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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2010年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧
<Vol.782> オホーツクの海にて
今日のBGM : Aarktica / Hollow Earth Theory
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潮の香り、それとも磯の匂いと表現したとしても、それはあながち間違いではないだろうけれど、なんだか久しぶりにそんな匂いに包まれた土曜日だったと思う。
オホーツクの海は、どこか夏の海らしく、とにかく穏やかで水平線はどこまでも広がっていて、風は少し強めのフォロー。時折、穏やかな海面の上を夏の風が小波を立てながら吹きなぞっていったのだった。


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                   original photo by Mr.SHU


土曜日のオホーツクの海に、先週僕らが足を運んだときのような真横に走る稲妻に激しいスコールのような降雨といった悪天候の面影はどこを探しても見当たらなかった。
僕らの周りでは数艘の小船がせっせと昆布漁をいそしみ、カモメ達がゆっくりと頭上を舞う。
そこには僕がイメージする夏のオホーツクの海があった。


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漁港脇の流れ込みには沢山のアングラーが立ち並んでいるのが、かなり離れた場所にいる僕らからも小さく見える。でも、ここにはなぜか僕らだけ。場所はサーモンのシーズンにはいろんなスタイルのアングラーで賑わうOSJのメイン会場。カラフトマスがいるかどうかは時の運。いるときはいるし、いないときはいない。でも、なぜかしらこのロケーションが好きで、オホーツクの海に足を運ぶ時は、是非ともここでロッドを振りたいと僕らに思わせてしまう何かしらの魅力を持ち合わせているのだと思う。


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                    original photo by Mr.ABU


浅い岩盤の上をゆっくりと沖合いに向かって歩く。
この日のロッドは昨年の知床以来、おおよそ1年ぶりにバークハイマーの14フィート1インチ、#7番のスペイロッドを繋いだ。
ラインはRio社のAFS 7/8 フローティング。12フィート、1Xのリーダーの先にオープンクリンチノットで今年のカラフトマス用のフライをひとつ、かなりくたびれたSA社のプラスチック製のフライボックスから取り出し結ぶ。角度変換のないペリーポークスタイルからのキャストで、オレンジ色のラインがフォローの風に乗って気持ちよく沖合いへと伸びていった。


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リトリーブしたランニングラインが足下で波にもまれてグチャグチャになり、時には昆布などの海草に絡まったりする。そんなことを何度か繰り返し、やっぱり横着をせず、ちゃんとラインバスケットを車の中から持ってくるんだったと僕が後悔し始めた時、グゥンとランニングラインをリトリーブする指先に鈍重な違和感が訪れた。自分でもよく分からないのだけれど無意識のうちにランニングラインを強く引き、合わせを入れていたのには時々驚くことがある。ランニングラインから伝わるカラフトマスの躍動感でハッと我に返ったのかもしれない。
HardyのMarquis Salmon No.1から心地よい音色を奏でてくれ、2度ほど水面上のジャンプを見せてくれた元気の良いカラフトマスだった。
そんなカラフトマスの淡いグリーン色の背中が海へと戻っていくのを、静かに眺めた。


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昨年までは赤やホットオレンジのゾンカーパターンがカラフトマスやサーモンのシーズンで使う僕のメインのフライだったけれど、今年はPseudo HairやUV Polar Chenille、それにマラブーを使ったパターンがメインで使うフライになりそう。赤やホットオレンジ、それにイエローをミックスした暖色系の色合いのものがポピュラーだけれど、ロイヤルブルーとホットピンクをミックスしたやや寒色系の色合いのものも面白いかも。今回はイントルーダー・パターンでも数本巻いてみた。そしてフライのほとんどがノー・ウェイト。フックはワイドゲイプのがまかつのB10-S #4がメイン。サーモンの時には#2を使う。


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OSJのメイン会場をあとにして、車で南下しながら幾つかの流れ込みのポイントでロッドを振ってみたものの、そこにはいつものオホーツクらしい光景があった。そんなポイントでも何度かアタリはあるものの、カラフトマスの躍動感を感じられるしっかりとしたフッキングまでには最後まで至ることはなかった。
おそらくこの次にオホーツクの海に僕らが足を運ぶのは、9月の声を聞いてサーモンの時期になってからになるような気がする。

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下川町のCafe Morenaで、ここでしか食べられないスパイシーなチキンカレーと青南蛮の酢漬けが効いたケバブでお腹の中から熱くなった後、天塩川の上流域へと車を走らせる。そういえばMorenaのいつも裸足でいるママさんは、これからは月曜日から木曜日は定休日になりますからと、凄い話をされていた。もちろんその理由も添えてではあるが・・・。

天塩川の流れはとにかく速くて、大岩がいたるところにゴロゴロと点在するいかにも男性的な荒々しい渓相を呈していた。
早くて複雑な流れの中を泳ぐ黒のGPのスイングスピードを、どうやってコントロールするのかがなかなか難しかった。それでも鱒というのはあの流れの中でもきっと俊敏な動きをすののかもしれない。小振りだけれども、力強さと躍動感がギュッとその身体に凝縮されたようなアメマスが、僕がスイングさせるフライを流れの中から見つけ出してくれた。顎からフライを外すとアメマスの姿が流れの中に消えていった。と、それと同時に河畔林の中ならヒゲナガが飛び出してきた。蒸し暑さの中、フッと涼しげな気配が漂う。なぜかしら僕には秋がほんの少しだけ近づいてきたように感じられたのだった。

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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-22 23:46 | salmon fishing | Comments(10)
<Vol.781> タグの付いた鱒、オレンジ色のひれ
今日のBGM : Toshinori Kondo / Old Soldiers


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                  original photo by Mr.SHU


まるで導火線に火がついたかのように稲光の閃光が横に走ると、ボッと漆黒の闇に包まれた北の空が灰色に染まった。音威子府町を過ぎた辺りから状況が一変する。バケツをひっくり返したかのような激しい雨。とどまることを知らない雷光。思いもしなかった気象の変化に少し戸惑う。そんな訳で今年初めてとなるオホーツクのカラフトマスは、次のチャンスが巡ってくるまで持ち越しとなった。
それでも、諦めきれないアングラーは遠くから雷鳴が響く中、一度だけ久しぶりにバーキーを繋いだけれど、結局オホーツクの海岸線でロッドを振るということはなかった。


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興部町を過ぎた辺りから乾いたアスファルトが出迎えてくれた。向かった先は渚滑川のC&R区間下流域。先週末の台風の影響で水量は少し多めだったのかもしれない。
早朝の連続する雷光と激しい雨の印象はまだ僕の中で残像のように余韻を残していた。
ソルトウォーターからフレッシュウォーターへのフィールドのシフト。
タックルはもちろんのこと、気持ちまでもを切り替えるのがなかなか難しかったりする。


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夏ゼミの鳴き声が響く中、大雄橋から右岸を釣り下る。
Meiserの12'6"#5番のスペイロッドにAirfloのデルタシューテングD8S9と10'のfast sinkのポリリーダーの組み合わせ。リードには黒のGP、ドロッパーにはビーズヘッド仕様の黒のウーリーを結んだ。
訪れるアングラーの数が多くて、予想通りプレッシャーが高いのだろうか。
なかなかレインボーからのコンタクトが訪れないまま、ずいぶんと釣り下ったように思う。


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幾つかの瀬を過ぎ、何ヶ所目かで初めてロッドティップを押さえ込むようなテイクが訪れた。水面下に現れるオレンジ色の閃光。さすがに思わずドキリとさせてくれるような美しいジャンプこそは見せてくれなかったけれど、水量の多さも加わってなかなか力強かった40クラスのレインボー。そしてその背中にはグリーンのタグ。渚滑川ではこれまで何度も釣りをしたけれど、タグの付いた鱒に出会うのは初めてだろうか。


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完璧なクリアーではなかったけれど、夏の色をした渚滑川の流れだった。
時々川原の大きな石に腰掛けてはひと休み。
ふと10年以上も前、まだ僕が川でのフライフィッシングを始めたばかりの頃、初めて友人に連れられて渚滑川を訪れた頃のことを思い出したりしていた。あの頃とずいぶんと流れの様相が変わったような気がしないでもない。


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次の深瀬で、先程よりもさらに強いテイクが不意に訪れた。
レインボーが流れに乗って下流へと走ると、ゴールデンJLHから心地よい硬質な音色と共にラインが引き出されていく。リールにラインを巻き取っては引き出され、また巻き取っては引き出されと、何度繰り返しただろうか。僕もロッドを手にしながらバックスペースのない川原をヨタヨタとふらつきつつ、レインボーと一緒に下らなければならなかった。


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あくまでも個人的な憶測として彼女と呼ぶとしたら、彼女は黒のGPよりもビーズヘッド仕様の黒のウーリーの方をより好んだようだった。SHUさんはホバーをベースにしたボディにType6のティップを繋いでいたというから、そう考えるとこの日の僕のラインシステム場合、よりフライがボトムをトレースするために、ポリリーダーをExtra super fast sinkにしても良かったのかもしれない。


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それにしても濃いオレンジ色に染まった大きなひれが印象的なレインボーだった。
放流された面影はかなり薄れ、それぞれのひれはほとんど完璧に再生していたように思う。
でも、ちょっと彼女達には、もう少しお肌のケアが必要かもしれないけれど・・・。
そんな絶妙な表現をするSHUさんと川原で大笑いしながら、きっと来年以降もこの鱒たちがこの流れに残ることになれば、さらに強く美しくなるだろうと想像していた。


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午後からは少し足を延ばして湧別川の流れへ。
やはりこちらの本流も台風による雨の影響があったのか、前回訪れた時よりも濁りは落ち着いてはいるものの、少し水位が高かった。
やっと僕の気分も本流モードへとシフトし、慌しくふたつのポイントを巡ったけれど、僕がスイングさせるフライには元気なウグイが。残念ながらレインボーからのコンタクトは訪れなかった。

この日の夕食は上川町のよし乃の味噌ラーメンと特製炙りチャーシュー。以前からメニューの中で気になっていた特製炙りチャーシューは、やはり期待を裏切らなかった。
下川町のカフェ・モレーナのカレーは、次回のお楽しみということで・・・。

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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-15 23:22 | spey fishing | Comments(9)
<Vol.780> 神聖なる流れ / 十勝川(Tokachi river)
今日のBGM : if thousands / Isolation joy division
New orderの前身でもあるJoy divisionの名曲Isolationのカバー曲。こういうアレンジも、なかなか雰囲気があって良いと思う。
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透明感のある深き青さを湛えた流れだった。
両サイドを濃い緑の深き森に囲まれた本流の流れに佇むと、なぜかしら僕にはそこにまるで神々が宿っていそうな神聖なものすら感じてしまう。実に不思議な感じ。
上流から川面の上を流れていく白い靄。山々からは鳥達のさえずり。
おそらくフィールドのかもし出す雰囲気が僕にそう感じさせるのだろう。
それにしても、毎回この十勝川のフィールドを訪れる度に感じることだが、本当にここには喩えようのない独特の雰囲気が漂っている。
土曜日の早朝に感じた十勝川に佇む僕の最初のインプレッション。


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青い流れの中をスイングする僕の巻いたチープなウエットフライ。
指先で黄色いリッジランニングラインを軽く保持しながら、右手に持ったMeiserの14フィート
#6/7番のMKSのロッドティップを高い位置に保ちつつ、スイングスピードをコントロールする。
Skagit Compactの先にはType3のティップ。2.5号のフロロティペットの先にオープンクリンチノットで結んだウエットフライから、伸びの少ないランニングラインを通じて、コツコツと鱒からの信号が送られてくる。


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プロローグはあくまでもプロローグ。
もちろん例外はあるだろうけれど、決してこの時点で焦ってはいけない。スペイロッドを手にした水面下でのスイングの釣りを好むアングラーには、ちょっとした忍耐力が試されるのだろう。
やがてプロローグは徐々にメインテーマへとシフトする。
ロッドティップの振れ幅は少しずつ大きなものとなり、鱒のみなぎる躍動感を受け止めたスペイロッドはバットからグンニャリと曲がり、ロッドにセットされたリールからは、まるで車のエンジンの空ぶかしのような余韻を伴った心地よい逆回転音と共にランニングラインが引き出されていく。そして美しき跳躍へと続く。


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まるで神々でも宿っていそうな美しい青き流れの中から、コンディションの良い本流レインボー達や少しスキニーなアメマス達がこの日も顔を出してくれた。そんな鱒たちに出会えた感謝の気持ちだけは忘れないでいようと思う。やがてこの青き流れにも時間と共にカフェオレ色の濁りが加わり始めるのだろう。早朝の鱒たちの活性が高いプライムタイムは、それほど長くは続かなかった。
本流を囲う木立の間から朝の太陽の日差しが眩しく差し込み始める。
きっと今日もみるみると気温が上がり、夏らしい暑い一日になるに違いない。


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今年は岸寄りが遅れているというピンクサーモンのために、少しは赤いフワフワとしたフライを巻き足さないと、と思うのだけれども、このところはつい本流に足を運ぶ前に少しアレンジを加えたウエットフライを巻いてしまう。特に黒のGPを簡略化したパターンも個人的に好きだけれど、最近はトラディショナルな派手めのウエットフライをPseudo Hairを使ってアレンジしてみるのに楽しさを感じたりする。ちょっと気になっていたシルバードクターなんかは、特にアレンジのしがいがあるのかもしれないし、これまで僕のフライボックスの中にはあまりなかった色使いのパターンのような気がしている。


P.S.今回の十勝川への釣行で、初めて車にトラブルを抱えてしまった。エンジンを切っても猛烈な勢いで回り続ける冷却ファン。このままではバッテリーが上がってしまう。そんな訳で、早朝のプライムタイムもなかなか釣りに集中できず、何度も車の様子を見に行ったけれど、やはり最後まで冷却ファンが止まってくれるということはなかった。札幌のディーラーに車を持ち込むと、やはりユニットそのもの交換が必要なようで、費用はおおよそスペイロッド1本分。かなり痛い出費だけれど、僕らを安全にフィールドにまで運び届けてくれていることや、今後も長い間お世話になることを考えると、こればかりは仕方がないことなのかなぁと思う。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-08 13:52 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.779> やすこうさんからの贈り物
今日のBGM : Nathalie Claude / searchin'
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のんびりとした夏の昼下がりだった。
何の気なしに居間に下りると、テーブルの上にぽつんと箱にくるまれた小さな荷物が置かれていた。きっと僕が気付かないうちに妻が宅配業者の方から受け取ったものなのだろう。
送り主は東京のやすこうさん。
荷物の中には、「今月末の知床ではお世話になります。ちょっと早いですけれど・・・」という内容のメッセージカードとニュージーランドの美しい絵葉書、それにThe "SPEY CAST" という、酒好きのアングラーとしては思わず惹かれてしまいそうなネーミングのブレンドのモルトウイスキーが1本、とても丁寧に収められていた。

昔の英国紳士風のアングラーがロッドを手にするイラストが描かれたラベルを眺めながら、ボトルの中で琥珀色の液体が左右にゆっくりと揺れるのを感じる。
ニュージーランドの絵葉書には、山々の頂が白い雪に被われたMt.Cookと、透明感に溢れた青い湖水の色を湛えるLake Pukakiが写っていて、いかにもアングラーが好みそうな絵葉書だった。ちょっと驚いたことに、メッセージカードの裏にも不思議な模様の絵が書かれていて、もしかしたらこれもニュージーランドの誰かが描いた作品なのかもしれないけれど、僕としてはこちらの流れるような模様にもちょっと興味を持ってしまった。

やすこうさんも参加されるという今年の知床番屋への旅は、8月の最終週に1泊2日で予定している。ここ数年は悪天候に遭遇することもなく、何とかペキンの鼻までは辿り着けているのだけれど、今年も無事に渡船出来るかどうかは、やはり当日近くになってみるまで分からない。この時期は台風が北の大地を通り過ぎる時期とも重なるから、あとは運次第といったところだろうか。

今年はなかなか知床の番屋へ渡るスケジュールが決まらなかったから、あまり沢山の友人には声をかけられなかった。それでも10名近い友人達が一緒に渡れることになり、また今年も賑やかになるんじゃないかなと思う。そろそろ僕も知床やオホーツクへの釣り旅に向けて赤いフライを何本か巻き足しておかないといけないし、今年はマラブーやゾンカーだけではなく、Pseudo Hairを使って巻いてみようかとも思っている。きっと水面下でユラユラと柔らかいヘアーを揺らめかして、琥珀色の液体が僕を誘惑するように、ピンクサーモンやチャムサーモンを魅了してくれるのだろう。

やすこうさんから贈られてきたモルトウイスキーの封を切るのは、もちろん知床の海岸で潮風に吹かれながらと考えている。きっとほのかな潮の香りとモルトの香りとが、とても良い感じで混ざり合うのだろう。これにシェフの手料理がさらに加われば・・・。でも考えてみると、僕らが無事に知床のペキンの鼻に辿り着くということ以前に、僕自身がボトルの中で柔らかく揺れる琥珀色の液体の持つ魅惑にいつまで耐えられるかどうかの方が心配だったりする次第。
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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-03 18:59 | liquor | Comments(4)
<Vol.778> 7月最後の日の湧別川
今日のBGM : Anja Garbarek / Cancelled Pieces


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お昼近くになり、そろそろ僕らが空腹を感じ始める頃になって、やっとオホーツクの本流の上に夏らしい青空が戻ってきた。
早朝とは打って変わって、ジリジリとした夏の日差しが照りつける。
本流を囲う森からは夏蝉の賑やかな鳴き声。
相変わらずオホーツクの地を流れる湧別川は薄っすらと濁っている。


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早朝は湿気をたっぷりと含んだ薄いガス状の雲が低く垂れ込めていたというのに、ふと気が付くと、空には夏の雲がいくつもフンワリと漂っていた。
フィールドに佇みながら青空を見上げるのは、もしかしたら久しぶりのことなのかもしれない。残念なことに日曜日からはまた天気が下り坂だという。だから束の間夏の青空の下、せっかく遠くまで足を運んだのだから、今日という日をのんびりと楽しもうと思う。


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金曜日から降り出した雨で、湧別川のコンディションは決して良いものとは言えなかった。一日を通してほとんど他の釣り人には出会わなかったことが、そのことを暗に示しているのだろう。薄っすらとサンド・オリーブカラーに色づいた本流が、幾分増水しながら流れている。透明度はおおよそ50cm程度。本流に膝ぐらいまでウェーディングすると、僕のくたびれたSIMMSのウェーディングシューズの輪郭がぼんやりと見えるぐらいだろうか。でも、全く釣りが出来ない程じゃない。最近の濁った十勝川での釣りの経験が、僕の中で生まれる不安を少し弱めてくれたように思う。


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濁りの心配は、もしかしたら僕の杞憂だったのかもしれない。
小振りなレインボーにヤマメ、それに薄っすらと婚姻色が浮き出たサテンゴールドに色づいたチェリーが、濁った本流の流れの中からスイングする#7番のスペイフックに巻いた黒のGPやシルバーマーチブラウンを見つけ出してくれた。結局湧別川のグッドサイズのレインボーには出会えなかったけれど、時折濁った本流の川面の上を飛び交うヒゲナガの姿を見かけたから、もしかしたらイブニングには状況が一変するのかもしれない。


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                   original photo by Mr.ABU


この日僕が手にしたロッドはMeiserの14' #6/7番のMKS。もっぱら最近のメインロッドといえるのかもしれない。シーズン当初の水位が高い時期は、本流の流れも重くトルクフルなので、タングステンのコーンヘッド仕様のチューブフライなどの重めのフライをティペットの先に結ぶことが多かったから、Skagit Compactの480grと高いシンクレートのティップの組み合わせで、ヘビーウエイトのフライを対岸に向けてペリーポークでキャストしていたけれど、最近はティペットの先にスペイフックに巻いた軽めのウエットフライを結ぶことが多いから、思い切ってSkagit Compactを420grにまで落としてみたところ、これが結構思っていた以上に気持ちよくキャスト出来た。最初の動機は、420grのSkagit Compactが巻き込まれたPerfectのサウンドをレインボーの疾走で心地よく奏でたいという単純明快なものだったけれど、結局のところ何が功を奏するかなんて本当に分からないものだと思う。そんな訳で、シーズンの後半までは、すこし軽めのライン設定でキャストを楽しんでみようと思っている次第。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-01 18:42 | spey fishing | Comments(8)