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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2010年 03月 ( 6 )   > この月の画像一覧
<Vol.746> 冬のニット帽からフィルソンのオイル・ハットへ
今日のBGM : Alif Tree / Way Down South feat. Tony Joe White
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                  original photo by Mr. SHU


東の空が薄っすらと明るくなり始めた道東道のパーキングエリアでひと休み。
まだ漆黒の闇をたたえた頭上の夜空からは、沢山の雪の結晶が一塊になった白いものが、街路灯の明かりに照らされてフワフワと揺らぎながら音もなく降り注いでいた。
静かな朝だった。
十勝川下流域で車のデジタル表示の外気温計は-4℃という数字を何の感情も伴わず無機質に表示していた。


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下流域の駐車スペースにはすでに沢山のローカルナンバーの車が止まっていたけれど、音もなく流れる十勝川本流の畔に立ってみると周りに釣り人の姿は見当たらない。つまり周りは僕とSHUさんだけ。きっと先程駐車スペースで見たローカルナンバーの車の持ち主はルアー釣りの方達で、僕らが立ちこむハイバンクのポイントからさらに下流の広場の方へ行かれたのだろうか。
風が吹かないだけ幾分冷え切った寒さにも丸みを感じていると、僕の頭上を数羽の白鳥の群れが飛び去っていき、ゆったりとしたリズムの羽音が少しずつ静寂さの中に吸い込まれていくかのようにフェードアウトしていった。


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茂岩橋の濁度計が表示する数字は、ここ最近10~20程度で推移している。
本格的な雪代の流入はもう少し先なのだろうか。
穏やかな春らしい無風の十勝川では風と波による濁りも起こらない。
相変わらず少しオリーブががった薄いサンドベージュの流れが音もなく静かに流れいて、冷たい本流にウェーディングすると、偏光グラス越しにでも僕のかなりくたびれてところどころ水漏れがしているネオプレーンウェーダーのブーツのつま先のシルエットが微かに見えた。


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                   original photo by Mr. SHU
                  

むき出しの頬で感じる角の取れた寒さとは異なり、この日の午前中に僕が手にしたマイザーの13'6"#6番の"S"ロッドのガイドは、下流に流しきったラインをスネークロールでピックアップし、キャストの流れをいったんそこで止めた後、そこからラインをキャストしたいクロス方向にダンプして、もう一度ウォーターボーンキャストを行うといった僕の右岸でのキャストスタイルを続けていると瞬く間にガチガチに凍り付いていってしまった。ロッドの先端のガイドはまだしも、バット付近のストリッピングガイドとなると、それを取り去るのにかなり苦労してしまう。これはあくまでも個人的感想なのだが、マイザーのロッドも以前よく使われていたゴールドサーメッシュのSIC製のストリッピングガイドの方が厳寒期においてはガイドにこびりついた氷も取り去りやすく、結果的には扱いやすいように感じている。


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この日は一日を通してスカジットシステムで通した。ティップは何の迷いもなくType8。
2.5号のフロロのティペットの先には、使い古してタングステンコーンヘッドのゴールドメッキがすっかりはげ落ちでしまったチャートリュースカラーに少しオレンジを加えたチューブフライ。つやの落ちたコーンヘッドはその内にでも油性マジックか何かでエッグカラーにでも色付けしてみようかなと考えてはいるけれど、効果と耐久性についてはもう少しリサーチが必要かも。


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右岸におけるウォーターボーンキャストからランニングラインがスルスルっと伸びていって、すべてが一直線に伸びきるとHardyのMarquis Salmon No.1からジリジリとスプールの逆回転音が脇の下辺りから短く響いてくる。ティペットとその先のフライがきちんとターンオーバーしていることを視覚的に確認する。
タングステンのコーンヘッド仕様のチューブフライはドレッシングが薄いと結構な速さで沈下していく。おそらくボトム付近に達するころには、流れに乗って下流へと膨らんでいくフローティングのスカジットヘッドに引かれてスイングを始めるのだろう。時々指先でつまっだランニングラインのテンションを調節してスイングするフライにアクションを加える。
僕にとってのグッドサイズのアメマスからのコンタクトは、なぜかしらフライがスイングを始めて間もなく、おおよそ60度ぐらいの角度で訪れることが多かった。ほとんどメンディングは加えないから、おそらくフライは僕がイメージしている位置よりももう少し上流でアメマスを魅了しているのだろう。
ランニングラインに伝わる、つい見逃してしまいそうな違和感。やがてそれはリールの逆回転音を伴った鈍重な躍動感へと変わっていった。
なかなか水面に顔を出さないパワフルなアメマス達。ロッドティップは何度も水面近くまで引き込まれてしまい、その度にリールからは逆回転音が奏でられる。結局ひとりではランディングに手間どり、何度もSHUさんにランディングを手伝ってもらった。


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ロッドのガイドが凍りつく事から僕らが解放されたのは、午前中の遅い時間。少し空腹を感じ始めた頃だった。少し車で移動して雪の上を歩き、左岸をリサーチしてみた。釣り人のつけた足跡の上を歩き、見覚えのある春らしい穏やかな左岸からの十勝川の風景を目には出来たのだけれども、アメマスからのコンタクトは一度っきり。2週間前に苦労して左岸を訪れた時に僕の中でクリアーにならなかった部分が、すべて線で繋がったので個人的には納得のいくところだろうか。

イブニングを迎える前にもう一度右岸の最初のポイントに戻る。十勝川の水位は数10センチほど下がっていたのかもしれない。ロッドは14'の#7/8番のMKSに持ち替えた。
イブニングを迎えても十勝川に吹く風は無風のまま。
帽子をスキー用のニット帽からフィルソンのオイル・ハットにかぶり替える。まぁ、これも気分。

下流からルアー釣りの方達がひとりまたひとりと帰っていく中、本流のいたるところで大きなアメマスの立てるライズリングがスプラッシュサウンドと共に広がり始めた。
アングラーにとってこの上なく刺激的な光景が断続的に続くのだけれども、アメマスからのコンタクトは一向に訪れない。時間と共に不安と焦燥感がつのっていく。
そんな中、スイングするフライがグゥンという根掛りのような鈍重な衝撃と共に一瞬動きを止める。やがてロッドに伝わる大きな振幅と共にアメマスは一気に下流へと走り、ハンドルをリメイクしたHardyのCascapedia #8/9からはブレーキを幾分絞っても甲高い悲鳴にも似た終わりのない逆回転音が響いていった。
川底近くからなかなか浮き上がってこないアメマスに僕自身もロッドを手にした腕がダルくなり始める。やっとアメマスが水面近くに初めてその姿を現した時、僕は一瞬その姿に固唾を呑み、僕としては珍しいことなのだけれども、このアメマスは絶対にキャッチしたいと祈った。
相変わらず僕はこのアメマスに翻弄されっぱなし。上流にいるSHUさんは僕の声も届かないところ。何度か腕を思いっきり伸ばした折りたたみ式のネットでのランディングに失敗し、その度に僕は嫌な汗を脇の下に感じる。
長い長いアメマスとのやり取りに終止符が打てた時、そのアメマスは少し下流の氷が溶けてむき出しになった岸際に存在感をたっぷりと誇示しながら横たわっていた。
ドーナツ状の穴の開いた白い斑点が全身に散りばめられた海からの遡上タイプを思わせる美しいその魚体。両手で支えると言葉もなく伝わってくるずっしりとした重さに、出会えた嬉しさがじんわりと僕の中でこみ上げてきたのだった。

春の十勝川で最後に出会ったアメマス達に感謝して。


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                   original photo by Mr. SHU
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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-22 14:50 | spey fishing | Comments(17)
<Vol.745> 春らしい十勝川
今日のBGM : Bossa Futura / Rios y Ramas
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穏やかで柔らかな春の日差しが窓から射し込み、
のんびりとした時間がこの上なくゆったりと流れる午後。
ふとそんな時にはBossa Novaに耳を傾けたくなる。
一番のお気に入りは、なんといってもJoão Gilberto。
でも、時にはこんなBossa Novaも悪くはないかも。


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薄いベールをまとったかのような濃淡のない曇り空。
春の風はそよとも吹かず、全くの無風と言っていいぐらい。
音もなく流れる薄くグリーンがかったサンドベージュカラーの十勝川本流を丸みを帯びた静寂さがどこまでも包み込む。
そこに佇む釣り人の耳に届くものといえば、表面がシャーベット上になった雪の塊から絶え間なく垂れ落ちる滴の音色と一団となって飛び去っていく野鳥達の鳴き声と羽音ぐらいだろうか。
まるで時間の流れが止まったかのような錯覚に陥ってしまう。
これが僕がイメージする春らしい十勝川。


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もしかすると3月の連休に北の大地を通過する嵐の前の静けさだったのかもしれない。
3月20日の土曜日、十勝川下流域を訪れた僕らを、久しぶりに僕がイメージする春らしい十勝川本流が出迎えてくれた。
そんな春らしい静寂さに包み込まれた十勝川にリールの逆回転音が響き渡る。
66、68、62、そして最後に70のオスのアメマス。
どれもすばらしいアメマスたちとの出会いだったし、お気に入りのスペイロッドを手にした釣り人を心底きりきり舞いにさせてくれた。
特に僕を圧倒したのは、この日のイブニングに出会ったその全身にドーナツ状の白い斑点を散りばめた70のオスのアメマス。大きな尾びれはそのパワフルな躍動感の証であり、その体高と体の幅の厚さにはどこか風格のようなものさえ僕には感じられた。

続きは後日。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-21 15:30 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.744> コーンヘッド・チューブ・フライ
今日のBGM : Tedd Patterson / HUBBLE (HUBBA HUBBA DUB)
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以前は早春や晩秋から初冬にかけての十勝川のアメマス釣りで、スペイラインのティップの先から伸びる1mほどの2.5号のフロロのティペットの先に結ぶフライは、お決まりのようにビーズヘッド仕様のチャートリュースカラーのウーリーだった。まぁ、この手のフライも根掛りが多くてロストが頻発する時には、タイイングがすこぶる簡単なので、実に重宝はしていたのだが・・・。
でもここ数年、すっかりその手のどちらというと小さなフライをティペットの先に結ぶことはなくなり、その代わりに、コーンヘッド仕様のチューブフライやシンプルなチューブフライ、それにイントルーダーなどの長くて、見た目にも存在感のあるフライを結ぶことが多くなった。

カラーはメインのチャートリュースはもちろんのこと、アクセントにオレンジを加えたり、濁りが強い時などには、より目立つようにと黒系のフライを結ぶことだってある。


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シーズン中の十勝川では、多少濁った中でもしっかりとアメマスにアピール出来るようにさまざまな少し大き目のフライを結ぶのだが、お気に入りのAirflo社のSkagit Compactを使ったシンクティップシステムの場合、僕はコーンヘッド仕様のチューブフライを真っ先に1m程のティペットの先に結ぶ。

この手のチューブフライのボディに使用するのは、GUIDELINE社のMサイズとXSサイズのプラスチックチューブの組み合わせ。Mサイズの方はシンプルなチューブフライのボディにも使えるから僕としてはとても重宝している。おまけにいろんなカラーバリエーションがあって、長いチューブは好きな長さでカット出来るから、フライのサイズはお好み次第ということだろうか。

メインで使用するマテリアルはもっぱらPseudo Hair(各色)やDyed UV Polar Chenille(各色)などのシンセティックマテリアルにパール系の光り物を少々。あとはマラブーにバックテイル、それに毛足の長いコック・フェザント・ランプなど。時には少し豪華だけれどジャングルコックやグリズリーのサドルハックルをアクセントに使うことだってある。まぁ、もちろんそれは全体のバランスを見ながらのことだけれども・・・。

一番大事なタングステンのコーンヘッドはCaps社のMサイズ。他にもいろいろと代用できるものはあるのだろうけれど、これが今のところ一番手に入りやすくてコストパフォーマンスがいいように思う。先端に穴に少々バリがあるから、使用前にはカッターなどでちょっと手入れが必要かな。

チューブフライを巻くのには、どうしてもボディのチューブを固定する専用のツールというかアタッチメントが必要になってしまう。友人の中には、大き目のサーモンフックのアイを切り落とし、それにチューブを差し込んで固定してタイイングしている友人もいるけれど、僕の場合はTHAMESで以前買った確か700円ぐらいのツールを愛用している。そういえば、GUIDELINE社のテーパーの付いたツール/アタッチメントも使いやすいと言っていた友人もいたから、これに関してはお好み次第なんだろう。

フックに関しては、もっぱらアメリカ屋漁具店で買うHARIMITSU社の50本入りで確か400円前後の管付きチヌ針5号。アイはストレートとアップの中間ぐらいで、シリコンチューブなどを使わずに、そのままダイレクトにMサイズのチューブにティペットを結んだまま差し込めるから、僕としては手放せないものになっている。

今のところ本流アメマスや本流レインボーにも意外と気に入ってもらっているコーンヘッド仕様のチューブフライだけれども、巻いていて何が一番楽しいかというと、XSサイズのチューブにコーンヘッドを差し込んで、最後にライターでコーンヘッドから伸びたプラスチックチューブをそっと慎重に炙る瞬間だろうか。何せやっと1本巻き終えたという儀式のようなものだからね。是非、お試しあれ。


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                 original photo by Mr.fishordie
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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-17 22:17 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(7)
<Vol.743> 強風が吹き荒れる中で・・・十勝川の本流アメマス
今日のBGM : Beat Pharmacy / "Time" John Daly Rmx
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金曜日の深夜から降り始めた3月の雨。
パチ、パチと大きな雨粒が風にあおられて自宅の居間の窓ガラスに当たる音が冷たく響く。
時間が経つにつれて、3月の強風はますますその存在感を増し始めた。
友人達との集合時間は深夜の2時。
天気予報が示す週末の北海道は荒れ模様。
これでもかというぐらいに等圧線がギュッと狭まったものだった。


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ミゾレが溶けたような存在感のある雨粒が車のフロントガラスに激しく当たる。
道東道を走る僕らを乗せた車は、横からの強風にあおられて何度も頼りなげにフラついた。
予想していたとはいえ、週末を友人達と過ごす十勝川本流のコンディションのことが気に掛かる。何せ初めてこの地を訪れる友人もいるものだから・・・。釣り日和とまではいかないにしても、出来れば穏やかなコンディションであって欲しいと願う。
土曜日の早朝、池田町を過ぎた辺りから雨は降り止み、道東の地を吹き抜ける風の存在感も少しは薄らぎ始めたのかもしれない。もちろんそれは強風吹き荒れる前の束の間の休息に過ぎなかったのだが。
早朝は茂岩橋よりもさらに上流に位置する支流の合流部下の魅力的な長いランに入った。


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                   original photo by Mr.Mori


まだ低い角度に淡いベールをかぶった道東の太陽が存在していた。
やがて風は徐々にその存在感を増し始める。
最初のポイントで下流でキャストしていたABUさんにはグッドサイズのアメマスとの出会いがあったようだが、僕には一度スイング中のフライにテイクがあっただけ。
きっと大きなアメマスたちの群れは下流へと移動していったのだろう。
そんな曖昧な希望的推測だけで、僕らもさらに下流域へと車で移動した。


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猛烈な強風が十勝川の河畔林を揺るがしていた。
道東の空を小さな白い雲が凄いスピードで流れていく。
風裏になると思われる下流域のハイバンクのポイントで"Trouty Blue"のコスメが施されたマイザーの13'6"#6番の"S"ロッドをキャストする。
ラインシステムは前回訪れた時と同様にAirflo社のSkagit Compact 480grにティップは
15'のType8。
黒のシンセティック・マテリアルをメインにしたコーンヘッド仕様のチューブフライがスイング中にグゥンという衝撃とともに引き込まれたのは、正午を過ぎたあたりだった。
バットからグンニャリと曲がる#6番の"S"ロッドと共に僕は本流アメマスの力強さに翻弄された。Moriさんにランディングしてもらったのは67cmのグッドコンディション。ドーナツ状の白い斑点に、思わず見とれてしまう。


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午後からも吹き荒れる強風は一向に弱まることを知らなかった。
さらに風向きまでが少し変わり、季節が戻ったかのように冷たいものとなる。
ガイドは凍りつき、グローブの下の指先は、その感覚が徐々に痺れて薄らいでいった。
ただ唯一何も変わらないのは、冷たい色をした道東の青空だけ。


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午後からはマイザーの14' #7/8番のMKSにロッドを持ち替えた。
釣り人のまばらになった午後の本流で、不意にチャートリュースカラーのコーンヘッド仕様のチューブフライがズンと引き込まれる。躍動感の主はみるみると下流へと突っ走り、Airflo社のSkagit Compact 540grとType8のティップが巻かれたCascapedia #8/9からは悲鳴にも似た高音の音色が奏でられた。僕にとっては簡単には終止符を打てそうもないスリリングなやり取りがいつまでも続く。本流用の折りたたみ式のネットでも2度ほどランディングに失敗してしまった。その度に僕の心臓の鼓動が速まるのが分かる。水面下で何度も反転を繰り返した躍動感の主は67cmのメスのグッドコンディションのアメマスだった。


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十勝川で友人達と過ごす二日目。
日曜日の早い時間帯は、まだ風が穏やかだったのかもしれない。
やがてその風は時間と共に別物へと変貌を遂げていく。
土曜日に吹き荒れた強風で、十勝川の濁りはさらに強いものへと変わっていた。


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北西の台風並みの強風は河畔林をこれまで以上に激しく揺さぶる。
おまけにカラっカラに乾燥した寒風は釣り人が感じる体感温度を一気に下げていく。
ガイドはみるみると凍りつき、深くウェーディングした本流から上がると、ネオプレーン製のウェーダーは凍りついて、ゴワゴワとした異質な物へと変身していった。
とても3月中旬とは思えないタフなコンディション。


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風がまだ穏やかな間は、アメマスの反応も悪くはなかった。
上流からの強風でラインが下流へと引かれながらも、フライがしっかりと沈んだ時にはグッドコンディションのアメマスからのコンタクトが訪れた。
やがて3月の道東に吹き荒れる強風が本格化し始めると、本流は濃いサンドベージュへと色づき始め、アメマスからのコンタクトも遠のき始めた。

本州から来られたyanbaidesuさん、fishordieさん、toritoriさんは明日の午前中までの滞在だという。そんな彼らに早春の十勝川らしい穏やかな天候が幸運にも巡ってくることを願って僕らは珍しく6本のマイザーロッドが揃った道東の地をあとにした。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-16 17:12 | spey fishing | Comments(18)
<Vol.742> 心地よい疲労感と充足感
今日のBGM : U-Roy / Natty Rebel
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                   original photo by Mr.SHU


それにしてもよく歩いた。
自分でも本当によく歩いたと思う。
もちろんそれは僕だけでなく、友人達も同じ。
それぞれがお気に入りのスペイロッドを片手に、どこまでも果てしなく続く真っ白な雪原の上を、ただただはるか向こうに流れる本流を目指して歩み続ける。

やっとの思いで本流にたどり着いた時には、全身汗だくで、もうクタクタ。
でも、良かった。不思議な満足感がジンワリとこみ上げてくる。
これで、またひとつ僕の中で未解決だったことが、すっきりとしたのだから。


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1週間ぶりに訪れた十勝川本流の下流域。
本流を囲う河畔林を白い樹氷の結晶が彩り、見慣れた風景は、どこか白く霞んでいたように思う。まるでほんの少しだけ季節の針が逆に戻ったような感じ。
相変わらず早朝は身を切るようにグッと冷え込んでいた。


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                   original photo by Mr.SHU


先日届いた、まるでIcy blueのようにも映る"Trouty Blue"のコスメが施されたマイザーの
13'6"#6番の"S"ロッドを繋ぎ、本格的な雪代前の冷え切った本流をゆっくりと釣り下る。
この地で越冬したのか渡り鳥達が本流の上を羽音を立てながら飛び去っていく。
やはり新調したロッドのガイドはキャストを繰り返す度にみるみると凍り付いていった。


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自宅の前でラインを通さず軽く振ってみた時に感じた、MKSよりもバットに少し張りを持たせてティップをほんの少し繊細にした感じという僕の"S"ロッドに対する感想は、フィールドで実際にラインを通してキャストした時においても、それほど大きくは変わらなかったように思う。
なかなかシャキっとした振り抜けの良いアクション。ロッドを手に軽く振っても、フロントグリップがそれに同調して曲がっているのがしっかりと分かる。


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午前中は、Rio社のAFS#7/8 Type4 460grに黒やチャートリュースを基調とし、オレンジなどをほんの少しアクセントに加えたチューブフライやイントルーダーを結んだシステムで通した。濁りは今のところそれほど強くはないようだ。この日も相変わらず上流から流れてくる大きな氷の塊には何度も肝を冷やされた。


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残念ながら十勝川らしい大きなアメマスには出会えなかったけれど、アベレージサイズのアメマスが、指先の冷たさを感じ始める頃になると、時々挨拶をしに顔を出してくれた。
そんなアメマス達のたくましい躍動感を新調したマイザーの"S"ロッドを通じて感じとる。
初めてフィールドで使ってみた"S"ロッドは僕にとって好印象だった。
確かにさまざまなフィールドでオールマイティに仕事をこなしてくれる、魔法とまでは言わないけれど、素敵なタクトというかスティックなのかもしれない。


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午後からはAirflo社のSkagit Compact 480grにRio社の15'#8番Type8 109grのティップというラインシステムで通した。
確かに"S"ロッドはMKSに比べると若干バットに張りがあるのだが、ペリーポークからしっかりとバットに負荷をかけて、ティップを高い位置で保持すると、このウォーターボーンのキャストスタイルからでも気持ちよくラインは伸びていったように思う。

紫外線の強い午後の十勝の太陽の日差しを浴びながら雪原を長い距離歩き、ほとんど釣り人がアプローチしていない下流域をリサーチした。
僕の中で未解決だった部分がほんの少しクリアーになった土曜日の午後だった。


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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-07 18:20 | spey fishing | Comments(16)
<Vol.741> "Trouty Blue" / R.B.Meiser S2H1366S-4 Custom
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ロイヤルブルーにイエロー、そしてコパーのスレッドによるコンビネーション。
それは、まるで絵画のように美しい仕上がりだった。
カスタムメイドのコスメのオーダーは、"Trouty Blue"。
Meiserさんが仕上げた、とびっきり美しくて、世界中どこを探しても同じものが二つとないスペイロッドが、昨夜自宅に帰ると届いていた。


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昨年の12月中旬に僕がオーダーしたロッドは、R.B.Meiser RodsのS2H1366S-4というモデル。つまり13'6" #6番のHighlander"S"シリーズのスペイロッドということ。
これまで低~中番手のMKSシリーズや低番手のHighlanderシリーズは手にしたことがあるので、おおよそのことは分かるけれど、新しくラインアップされたHighlander "S"シリーズを手にしたのは今回が初めてのことになる。


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このHighlander "S"シリーズだが、実はMKSシリーズとHighlanderシリーズのちょうど中間ぐらいに位置するテーパー構成になっているようで、正式にHighlander"S"シリーズという名称がつけられるまでは、一時期Web上では"Highlander Hybrid"という名称で呼ばれたりして、その噂だけが勝手に一人歩きしていたように思う。もちろん僕としても、このロッドがいったいどんなアクションのロッドなのか、とても興味がそそられるロッドであったことに違いはないのだけれども・・・。


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昨年この"S"シリーズがリリースされて、いち早く手に入れられたakiranさんやtoritoriさんのS2H1407S-4を十勝川や知床で振らせてもらい、MKSシリーズのバットに少し張りを持たせて、ティップを若干繊細にした感じという感想を持った僕は、これはなかなか良いかもと、この"S"シリーズに対してさらに好印象を持ってしまった。


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確かにMKSシリーズは独特のアクションで、アングラーによって好みの分かれるところだと思う。しかしこの"S"シリーズは、おそらくシューティングヘッドやスカジットヘッドなといったどちらかというとショートヘッドを気持ちよくキャストするのに適したロッドなのだろうし、湖や本流などでオールパーパスに使えるロッドのような気がする。


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次にもしもマイザーロッドをオーダーする時は"S"シリーズでオーダーしようと考えていた僕は、今回Meiserさんに無理をお願いして、カタログ上にはないフィールドテスト中のスペックをカスタムで仕上げてもらった。

Model : R.B.Meiser S2H1366S-4 Custom Build
Grain Window : 400 to 650
Feather Inlay Options : "Trouty Blue" / Guinea Evler base feather
Guide & Butt Wrap Options : "Trouty Blue"
Reel Seat Options : Struble U26 Bright Nickel Silver,
                Burl Madrone Wood Insert

どうやらこの新しいロッドをフィールドで最初に手にするのは早春の十勝川になりそうである。ラインを通したキャストフィールがいったいどんな感じなのか、こちらも楽しみの一つなのだが。

今回はこれまでの暖色系のカラーとは違い、初めて目の覚めるような鮮やかなブルーをメインにコスメを仕上げてもらった。
次回は燃えるような赤、それもイタリアの跳ね馬、フェラーリをイメージして思わずハッとするような鮮やかなイタリアンレッドでコスメをお願いしてみようかなと僕は思っている次第。きっとフィールドでは一際目立つだろうなぁ(笑)。

P.S.今回もこのロッドにマッチさせたフローティングのヘッドとランニングラインが一緒に送られてきていた。ちなみに重さは471gr、長さは34.5feet。参考までに。


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今日のBGM : Subes / See You There


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by d-yun5-fly-elise | 2010-03-02 18:23 | Custom Spey Rod | Comments(14)