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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2011年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧
<Vol.854> ハイ・ウォーター
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晩秋のハイ・ウォーターの本流は、アングラーにとってなかなか厄介なものだったりする。
ぎりぎりの慎重さを保ちながら、胸下までのディープ・ウェーディング。
リールから計14回、30lbのリッジランニングラインを引き出したのは、これがちょうど僕にとって安定してキャスト出来るランニングラインの長さだから。
背後から突き出た河畔林の枝に注意を払いながら、逸る気持ちを抑えつつ、リズムを崩さないようにペリーポークからキャストする。


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本流を覆った朝靄が時間と共に薄らぎ始めると、空はやっぱり青かった。
野鳥達が群れになって忙しく本流の上を飛び交っていく。
時々そんな秋空を見上げながら、Type8のティップにコーンヘッド仕様のチューブフライという組み合わせでキャストを繰り返すのだけれども、残念ながら晩秋のハイウォーターというアングラー泣かせの状況では、なかなか本流のレインボーがいるポイントまでフライを届けることが出来なかった。


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友人と本流のいくつかのポイントを巡ることにした。3ヶ所のポイントで久しぶりにWILD LIFEのChiba氏にお会いする。上流から彼のキャストを眺めていたけれど、本流の上を綺麗にターンしながら伸びていくラインを見ているだけで、なんとなく僕まで気持ち良くなってしまった。

イブニング前に朝のポイントへと舞い戻ることにした。水位は幾分下がり、濁りも若干落ち着き始めていたのかもしれない。朝よりも数歩前に出てキャスト出来たの幸いしたのだろうか、まだ辺りが暗くなる前にレインボーとのこの日初めてとなるコンタクトが訪れた。レインボーは夕暮れが近づいた本流の上を跳躍し、ディスクブレーキ仕様のリールから心地よくランニングラインを引き出していく。斜陽に浮かび上がったのはゴーマルクラスのレインボーのシルエット。残念ながらこのレインボーはしばらくやり取りした後、フックアウトしてしまったけれど、気分だけはなぜかしらすこぶる良かった。
                                          68.49→68.37
                   晩秋の本流、ハイ・ウォーターのSalty Heaven Riverにて

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今日のBGM : Mile Davis / So what

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by d-yun5-fly-elise | 2011-10-30 18:35 | spey fishing | Comments(16)
<Vol.853> 晩秋の本流レインボーは僕の記憶に残り続ける
今日のBGM : Harold Budd & Brian Eno / Late October
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イブニングのプライムタイムを迎えた夕暮れ時のSalty Heaven River。
極度の近視に始まりかけたローガンも加わって、偏光グラスをかけた僕の視力は、この光量ではそろそろ怪しくなり始める頃だから、あと数回キャストしたらこの日の釣りを終えることにしようと、水面から突き出た岩盤の上から本流の流芯に向けてペリーポークでコーンヘッド仕様のブラック&オレンジのチューブフライをキャストをする。数回のメンディングを加え、Type6のティップが繋がったスカジットコンパクトがそろそろ流れを横切ったあたりで数回ほど誘いのリトリーブを加えたみた。2回目の誘いのリトリーブでいきなり根掛かりのようなこの日一番の重たい衝撃が訪れた。続いて訪れる振幅の大きいトルクフルなヘッドシェイクはこの鱒の大きさを僕にしっかりと知らせてくれる。おそらくこの時点で僕にはまだ少し余裕のようなものが残されていたのだろう。なぜなら札幌にいるABUさんからかかってきた今日の状況を尋ねる電話にもポケットから携帯電話を取り出し、出られるぐらいだったから。でもここから状況が少しずつ変わっていく。下流には流れの緩い広いプールが広がっていた。鱒は少しずつスピードを上げながら下流への疾走を始める。ギャーン、ギャーンとST.JOHNから激しい逆回転音と共に間欠的にランニングラインが引き出されていった。このままではマズイ。ABUさんに後からかけ直しますと告げ電話を切り、僕も急いでロッドを握りながら下流へと走ろうとする。でも大きな鱒との距離は一向に縮まらなかった。それよりもリールの逆回転と共にその距離はさらに広がっていく一方だ。僕にはどうしようも出来なかった。リールに残されている白いバッキングラインの残量はほとんどゼロに近い。最後の最後で鱒の疾走にプレッシャーをかけようと力を入れたところで、遠くからフッと軽くなるものがラインを通じて伝わってきたのだった。大きな鱒との長いランデブーが終わり、僕の息がすっかり荒くなっていた。フィールドでテンションの掛かっていないバッキングラインをリールに巻き込むのは久しぶりのことだ。カリ、カリ、カリと、音色と共にそれは不思議な余韻の残るとてつもなく長い時間に僕には感じられた。


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Moriさんを助手席に乗せた晩秋の土曜日だった。僕の車は久しぶりにまだ夜も明けやらぬ早朝のR275を北上する。
今週末も本流レインボーとの出会いを求めて北の本流Salty Heaven Riverへ。
やがて朝靄に包まれたモノトーンの幻想的な晩秋のフィールドが僕らを出迎えてくれた。
この日は仙台からの友人も加わり、早朝の流れをゆっくりと釣り下った。
どうやら彼は前回この本流を訪れた時に大きな鱒にこっぴどくヤラれたようで、ロッドも低番手のMeiserからB&Wへとチェンジ。確かに僕もこの本流においては手にするロッドのスペックやリールに関して再検討する必要があるのかもしれないなどと思い始めた。


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この日のタックルもMeiserの14' #6/7番 MKSとHardy ST.JOHNの組み合わせ。
最初の鱒とのコンタクトは釣り下り初めてしばらくすると強い衝撃と共に訪れたけれど、流れに乗って一気に下流へと疾走し、そして跳躍。残念ながらそれでフックアウトしてしまった。
先行する仙台からの友人にグッドサイズの本流レインボーが微笑んだ後、流れをスイングするフライとラインが一瞬止まったかと思うと、今度は手にしたロッド全体に負荷が掛かる。リールからは硬質な音色と共に一気にラインが引き出されていった。何度も水面近くまでロッドをのされた後に何とか僕が差し出すチープなフォールディングネットでヒヤヒヤしながらセルフ・ランディング。
やはりロクマルクラスの本流レインボーとなると、流れのトルクも加わるから、このロッドスペックが限界かもしれないなどと思った。


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やがて本流を覆う朝靄が薄らぎ、河畔林の秋色が風景の中に少しずつ浮かび上がってきた頃だろうか。この日僕のロッドに4度目の鱒とのコンタクトが訪れる。さんざん本流の流れを走り回ってリールから何度もラインを引き出し、やっと鱒との距離が縮まって流れの中に美しいレッドバンドが鮮やかに何度か浮かび上がり始めたので、そろそろかと流れの緩い岸際へと移動し始めた時だった。ズル・・・。流れの底の岩盤に足をかけた途端にスパイク付きのシューズが滑り、僕は本流の曇り空を視界いっぱいに見ることになる。何とかロッドを手から離さなかったけれど、ジワジワとウェーダーの中に染み込む冷たい秋の水。やっぱりこんな事があると結末は予想通りというか見えたようなもので、やはりこのレインボーはその後しばらくやり取りしたけれど、残念ながらフックアウトしてしまった。やはりフィールドに足を運ぶ時には万が一の時の為にも着替えは必需品かな。出来れば替えのウェーダーもあるとベストだと思う。
幸いにも着替えを持ってきていたけれど、この日5度目のレインボーとのコンタクトは、まだ十分に乾ききってないウェーダーの中で冷たさと湿った違和感とが複雑に主張している時だっただろうか。こちらもレッドバンドの鮮やかなロクマルクラスのレインボー。


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少し上流のストラクチャーの手前では、やや早い流れをスイングするフライをいきなりひったくるようなコンタクトが一日を通して2度訪れた。ギラギラとメタリックがかったボディに発達した尾びれ、レッドバンドはやや薄く、それはそれはスピード感溢れる、なぜかしらお腹の周りがポッコリと膨らんだ本流レインボー達だった。もしかしたら岸際で最後の営みを繰り返すサーモン達の産み落としたエッグを飽食しているのかなとも思う。

日曜日からは雨予報。もしかしたら今後の状況によってはこれが今年最後の北の本流、
Salty Heaven Riverへの釣り旅になるのかもしれない。
いろいろと検討しなければならない課題はたくさんある。でも、それ以上にこの本流の素晴らしさを実感できた秋のシーズンだったように思う。楽しみは来シーズンへと続く。
そんなことを考えながら、すっかりと暗くなった本流の畔で車のカーゴルームのドアを閉めると、バタンという音が遠くから響いてくる本流の流れの音に静かに溶け込んでいった。

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by d-yun5-fly-elise | 2011-10-23 20:23 | spey fishing | Comments(28)
<Vol.852> 秋の本流とレインボー・・・Salty Heaven River
今日のBGM : Alva Noto + Ryuichi Sakamoto × Karl Kliem / Trioon I
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週末の二日間を北の本流、Salty Heaven Riverで過ごすことにした。
それにしても秋の天候は本当に変わりやすいものだ。
初日は穏やかな天候に恵まれ、そして二日目は徐々に風が強まり、やがて秋雨が降った。
僕が本流のレインボーに出会えたのは、初日の早朝から車での移動を繰り返した4ヶ所目のポイントでのこと。遠くから正午を知らせるサイレンの音が静かに響いてくる。
そしてそれからというと・・・。
太かった。強かった。そしてスリリングなやり取りを存分に楽しませていただいた。
またいつの日か彼らと再会出来ることを願って静かに流れへと戻し、そのオリーブ色の幅広の背中が少しモスグリーンがかった本流の流れの色にゆっくりと溶け込んでいくのを見届ける。

山吹色に染まった白樺の木々の葉が風に吹かれて宙を舞い、浅瀬では遡上してきたサーモン達が最後の営みを繰り返している。釣り人の頭上では風上に向かって渡り鳥の群れがいくつも飛び去っていった。本流の秋はゆっくりと深まっていた。

初日は、Meiser 14'#7/8 MKSとHardy Cascapedia 8/9の組み合わせ。

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二日目は、Meiser 14' #6/7 MKSとHardy St Johnの組み合わせ。

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P.S.初日の午後、友人のtaharaさんが出会った本流レインボーのそのサイズには正直驚いた。それはこれまで僕がいだいていた本流レインボーのイメージを覆すようなサイズであり、その目はまるでキョロキョロと動くドールアイのようだった。
極小のチューブフライで出会った74cm。そのボディはまるで丸端棒のように太かった。
彼がそのレインボーを両手で支えていると、その重さで表情が歪んでいたのが印象的だった。taharaさん、よかったね。オメデトウ。

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by d-yun5-fly-elise | 2011-10-16 22:46 | spey fishing | Comments(30)
<Vol.851> 秋の心残り
今日のBGM : Koop - Tonight / Nicola Conte Jazz Version
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数秒のカウントダウンののち、ややロングストローク気味のリトリーブ。やがてビーズヘッド仕様の#6番のストリーマーフックに巻いたオリーブカラーのウーリーをテイクしたレインボーが猛烈なスピードで疾走する。#6/7番のマイザーMKSにセットされたPerfectリールからは少しこもりがちの逆回転音が奏でられ続け、やがて重々しい派手な跳躍と共に水面が大きく割れた。そしてロッドを手にしたアングラーはただただその疾走が鳴り止むのを待つしかなかった。どうかバレませんようにと願いながら・・・。


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連休の前半を友人達とオホーツクの小さなダム湖で過ごすことにした。
本当は流れのあるフィールドで休日を過ごしたかったという思いもあるのだけれど、なかなかそれが叶わないフィールドの状況というのもあるのかもしれない。早朝はフリース地のジャケットを必要とするぐらい気温が冷え込んでいた。先週よりも紅葉はより鮮やかな色合いへと進んでいたように思う。それにしても素晴らしい体高のパワフルなレインボー達だった。


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普段からなるべくタックルのチェックは怠らないようにと心掛けている。特にティペットのウィンドノットに関しては尚のことそうである。だからそんな甲斐もあってか僕は本流、それに止水とフィールドではほとんどあわせ切れというものを経験したことがなかった。今回はもしかしたら僕の中で少し油断というものがあったのかもしれない。
ペリーポークからのキャストの最中に1.5号のフロロカーボンのティペットに1ヶ所だけウィンドノットが出来上がっていたことには気づいていた。なかなか鱒からのコンタクトが訪れない時間が長かったものだから、次にフライを交換する時についでにティペットを交換すれば良いやぐらいにきっと思っていたのだろう。そんなウィンドノットの出来上がったティペットの先には、jockさんから屈斜路湖用にと以前戴いた長めのオーストリッチをテイルにあしらったグリズリーハックルの少しサイズが大きめのウーリーを僕なりにアレンジしたものが結ばれてある。フライが着水後、確か3回目のリトリーブだった。ランニングラインを握る指先に不意に訪れた鈍重な衝撃。これまでの経験から、指先に伝わるその感触でおおよその鱒のサイズは分かるつもりだけれども、確かにそれはこのダム湖でこれまで僕が感じたものの中でも一番重いものだった。プツンというあっけなく大切なものとの繋がりが切れるような感触。あっという声にもならない吐息と共に注意を怠ってしまった後悔の念がジワジワと底からこみ上げてくるのだった。
アングラーはがっくりと肩を落とし、もう一度初心に立ち返ることを心に決めたのだった。
ある秋の日の小さなダム湖でのちょっとした心残り。


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by d-yun5-fly-elise | 2011-10-11 22:04 | spey fishing | Comments(22)
<Vol.850> 美しい朝焼けを見たあとに
今日のBGM : Robin Guthrie & Harold Budd / A Formless Path
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日曜日の早朝、オホーツクの小さなダム湖へと向かう車の中から美しい朝焼けを見た。
助手席にはABUさん。
そういえば去年の今頃、Salty Heaven Riverへと続くハイウェイからもこんな美しい朝焼けを見たことを僕は思い出していた。
「朝焼けのあとには天気が決まって崩れるんだよね」と助手席からABUさんがポツリと言う。
何も聞かなかったかのように車は相変わらずいつものペースでクルージングを続けた。


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峠では車の外気温計が2℃を表示する。
雨上がりの深緑を湛えた山肌には白いガスが掛かり、樹木の葉は少しずつ鮮やかな色合いに色づき始めいた。そして道北の山上湖では、天気は猫の目のようにめまぐるしく変わる。
秋の青空が頭上に広がったかと思うと、横からの風と共に大粒の雨が空から降り落ちた。
久しぶりにバークハイマーの14フィート1インチ、#7番のスペイロッドを手にすることにした。ラインはマイザー氏から送られてきたインターミディエイトのスカンジヘッド。ティペットの先にはビーズヘッド仕様の黒やオリーブのウーリーを結ぶ。
ランニングラインをリトリーブする冷たくなった指先に伝わる突然の根掛かりのような衝撃。
一見、派手だけれど重たそうな数回の跳躍のあと、レインボーは一気に沖合いへ疾走し、ロッドのセットしたパーフェクトから心地よいサウンドが何度も響いた。

帰り道の峠では車のフロントガラスに当たる雨がやがてミゾレへと変わっていった。ハイウェイの路肩は降り積もったミゾレで少しずつ白くなっていく。やっぱり今朝ABUさんの言っていたことは、あながち間違ってはいなかったようだ。秋の鱒に出会えるかどうかは別として・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2011-10-03 22:35 | spey fishing | Comments(20)