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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2012年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧
<Vol.920> Club HARADY と2013年のお気に入りフライ
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始まりは友人達とのたわいもない会話からだったかな。
加齢と普段の運動不足から、それぞれの脂肪の層が幾分厚くなり始めたお腹と脇腹あたりをムニュッと指でつまみながら、「デバラ(出腹)・クラブ」からある時を境に「クラブ・ハラデー(腹出)」となり、そして先日、moriさんが素敵なパロディー・ステッカーを作ってくれて、僕を含めた友人達に忘年会で数枚ずつ配布してくれた。

「クラブ・ハラデー(腹出)」 = 「Club HARADY」

素敵なパロディー・ステッカーのデザインはもちろんmoriさん。もしもこのステッカーが欲しいという方がおられたら、Spiral Loopのmoriさんに一声掛けられてみてはいかがかなと。きっと彼のことだから快く増刷してくれると思うのだけれど・・・、多分ね。でも、僕としては来年こそはこのクラブから脱会したいものだと密かに思っているのだけれども、果たしてどうなりますことやら・・・。


さてさて、本題は僕の苦手なフライのタイイング。年末年始は少し時間があるから、久しぶりにタイイング・バイスの前に座ってみたりした。
先日の冬の十勝川でスイミングテストをしてみたブラス製のコーンヘッド仕様(ウェイト入り)のDirty HohとSquidro Flyをミックスしたような名前もないフライだけれど、フロント・カラーに取り付けた8本ほどのラバーレッグとテイルのラビットスキンのフワフワ、ユラユラとした動きが、まるでフライに生命感が宿ったかのように本当に妖しくって、僕は何とか時間を見つけて、これは春の本流シーズンが始まるまでに量産しておかなくっちゃと思ってしまった。
ちなみにボディにはUV Polar Chenilleをハックリング、カラーには数色の色の異なるマラブーをそれぞれ2、3回転ずつ、さらにメタリックなフラッシャブーに加えて、今回は最近入手したIce Dub (Minnow Back) Shimmer Fringeでフワッとボディ全体を覆ってみたりする。
きっと動きは申し分ないはず。そこにユラユラと輝く妖しいキラメキが加わったりすると、本流のグッドサイズも願望をこめて見過ごさないはず・・・、多分ね。
ボディのフックにはGamakatsuのS11S-4Lの#6番(ストレートアイ)、コーンヘッドはタックルマックの5mmのブラス製(ちなみに、このコーンヘッドはかなり薄くて軽いので、シャンクにウェイトを巻き込むなどバランス調整が必要)、テイルのフックには管付きチヌ針5号、いつものイントルーダー・パターン(お尻フリフリ=フリーのラビットスキン)ならループにHARD(青ラベル)の#6を使うのだけれど、今回はループにテイルのラビットスキンを絡めるので余っていたSOFT(赤ラベル)の50lbを使用。だからテイルのフックはキールパターンになっている。
アムファーストにオーストリッチ、それに他のシンセティック・マテリアルとアレンジの組み合わせは限りないけれど、年末年始のお休みの間に、あともう少しは巻いておけたらなぁと。だって、フライを収納する仕切りの入ったチープなプラスチック製のボックスにはまだまだたっぷりとすき間があるものだから。

そんな訳で、ここを訪れてくださる皆さん、来年も宜しくお願いいたします。


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今日のBGM : Dhafer Youssef / Miel et Cendres


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by d-yun5-fly-elise | 2012-12-31 19:37 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(10)
<Vol.919> vivid color snowshoes?
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真冬やまだまだ雪深い早春ならまだしも、冬の始まりの十勝川で、もしかしたらチープなプラスチック製のスノーシュー(?)、いやいや、本当は正式名称を「雪っこちゃん」というのだけれど、それをネオプレーンのウェーダーのブーツの底に背中をかがめながら無理な体勢で、身体のどこかの筋をおかしくしてしまうんじゃないかと不安になりながら、何とか苦労しながらも履くのは初めてのことかもしれない。たっぷりとインナーを着込んでいるということもあるけれど、案の定やっぱり今回も背中と右腕の筋をやっぱり変にしてしまった。何しろ使い始めて数シーズンが経過するとゴムが経年劣化で硬化してきているものだから、そろそろ僕は本格的に楽に履けるようなスノーシューを探さないといけないのかも。


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数日前から早朝の気温がマイナス10℃以下で経過している十勝川下流域だった。いつもよりも少し遅めに札幌を発ったけれど、堤防の脇に駐車した車から背中にたっぷりと汗をかきつつ苦労をして辿り着いた本流には、予想通り上流から氷の塊がいくつも連なりつつ流れてくる状況だった。シャリシャリ、ガリガリと氷の塊同士がぶつかり合う音が絶えず響いてくる。そんな音を聞いているだけで、あっという間に身体が冷え切っていった。


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午前中は流れてくる氷を避けられそうなポイントを探して下流域を右往左往する。やっとのことで僕らが冷たい十勝川本流に、岸際に張った氷を割りながら、いつもよりも慎重になりつつウェーディングすることが出来たのは、すでに時刻が正午を回った後だっただろうか。濁度が幾分下がり、サンドベージュから少し濃いオリーブががった色へと変わった本流が、風も穏やかないかにも冬らしい濃淡の少ない曇り空の下、くたびれた僕のウェーディングジャケットの胸下をゆったりと流れている。相変わらずジンジンと冷える足先を包むネオプレーンウェーダーのブーツの先なんて見えるはずもない。


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冷たくなって感覚が鈍った指先で僕が2.5号のフロロカーボンのティペットの先に結んだフライは、数日前に巻いたコーンヘッド仕様のDirty HohSquidro Flyをミックスしたようなチャートリュースカラーのフライ。テイルにはラビットスキン、カラーにはマラブーと数本のラバーレッグの組み合わせだけれど、残念ながら数キャスト目には、川底のストラクチャーに引っかかってロストしてしまった。でも、ロストする前のスイミングテストでは、ラビットスキンとラバーレッグが妖しく泳ぎ、いかにも鱒を魅了してくれそうな印象だった。


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この日のタックルの組み合わせは、マイザーの14フィート、7/8番、MKSにラインはHardyのマーキス・サーモンNo.1に巻き込んだSA社のアトランティックサーモンSH、S3/S4、10/11番(650gr)。右岸からのディープウェーディングしつつのキャストだったので、スネークロールから一度ラインをキャストする方向へ置き直してのペリーポークでのキャストスタイルだけれど、今回ひと番手スカンジヘッドを重くしたことで、ロッドにしっかりと負荷がかかり、キャストもこれまでよりも楽になったかもしれない。もちろんフライのターンオーバーもしっかりと。でもやっぱりお気に入りのロッドにも、ラインが重くなった分、しっかりとストレスが掛かっているのだが・・・。


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痺れて感覚が鈍り始めた僕の指先に、しっかりとした鈍重な衝撃が訪れたのは、ややクロス気味にキャストしたフライが流れをターンし終え、もうすぐウェーディングした僕の下流でユラユラと妖しく揺らぎながらステイしようとする直前だった。少し凍りかけて回転が鈍くなったリールのスプールがゆっくりと逆回転し始める。カリ、カリ、カリカリ、ギィーン・・・と続く心地よいサウンドは冷え切った僕の身体にゆっくりと染み入っていった。


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今日のBGM 1 : The Orb featuring Lee Scratch Perry / Golden Clouds



今日のBGM 2 : The Orb featuring Lee Scratch Perry / Soulman (Official Video)



今日のBGM 3 : The Orb Ft Lee Scratch Perry / Soulman VILLOD REMIX


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by d-yun5-fly-elise | 2012-12-16 20:41 | spey fishing | Comments(18)
<Vol.918> Hardy Salmon Perfect 4" / ロングフットのリメイク
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巡り巡って僕のところのやってきたHardy Salmon Perfect 4"。
手に持ってみるとSaracione 33/4と同じぐらいか、それよりも若干ずっしりと重たいけれど、アイボリーのハンドルをゆっくりと回すと、カリカリっとアングラーを思わずうっとりとさせるような心地よい音色を奏でてくれて、さらに、これが逆回転となると、正回転とはまったく別物のようなビンテージ物を彷彿させる乾いたスクリーミングサウンドを僕の耳にしっかりと届けてくれる。それはまるで熟練した職人が丁寧に仕上げた美しい楽器のように。


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きっと何人ものオーナーの手を巡って僕のところにたどり着いたリールなのだろう。ちなみに、僕のひとつ前のオーナーはカナダにお住まいのアングラーの方だったようだ。
オリジナルはアルミのロングフットだったようだけれど、僕の手元にやってきた時は、すでにロングフットの片側が、現行のスペイロッドに装着できるようにと不恰好に削られた状態で、オリジナルの状態はとどめてはいなかった。もちろん当の最初からオリジナルにはこだわってはいないのだけれど、この削られたフットの長さでも残念ながら僕の持っているマイザーロッドには装着困難で、さてどうしたものかと・・・。
もちろん僕自身でもう片側のフットを削るという方法もあったけれど、このリールとはこれからも長い付き合いになるだろうから、テムズの店長に相談して、いっそのこと以前Cascapedia MkⅡのS字ハンドルをワンオフでリメイクしてもらった札幌でハンドメイドのバーミンガムスタイルのリールを作られている"VIATOR Fly Reel"さんにフットの交換をお願いすることにした。
交換するリールフットにはブラス製とアルミ製の二つの選択肢があったけれど、今回はクラシックな雰囲気を重視してブラス製のリールフットでお願いすることに。費用的にはブラス製のほうがアルミ製よりも若干高いのだけれど、ここまでリメイクするからにはと・・・。
リメイクを終えて僕の元に届けられたリールのブラス製のフットには"VIATOR"の刻印がしっかりと刻まれている。そんな訳で僕もこの古いリールを携えて、このリールから美しいサウンドを奏でてくれる大鱒に出会えるような釣り旅に出かけたいなと思った次第。


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今日のBGM 1 : Rosalia De Souza / Bossa 31



今日のBGM 2 : Rosalia De Souza / Bossa 31 (performed by Gerardo Frisina)


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by d-yun5-fly-elise | 2012-12-11 23:29 | fishing goods | Comments(10)
<Vol.917> 初冬の道南フィールド巡り
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淡いグレーの初冬らしい冬空が頭上には広がっていた。
気温は氷点下近くからさらにグンと下がっていたから、冷え込みの厳しい朝独特のピリッと張り詰めたような空気感がフィールドには漂う。
それにしても、なぜかしら不思議なぐらいの静寂さだった。
もしかしたら、それは少し降り積もった初冬の雪のせいかもしれない。
凍てつく大地とその中を音もなく静かに流れる道南の本流、後志利別川のクリアーな流れ。
やがてネオプレーン製のウェーダーのブーツの中で、足先がジンジンと痺れ始めた。
時々僕の耳の届けられるのは水際に張った氷が何かの拍子にパリパリっと割れる音ぐらい。
本当に静か過ぎる。
残念ながら僕のフライに後志利別川を泳ぐ鱒からのコンタンクトは訪れなかった。
唯一見たのは、橋の上から川を覗き込んだ時に冷たい流れの中をユラユラと泳ぐ尾びれ辺りが白くなったサーモンの姿ぐらいだろうか。


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Meiser S2H14067MKS-4 と Hardy Salmon Perfect 4"の組み合わせ。


本流をあとにして、道南の小さな漁港にも足を伸ばしてみることにした。
シーズンにはちょっと早いけれど、外海が荒れているからもしかしたらと期待して・・・。
やがて雪混じりの北西の風が強まり始めた。
それと同時に、ランニングラインをリトリーブするグローブの中の僕の指先の感覚が冷たさで失われていく。久しぶりに我慢出来ないぐらいにまでジンジンと指先が痺れてしまった。そんな訳でランニングラインが、それをつまんだ指先からスルっと滑ってしまうようなミスキャストが増え始めると、僕の釣りへの集中力もおのずとトーンダウンしていく。
どうやら、やっぱり訪れるのが早過ぎたようだ。
何しろ、漁港の中にアングラーの姿は皆無なものだから・・・。


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今日のBGM 1 : Gerardo Frisina / Cubana



今日のBGM 2 : Gerardo Frisina / Saeta '03


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by d-yun5-fly-elise | 2012-12-09 17:27 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.916> 2012年初冬の釣り / 十勝川のアメマス
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背後から本流へと覆いかぶさるように伸びたいくつもの河畔林の枝、
スカジットキャストでも窮屈なバックスペース、
それに川底の見えない中での慎重なディープウェーディング、
氷点下の気温の中で上流から吹きつける凍えるほど冷たい北西の風、
瞬く間にガチガチに凍りつく氷で塞がれるロッドのガイド、
冷たさでジンジンと痺れ始めた指先とブーツの中の足先、
さらには不意に訪れる大きくてシルバーに輝く遡上タイプのアメマスの躍動感、
土曜日に友人達と訪れた初冬の十勝川で、僕らは久しぶりに十勝川らしいアメマス釣りを楽しんだように思う。


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手にしたロッドはMeiserの14フィート、6/7番、MKS。ラインはフルシンクのスカンジSHとも考えたが、今回は水位は少し下がっていることもあり、スカジットコンパクト・インター(540gr)に15フィート、Type8のティップの組み合わせ。5フィートほどの2.5号のフロロカーボン製のティペットの先にはコーンヘッド(ブラス製)仕様のダーティー・フォー(マラブーバージョン・チャートリュース)。僕のは基本的にテイルにラビットストリップを使ったイントルーダー・パターンだけれど、オーストリッチだけでなくマラブー、それにラバーレッグにフラッシャー、サドルハックルを加えてみたりと、友人達が結ぶフライもバリエーションは様々といったところ。とにかく濁りの中でも目立つような大きさと長さ、それに色合いが重要な要素かなと。ブラックやパープル、それにオリーブも悪くはないけれど、やはりチャートリュースをメインにオレンジ、ピンクが無難なカラーのように思う。そんな友人達と持ち寄ったフライを「これ、なんかとってもいやらしくない?なんかいかにもだよね」などと酷評しあいながら、挙句の果てには、これじゃあ、ダーティーフォーじゃなくてダーティートカチだよねと、鼻水をすすりながら大笑い。


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それにしても土曜日はロッドを手にしながらずいぶんと長い距離を歩いたものだ。
秋の大雨の影響で土手から本流へと延びる枝道はところどころが陥没し、おまけに増水で運ばれてきた川砂が堆積して通行不可能なものだから、お目当てのポイントまではテクテクと歩くことを余儀なくされる。車が通らないので草が伸びた枝道には轍に薄氷が張り、歩くたびにパリパリと氷が割れる鋭角的な乾いた音が耳元に響いてきた。
乾燥した冷たい北西の風が河畔林を揺らし続ける。


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しっかりと流れに馴染み、ティップと共に川底近くまで沈んで、ゆっくりとターンするフライ。
コツ、コツと何かに触れる違和感がラインに伝わり、やがてティップからバットを含めたロッド全体にバイブレーションが広がり始めた。しっかりとフックセットを確認した後、おそるおそるロッドを立てると、ずっしりとした重量感が伝わってくる。心地よい逆回転音と共にルールから何度もラインを引き出していくようなトルクフルなアメマス達だった。
折りたたみ式のネットでも1回では入りきらないサイズのアメマスもいたりするのだが、なぜかセルフランディングに1度や2度失敗しても焦ったりすることはなかった。
それにしても水位が高いせいもあるけれど、削られたような粘土状の川岸だから、アメマスの写真はいつだって泥まみれ。おまけに使い古したPENTAXのOptioW20は、気温が低いとすぐにレンズが曇ってしまうので、そろそろ防水デジカメも買い替え時かなと思う今日この頃。


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今日のBGM : Halie Loren / Cry Me a River


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by d-yun5-fly-elise | 2012-12-02 18:25 | spey fishing | Comments(26)