Top

札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
カテゴリ
全体
spey fishing
Custom Spey Rod
私的北海道のスペイ考
私的FlyTyingの愉しみ
slow fishing
fishing goods
salmon fishing
fly fishing
movie
cicada fly
my lotus elise
picture/photo/image
liquor
belgian beer
music
film
雑記
Used Tackle
以前の記事
2017年 12月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 08月
2014年 05月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
Links
slow fishing ver.2
(2014-)


slow fishing
another photo website

    ↓ ↓ ↓
slow fishing photodesign 1
slow fishing photodesign 2

R. B. Meiser Fly Rods
C.F.Burkheimer Fly Rods
Riverwatch Bamboo Fly Rods
Saracione Fly Reels
Olson Custom Fly Reels
Spey Pages
Salmon Junkies
Steelhead Alley Fly Tying
Prince of Pelletheads
Aaron Goodis Photography
Jeff Bright: Steelhead Fly Fisher
Steelhead Tribune
The Caddis Fly: Oregon Fly Fishing Blog
Fishing With Jay
FLYINTROPICAL
FISHMADMAN
FlySpoke
Steel
North Umpqua Fly Guide
The Amazing Adventures of Switchboy
Savage Fishing
KIS-Fly fishing
Evolution Anglers
Journey to the West
METALHEADS
Steelhead Chaser
STEELHEAD ON THE SPEY
Steelheadwater
the big pull
Catch Magazine
DENEKI OUTDOORS
The Global FlyFisher
THE CLASSICAL ANGLER
RED SHED FLY SHOP
GRAYS of KILSYTH
Quality Flies
MENDOZA FLY FISHING
four seasons angling club

川の防災情報
アメダス風向風速
予報ガイダンス(気象庁発表)
ダム諸量一覧表 (北海道地方)
沿岸波浪予想(気象庁発表)
支笏湖ライブカメラ
屈斜路湖ライブカメラ

Freestyle Diary
Things
Bloody L
110-ken's Blog
Dream Streams
Spiral Loop
Speywater in Hokkaido
Study to be Quiet
The river flows to my life
Fly 80%
SWING-UP BLOG
Spey Bum
ひぐらしフライ
ひぐらしカメラ
Friend of Water blog
鶴造!魚も釣るゾウ!
~BQイッチー Nature Photo Graphy~
Four Seasons 春夏秋冬
Fish doesn’t like me!
feels so good
Redband Dreamer
Salmo-Lime-Star
フクちゃんのフライ日記
道東トラウトパラダイス
POLAR BEARの本流釣行記
道東フィッシャーマンakiの活動
GONE FISHIN'
Prime Time Fishing
Steelhead,Salmon and Spey Fishing
THE SURFACE OUTFITTERS
朱鞠内湖の釣り情報
walton_Blog
terry's FlyFishing Bar
さぁーフライ
支笏湖でフライフィッシング
takezaoclub
Fly Fishing in BIHORO
趣味のフライフィッシングと家庭菜園
とかぷちゅぷ画報
Angler's Notes from Southern Alps
「 飛 翠 。」 one's own way.
T-made FlyFshing Reels
街中のフライフィッシャー
フライフィッシング用品専門ショップ Tackle Mac
Fly shop Online
竿話休題
miracsta
river side
阿寒クラブ
Wild Life 釣り日記
shinya.Blog
River's dream of hokkaido Weblog
Elise.o.s

mail/contacts
d_yun5◎yahoo.co.jp
  (◎→@)

<   2011年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧
<Vol.827> モスグリーンの本流
今日のBGM : Serban Nichifor / Ave Maria
d0029241_17514176.jpg



久しぶりに流れのあるフィールドで釣りがしたくなって、友人達と湧別川というオホーツクの本流を訪れることにした。札幌を発つ頃は、湿度のせいかじっとりと身体にまとわりつくような空気感で、小雨もパラパラと車のフロントガラスに当たったりと、なにやら天気の雲行きが怪しそうだったけれど、何のことはない旭川辺りを過ぎたあたりからは、すっかりと青空が顔を出して、オホーツクの本流に辿り着いた時には気温もグングンと上昇し、5月末とはいえ、それはまるで初夏の雰囲気だった。
そんなオホーツクの本流は雪代で増水の真っ只中。
そしてモスグリーの流れのフィールドは、新緑の香りと生命感にどこまでも溢れていた。
寝不足だけれど、気分はすこぶる上々。


d0029241_1883520.jpg



フリース地のジャケット、それにグローブもまったく必要ではなかった。それにこの気温だとゴアテックスのジャケットというよりも、シャツの上にフィッシングベストの方がお似合いの天気だったかもしれない。
初めてモンベルのストッキングタイプのネオプレーンウェーダーを履いてみた。ブーツタイプもそうだけれど、モンベルのネオプレーンはとにかく身体にフィットする。というかフィットし過ぎるような気がしてならない。決して長くはない僕の足がギュッと絞られて、思わず少しはスタイルが良くなったんじゃないかと勘違いをしてしまいそうだが、肝心のウェーダーの中はもうすでに汗びっしょりでムレムレ状態。だから僕はちょっと脱水気味?本流の土手でひと休みしながら、やっぱりゴアテックスでも良かったかなとちょっと後悔する。


d0029241_18364236.jpg



修理から戻ってきたS2H14-67MKSにsink2/sink4のフルシンク・シカンジヘッドの組み合わせ。新緑の香りを感じながら、久しぶりに本流でのスイングの釣りを楽しむ。残念ながらレインボーには出会えなかったけれど、オホーツクの銀鱗が水面を舞うこともあるから、気はなかなか抜けない。
小さな支流が本流に流れ込んでいた。クリアーな透明感のある支流の流れと雪代でモスグリーンに染まった本流の流れ。そのくっきりと分かれた明確なコントラストに、今日の本流での鱒釣りの厳しさが感じられた。

午後も2時をまわった頃、友人達とオホーツクの本流をあとにして、近くの小さな山上湖へと向かう。このダム湖に来るのは、もしかすると10年振りなのかもしれない。ずいぶんと昔の話だ。古い記憶を辿ってみたりする。ここではタックルマックさんから購入したスカンジヘッドSC7(インターミディエイト)を初めて使ってみた。ちなみにカタログ表示では35feet、450grであったが、実測では約11m、約29~30g。
そんなダム湖のぬかるんだ足元に注意しながら、いそいそとキャストを楽しむ。遠くから聞こえてくるのは、もしかしたら春ゼミの鳴き声だろうか。小波立つ湖面に相変わらずライズは起こらない。
小さなビーズヘッドがついた黒のウーリー(フラッシュバック仕様)が、いきなりリトリーブ中に引き込まれる。グン、グン、グンとレインボーらしい躍動感。体高のあるボディのわりにはずいぶんと小顔で、いかにもダム湖らしい体つきをした40クラスのレインボーだった。

山肌に太陽が隠れた頃になると、少しずつ空腹感が増してくる。僕も含めて友人達も頭の中はよし乃の味噌ラーメンのことでいっぱいだろうか。あのニンニクの効いてこってりとした濃厚スープが頭の中をジワジワと占拠しだす。でも残念ながら僕らが上川町にあるお店に辿りつくと、この日のよし乃は土曜日にもかかわらずお休み。これにはほんとガックリである。なんとなく、楽しみにしていた本流が、いざ足を運んでみると、突然のスコールのような雷雨でマッチャッチャに濁っていた時のような気分。これって、来週また遊びに来なさいという意味なのだろうかと、勝手に解釈したりなんかしてね(笑)。

                                         50.91


d0029241_19212649.jpg

今日のSilent Movie(今日のBGMに合わせてどうぞ)

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-29 19:26 | spey fishing | Comments(12)
<Vol.826> Meiserの微調整
今日のBGM : echoton / Summa summarum
d0029241_20504851.jpg

写真のセンターに写っているのが、今回マイザーさんの工房でメンテナンスされてきたMKS。
       右が古いタイプのフロントグリップ。そして左が最近のフロントグリップ。


先週の金曜日、3月の末からロッドのメンテナンスのためにオレゴンにあるマイザーさんの工房に里帰りしていたS2H14067MKS-4が、お化粧直しを終えて自宅に戻ってきた。
ダンボールのケースには「Returning Repaired Fly Rod」と、とりわけ目立つように大きく文字が書かれているから、もちろん関税もかからない。
マイザーさんからは送料に関して何の連絡もないので、とりあえずそのままとする(笑)。

いたるところにスクラッチ傷のついていたブランクや少しクラックの入ったガイドスレッド、それにリールシートのウッドにも新たにコーティングが施されて、まるでツルツル、ピカピカの新品ロッドのようになって僕の手元に戻ってきた。おまけに今回、フロントグリップの先端付近のコルクには、ノーマルのコルクではなく圧縮コルクというかバールコルクが使われている。きっとマイザーさんはユーザーのクセのようなものを理解しているのかもしれない。
かなり前からのことなのだけれど、なぜだか僕はラインのピックアップやスイープ、それにシュート後のラインのメンディングの際に右手の人差し指に力が入ってしまうクセのようなものがあって、ロッドを使い続けているうちに、フロントグリップのトップから数センチ下のコルクが少しずつ磨り減るというか削れてしまうという現象が手持ちのどのロッドにも現れていた。だから僕がロッドをメンテナンスや修理に出すたびに、きっとマイザーさんは里帰りしてきたロッドを見て、僕のクセに気づき始めていたんじゃないかと思う。
実際に、事前のアナウンスはマイザーさんから何もなかった。
新調されたロッドソックスからメンテナンスを終えたロッドを取り出すと、これまで最も細く削れてしまっていたフロントグリップのコルク数個がより強度の高いコルクへと変更されていた。

これで、僕も変なクセを苦労して修正せずにキャストが続けられるんじゃないかなと思うと、思わずニンマリ。ユーザーのクセにそって微調整というか小さなモディファイを施されたされたお気に入りのMKSは、世の中に同じものがふたつとしてない僕の宝物のひとつになるんだろうね。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-26 21:41 | Custom Spey Rod | Comments(2)
<Vol.825> Lake House SYUMARINAI
今日のBGM : Isotroph / Lymbe Ep Minimix
d0029241_2174823.jpg



17年ほど前に初めてここに泊まった時と比べて、ずいぶんというかすごく雰囲気が変わっていたように思う。確かあの時はまだ僕もルアーフィッシングを楽しんでいた頃だった。当時は何の変哲もないひなびたレストランとそれに付属した宿泊施設だったと薄らぼんやりと記憶するけれど、なぜかイトウのお刺身が夕食時に出されたことだけが鮮明に記憶されていたりする。

レイクハウス しゅまりない

去年は渡船のあとの夕食(シェフのおまかせ丼)を、漁協の中野さんのお勧めでいただいただけだったが、今回は東京から来られたやすこうさんも泊まるというので、僕も初めて宿泊することに。

期待していたのは、去年レストランで見かけた、他の宿泊されている釣り人が囲んでいたダッヂオーブンでこんがりと焼かれたローストチキン。見るからにジューシー。視覚的にもそうだが、あまりにも美味しそうな匂いだったので、もしもここの宿泊する機会があるならば、是非とも僕も食べてみたいと以前から思っていた料理のひとつ。


d0029241_2129554.jpg



シェフによると、ここのダッヂオーブン料理にはおおよそ5種類のメニューがあって、それが順番に回っているんだそうだ。もちろん僕が是非とも食べてみたかったのは、やっぱりなんといっても一番シンプルなローストチキン。願ってもないことに、一日中釣りをしてクタクタになり、宿に戻って出された夕食は、炭が乗っかった熱々の鉄鍋の蓋を開けるとこんがりとジューシーに仕上がったローストチキンが鉄鍋の中から顔を出したのだった。
お味の方はもちろん期待通り。やすこうさんと二人であっという間にペロリと平らげてしまった。チキンと岩塩の相性はバッチリ。出来ればこの次は粒マスタードとも一緒にいただいてみたいところかな。個人的には、もう少しガーリックやブラックペッパーが効いたスパイシーな味付けも好きかもしれない。

すっかりお腹がいっぱいになった僕らの胃袋の隙間を満たすのは、やすこうさんからのお土産のシングルモルト。さらに気の利いたことにボトルのラベルには手にしたロッドが大きくしなったフライ釣り師のイラスト入り。ちなみにこのシングルモルトはマッカランのボトラーズ?(僕は不覚にもすっかりほろ酔い加減でこの辺りの記憶が実に曖昧)なんだそうで、僕にはとても上品なテイストに思えたのだった。


「レイクハウス しゅまりない」では朝食の時間やチェックアウトの時間など、ずいぶんと釣り人のワガママなお願いをたっぷりと聞いていただいた。また機会があれば、是非お世話になってみようと僕は思っている。


d0029241_2151078.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-24 21:54 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.824> 朱鞠内湖のイトウ
今日のBGM : David Sylvian / Brilliant Trees
d0029241_21352257.jpg



はじまりは、いつだって不意にやってくる。
それも何の前触れもなしに、いきなりドスンと。
僕を取り巻く世界は、否応無しに静から動へ引きずり込まれる。
朱鞠内湖のイトウ。
無意識のうちに、ランニングラインをつまんだ指先にギュッと力が入っていた。


d0029241_21444132.jpg



5月の霧のかかった深夜のハイウェイをひたすら北上する。
濡れたアスファルトが、やけに存在感たっぷりと車のヘッドライトに照らされ続けた。
朝一番の渡船サービスの出発時間は、今シーズンから日の出前の早朝4時。
だから東京から来られているやすこうさんとの再会は、おのずとその前になる。


d0029241_21575860.jpg



霧が湖に深く立ち込めていた。淡いモノトーンの世界。
ボートのエンジン音がより遠くへと静かに消えていく。
背後には直立した白樺のオフホワイトの幹が何本も何本も浮かび上がり、静寂さに同調するかのように野鳥の囀りが響き渡った。ウグイスだろうか?
僕らが渡船したのは北大島。
風はそよとも吹かない。


d0029241_22105356.jpg



岸際をワカサギたちの小さな群れが泳いでいく。でも、本格的な岸寄りはもう少し先のことなのかもしれない。まだ時期が早いのだろうか。そんな不安がいつまでも付きまとうけれど、とにかくキャストとリトリーブを続けるしか僕らに残された術がない。
そんな中、最初の朱鞠内湖のイトウとの不意の出合いは、確か朝の7時半頃だったと記憶する。
それはあまりにも不意に訪れる衝撃だった。


d0029241_22191042.jpg



AFSのHover改をボディに、ティップは15フィートのType1。
1Xのテーパーリーダーの先には、2.5号のフロロのティペット。
さらにその先にはUVポーラーシェニール・シルバーで少しアレンジを加えた、#4番のストリーマーフックに巻いたオーソドックスなオリーブゾンカーが結んである。
少しスロー気味のロングストロークのリトリーブで、時折ほんの少しだけポーズを入れたりと。
鈍重な衝撃は、そんなリトリーブの3回目だっただろうか。カウントはおおよそ5。


d0029241_22374446.jpg



それにしても、イトウは決してあきらめようとはしない。
やっとのことで岸際に寄せても、また力を振り絞って沖へと突進する。
その度に、お気に入りのMKSがバットの付け根からグンニャリとのされてしまう。
スピード感はないけれど、このトルクフルなパワーは、僕には何かしらダンプカーのように感じられる。いつになったらあきらめてくれるのだろうかという、長いやり取りだった。


d0029241_2238046.jpg



僕が試みた最初のネットインは失敗し、一瞬ヒヤリとしたけれど、何とかやすこうさんにネットインを手伝っていただく。最初のお相手は、75cmのグッドコンディションのイトウ。もちろん僕にとっては十分なサイズ。
そんなやすこうさんにも、やがて朱鞠内湖のイトウが微笑む。
彼はこのロケーションの中、朱鞠内湖のイトウに出会いたくて、わざわざ東京からこの地にまで足を運んだのだから、きっとさぞかし嬉しかったに違いない。


d0029241_22482935.jpg



午後も過ぎると、やがて向かい風が吹き始めた。
湖面には小波が立ち、生命感が少しは蘇ったような気さえした。
もう一度朱鞠内湖のイトウというかトルクフルな力強さに出会いたいという想い。
そんな想いが届いたのかどうかは分からないけれど、夕方の4時、もう一度僕が手にしたスペイロッドにあの不意の衝撃が訪れたのだった。

それにしても朝の4時から夕方の6時まで、僕はいったい何回キャストとリトリーブを繰り返したのだろうか。でも、それに見合うだけの魅力はたっぷりとお釣りが出るぐらいあったように思うのだが・・・。


d0029241_222809.jpg

d0029241_22574531.jpg

今日のSilent Movie(今日のBGMに合わせてどうぞ)

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-22 23:00 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.823> 阿寒湖の冷たい雨
今日のBGM : Bass Communion / Litany
d0029241_17342751.jpg



天気予報の予想した通り、午後も3時を過ぎると、どんよりとした灰色の空から小さな雨粒がいくつも降りだした。
阿寒湖に降る冷たい雨には、なぜかしら5月の匂いがした。
友人達はロッドをたたみ、すでに車の中で暖をとっている。
やがて風が強まり始め、湖面が波立ち始めた。
僕はもう少しだけ湖面に佇み、スペイロッドでキャストを続けることにする。


d0029241_1743056.jpg



阿寒湖に足を運ぶようになって、大島前というポイントでロッドを振るのはおそらく初めてのことになるのだろう。
いかにも好ポイントというべき馬の背にはすでに数人のアングラーの姿。
早朝の風の穏やかさを、阿寒湖の湖面が静かに物語っていた。
馬の背の脇で、僕もロッドを振ってみることにする。


d0029241_17481640.jpg



次への期待をこめて、写真は撮らなかった最初のアメマスは50クラスだった。
独特の阿寒湖色に染まったアメマスの躍動感は折り紙つき。
ピックアップ寸前のバイトに、僕は思わずドキりとさせられた。
sink2/sink4のフルシンク・スカンジヘッドではやはり根掛かりによるフライのロストが多い。ビーズヘッド仕様のオリーブカラーのイントルーダーは、2尾目のアメマスに出会ったあと、1.5号フロロのティペットの先から姿を消していた。


d0029241_17594843.jpg



午後からは硫黄山川インレットのエリアに移動する。
僕がランドロックのプラチナカラーに輝くチェリーに出会ったのは、湖面に細かな雨が降り出してからのこと。フォレストグリーンのウェーディングジャケットは冷たい雨に濡れて、さらに色濃くなっていた。
帯広から来られていたナカガワさんの言葉で、寒さで折れそうになっていた僕の気持ちが、ほんの少しだけ復活する。
そしてキャスト後10カウント。3回目のリトリーブでズゥン。
ずっしりと重たい負荷がランニングラインをつまんだ指先に伝わった。
慌てて余ったランニングラインをセントアイダンに巻き込む。
バットからグンニャリと曲がる#7番のバーキー。リールからは冷たい雨に混じって逆回転音が幾度もこぼれていった。スリリングなひと時が始まる。でも、こんな時に限って折りたたみ式のランディングネットは車のカーゴルーム。こればかりは悔やんでも仕方がない。少しずつ岸へと後ずさりしながら、やっとのことで鱒を岸際の浅場へと誘導し、グッとグリップに力を入れて鱒を浮かせる。そして水面下に見えたのは太くて分厚い背中と散りばめられた小さな白い斑点。60クラスの僕にとっては阿寒湖でのグッドサイズだった。
そしてフッと何かが弾けるような軽い衝撃がロッドに伝わるのと同時に全てが終わる。宙を舞うオレンジテイル、ビーズヘッド仕様の黒のイントルーダー。大きなアメマスは一瞬戸惑ったような仕草を見せた後、ゆっくりと湖面に消えていった。

阿寒には冷たい雨が降り、湖面が大きく波立っていた。
これでやっと僕もリールにラインを巻き込み、友人達が暖をとりながら待っている車へと戻るふんぎりがついたのだった。


d0029241_18303492.jpg

今日のSilent Movie(今日のBGMに合わせてどうぞ)

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-15 18:32 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.822> 友人からの写真
今日のBGM : Lollard / Sail to Heaven
d0029241_21442768.jpg



フィールドに足を運べば、写真も撮るし、ムービーも撮る。
そして、もちろんお気に入りのスペイロッドだって忘れずに振る。
いやいや、本当に忙しいったらありゃしない。

フィールドで朝から晩までたっぷりと遊んで無事に自宅に戻ると、今度は自分で撮った写真やムービーを再生してみる。もちろんこれだって、ある意味、ひとつの釣りの楽しみとしてのあり方なのだろう。
それに、しばらくするとありがたいことに、フィールの雰囲気と時間を共有した友人達からメールで写真までもが送られてくる。でも、そこに普段あまり見せることがない自分自身のナチュラル(時々表情が引きつったり、こわばっていることもあるけれど)な表情が写っていたりすると、思わず誰も見ていないことをいいことにポッと赤面して照れてしまったりする。

そんな友人達から送られてくる写真の中で、時々思わずこれはと思ってしまう写真があったりする。
今回はSHUさんから送られてきた別寒辺牛川での写真の1枚(Photoshopで加工済み)。
写真の中に写っているのは、まさしく僕自身。
それはさておき、なぜかしらこの写真を見ていると、またこのフィールドに足を運んでみたくなってしまった。フィールドに吹く風やその地特有の匂いが写真から溢れてくる。

僕は何気なくふと思ってしまった。
この時の僕は、濡れた葦の上を歩きながら何を感じていたのだろうかって。
大きくて美しい鱒の写真も素敵だけれど、やっぱり僕はこういう写真が何よりも好きなのかもしれない。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-11 22:21 | slow fishing | Comments(4)
<Vol.821> 鮭稚魚 → ワカサギ・ストリーマー(イントルーダー・タイプ)
d0029241_17234826.jpg



5月ともなると、僕らがせっせと足を運ぶフィールドも、アメマスの泳ぐ本流の河口域から、少しずつ氷の落ちた山上湖やまるでフィヨルドのように入り組んだ人造湖へとシフトしていく。それに伴い、ベイトフィッシュも鮭稚魚からワカサギへと。だから、おのずとティペットの先に結ぶイントルーダー・タイプのストリーマーも若干サイズが大きくなるのだろうか。

最近はUV Polar Chenilleのシルバーが好みでよく使う。それはきっと岸際に横たわった鮭稚魚の体が、思った以上にギラギラとメタリックに輝いていたからだろう。

<鮭稚魚・ストリーマー(イントルーダー・タイプ)>

フック(イントルーダーのシャンクとして) : TMC9394#8 (僕の場合は、昔巻いたフライを分解し、再利用したフックを使っているけれど、もちろんこれはお好みのフックで構わない)
テイル・フック : 管つきチヌ針4号(アメリカ屋漁具店の1Fで購入)
テイル・ループ : イントルーダー・ループ HARD #5 (シャンクの中央付近までスレッドで仮留めし、ループの後端をフック側へ折り返して、今度はスレッドでしっかりと留める)
ダビング・ボール : レッド、グリーンなど各種お好みのダビング材
テイル : Pseudo Hair ホワイト
ボディ : パールやシルバー・ホログラム・ティンセルなどメタリック系を各種お好みで
ボディの先端部分にはレッドのダビング材 (フィニッシュ後ニードルでピックアップ)
ボディ・シェニール : UV Polar Chenilleのシルバーをアイ方向に数回転、密にならないように適度な間隔をあけてハックリング
ウィング : Pseudo Hairのライト・オリーブ、その上にダーク・オリーブを少量トッピング (ホワイトの上にブラウンとライト・オリーブをミックスしたものという組み合わせも悪くない)
カラー : 片側のファイバーを取り除いたハックル(グレー・マラードなど)を2回転ハックリング

と、こんな感じのレシピかな。

これがワカサギ・ストリーマー(イントルーダー・タイプ)となると、
イントルーダーのシャンクとしての使い古しのTMC9394#8が、同じく再利用した#6へと若干長くなり、
テイル・フックもオーナーのSSW#4か、もしくは管つきチヌ針5号へ。
そしてテイル・ループもイントルーダー・ループ HARD #6と、ほんの少し太くなる。

カラーアレンジはアングラーのお好み次第。
僕としてはブラック、オリーブ&ブラウン、オレンジ、オレンジ&ブラックが好みだろうか。
本流レインボーのシーズンには、ブルーやパープルも試してみたいし、もちろん十勝川のアメマスだったら、チャートリュースかチャートリュース&オレンジも。
ちなみに、水に濡れるとこんな感じになる。ねっ、なかなか妖しいでしょ(笑)。


d0029241_1821198.jpg



今日のBGM : Staff Benda Bilili / Sala Mosala


[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-07 18:21 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(12)
<Vol.820> 別寒辺牛川のアメマス
今日のBGM : Ingrid Chavez / Returning to Seed
d0029241_19370100.jpg



天気図の等圧線がギュッとつまったGWの後半の始まりだった。
深夜に札幌を発つ前から風がめっぽう強く、本当にフィールドではロッドが振れるのだろうかという不安が脳裏をかすめていく。おまけにポツポツと冷たい雨まで交じり始めた。
気温はグッと冷え込んで3℃。
のんびりとした春らしい穏やかな天気を期待していたのに、まったくついていない。
おまけに札幌から道東のフィールドまでは、気が遠くなりそうなぐらい長い道のり。


d0029241_19475147.jpg

d0029241_20175182.jpg



道東道はみぞれ交じりの雨が降る。路肩には薄っすらと白い雪。
風は相変わらず強いのだけれど、池田ICを過ぎたあたりだっただろうか、夜空には知床の星空を思い出させるぐらい沢山の星達が輝き始めた。
5月3日の早朝、何とか無事に別寒辺牛川の畔にたどり着く。


d0029241_2029680.jpg



いくつものちぎれた雲が凄いスピードで頭上を流れていった。
コーヒーを薄めたような色合いの本流が風にあおられて激しく波立つ。
そして岸際は、そこにミルクを流し込んだような色合いへと時間と共に変色していった。
風の息遣いはさらに強まる。突風のような風は風速10m/s以上だろうか。
風の中を海鳥たちが舞う。彼らが探し求めるのは、海へと下っていく鮭稚魚。


d0029241_20382066.jpg

d0029241_20383583.jpg



僕がいつかは訪れてみたいと思っているフィールドのひとつ、南米はパタゴニア、フエゴ島に吹く風はもっと強いのだろうか。遮るものが何ひとつ見つからないフィールド。シートラウトとアメマスとの違いはあるけれど、もしかしたらアングラーにとって何かしら感じるものに共通点があるのかもしれないなどと考えたりする。たわいもない想像に過ぎないのだけれど。とにかく、向かい風でないことだけが救いだった。


d0029241_20504384.jpg



別寒辺牛川で過ごした2日間、ロッドはMeiserのS2H1366S-4で通した。ブルーとイエロー、それにオレンジ・コパー、いわゆる"Trouty Blue"のコスメ。
ラインはAFS7/8Hover改にテイップは15フィートのType1。先月この地を訪れた時と同様に鮭稚魚を模したイントルーダー・パターンのストリーマーがティペットの先には結ばれている。


d0029241_2105691.jpg



翌日の5月4日は、朝から風が穏やかなものの、風向きが変わると急に気温が下がり始めた一日だった。前日とは表情がまったく異なった本流の濁りも少しは落ち着き始めていたのかもしれない。

それにしても強風で川面が激しく波立っていようが、それとはまるで正反対に微風に吹かれて静かに小波だっていようとも、キャストしたフライが着水し、水面直下で静かに下流へと膨らみ始めたラインに引かれ始めた時に、不意にズゥンと鈍重な負荷と共にランニングラインに伝わる衝撃。少しのタイムラグをおいて激しく炸裂する水面。これだけは本当に強烈で、もしかしたらスレ掛りなんじゃないだろうかと僕が錯覚するぐらいのアメアスに出会えたことなど、別寒辺牛川のアメマス達は彼の地で過ごした2日間、パワフルそのものだった。


d0029241_21184741.jpg

今日のSilent Movie(今日のBGMに合わせてどうぞ)

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2011-05-05 21:34 | spey fishing | Comments(6)