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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2010年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧
<Vol.759> 5月の朱鞠内湖と痛めた右肘
今日のBGM : Steve Reich / Music for 18 Section 9
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水曜日の朝、右肘を伸ばすとズキンと鋭角的な痛みが脳天に走り、予期せぬ痛みで思わず僕は顔をゆがめた。
いわゆるこれが「スペイ肘」というもの。
火曜日の試投会以来、久しぶりに僕はこの右肘を伸ばした時の痛みと付き合っていた。
きっと火曜日の試投会で沢山の振り慣れないロッド、それもそれぞれが長さもアクションも異なるロッドを振ったからだろう。それとも普段使ってみるショートヘッドよりも長めのベリーのラインを振ったから?まぁ、理由は考え出せばいくつも挙げられる。
相変わらずロッドのバットを意識的に曲げようとして、スペイロッドを持つ上手の方に力が入り過ぎているのだろう。肝心なのは下手の方だというのに・・・。振り慣れたロッドではそんなことは丸一日キャストを続けていても感じないのにと思いながらも、何の気なしに右肘を伸ばすと、またズキンと鋭角的な痛みが走って僕は顔をゆがめるのだった。


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そんな右肘の痛みが薄らぎ始めた土曜日、やっと1週間前の日曜日に湖を覆っていた氷が落ちたという朱鞠内湖に足を運んでみた。
早朝の湖はどこか幻想的な世界にでも迷い込んだかのような深い霧で覆われていた。
まるでフィヨルドのように入り組んだ湖の対岸には、針葉樹の木々や白樺のオフホワイトの幹がぼんやりとシルエットを曖昧にしながら浮かび上がる。
湖水の水位はウェーディングが不可能なぐらいの満水状態。もしかしたらここまで水位の高い朱鞠内湖を見るのは、僕がこの湖を訪れるようになって初めてのことなのかもしれない。
何とかロッド1本分のスペースを見つけて、少し淡いグリーンに濁った湖水の中へゆっくりと慎重に足を進める。MKSにセットしたPerfectからAFS Hoverを引き出すと、リールからあの少しこもったような独特のサウンドが静寂の湖に響き渡っていくのだった。


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          Pseudo Hairを使ったStreamerと定番のオリーブZonker


僕が朱鞠内湖で初めてルアー釣りを始めた頃から数えると、この湖を訪れるようになって、あと数年もすればかれこれ20年という年月が経とうとしている。最初の頃はというと、イトウには滅多にお目にかかれなかったということもあり、宝石のようなプラチナシルバーのサクラマスや白い斑点の美しいアメマスに出会えただけでとにかく嬉しかった。それは紛れもなく本当のことだし、何しろ僕がフライフィッシングを始めたきっかけというのが、この湖に泳ぐ鱒、特にサクラマスにフライフィッシングというメソッドで出会ってみたいという想いからだったから。
でもなぜかここ数年、僕の中で少し変化が起こっているのを感じる。
北海道の北に位置するこの神秘的な湖へと足を運ぶ時、僕がまずイメージするのがあのトルクフルで野生的な力強さ持ち合わせたイトウだということ。おそらく漁協の方達の努力や釣り人の協力によって、朱鞠内湖のイトウに出会えるチャンスが、以前よりも格段に増えたからなのかもしれない。


辺りがほのかに明るくなり始めた早朝の時間帯から、取水崎のワンドの左側、それに残雪と笹薮を踏みしめてイタリア半島の付け根と巡る。早朝の静けさの中、野鳥達の囀りを耳にするのは何とも言えず心地よいのだけれども、相変わらずキャストをするスペースを見つけるのに苦労したし、やっとのことで畳1帖ほどのスペースを見つけたとしても、両サイドから張り出した木々の枝で、出来るだけコンパクトなキャストを心がけたペリーポークですらキャストにはストレスを伴った。
イトウとの出会いを想定してリーダーは1X、ティペットはフロロの2.5号へ。

朱鞠内湖を覆っていた濃い霧が晴れる頃には、大勢の釣り人の中に混じって僕も前浜でロッドを振っていた。風が穏やかで湖面が凪の湖からは相変わらず鱒からのコンタクトは一向に訪れない。
気持ちの良い5月の日差しを感じながら、2度の昼寝とランチタイムはさんで、結局僕は夕方までずっとキャストとリトリーブを繰り返していたけれど、とうとう最後まで何事も起こることはなかった。

帰りの車の中でハンドルを握りながら、ふと思い出したかのように痛めていた右肘を伸ばしてみる。予想していた右肘から伝わる痛みは、この日の朝とそれほど変わらなかった。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-23 21:10 | spey fishing
<Vol.758> おにぎりランチとミニ試投会
今日のBGM : Vashti / sunflowers
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冷凍ご飯を電子レンジで温め、少しの塩を溶かしたぬるま湯でしっかりと手を濡らしてから、おにぎりを握る。
そんなおにぎりの周りを包むのは定番の海苔ではなくて、この前厚岸の漁協の直販所で買ったとろろ昆布でふんわりと包み込む。
おにぎりのつけ合わせには、焼きたらことぬか漬けのお新香を少々。
空のペットボトルに冷蔵庫の中で冷えていたコーン茶を注ぎ込む。
これが今日の湖畔での僕のランチメニュー。

ミニ試投会が始まる前の小一時間、久しぶりに支笏湖の湖畔でロッドを振る。
タックルは先日の阿寒湖の時とほとんど同じもの。
ロッドはマイザーの14' #6/7 MKSにラインはAFS 7/8 Hover改にティップは15' Type3。
ただ違うことといえば、フライが阿寒湖の時よりもかなりサイズが大きなものとなり、ボディがオリーブからメタリックグリーンののキラキラが入ったコーンヘッド仕様の黒のウーリーに変わったことぐらいだろうか。

小波が立ち風が穏やかな支笏湖の透明感あふれる湖面。
湖流は右から左へと流れ、雰囲気だけは悪くは無かった。
でも、小一時間のキャストで支笏湖の鱒からの何かしらのコンタクトが訪れたりするほど、支笏湖での釣りが容易ではないのは十分承知しているつもり。まぁ、それもタイミングによるのだけれども。
小さな名も知れぬ羽虫が湖面に沢山漂っているけれど、鱒のライズはいつまでも皆無。
だから僕は湖畔の倒木に腰掛けてアルミホイルから出したおにぎりをほおばる。
今日のランチは自分で握ったおにぎりだったけれど、なかなかその塩加減の方は悪くはなかったから、またおにぎりを握って支笏湖に遊びに来ようと思っている。


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千歳川の畔で開かれた"craft S"のTraditional Speyという新作ロッドのミニ試投会。
川畔の柳の木に立てかけられた新作ロッドは、手の込んだフェザーインレイなどのコスメをはじめとしてなかなか美しかった。ただ個人的にはガイドの凍る冬季の使用を考えると、もう少しガイドの口径が広ければとも思う。
ミニ試投会では、フィールドでの実際の使用を想定して、
(1)TR SPEY #7 (13′00″ #7wt)にはAirfloのSkagit Compact 480grに
  15' Type6(#8wt)のティップと組み合わせ、
(2)TR SPEY #8 (13′06″ #8wt)にはAirfloのSkagit Compact 540grに
  15' Type6(#9wt)のティップと組み合わせでペリーポークを試みてみた。

僕のキャスト後の感想としては、TR SPEY #7 (13′00″ #7wt)にはもう少し軽めの420grか450grのSkagit Compactでもう一度キャストしてみたい感じ。あとほんのもう少しバットに張りがあると嬉しいところかなぁ。TR SPEY #8 (13′06″ #8wt)に関しては、#7番よりも少しバットに張りを感じて僕好みだろうか。ラインのマッチングも悪くなかったと思う。
今回はお立ち台に立ってのキャストだったので何とも言えないけれど、個人的にはディープウェーディングした状況でもう一度キャストしてみたいところだろうか。

今回は参加された皆さんのいろんなスペイロッドを振らせて頂いた。世の中には本当にさまざまなアクションのスペイロッドがあるんだとつくづく思った次第。

P.S.今回ミニ試投会用のロッドを提供してくださったcraft Sのsyoさん、ありがとうございました。また、ミニ試投会を企画してくださったvegaさんUncle Speyさん、他の参加された皆さん、ご苦労様でした。初めてお会いしましたが、楽しいひと時をありがとうございました。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-18 20:52 | slow fishing
<Vol.757> 3度目の阿寒湖
今日のBGM : The Heliocentrics / Winter Song featuring NICO
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「風景に刻まれた記憶、その痕跡」
「風景が語る言葉、それは誰にも理解できない言葉なのかもしれない」

horiさんのお勧めで、日曜日の昼下がりに札幌の宮の森美術館に足を運んだ。
そこでは「風景に刻まれた記憶」というテーマでMICHAEL KENNA(マイケル ケンナ)氏の写真展が開かれている。
2Fの展示室の壁には北海道の冬の風景を題材とした、少しセピアがかったモノクロームの写真群が所狭しと並べ掛けられていて、僕はそのフロアーを行ったりきたり。
horiさんがどうして僕にこの写真展に行くことを勧めてくれたのが、なんとなく分かったような気がしたし、MICHAEL KENNA氏がどうして冬の北海道の風景を写真に収めたくなったのかも、なんとなく分かるような気がした。
MICHAEL KENNA's Hokkaido ←彼のInterview(日本語字幕つき)
なぜかしら彼の写真群を眺めていると共通のテーマが流れているように感じられた。
でも、僕はこれらの写真群以上に展示室の片隅に置かれたTVモニターから流れていた氏のインタビューの内容の方に共感させられた。


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本当は土曜日には朱鞠内湖に行くつもりだったし、フライの準備にも怠りはなかった。
前夜に朱鞠内湖漁協に電話を入れると、漁協の中野氏からの「まだ朱鞠内湖の氷が落ちていないから、来られるならもう少しあとにされた方が良いですよ」とのアドバイス。
やむなく進路を道北から道東へと変え、僕にとっては今年3度目となる阿寒湖へ。

この日の風は釣りをするには穏やか過ぎたのかもしれない。
前回と同様に大島に渡船したものの、時間が過ぎても状況はほとんど好転しなかったように思う。氷点下近かった気温は日が昇るとぐんぐんと上昇していく。
湖岸の木陰で昼寝をするにはもってこいの好天だった。

ポツリポツリと阿寒湖のアメマスは顔を出してくれるのだけれども、Meiserの14' #6/7 MKSにセットしたPerfectからラインを引き出しリールの音色を奏でてくれるようなアメマスには残念ながら出会えなかった。その内にそんな鱒との巡り会わせが巡ってくるのだろう。


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この日、SHUさんから美しい木目のグリップに"shu craft"の刻印が刻まれた新しいインスタネットをフィールドテスト用にと預かる。相変わらず妥協のない美しい仕上げにはいつも感心させられる。あとはこのインスタネットを収納するこれに見合った革製のケースを何とかしないとねと思う次第。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-16 17:26 | spey fishing
<Vol.756> Hardy Perfect 3-7/8"
今日のBGM : Danny Keane / Wild is The Wind
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旋律と旋律の間隙が描き出す空間、あるいはその余韻と表現してもいいのかもしれない。
そこには、どこか物悲しさのようなものすら漂っていた。
聴く者にセンチメンタルな気分をもたらすような美しいピアノの旋律。
もしかすると晩秋や初冬の心象風景に似合うサウンドなのかもしれない。
そんな今日のBGM、なかなか悪くは無いと思うのだが・・・。


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イニシャルは「A.S.M.」。
もしかしたら前所有者の名前のイニシャルなのかもしれない。
そんなリールのくすんだメタルのハンドルフェイスにきれいにマシーンカットされたイニシャルが刻印された1930年代のものと思われるHardyのPerfect 3-7/8"がとうとう僕のもとに届く。
おそらく3-7/8"はPerfectのナロースプールの中では一番大きなサイズなのだろう。
たまたまYou TubeでDVD"Skagit Master"のダイジェスト版を見て以来、ずっと気になってしょうがなかったリールだった。探し始めてもらって4ヶ月ほど経ったある日、「やっと見つかりましたよ」と連絡を頂いた。


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少し茶色みがかったハンドルを回すと、クリック音がほんの少し内側でこもった感じの、思わずうっとりしてしまいそうな美しいあの音色がリールから響いてきた。それは去年の十勝川で聞き覚えのあるtoritoriさんの3-3/4" Wide Perfectから響いてきた音色とほとんど同じだったように思う。
長い時を経たせいか黒鉛塗装はほとんど落ちているけれど、それがまた何ともいえない重厚感というか良い雰囲気をじんわりとかもし出していて、僕としてはすこぶる満足している。
オリジナルにはこだわらないから、この時代特有の8cm近くあったブラス製のロングフットは、おおよそ6.5cmにまでフットを短く削ってもらった。
ライン容量はそれほど大きくはないけれど、今のところエアフロ社のスカジット・コンパクト 420grや480grと20lbのリッジ・ランニングラインとの組み合わせでバッキングラインが少し巻けるという感じだろうか。僕としては特にフィールドでの使用に問題は感じていない。

それにしてもオールドハーディリールの魅力をほんの少し垣間見たような感じがする。
それは同時にとても危険な魅力を持ち合わせていたように僕には感じられた。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-14 21:40 | fishing goods
<Vol.755> 低番手のspey rod
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                   original photo by Mr.SHU


このところ北の大地のさまざまなフィールドで低番手のスペイロッドを振るのがとにかく楽しくてしょうがない。とにかくスペイロッドそのものが高番手のものと比べて軽いから一日中ロッドを振っていても疲れは少ないし、おまけにアベレージサイズの鱒とのやり取りだって、これまで以上にハラハラ、ドキドキとスリリング。
だから最近の僕といえば、フライをテイクしたアベレージサイズ以上の鱒の持ち合わせる力強さと躍動感で少し細めのバットからグンニャリと曲がるスペイロッドのコルクグリップにしがみつきながら、お気に入りのリールから奏でられる心地よい逆回転音を耳にしつつ、「大丈夫、キミならきっと大丈夫」とロッドにそっと語りかけるようにしている。


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確か今から5年ほど前、僕がスペイ熱にすっかりヤラれ始めた頃、いわゆるスペイロッドはというと15フィートの#10番というのがなぜか標準といわれていたような気がする。もちろんそれはフィールドの規模や対象とする魚種によっては妥当なスペックだったのかもしれないし、こんな僕も例外ではなく、手持ちの15フィートの#10番というスペックのロッドでスペイキャストを見よう見まねで練習し始めた。
それがいつしか僕の中で#7、8番がいつもフィールドで手にするロッドとなり、そして今では本流や湖というフィールドを問わず#5、6番がまず最初に手にしたいロッドになってしまった。
もちろんそれはその日のフィールドのコンディションによるのだが・・・。

きっとこれからますますスペイロッドの低番手化が進むのだろう。もちろん低番手化といっても、それぞれのフィールドで使われるであろうシングルハンドロッドが示す指定ライン番手までの話だが・・・。ここ最近ではいろんなロッドメーカーから低番手のスペイロッドがラインアップされるようになり、選択肢の幅はずいぶんと増えたように思うし、シングルハンドでもキャストできるスイッチロッドのポピュラー化はさらにこのことに拍車をかけているように思う。
またそれに見合うかのようにいろんなラインメーカーからも低番手のスカンジナビアンヘッドのようなショートヘッドやスカジットヘッドがリリースされているから、スペイアングラーにとっては選択肢の幅が増えて嬉しい反面、お財布の方にはやはり厳しいところだろうか。
個人的な希望としては、低番手のスペイロッドの合わせられるシンクレートの高いフルシンクのスカンジナビアンヘッドが発売されるとありがたいのだが・・・。

スペイロッドの低番手化が進むにつれて嬉しいことがもうひとつ。
それはラインを収納するリールを小さく出来るということだろうか。これまではスペイラインを巻き込むリールといえば大きくて値段もびっくりするぐらい高かったが、リールが小さくなることによって、手に入れやすく選択肢の幅も広がったように思う。

今後スペイロッドの低番手化がより進んでいった場合、それに伴ってキャスト時にロッドに与える負荷も大きいからブランクが細い分何らかのトラブルに見舞われることもあるかもしれない。これに関しては、もう少し検討の余地があるように僕は思う。

最後にスペイロッドが低番化するにつれてきっと鱒とのやり取りにかかる時間が長くなるのだろう。アングラーも疲れるだろうが鱒はもっと疲れる。だからリリースする場合はこれまで以上に鱒の体力がしっかりと回復するまで水の中で保持してやる必要がありそうだ。


P.S.マイザーロッドのリールシートに関してのメッセージがマイザーさんからfishordieを通じて届きました。オールド・ハーディのリールに見られるロングフットに対応したリールシートが欠品しているそうです。現在マイザーさんの工房で、これらのロングフットに対応した新しいリールシートを製作する準備をしているそうで、完成までには半年ほどかかるとのことでした。ご参考までに。


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                   original photo by Mr.Mori

今日のBGM : Scott Matthews / Is This Love


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-11 22:12 | 私的北海道のスペイ考
<Vol.754> 阿寒湖は晴れのち雨
今日のBGM : Katia B / Destiny
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                   original photo by Mr.SHU


まるで針葉樹の葉の色を思い起こさせるウェーディングジャケットの乾いたフォレストグリーンが、頭上からほとんど垂直に降り落ちてくる春の雨滴によってみるみるとより濃い色へと変わっていった。袖口のマジックテープをしっかりと閉めなかったせいか、ウェーディングジャケットを伝わってきた雨滴がそこからジワジワと染み込んでいき、中に着込んだ僕の厚手のネル地のシャツを濡らす。
確かに寒くて冷たかった。
でも、そんなことを思わず忘れさせてくれるぐらいに、阿寒湖の黄金色に染まるアメマスが僕の手にする低番手のスペイロッドをバット付近からグイグイと絞り込んでくれたのだった。


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5月8日早朝の阿寒湖は、穏やかな表情で僕らを出迎えてくれた。前回訪れた時とは異なり、湖の湖面に浮かぶ氷の姿もほとんど見かけない。穏やかな湖面が朝の空の色を映し出しながら、どこまでも広がっていた。
MADさんに阿寒湖の南岸のポイントを案内してもらうことも考えていたのだけれど、友人達との相談の結果、いつもの北岸ではなく大島に渡船先を決めた。
大島を訪れるのは8年ぶりになるだろうか。
漁協の桶屋氏の操船する船の上で、8年前の古くてあやふやな記憶をゆっくりとたどった。


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渡船の船から降りる際に桶屋氏から大まかなポイントの説明を受けたのだけれど、大切な情報も僕の中ではなぜかこのところ3分も持たなかったりする。だから、最近お気に入りの5番という低番手のスペイロッドにテーピングを施している時には、すっかり僕の頭の中で大切な情報もその輪郭がぼやけ始めて、徐々にほつれ始めていた。まぁ、いいかぁ。フィールドに立てば何とかなるだろうから。


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ちょうど馬の背のようになった遠浅のポイントにゆっくりとウェーディング。
目の前ではアメマス達のライズリングがいくつも広がるものだから、ついついキャストする腕にも力が入ってしまう。10m程先にあるというかけ上がりめがけて、この日もエアフロ社のDelta Shooting Head D8S9 SIをペリーポークでキャストする。もちろんその先には同じくエアフロ社の10'のfastsinkのポリリーダーを繋げて・・・。
しばらくするとランニングラインをリトリーブする指先にグゥンという鈍い衝撃。
でも、早朝のアメマス達の活性の高さはそれほど長続きはしなかった。


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アメマスたちからのアタリが遠のくと、ロッドを手に大島をのんびりと1周したりした。
観光客を誰も乗せていない遊覧船が目の前をゆっくりと通り過ぎていく。
風は相変わらず穏やかそのもの。風裏になると湖面はいっそう鏡のようになった。
初めて見る風景に、ここは山上湖だということをもう一度再確認したのだった。

午後になると5月らしい青空が少しずつ雲に覆われ始める。
そして最初は細かい雨が、やがてそれは徐々に大粒のものへと変わっていく。


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僕のロッドにやっとアメマスらしい躍動感が伝わったのは、湖上を覆いつくすグレーの雨空から大粒の雨が降り落ちてくるピッチが早まってから。大島を彷徨いながら、ちょうど小島を正面に見るポイントまでやってきた時のことだった。SHUさんがグッドサイズの阿寒湖らしいアメマスとやり取りしていたものだから、その近くにウェーディングさせてもらう。

雨足がよりいっそう早まると、アメマスの群れが回遊してきたのか、さらにアメマスから訪れるビーズヘッド仕様のチャートリュース&オリーブカラーのウーリーへのコンタンクトの頻度が高まり始めた。思わずというか、ついつい期待してランニングラインをリトリーブする指先にも緊張が走ってしまう。

バットからグンニャリと曲がるロッドを手に、思わずこれはと思うようなグッドサイズのアメマスには、残念ながらランニングラインをロッドにセットしたセントアイダンに巻き込んでいる間にまんまと逃げられてしまったけれど、雨が降りしきる中、元気いっぱいの阿寒湖のアメマス達に出会えたのだから、袖口から伝わる雨滴で中に着込んだシャツが濡れて冷たかろうが、気分だけは不思議と爽快感に近いぐらいにまで満たされていた。

P.S.残念ながらこの日の最後と決めたキャストで、思わず力が入り過ぎたのかここ最近大のお気に入りのMeiserのS2H126456-Highlanderがバットセクションのフェルール直下のところで折れてしまった。fishordieさんの言葉を借りると、「折れたら何度でも修理するから、気にせずガンガン使って」というマイザーさんの言葉は嬉しいのだけれども、修理が終わるまでの間、しばらくこのロッドが使えないのはちょっと残念だろうか。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-09 19:11 | spey fishing
<Vol.753> GWの道東 / 阿寒湖から別寒辺牛川へ
今日のBGM : Luiz de Castro / ASSIM QUE VOCE QUISER
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                      photo by Mr.SHU


少なく見積もっても畳1畳分はありそうな大きな板状の氷がいくつも浮かんだGWの山上湖。
湖面に浮かんだそんな氷の合間を縫って阿寒湖はフィッシングランド前の桟橋から釣り人を乗せた小さな渡船用の船が時々スピード緩めたりしながら進みだした。
いくら今年のGWは気温が上がって絶好の行楽日和になるとは言っても、早朝の湖上の冷え切った空気はまだまだ船上の釣り人のむき出しの頬には厳しかった。
ふと何かとても大事なものを車のカーゴルームの中に置き忘れてきたような気がして不安が一瞬脳裏をかすめる。もう一度頭の中で持ち物のチェックリストを反芻した。
うん、大丈夫。
もしも何かを忘れたからといっても、まぁそれはそれで何とかなるものなのだけれど・・・。


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結氷した湖面の氷の解氷が例年よりも遅れていた今年の阿寒湖。それでも5月1日の解禁日の午後からは、何とか北岸への渡船サービスも始まったようだった。
船外機のエンジンの振動と雄阿寒岳の稜線から昇ったばかりの朝陽の眩しさを同時に感じながら、1年振りにこの山上湖を訪れたんだということをしみじみと実感した。
湖畔に降り立つと、阿寒湖に吹く早朝の風はその存在感をあまり目立たせないかのように静かに気配を消しながら吹いていた。やがてその風は太陽が高い位置に移っていくにつれて徐々にその存在感を増していくのだが・・・。


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                      photo by Mr.SHU


なぜか不思議なぐらいに鱒の存在感というか生命感の気配のようなものを湖からは少しも感じなかった。それはもちろん僕だけではなく、他の釣り人たちも同じだったに違いない。おそらく氷が落ちたばかりで水温の低さと鱒の活性の低さとが比例していたのかもしれない。ほとんど初夏に近い日差しの眩しさだというのに、小さな流れ込みの周辺に岸寄りしたワカサギの姿を見ることや湖面にアメマスのライズリングを見ることはほとんど皆無に近かった。


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                   original photo by Mr.SHU


イシカラの崎の葦際でディープウェーディングしながら、マイザーの12'6" #4/5/6wtの
Highlanderに乗せる為に新調したAirflo社のDELTA SHOOTING HEAD D8S9 SI
(10.8m、370gr)に10'のfast sinkのポリリーダを繋げたラインの感触をテストする。僕がたった1度だけ鱒が作り出す大きなライズリングを見かけたのは、まだ渡船してそれほど時間が経っていない時だった。


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慎重に葦の中を移動しライズのあった場所を目指す。
湖面に突き出たいくつもの葦の茎に注意しながらペリーポークからキャストし、数秒ほどカウントダウン。次に訪れるであろうランニングラインをリトリーブする指先に伝わる鈍い衝撃を期待しながら、時間が必要以上にゆっくりと流れていく。
グゥンと指先に衝撃が訪れたのは3キャスト目だった。
ロッドを通じて目覚めたばかりの阿寒湖のアメマスの躍動感を感じる。
50半ばの阿寒湖らしい色合いを呈したアメマスだった。
下顎には何の変哲もない、ほんの少しだけウェイトを入れた小さなオリーブのウーリーが頼りげなさそうにちょこんとついていたのだった。


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5月2日に僕の手にするロッドに訪れた阿寒湖での鱒の生命感はこれ一度っきり。
確かこんな釣り人にとっては厳しいGWの阿寒湖を訪れたのは10年程前だろうか。あの時は阿寒プロジェクトの方達に誘われて、初めてこのフィールドを訪れた時のことだったように記憶する。
日差しの温かさはこの上なく気持ちが良かった。もしかしたら午後には少し状況も好転するかもしれないけれど、僕らは帰りの渡船の時間を早めてもらい今回の旅の次の目的地、別寒辺牛川のフィールドへと車を走らせることにした。


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徐々に満潮へと近づく時間帯が迫っていた。もう直ぐ別寒辺牛川の流れも潮の影響で上流へと逆流し始めるのだろう。
ぬかるんだ泥炭地の中を僕らはそれぞれがロッドを手にフィールドを目指す。
湿原から注ぎ込む自然に出来た小さな水路には、その流れの中に小さな鮭稚魚の姿を見かけた。
乾いた温かい風がフィールドを吹き抜けていく。
ポイントに辿り着くとアメマス達の鮭稚魚へのボイルという刺激的な光景がいたるところで見られるものだから、貪欲な釣り人はますます気持ちが焦ってしまう。


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もちろんそれはどうやら釣り人だけではないようで、カモメ達もしかりのご様子。
鮭稚魚の群れか流れに沿って降っていく度に、カモメ達の鳴き声が一段と騒がしくなっていった。そんな光景を別寒辺牛川で過ごした2日間、僕は何度目にしたことだろうか。
きっとこの地を訪れたタイミングが良かったのだろう。
残念ながら大きなアメマスには出会えなかったけれど、鮭稚魚に夢中になった沢山の元気なアメマス達が流れの中から僕が巻いたシンプルな鮭稚魚ストリーマーを見つけ出してくれた。


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道東で過ごした2日間はとにかく晴天に恵まれた。日中はやはり案の定というか予想通りフィールドに吹く風が強まったけれど、季節外れの陽気の中でキャストを繰り返すするというのも悪くはないものである。それに鱒からの反応がコンスタントに続くものなら、はるばる遠くのフィールドまで足を運んだ釣り人にとっては、なおさらのことなのかもしれない。もちろんこんな僕自身も例外ではない。


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Meiserの12'6"#4/5/6 Highlander 350 to 500gr、通称"Trouter"と呼ばれるこのロッドとDelta Shooting Head D8S9 SI(10.8m、370gr)に10'のポリリーダーとの組み合わせは、このフィールドでも十分気持ち良く使えるということが分かったことは、僕にとって大きな収穫だった。基本的にラインの指定番手は全く気にせず、ラインの重さと長さ、それにテーパーを重視して僕はロッドにラインを合わせている。このヘッドの先端にいくにつれ細くなっていくトライアングルテーパーは、やはり個人的にも好みだろうか。FIも気になるところだが、もっと沈下速度の早いラインがラインアップされると個人的には使えるフィールドが増えてさらに嬉しいのだが・・・。

今回の釣り旅でひとつだけ残念なことが・・・。
それは最近お気に入りだった14' #5/6wt MKS Protoが、Skagit Compact 420grのラインを乗せてシュートしたときに、バット・セクションの中間辺りでバキっと折れてしまったことだろうか。僕自身としてはなかなか原因が思いつかないのだけれども、カナダでのフィールドテストを経て届いたロッドだけに、もしかしたらどこかで小さなクラックが入っていたのかもしれないなどと想像する。
それにしても、マイザーさん、このロッドをもう一度修理してくれると良いのだけれども・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-05 01:15 | spey fishing