前だっただろうか。仕事帰りに僕が時々立ち寄るテムズで数年ぶりにピーコック・クイルを買い、7番のスペイフックをバイスに挟んで、セッジを模したウェットフライを数本だけ巻いたのは。それに6番フックに巻いたビーズヘッド仕様の黒のウーリーも数本加えて。
そんな訳で、タイプ3のティップの先には、リードフライにセッジ系のウェットフライ、そしてドロッパーにはビーズヘッド仕様のウーリーの組み合わせ。


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流れの中をスイングするフライが、ちょうど流れが緩やかになる辺りにさしかかった時、グーンとロッドティップに負荷が掛かり、やがて生命感溢れる強いバイブレーションへと変わっていく。これ、これ。僕がひたすら待ち焦がれていたものはこれと、バットから気持ちよく曲ったロッドを手に、ニヤッとしながらリールにラインを巻き取り始めると、お約束通りフッとラインからテンションが失われる。今日は朝からこんなことがすでに2回も繰り返されているので、何となくやりきれない気分になりそうだけれど、案の定僕はまた笑ってしまっていた。


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川底に岩盤で出来たスリットが何本も入ったエリアでは、フライを何本も根掛かりでロストした。ガツンという不意の衝撃に一瞬僕はドキリとするけれど、もちろんガツンはガツンのまま。本流レインボーとのスリリングなやり取りに続くということはなく、リードにドロッパーと同時に2本のフライが失われていく。数日前に新たに巻いたフライも残りが僅かとなったところで、またしてもガツンという衝撃。こんなことが続くのなら、明日のフライはどうしたものかと心配になっていると、今度は僕の予想に反して動く根掛かりだった。グワン、グワンとロッド全体が大きく暴れる。何度もリールからラインを引き出し、なかなか距離が縮まらない鱒と僕はしばらくの間はヒヤヒヤしながらやり取りを続けていたけれど、結局最後には何かの拍子にフッとラインからテンションが失われてしまい、いつものように、フックアウト。なかなか悪くないサイズの鱒だったけれど、僕にとって気がかりなのは、鱒がリードとドロッパー、さてどちらのフライを好んでくれたかということだろうか。


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ティペットの先に結ばれているフライがひとつの場合は、それほど悩むことがないように思う。鱒に好まれるか、好まれないかのどちらかしかないからね。コーンヘッド仕様のイントルーダーも好んでくれるレインボーもこの時期の北の本流にはいてくれたようだった。少し水深があるポイントで、不意にコツンというバイトがあり、次のキャストでスイング中にガツンとテイクが訪れた。まったく予想外のところでレインボーが跳躍するものだから、一瞬ラインにテンションが掛からなくなり、僕はまたフックアウトされたかなと慌てたけれど、急いでラインをリールに巻き取ってみると、何とかラインにテンションが蘇ったようだった。

ゴキブリもそうだけれど、何しろ予想がつかないような動きをする虫というかヒゲナガが苦手なものだから、完全防備のいでたちでイブニングの釣りに望んだけれど、やっぱり苦手なものは苦手というか、ドキドキするような本流レインボーには予想通り出会えずじまい。楽しみは次回ということで・・・笑


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今日のBGM(1) : Massive Attack / Paradise Circus (Gui Boratto Remix)



今日のBGM(2) : Wolfgang Gartner / Clap (Original Mix)


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by d-yun5-fly-elise | 2013-06-24 23:56 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.952> 初夏の本流
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存在感のことさら小さい細かな雨が、白くガス状の靄のかかった本流の川面にシトシトと絶え間なく降り続いていた。春ゼミが鳴き始める前の時間帯、野鳥の囀りと共に早朝のベタっと纏わりつくような湿度の高い空気感がアングラーを出迎えてくれる。久しぶりに訪れた北の本流、Salty Heaven Riverだった。夜通し車を走らせたアングラーの期待感は十分だけれど、相変わらず僕の流すフライには鱒からのノー・コンタクトが続く。


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水位の高さ、濁り、水温、フライの大きさに種類、ティップのシンクレート、ティペットの太さに長さ、限られたポイント、それにアングラーのプレッシャーなどと、鱒に出合えない理由はいくつだって挙げられる。何しろここ最近の僕には、初夏の本流での釣りに対して苦手意識が付きまとうのだから、とにかく不意に訪れるスピード感溢れる躍動感に巡りあえない理由には事欠かない。


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それほど期待せずにコーンヘッド仕様のイントルーダーを流れの中でステイさせてチョコチョコとアクションを加えていると、指でホールドしていたラインがいきなり引き込まれてしまい、一瞬僕はドキリとする。流れの中を走り回る元気の良さに最初は小振りなレインボーかなと思ったけれど、差し出したネットに収まったのは初夏の躍動感を身に纏ったアメマスだった。そんなアメマスをリリースすると、一瞬動きが止まったかなと思ったら、瞬く間にまるで忍者のように素早い動きで本流の流れへと姿が消えていった。それにしても、元気のいいこと。

賑やかな春ゼミの鳴き声と、まるで夏本番といったようなジリジリと照りつける日差しは眩しいし、僕もシムス・オレンジのウェーディングジャケットを脱いで、くたびれたヨレヨレのフィッシングベストへと衣替え。
夏用のウェーダー越しに感じる本流の冷たさが何よりも気持ちが良かった。
すっかり気分はのんびりモードへ。
たとえお目当てのレインボーには出合えなくとも、やっぱり川で過ごす時間は楽しい。


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今日のBGM(1) : DJ Food / Turtle soup



今日のBGM(2) : DJ Food / Your Mother


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by d-yun5-fly-elise | 2013-06-17 22:19 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.951> ツーリングと初夏の山上湖
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ガレージの前で車から降りると、エリーゼのフロントタイヤのアルミホイールが、ブレーキダストをたっぷりとまとって鈍い光沢を放っていた。
峠のワインディングロードをドライブすることは、僕にとって楽しいのひと言。
オープンエアーの開放感にちょっとしたスリル感をともなったハンドリング。
頭上のセミの鳴き声もあっという間に通り過ぎていく。


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1800ccのローバー・Kエンジンの後ろにある小さなトランクルームと助手席にタックル一式を積み込み、ABUさんのZ4Mクーペの車2台でツーリング&フィッシングに行くことにした。
深夜のハイウェーを北上し、僕らが向かった先はオホーツクの小さな山上湖。
緩やかな峠の頂上では、6月だというのに道路脇には雪が白く残り、周囲が朝の青白い光に包まれる中、窓を小さく開けると、吹き込む夜風がひんやりとしていて、長距離をドライブしてきた僕の眠気覚ましにはちょうどよかったのかもしれない。


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広葉樹の新緑と空のブルーとのコントラストがやけにくっきりと鮮やかな中、背後の山々からは、賑やかな春ゼミの鳴き声が鳴り止むということはなかったように思う。
でも、そんなセミの鳴き声だって、ランニングラインをリトリーブする指先に神経を集中させていると、ふと僕の意識からその存在が消えていることがあった。


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初夏の日差しを浴びながら、いくら僕がランニングラインをリトリーブする指先に神経を集中させても、厳しいものは厳しいのかもしれない。アトランティック・サーモンSH・インターの先には12ft、3Xのテーパーリーダー。さらにテイルにオーストリッチを数本、ボディにはオリーブのポーラーシェニールをあしらったビーズヘッド仕様のウーリーを結び、何度も何度もキャスト&リトリーブを繰り返したけれど、結局山上湖のトラウトからのショートバイトが3回訪れただけで、そのあとの躍動感に溢れたスリリングなやり取りにつながるという事はなかった。
それはそれで悪くはないし、何だって今回の楽しみは、ツーリングが7、釣りが2、そしてよし乃のみそラーメンが1ですからね。それにしてもヌカカに咬まれた顔の4ヶ所が痒いこと、痒いこと・・・笑。


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今日のBGM(1) : Funki Porcini / Great Train Robbery



今日のBGM(2) : Funki Porcini / Fulci On The Rocks


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by d-yun5-fly-elise | 2013-06-09 23:45 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.950> 朱鞠内湖・・・水の中のふたつの大きな黒い影
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朝の冷え込みは先週よりも少し緩まっていたのかもしれない。それは決してピリピリと刺すような鋭角的なものではなく、どちらかというと弾力性のある丸みを帯びた空気感だった。
雲ひとつ見当たらない空が少しずつ明るくなり始めると、鏡のような湖面が目の前にゆっくりと広がっていき、エレキを積んだボートが一艘、また一艘と静かに前浜の湖岸から離れていった。湖面にはトラウトのものと思われる小さなライズリングがポワーン、ポワーンと広がっていて、時折りそれらに混じってイトウと思われる大きなライズリングも。朝の4時に、釣り人を乗せた最初の渡船の船がエンジン音と共に出て行った。


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ワカサギはいっぱいいますよ。ベタ凪なら厳しいかもしれないけれど、もしかしたら2本ぐらいは出るかもしれません。ロケーションはバッチリです。頑張って下さいね、という何となく疲れた表情が見え隠れする漁協の中野さん言葉に見送られて僕が船からひとり降り立ったのは通称「ウド」というポイントだった。
「ウド」というポイントは、背後には針葉樹と白樺の森が広がり、両サイドはフィヨルドのように大きく切れ込んでいた。時折り野鳥の囀りが響いてくる以外、本当に静寂さに包まれたポイントだった。ひとりだと、何となく心細くなったりする。キョロキョロ、ソワソワと何度もあたりを見渡したりなんかして・・・。


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気温の上昇でユスリカがたくさんハッチするなか、確かにワカサギは群れになってたくさん岸際を泳いでいた。先週よりも水位が1m以上上昇したせいで、沈んで見えなくなった倒木や木の枝にフライを引っ掛けて僕は#2番のストリーマーフックに巻いたオリーブのゾンカーを何本もロストしてしまった。ランニングラインをリトリーブする右手が不意にグゥンと止まると、僕は一瞬もしやとドキリとさせられてしまう。


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湖にジリジリと容赦なく照りつける日差しはまるで初夏のそれそのものだった。期待したことは何も起こらないし、少しからだを休めようと湖岸の倒木を枕にしてうたた寝をするのだけれど、あまりもの暑さにネオプレーンのウェーダーの中はまるで蒸し風呂状態。遠くに見える山々の頂に残った雪との違和感に、ちょっぴりおかしさのようなものさえこみ上げてきてしまった。
結局、「ウド」というポイントではイトウには出合えなかったけれど、漁協の中野さんが言ったように、ウェーディングした僕の目の前から、ゆっくりとUターンして泳ぎ去る大きな黒い影を2回見た。おそらくイトウだと思う。岸際のワカサギを狙ってやってきたのだろうか。相変わらず風はそよとも吹かず、時折り吹く微風が背後の森の新緑の若葉をカサカサと揺らす程度。


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漁協に電話を入れ、無理をお願いして、午後からは「ウド」から北大島に渡してもらった。どことなく午後のまどろんだ雰囲気が漂う中、いそいそと目の前のかけ上がりに向かってペリーポークでアトランティック・サーモンSH、S1/S2をキャストする。少しずつ右へと移動しながらキャスト&リトリーブを続けていて、ちょうど1時間ぐらい経ったところだっただろうか。ランニングラインをリトリーブする右手が不意にグゥンと止まる。水位の低かった先週の状況を知っているので、余程のことがない限り、そこが根掛かりすることがないのは分かっているのだけれど、やはりそれは僕が知っている根掛かりの時に感じるそれとはまったく違うものだった。


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Meiserのthe"Fire God"がその重量感でバットからグンニャリと曲がり、急いで余ったランニングラインをHardyのMLA375に巻き取る。決して本流レインボーのように疾走するわけではないけれど、ディスクブレーキのノブを絞り込んだリールからトルクフルな躍動感と共にジリジリとランニングラインを引き出し、水面近くでガバッ、ガバッと豪快な水飛沫と共に暴れては、ロッドを握りしめた僕を何度もヒヤリとさせたのだった。差し出した折りたたみ式のネットではイトウの頭が大き過ぎて入りきらず、2度ほど僕は脇の下に嫌な汗をかく。それでも何とか白樺の花粉が漂う水際まで僕にとっては大きなイトウを引き寄せた時、やっと得体の知れない緊張感から解放されたというか、どっと肩から力が抜けたのかもしれない。
以前にもお会いしたことのある江別から来られたアングラーの方に、お願いしてカメラのシャッターを押してもらい、ゆっくりと泳ぎ去っていくイトウの大きな背中を見送った。離れていくそのシルエットは徐々に黒く曖昧なものとなり、午前中に「ウド」のポイントで見たふたつの大きな黒い影と2重写しのように僕には思えたのだった。
相変わらず北大島の風裏となるポイントに吹くは風は穏やかそのもので、朱鞠内湖に照りつける日差しは、まるで初夏のようにギラギラと眩しかった。


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今日のBGM(1) : Thomas Brinkmann / B-day by ateate



今日のBGM(2) : Swayzak / Make Up Your Mind (Slight Return)



今日のBGM(3) : Swayzak / In the car crash


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by d-yun5-fly-elise | 2013-06-02 22:17 | spey fishing | Comments(12)