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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2009年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧
<Vol.727> 初冬の十勝川にて、冬の十勝は要注意
今日のBGM : David sylvian / Brilliant Trees
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遡上タイプのアメマスの激しいヘッドシェイクと共に僕が手にするS2H14056-MKS Protoがロッド全体で大きくバイブレーションする。
ブレーキを絞ったPeerless No.5からは、それでもランニングラインがジリジリと引き出されていった。
60クラスのアメマスともなると、ロッドはなかなか立てられない。
風の穏やかな晴れ渡る十勝の空の下、リールの奏でる控えめな逆回転音だけが静かに響き渡った。
ラインは新しく出たAFS#6/7 sink2/sink3をモディファイしてチェンジャブル化にしたもの。ティップにはType6(#7)をつなぐ。

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朝焼けに美しく彩られた十勝川が出迎えてくれた。
道東の茫洋とした風景は、さりげなくこの地を訪れる釣り人を詩人の気分に浸らせてくれる。
そんな早朝の十勝川の畔に、ABUさんやいつもの友人達と佇んだのは日曜日だった。
冷やりとした初冬の空気感は、日を追うごとに増しているように思う。


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岸際には少しずつではあるが氷の張り出しが目につき始めた。あと1ヶ月もすれば、きっとさらに成長して本流を厚い氷で閉ざしてしまうのだろう。
静けさが包み込む冷え切った午前中は、もっぱらType6のティップをつないだシンクティップシステムで通す。本流の流れはこれまでで、もっとも緩やかなものだったのかもしれない。
ティペットの先に結ぶのはコーンヘッド仕様の黒やチャートリュースのシンセティックなマテリアルをあしらったチューブフライ。フライが着水した後は、ラインを送り込むのではなく、ロッド操作で強制的にフライをスイングさせる。


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早朝の数キャスト目からアメマスのパワーで手にした#7/8番のMKSが引き込まれた。
60クラスの僕にとっては申し分ないサイズ。このサイズのアメマスにコンスタントに出会えるのだから、いくら冷え切った指先がジンジンと痺れようが、気分はもちろん悪くはない。

それでも、早朝の太陽が照らし続ける鋭角的な眩しさが時間と共にゆっくりと本流全体に広がろうとも、午前中は一向にロッドのガイドの氷着きから解放されることはなかった。


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僕の気がつかない間にお気に入りのリールが水に濡れてしまったのだろうか。
ハンドルを回すのに少しずつ抵抗を感じ始めていたSalmon No.1が、ある時からとうとうガチガチに凍り付いてしまった。いくら力を入れてもスプールはビクともしない。
経年劣化の影響もあるだろうが、僕がグイっと力を入れたとたん、とうとうポロリとハンドルが取れてしまった。おまけに取れたハンドルが僕の手からこぼれて、冷たい十勝川の流れの中に沈んでいくのが、まるでスローモーションのように目に映った。

これから寒さの厳しくなる季節、リールの凍り付には特に要注意かな。

P.S.どなたか安く修理できる方法をご存知の方がおられれば、是非ご一報を・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-30 21:10 | spey fishing | Comments(16)
<Vol.726> Perfect body と3本のMeiser MKS
今日のBGM : Underworld; / TMO
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初冬の気配がジンワリとまるで底を這うかのように漂い始めた11月の連休、友人たちと十勝川は下流域の畔に集う。
薄っすらと降り積もった雪と放射冷却で白い輪郭が際立つ霜の降りた大地。
冷え切った道東の大地を歩むと、パリパリという乾いた音がいつまでも耳に残った。


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初冬らしい遠い青空が十勝を覆った初日の日曜日は、右岸でもっぱらスペイロッドを振った。
午前中はMeiserのS2H14056MKSのProtoにラインはリバースにしたSTS450gr(Type3)改とType3(#8)のティップという組み合わせ。
幾分風が出始めた午後からは遠投を意識してS2H14078MKSにラインはAFS#8/9Hover改にType8(#9)のティップという組み合わせでキャストを繰り返す。
初冬の太陽が頭上近くまで昇る頃、やっと僕らはガイドの氷付から解放された。
時折頭上をかすめる渡り鳥の羽音。
腰近くまで深くウェーディングすると、十勝川下流域の生きた生命感が静かに胸下から伝わってくる。
初日は残念ながら十勝川らしい大きなアメマスには出会えなかったけれど、小振りだけれど元気の良い遡上タイプのアメマス達の姿を見ることが出来た。


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二日目の月曜日の朝は昇ったばかりの朝日の眩しさにクラっと眩暈のようなものを感じながら国道を走った。この日はもっぱら下流域の左岸でスペイロッドを振る。
今回の十勝川で僕が使った3本目のMeiserはS2H14067MKSにAirfloのSkagit Compact(450gr)にType6(#8)という組み合わせ。
風は予想以上に穏やかだったが、ランニングラインをリトリーブするとグローブをはめた指先にはあっという間にシャーベット状の氷の塊が出来上がっていた。


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kanekoさんのB&Wが美しい孤を描き、遠くからもマーキスの乾いた逆回転音が僕の耳にも届いてきた。遡上タイプの持つ美しさと力強さを兼ね備えた十勝川のアメマス。60半ばクラスだろうか。僕がカメラを向けると彼の顔から思わず笑みがこぼれる。

黒のマラブーとアムハーストをメインにあしらったビーズヘッド仕様のイントルーダーがゆっくりとスイングを終える。2回目のリトリーブだっただろうか。今シーズンの十勝川で僕の指先に訪れた最大級の衝撃が訪れた。
僕が手にする14フィート#6/7番のMKSはこれまで見たことがないような強烈な孤を描き、バット付近からはミシミシとあまり耳にしたくない音が響いてくる。マーキスからはランニングラインがけたたましい逆回転音と共に流れるように出ていった。
僕にとってはとてつもなく長いこう着状態が続く。
結局その鱒は僕に一度も姿を見せないまま、最後の最後でフックアウト。
虚脱感が全身を覆う。
あの鱒は間違いなく僕にとってはトロフィーサイズ。


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午後からになってやっと十勝らしい抜けるような青空が頭上に戻ってきた。
初冬の太陽のぬくもりのようなものを全身で感じる。
相変わらず好調なSHUさんにポイント譲ってもらい、僕はその場所からゆっくりと釣り下る。明るい太陽の日差しが川面を照らす中、フライを黒からチャートリュースのマラブーとシンセティック・シェニールをメインにあしらったビーズヘッド仕様のイントルーダーに交換した。

ややクロス気味にキャストしたフライが流れになじみながらしっかりと沈む。
斜め下流でゆっくりとスイングを始めた時に、いきなりリールの逆回転音からすべてが始まった。
振幅の大きなヘッドシェイクに引き続き、水面が大きく盛り上がる。
下流へと疾走するアメマスにMKSはバット付近からグイグイと引き込まれた。
やがて午後の斜陽に彩られた60半ばのオスのアメマスが岸際に横たわる。
とにかくそのアメマスの尾びれの付け根の太さが、その鱒の持つ潜在的な力強さのようなものを物語っていたように思う。


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さらに下流へとキャストを繰り返しながら僕は釣り下る。
潮位の影響を受ける十勝川下流域の流れは、午前中よりもさらに緩やかなものになっていた。
スイングを終わりかけたフライをゆっくりとリトリーブする。
数回目のリトリーブに、この日出会った最後のアメマスが反応してくれた。
初冬の太陽はすでに低い場所で輝いていた午後の3時前。
明るいオレンジ色に照らされる川面に黄金色に輝くアメマスが踊った。
kanekoさんの差し出す折り畳み式のネットに無事に収まったのは、すべてがパーフェクトにそろった60前半のオスのアメマス。夕日に照らされて黄金色に染まるその見事なボディの美しさに、僕はしばらく言葉を失った。もしかしたら僕が十勝川で出会ったアメマス達の中でもっともパーフェクトなボディを持ったアメマスだったのかもしれない。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-24 20:59 | spey fishing | Comments(14)
<Vol.725> 冬支度の湖
今日のBGM : Giorgio Li Calzi / Pabieda
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淡いトーンの灰色の空がどこまでも広がる火曜日の午後、支笏湖へとまるで流れていないかのように静かに注ぎ込む美笛川の河口に佇んだ。
透明度に比例するかのように冷え切った冷たい流れ。
腰近くまで静かにウェーディングすると、それは息もせず流れていた。

ウォーターボーンのラインによる水切り音が少々気になるぐらい湖面は穏やかそのもの。静寂さが冬支度を始めた湖を支配する。時折遠くで水鳥の立てる小さな波紋が広がった。


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どちらかというと遠投に向いたアクションの14フィート1インチのバークハイマーの#7番ロッドでさまざまなシンクレートのAFSをキャストする。
いい感じにくたびれ始めた湖用のフライが所狭しと入ったホイットレーのアルミ製のフライボックスからフライをつまみ出してはティペットの先に結び替える。
でも、やっぱり支笏湖の女神が微笑んだのは僕のフライではなく、火曜日の支笏湖の常連のひとりであるparuさんのフライだった。
僕はこの目でその鱒を見ることは出来なかったけれど、きっと冬支度を始めた湖で力強く泳ぐシルバーメタリックに輝く美しいレインボーだったに違いない。


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                   original photo by Mr.paru
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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-17 21:14 | spey fishing | Comments(2)
<Vol.724> 雨の日のアメマス釣り
今日のBGM : Underworld / Downpipe(MK & DR V Underworld)


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金曜日の深夜から屋根に降り落ちる雨音が断続的に僕の耳にも届き始める。
おかげで早朝の十勝平野を彩る美しい朝焼けを今日は見ることが出来なかった。
厚い雨雲が、空をどこまでも覆っていた。
十勝川で過ごした土曜日、雨はひと時たりとも降り止むことはなかったように思う。


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堤防沿いの砂利道から本流へと伸びるいくつもの荒れたでこぼこの小道。
深夜から降り始めた雨で、そんな曲がりくねった小道にはサンドベージュの水溜りがまるで数珠玉のように大小いくつも連なって出来上がっていた。
きっと午後にかけて本流には増水と濁りがゆっくりと訪れるのだろう。
雨足の早さは、そんなことを告げていたように思う。


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予想に反して、朝のうちはそれほど風は強くはなかった。
風が強ければ、もう少し高番手のロッドとも考えるのたが、やはり今回も前回十勝川を訪れたときと同じ14フィート、#5/6番のMKSの試作ロッドでスタートする。
ラインはSTS(450gr、Type3、7m)改にType3(#7)のティップという組み合わせ。
フライは黒や白とチャートリュースを基調とした、シャンクのアイ寄りに若干のウェイトを巻き込んだイントルーダータイプのストリーマーを結んだ。


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雨の降りしきる本流に立つと、フォレストグリーンのウェーディングジャケットはみるみるとその色を黒に近い濃い色のものへと変化させていった。
大潮が近いせいか、本流の流れはいつも以上に速いものに感じられる。

きっと僕がウェーディングしたポイントが悪くはなかったんだろうと思う。
幸運なことにこの日の最初の第1投目からアベレージサイズのアメマスからのコンタクトが訪れた。そんなアメマスからのコンタクトが釣り下るにつれて僕のロッドに断続的に続く。


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どのアメマスも尾びれが美しく、そして大きかった。
アメマス達の身体に散りばめられた白い斑点に、これから到来する長い冬をイメージする。きっと11月の終わり頃からは、海から遡上してきたシルバーメタリックに輝く砲弾型のボディを持った力強いアメマスも混じり始めるのだろう。

残念ながら僕がスイングさせるフライを鈍い衝撃とともにテイクした大きなアメマスにはすべてやり取りの最中に、うまくフックを外して逃げられてしまった。きっと今日という日は、こういう巡り合わせの日なのだろう。それでも、何尾かのアメマスは雨音に混じった控えめなPeerlessの逆回転音を響かせてくれたから贅沢なことは言えない。


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頭にかぶったニット帽、その上からはゴアテックス製のウェーディングジャケットのフードがかぶさる。フードの中では雨音の共鳴が鳴り止むことはなく、体温の低下と雨に濡れたウェーディングジャケットの重さで、体力と集中力が徐々に奪われていった。
なぜかしら雨の日はフィールドでの気持ちの開放感のようなものが失われる。
決して嫌いではないのだが、実に不思議なものである。

やがて雨の降り方が強まり、下流からの強い風が川面を大きく波立たせた。
それでもアメマスからのコンタクトは続く。
増し始めた本流の濁りが気になり始めたのは、正午近くだったのかもしれない。


11月15日、雨の中の十勝川下流域にて。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-15 20:10 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.723> PCが壊れている間に・・・2
今日のBGM : Everything But The Girl / Single Photek Mix

<2009.11.07>
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真冬並みの寒波が訪れた11月3日の文化の日とは打って変わり、この日はとても11月とは思えないぐらいの、具体的には広大な十勝川のアメマスのポイントを探して本流の川岸をのんびりとロッドを片手に歩こうものなら思わず背中の辺りが汗ばむぐらいと言っていい、小春日和を通り越したような陽気だったのかもしれない。
ネオプレーン製のウェーダーの中に寒さ対策にとユニクロで買った厚手のインナーパンツを履いたことをちょっと後悔したりもする。
そんな十勝川の川面を吹き行く風は今日も穏やかそのもの。悪くはない釣り日和。
時折、名も知れぬ野鳥よりも大きな体をした白鳥の数羽の群れが、僕らの頭上を過ぎ去っていった。


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数日前にマイザーさんから、修理に出していたS2H126456-Highlanderと北海道でフィールドテストしてみてと頼まれていたS2H14056-MKSの試作ロッドが自宅に届いていた。
元々のフェザーインレイよりもさらに新たなアレンジが加えられた12フィート6インチ、#4/5/6番のハイランダーに、14フィート、#5/6番のMKSのプロトロッドに関しては、後日にでも僕のささやかなインプレッションを書き記しておければと思うが、#5/6のMKSのプロトロッドに関しては、僕の手元に辿り着くまでに北米のスティールヘッダー達にフィールドテストされていたようで、どうやら向こうでは、かなり好評だったとのこと。


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この日の朝は、このMKSの試作ロッドにリバースにしたSTSの450gr(Type3)を全長約7mにカットしたヘッド(カット後の重量は400gr前後?)に、15フィート、Type3(#7番)のティップをつないでテストしてみた。全長は約11.5mと、僕にとっては扱いやすい長さだ。
ぬかるんだ十勝川下流域の右岸にディープウェーディングし、一度ロールキャストでラインとフライを浮かせ、そこからスネークロールキャストに続いて一度投げる方向にダンプし、流れに対してほぼクロスにキャストする。
そこからややロッドを立て気味にしてランニングラインに程よいテンションを掛け、ヘッドとフライを一気にスイングさせる。きっとアメマスの眼には僕がスイングさせるフライの横のシルエットがしっかりと映っているはず。


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ラインから伸びる1m程のティペットの先には、黒とグリーンを基調としたスクレイルテイルをパラっと巻いたSHUさんのチューブフライを僕なりにアレンジしたものやイントルーダータイプのストリーマーを結ぶ。
試作ロッドのアクションの感触が少しずつ僕の下手に馴染み始めた頃、スイングし始めた黒を基調としたイントルーダータイプのフライが強い力で引き込まれた。
60クラスにはほんの少し足りないアメマスの力強さで、#5/6のMKSはロッドのリールシート辺りから気持ちいぐらいに美しいカーブを描く。
僕にとっては十分スリリングなやり取り。PeerlessのNo.5からは何度もラインが引き出されていった。


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午後からは左岸に移動する。
潮位の影響か、本流の流れは少しずつその勢いを失っていった。
とても11月とは思えない午後の気配を感じながら、お気に入りのバンクのポイントでキャストを繰り返す。
午後からは14フィート#6/7のMKSにAFSの#7/8Hover改とType6(#8)という組み合わせ。ティペットの先にはビーズへッド仕様のイントルーダータイプのチャートリュース・ウーリー。
スローなリトリーブに反応してくれたのは、午前中のアメマスよりも少し大きな60クラスのアメマスだった。


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オレンジ色とその周りにうっすらと広がる淡いパープルの色合いに染まる本流を見ているだけで、どこか穏やかな気分になれた。
日中の陽気は暗闇の訪れとともにどこかへと姿を消していく。
僕の吐息も少しずつ白く存在感を誇示し始める。
そろそろ僕にもリールにラインを仕舞い込む頃合いが訪れたようだった。

11月7日の十勝川本流にて。


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<2009.11.10>
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僕が尻別川を訪れるの久しぶりになるのだろうか。
火曜日の遅い朝、昆布エリアの水位をもう一度チェックして、昆布エリアの放水が今年もメンテナンスのためにストップしていることを再確認する。
道路脇に白い雪が積もる中山峠を越えて僕が尻別川のお気に入りのエリアに辿り着いたのは正午近くだった。
淡いグレーの空の下、晩秋の本流の流れが今年もワクワクするぐらいに変化していた。


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勢いを増した本流の減水区間に慎重にウェーディングし、ここから第1セクションの中間辺りまでの間をゆっくりと緊張感を保ちながら釣り下る。
この日は14フィートの#7/8番のMKSに550grのスカジットSHとType8(#9)のティップという組み合わせ。1m程のティペットの先には、この日のために2本だけ巻いたコーンヘッド仕様のエッグ・サッキング・リーチのチューブフライ・バージョンの1本を結ぶ。

「ゴン、ゴン」と荒いヘッドシェイクとともにスイングを終わりかけたフライを最初に見つけてくれたのは、尻別川のアベレージサイズのアメマスだった。


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そんなアメマスをゆっくりと流れに戻すと、僕はさらに確信部に向かって釣り下る。
僕の中での今日の確信部が近づくにつれて、僕のキャストはさらにいっそう慎重になった。
流れの止まった放水口の脇にフライが着水する。こつんと何かがフライに触れたのがランニングラインに伝わった。僕の中でいつものリズムが少しだけピッチを早めるのが瞬時にわかる。もう一度同じ場所にフライをペリーポークでキャストした。


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フライが着水して間もなく、グゥンという衝撃とともに、グゥーンとラインにまるで根掛りのような負荷がかかる。
数秒の間をおいて、ロッド全体に鱒の強い躍動感がしっかりと伝わり始めた。
マーキスサウンドを本流に響かせて何度もラインを引き出していったのは、本流の流れを味方につけた40半ばのレインボー。
僕にとっては何よりもうれしい出会いである。
頬の辺りに浮かび上がる淡く美しい紅色をしっかりと脳裏に焼き付けて、いつかまた出会えることを願いつつ、そっと静かに流れに戻した。

もしかしたらこの時点で僕自身にやっとゆとりというか余裕のようなものが芽生えたのかもしれない。辺りをゆっくりと見渡すと、今年も本流を季節ごとに美しく彩っていた木々の葉はすっかりと落ち、どこか冬を迎える前の哀愁の様相が漂う本流だったと思う。きっと僕が知らないうちにここにも初雪が舞い降りたのだろう。

この後、さらに40クラスの元気のよいレインボーに出会う。

11月10日、晩秋の尻別川本流にて。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-14 22:09 | spey fishing | Comments(0)
<Vol.722> PCが壊れている間に・・・1
今日のBGM : Nicola Conte / Lotus sun

<2009.10.31>
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降り落ちた枯葉が重なる十勝川の河畔林の間を抜けると、川幅が数100mはあろうかという秋の十勝川の本流が静かに視界に入ってきた。
あまりにも静かすぎて、その流れはじっと目を凝らさないとわからないぐらいに。
「バシャ」と目の前で不意に起こるアメマスの立てる大きな波紋ゆっくりと広がる。
それはどこか僕に何とも言えない安心感のようなものをもたらしたのだった。
10月31日の早朝のことである。


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まだ秋が深まり始めた頃だった。もしかしたらこんな時期に十勝川の下流域へアメマスに出会いに足を運ぶのは初めてのことだったかもしれない。
夏の長雨で水位が高くなり、さらに若干のサンドカラーの濁りの入った本流に恐る恐るウェーディングし、バックスペースに注意を払いながらペリーポークでTYPE8のティップが繋がったAFSのHover改をキャストする。
しっかりと沈んだコーンヘッド仕様のチャートリュースカラーのチューブフライがゆっくりとスイングを始めるとグゥンという鈍い意衝撃がランニングラインに伝わった。
秋に出会う2尾目のアメマスは60クラスには少し足りない、約23インチの下りタイプのアメマスだった。


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手のひらに伝わるアメマスのしっかりとした重量感を感じながら、ゆっくりと指先から緊張を解くと、そのアメマスは大きな尾びれを何度かゆっくりと振り、水の中の僕の手から離れて本流へと戻っていったのだった。

シーズンが始まったばかりの十勝川、右岸から左岸といくつかもめぼしいポイントを友人たちと巡る。
釣り人の姿もまばらだった十勝川本流にて。


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<2009.11.03>
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真冬並みの寒波が北の大地をすっぽりと包み込む。
11月3日はロッドのガイドがみるみるとガチガチに凍りつくような低い気温の中、十勝川で朝を迎えた。
アメマスの数は日を追うごとに少しずつ増え始めていたのだろうか。まだ11月も始まったばかりだというのに指先の感覚が失われていくような気温の低さにもかかわらず、アメマスからの反応は悪くはなかったと思う。特にSHUさんは・・・。


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何かしらのトラブルで使い物にならなくなったフライのフックを再利用して巻いた私的イントルーダー・パターン。アメマスは少し派手な色合いのフライも好むようだが、時には黒を基調としたダークなトーンのフライも好むから、何とも不思議。
次に十勝川に足を運んだ時には、黒とグリーンを基調とした暗いトーンのチューブフライをAFSのタイプ4のフルシンクヘッドでスイングさせてみようと思った次第。
指先にまだまだかすかに痺れが残る11月3日の十勝川本流にて。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-11-13 22:24 | spey fishing | Comments(6)