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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2009年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧
<Vol.669> 春らしい海、そしてスペイキャスト
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曖昧なシルエット、
少し霞みがかかったようなどこまでも続く春らしい海岸風景、
遠くの水平線が淡いブルーの空と海とをスーっと真横に区切る。
4月末の祝日の朝、せたな町の風は穏やかなフォローだった。

海岸線に立ち並ぶ風力発電の風車は、そのほとんどが海に背中を向けていて、
ただその中のいくつかが、よく目を凝らさないと分からない程度のスピードで回っていた。
ザザーっと打ち寄せる波音に、僕は今、せたな町の海岸の砂浜に立っているんだということを再確認しながら、14フィートのロッドにセットされたHardyのソブリンからAFSホバーのラインを引き出した。


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12フィート1Xのリーダーの先に最初に結んだのはピンク色のウイングを背中にあしらったキャンデー系のミノー。波打ち際のペリーポークからキャストしたラインがフォローの風に乗って気持ち良いぐらいに遠くまでフライを運んでくれた。でも実際のところ波打ち際のペリーポークは意外と難しかったりする。何せかけ上がりがすぐ目の前なものだからウェーディングもままならず、波打ち際の早いスピードで動く波によってラインを置いた位置がキャストの最中に前後にずれてしまうものだから・・・。それでも、少しずつだが打ち寄せる波のリズムというか呼吸をつかめるようになると、意外とキャストそのものには気を取られず、次に控えるリトリーブの方に気持ちを集中出来るようになった。まぁ、それもフォローだった風が時間と共に風向きが変わり、左真横からの強い風に変わるまでの話なのだが・・・。


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                  original photo by Mr.ABU


こういうシチュエーションでのスペイキャストというのは、もしかしたら鱒に近づく為に少しは役に立つのかもしれない。おかげで今日は僕のいつものオーバーヘッドキャストのように、バックキャストの際に背後の急斜面の砂浜にフライをチップさせて、いつの間にか気が付かないうちにフライをロストしているということは一度もなかったように思う。

早いストロークでリトリーブするランニングラインにグゥンと重みが乗ったのは、ピンク色のウイングをあしらったフライをキャストし始めて、それほど時間は経っていなかった。淡いモスグリーンの海の中に全身に散りばめられた白い斑点が無数に輝く。40クラスのアベレージサイズのアメマスだったが、残念ながら波打ち際でフライから離れていってしまった。

ランニングラインをリトリーブする指先に訪れる不意の違和感は、思い出しただけで思わずニヤッとしまうぐらい多かった。でも、フライを見切ってしまうのか、その後が続かない。


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時折波打ち際がゴボっと何かを押さえ込むように盛り上がる。
僕には砂浜と同じ様な色の黄色味がかったサンドカラーの大きな背中が見えたように思えた。
見るからに保護色を身に纏ったグッドサイズのアメマスのボイル。

ひとつ向こうの誰もいないワンドに足を進める。
ここでも波のリズムにシンクロさせて、ひとつ、またひとつとキャストを刻む。
そして、数投目に訪れたランニングラインを摘む指先に感じるかなりの重量感。
長い振幅のヘッドシェイク。
一瞬、もう一度出合ってみたいと思っていた海のサクラマスかと、気持ちが動揺するが、それほどのスピード感は兼ね備えていなかった。でもその持ち合わせた力強い躍動感にしばしの間、僕は翻弄される。
打ち寄せる波に乗せて、ヒヤヒヤしながらもやっとのことでランディング出来たのは胴回りが異常に太いグッドコンディションの58cm。小さなイワタスペシャルのデラックス版を咥えたアメマスのモスグリーンの背中に、僕は春らしい海の色を感じた。

早朝はフィールドをいくつも巡る長いドライブを予感させる一日だった。まぁ、それはそれでよいのである。でも一日が終わってみると、早朝の車中でのhoriさんが呟いた「今日はみんな釣れますよ」という言葉が、本当の事になった一日でもあった。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-30 01:00 | spey fishing
<Vol.668> No reaction
今日のBGM : Deep Forest / Another Life
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ペリーポーク・スタイルでキャストしたVisionのAce Double #9/10 sink2/sink4がゆっくりと湖底に向けて沈んでいく。
曇り空に映し出される湖水のブルーは、いつもよりも濃いブルー。
風の存在はまだ弱すぎて、僕には感じられない。
空に浮かぶ雲の動きが、先程よりもすこし早まった。
もうすぐここにも、4月の冷たい風が吹き、湖面が波立ち始めるのだろう。
車にフリース地のグローブを置き忘れてきたことを、ほんの少し後悔する。

4月後半の土曜日だった。
久しぶりにこの時期らしい水位の下がった支笏湖の湖畔に佇んだ。


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少しバットに張りのあるファスト気味のアクション。
そんなバークハイマーのロッドをフィールドで手にする度に思うことがあった。
少しブルーがかったグリーン、いやいや、少しグリーンがかった濃いブルーとも言えるそのブランクカラーは、やはり曇り空に映し出された支笏湖の湖水の色にとてもよく似ていた。
もしかしたらこのロッドを手にする度に、気難しい支笏湖のことを僕は思い出すのかもしれない。

不規則な向かい風が吹く美笛の河口ではVisionのsink2/sink4を、
風裏を探して向かった95kmのポイントではRioのAFSホバー7/8をカスタムしたボディに
Type3のティップを繋いだラインを用いた。

グレーの空を少しずつ形を変えながら走る雲を眺めながら、ひたすら僕は無心にキャストを繰り返す。
いつか巡ってくるだろう、その出合いを願って。

釣り人の姿もまばらな湖畔。
風向きは生き物のようにコロコロと不規則に変わる。
時折風音に混じって微かに聞こえてくるのは、Keiさんのキャストサウンド。
淡々とした時間が、僕の中でゆっくりと過ぎていく。

久しぶりに訪れた支笏湖、やはりこの日も支笏湖の美しい鱒からは、No reaction。
いつかまた、出合ってみたいと思いつつ・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-26 17:32 | spey fishing
<Vol.667> 東の果てに吹く風
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旅をしたのは北の大地の東の果てだった。
まるで時間が止まったような世界。
雪融け後の大地を彩る枯草色と空の青さのコントラスト。
そんな茫洋とした風景の中を走るローカル線に敷かれた枕木のひとつひとつを、まるで何かを確かめるかのように踏みしめながら、僕らはゆっくりとポイントを目指す。
4月の第3週の週末、僕らは2日間に渡り厚岸町を流れる別寒辺牛川本流の畔に佇み、その地を吹き抜ける、ほんの少し春に気配を含んだ強い風を感じたのだった。


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2日間とも早朝に吹く風は、ついその存在すら忘れてしまうぐらい穏やかだった。
しかし本流に映し出される長く延びた僕らの影が、ほんの少し短くなったかなと感じ始めると、突如何の前触れもなく、堰を切ったかのように、東の果てに吹く風がその存在感を強く増し始めたのだった。
土曜日は下流からの吹き上げの強風。
日曜日は、まったく逆に上流からの吹き降ろしの強風。
水鳥の羽音がどこまでも響き渡るような早朝の本流を包む静寂さは、やがて風の音とディープ・ウェーディングした僕の身体に打ち付ける周期的な波の音にとって代わっていった。
予報では、週末の天気は行楽日和だった筈なのに・・・。


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初日の土曜日は、少しロッドのアクションに張りのあるバーキーの14'1"#7のスペイロッドで一日を通した。ラインのボディはリオ社のAFSホバー7/8をカットし、チェンジャブルにカスタムしたもの。ティップはType1をメインに使用する。リーダーは12feetの1X、その先にはこの日の為にとコツコツ巻き貯めたオリーブカラーのフライを結んだ。
僕は鮭稚魚の姿を一度たりとも目にしなかったけれども、友人達は少しその姿を見かけたという。
アメマスなのか水鳥なのか、正確には分からないが、人の立ち入ることがほとんど不可能な対岸では時折波紋がひとつ、またひとつと広がっていった。


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週末の潮回りは、実はあまり良くはなかった。
微かに流れているかなぁと感じる程度の本流に胸下近くまでディープ・ウェーディングし、ショート丈のベストが濡れることなんかまったくお構いなしにペリーポークでキャストを繰り返す。
少し長めのストロークでリトリーブするランニングラインが初めてグゥンと引き込まれるまでに、それほどキャストの回数は必要としなかったと思う。
別寒辺牛川本流のアメマスは、ストリーマーにイントルーダー、それにチューブフライと、僕が巻いたフライをそれほど選り好みはしなかった。でも、やはり春を迎えた彼らの一番のお好みはビーズヘッド仕様のオリーブ・カラーだったかもしれない。


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2日目の日曜日は、ロッドのバットセクションが幾分柔らか目だがしっかりとバットパワーを兼ね備えたマイザーのMKS14'#6/7で一日を通した。ラインシステムは土曜日と同じシステムのものを使用する。
やはり早朝はアメマスの活性が最も高い時間帯なのかもしれない。
初日よりも少し下流のポイントだったが、アメマスの躍動感は雨上がりのどこか清々しさの漂う早朝の日曜日に僕が投じた1投目から、手にするロッドに早々と伝わった。
これもまた、遥々この地を訪れて良かったと思える瞬間のひとつでもある。


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やがて時間が過ぎると共に、この日も風が強まり始めた。
ランニングラインをリトリーブしている時に不意に訪れる柔らかな衝撃。
コツ、コツ、コツと何かが触れる前触れの後、手にするロッドにジワーっと伝わるアメマスの重量感。
キャストしたラインがフライを遠くまで運び、沈み始めたフライがラインに引かれてゆっくりとスイングし始めた頃に、ランニングラインを摘む指先に突如訪れる生命感。
そんな釣り人としては至福の瞬間、瞬く間に過ぎ去る瞬間を何度も何度も、数え切れないぐらい味わった週末の釣旅だった。

きっと一年後の今頃、またこの北の大地の東の果てとも言えるこの地を友人達と再び訪れられることを、心の中でそっと願って・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-21 00:49 | spey fishing
<Vol.666> olive colors
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東の果てに旅立つ前に、夜な夜な時間を見つけてはフライを巻いてみる。
何故かしら色はオリーブ・カラーかナチュラル系のカラーばかり。
きっと、鮭稚魚達が群になって海へと下る時期にも重なるし、もしもフライボックスの中で使われずに残ったりすれば、阿寒湖のようなワカサギの岸寄りする開幕シーズンにも使えるからなのかもしれない。

だから、僕が使っているダイナキング社製のタイイングバイスに付属したブルーのダストボックスには、オリーブのようなナチュラル系のカラーのマテリアルの切れ端が、ごっそりと山のように積み重なっている。見ていると、ちょっともったいないような気がするのだが・・・。

最近はテイルに柔らかいマラブーではなく、オーストリッチを使うことが多い。
これは、僕の連れ合いが家のほこり取りとして使っていた掃除用品から抜け落ちたものをもらったもの。
それにしてもオーストリッチというマテリアルは水に濡らすと、僕の予想に反して、思っていた以上に細身になる。それにユラユラと動きだっていいから、東の果てのフィールドのように、出来るだけフライを細身に仕上げたい場合には、うってつけのマテリアルなのかもしれない。

ハックルだって、まるでソフトハックルという万能フライのように、ナチュラル系の色合いに染められた、いろんな色のコックフェザント・ランプをパラっとフロントに巻いてみる。毛足の長いのと短いのとを色を変えて巻いてみたりなんかすると、アメマス以上に釣り人の方がついつい魅了されてしまうのかもしれない。

もちろんビーズヘッド仕様も忘れてはいない。

#6番や#8番といった小さめのストリーマーフックにオリーブカラーのフライを巻いていると、やはりどうしてもちょっと大きめのサイズのフライを巻いてみたくなる。まぁ、気分転換のようなものかも。
オリーブカラーをメインに仕上げたSwimming Intruderは、ワカサギの泳ぐ湖や稚鮎のシーズンの尻別川でも使えるだろう。今回もウイングにフォクス・テイルを使ったが、マテリアルが柔らかいのでドリフト中にウイングとボディとが離れてフライのシルエットが崩れるのを避けるために、フォックス・テイルをシャンクに3ヶ所に分けて巻きとめてみた。

それにしてもダストボックスの中のマテリアルの切れ端、見る度に何かに再利用できないものだろうかと思ってしまう。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-16 23:46 | 私的FlyTyingの愉しみ
<Vol.665> ルート、もしくはフィールドへの道程
今日のBGM : Matt Costa & Jack Johnson / lullaby
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いつもと少しフィールドへと辿るルートを変えてみた。
中山峠から尻別川沿いに喜茂別、蘭越、黒松内、そして島牧という日本海側を巡るルートではなく、喜茂別から留寿都、豊浦、長万部、そして国縫、今金へという太平洋側を巡るルートへ。
車窓を流れる風景に、ちょっとした違和感と新鮮さを感じながらのドライブだった。
悪くはない。時にはこうした気分転換も僕には必要なのだ。
ちなみにこのルートだと、車のトリップメーターはいつものルートよりも30km程少ない距離を示す。


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スネークロール・キャストは、もしかしたら僕にとって好きなキャストスタイルのひとつなのかもしれない。お気に入りのロッドであるMKSのバット部分にグゥンと負荷のかかる感じが、何とも言えず心地良かったりする。それに幾分トリッキーなラインの軌跡だって・・・。
後志利別川に足を運ぶようになって、これまで僕が右岸に立ってキャストしたことがあるポイントは2ヶ所ぐらいだろうか。本流が右にグッとカーブする右岸のポイントのひとつで、この日2度目となる鱒のフライへのテイクがあった。
スネークロールでキャストした550grのスカジットSHが対岸に向けてフライを運ぶ。
相変わらず水位が上がり、薄っすらと雪代の濁りの入った重たい流れの中にType8のティップがオリーブカラーのフライを川底までしっかりと届ける。ロッドティップを少し高い位置で保持し、フライがちょうど流芯辺りをゆっくりとスイングしている時に鈍い衝撃がラインに伝わった。
アベレージサイズの40半ばのアメマスは、一瞬そのサイズがイメージ出来ないぐらい、なかなか元気が良かったりする。でも、それ以上に太陽の日差しを浴びてキラキラと輝く魚体は、一瞬その身体に散りばめられた白い斑点が消失してしまうぐらいメタリックで眩しかった。

それにしても今日はほとんど鮭稚魚の姿を見る事がなかった。つい数日前の土曜日にあれだけの数がいた鮭稚魚達は一体どこへ行ってしまったのだろうかと不思議に思えてしまう。

時間が経つにつれ、やがて上流からの風が強まり始めた。
小波立つ川面に、そろそろ別れを告げる時が来たようだ。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-14 20:46 | spey fishing
<Vol.664> My shadow on the stream
今日のBGM : Marina Lima / O Meu Sim
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道南の本流に映し出される僕の影。
それは曖昧なシルエットではなく、いつも以上に濃く映し出されていたように思う。
土曜日の後志利別川には、僕の予想を上回る雪代による増水と濁りがもたらされていた。
僕らの頭上には雲一つ無い4月の青空が広がり、つい先日までは釣行の度に必需品だったフリーズ地のグローブも必要としないぐらい、ほのかな陽気が出迎えてくれたのだけれど、何せ本流の流れに混じったゴミの流下が辛かった。
もしかしたら、それは河口から上流に行けば行くほど強かったのかもしれない。


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午前中の風が穏やかな間は14'#6/7のMKS、日が高く昇り、今度は下流からの風が強まってからは、14'#7/8のMKSに手にするロッドをチェンジした。
ティップは相変わらずType8のまま、フライはビーズヘッド仕様のオリーブカラーで一日を通す。
増水した川辺を歩くと、怯えたように逃げ惑う鮭稚魚たちの姿をたくさん見かけた。
きっと本流の両サイドにフライを送り届けることがポイントなのだろう。
そんなことを考えながらペリーポークによるスペイキャストで対岸にフライを送り届ける。
ロッドを高く保持して、本流の流れをゆっくりとスイングするフライ。
でも、時々フッと訪れる柔らかい衝撃の主は、残念ながら上流から流れてくる生命感の宿らない木の枝や枯れ葉だった。
午後を過ぎると、もしかすると本流に映し出される僕の影は、少し薄まったのかもしれない。
しかし、この日の最後まで出合いを期待していたパワフルな躍動感を持ち合わせた本流の鱒は、僕の流すフライを見つけ出してはくれなかったようだ。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-12 14:30 | spey fishing
<Vol.663> 雪代の後志利別川にて
今日のBGM : Jon Hassell / Mevlana Duke
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地平線に沈もうとする大きな月を追いかけながら車を走らせた。
BGMはNHKのラジオ深夜便。テーマは、確か「生きるということ」だったかな。
もしかしたら、僕が走らせる車は、いつもよりもスローなペースで進んでいたのかもしれない。
そんな訳だから、東の空から太陽が昇り始めた頃になって、やっと僕は道南の本流のちょっとした駐車スペースに車を滑り込ませることが出来た。

オレンジ色に染まる朝の空、放射冷却でみるみるとお気に入りのロッドのガイドが凍りつく。
道南の本流は雪代で水位が数十センチほど上がり、数日前に訪れた時よりも薄っすらと濁りが入っていたように思えた。
この日も朝から鮭稚魚の降海が少しは始まっているようで、時折ゴボッ、ゴボッと派手なアメマスのボイルがちょうど流れの筋に沿って広がっていた。
相変わらずこの日も、僕の流すフライは本流のグラマーなアメマスに一向に見向きもされない。
だから僕は早々に表層の釣りを諦めることにした。


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それからはType8のシンクティップの釣りとなった。

グゥン、グゥン、グゥンという大きな振幅のヘッドシェイクは3度続いた。
ちょうどスカジットSHに続くエアフロのリッジ・ランニングラインをつまむ指先が寒さで痺れ始めた頃だったかもしれない。
何かしらの余韻を感じながら、僕は「今のは、いいサイズだったのに・・・」と、ポツリと呟く。

火曜日の太陽が45度ぐらいの角度から照りつけるようになると、急に北西の風が強くなり始めた。
まるで晴れた日の十勝川を僕に思い出させるぐらいに・・・。
下流から吹き付ける北西の風は、春が近いというのにこの上なく冷たかったように思う。

コン、・・・、コン、・・・、・・・、グゥーンと鈍重な躍動感がランニングラインとロッドに伝わったのは、正午のサイレンがもうすぐ聞こえてこようとする頃だった。
鱒は雪代で増水した流れの強さも味方につけて、一気に下流へと疾走する。
本流を吹き抜ける北西の風音にリールの心地良い逆回転音が混ざった。
やがて雪代で薄っすらと濁った本流の流れの中にアメマスの白い斑点が浮かび上がる。
鮭稚魚を飽食しているのか、お腹の周りがふっくらとした50半ばの体高のあるアメマスだった。

アメマスが流れに戻るのをそっと見届けて、この日の僕の釣りもそろそろ終わりにする時間が来たように思えた。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-07 21:25 | spey fishing
<Vol.662> R.B.Meiser fly rods / S2H126456H-4
今日のBGM : Bossa Futura / Sol y Luna
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2本のまるで兄弟のようなカスタムスペイロッド。
違いといえば、その長さ、そのアクション、そしてウッドインサートのリールシートの種類ぐらいだろうか。
先週の午後、昨年の年末にオーダーした3本のカスタムスペイロッドの内の、最後のロッドが自宅に届く。
届いたのは、本流の中流域ではきっと扱いやすい12'6"の、いわゆるセミダブルといっていい長さで、#4/5/6番のライトなライン指定のHighlander-Hybrid。


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ロッドのリアグリップのプロフィールやスレッドワークといったコスメは、前の週に届いたMKSとほとんど同じだが、リールシートがStrubleのU-26ではなく幾分径の細いD-8に変更し、ウッドも赤いココボロではなく明るい色合いのバーズアイメープルでオーダーしたことがコスメ上では大きな違いかもしれない。

さて、肝心のいわゆるHighlander-Hybridのアクションであるが、マイザー氏から届いた解説によると、
* Progressive taper
* Fast to extra fast speed of recovery
* Tip to Mid flex
* Extremely lightweight in hand
* Especially suited for Scandi/Skagit shooting heads and short belly Speys

とあり、やはりスカンジナビアンやスカジットSHといったショートヘッドやショートベリーのスペイラインのキャストに向いたアクションのロッドのようだった。
確かに、ロッドをつないでビュンビュンと振ってみると、決して硬過ぎず、ミッド部分に程よい張りのある感じがする。しかしこれも、実際にロッドにラインを通してみないことには何とも言えないのだが・・・。

ちなみにこちらのロッドには、RioのAFS#5/6、33ft、340grと、マイザー氏から送られてきたこのロッドにライン重量がマッチしているというSGS スカンジSH#6/7、31ft、379grでテストしてみようと思う。

きっと初夏の十勝川中流域や渚滑川などで、しっかりと仕事をこなしてくれるロッドになりそうな予感がしているが、もしかしたら穏やかな天気の支笏湖や屈斜路湖、それに阿寒湖などの湖で使ってみても面白いロッドスペックかもしれない。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-06 21:02 | Custom Spey Rod
<Vol.661> 淡い日差しと柔らかい皮膜
今日のBGM : SCHEMA RECORDS / Thin Ice
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                  original photo by Mr.ABU


柔らかい皮膜のようなものに覆われた4月の空。
ほんの少しだけ暖かさのようなものがこもった4月の淡い日差し。
水位は少しばかしか上昇し、南寄りの風が強かった土曜日の道南の本流。
予期せぬ国道の土砂崩れによる通行止めで、僕らはすっかり出端をくじかれてしまった。


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もしかすると、少しは鮭稚魚の降海が始まったのかもしれない。
ゴボッ、ゴボッと不規則に本流の水面が大きく割れる。
相変わらず僕らは本流のアメマス達に翻弄されっぱなし。
下流で大きな波紋が広がったかと思うと、こんどはすかさず真横でという具合に。
そんな訳だから、4月初めの本流で過ごす時間は、瞬く間に過ぎていく。


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ティップをシンクレートの違うものに交換したり、リールに巻かれたラインをまるごと変えたり、それじゃあと、とっておきのあのフライなら、もしかしたら気難しいアメマス達に気に入ってもらえるかもと、同じ様なフライが並んだフライボックスを開けては、何度も頻繁に変えたりする。
でも、やっぱりアメマス達は本物の方に夢中のようだった。
きっとそんな中でも、少しは春らしくなった風が、本流に立ちつくす僕の頬をそっと撫で続けていたのだろう。
しかし、そんな事に全く気づく余裕がないぐらい、僕も目の前のアメマス達のボイルに夢中になりながらキャストを続けていた。
ゆっくりとしかも確実に季節の針は前へと進んでいる。道南の本流の土手沿いには、たくさんのフキノトウが放つ淡いグリーンが散りばめられていた。


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友人達と僕の分を合わせて3つのラスク。
ランチの後のコーヒーブレイクに美味しくいただく。

新しく手にしたカスタムスペイロッド、MKS #6/7のキャストフィールは、すこぶる良かった。
バーキーよりも若干柔らかいけれど、パワーを充分溜めてくれそうなバットセクション。
今回は450grのスカジットSHに5フィートのインターのチーター、それに#8番の15フィートのティップの組み合わせだったが、ロッドとの相性は僕のキャストのクセもあるし、もともとMKS #7/8のアクションに慣れ親しんでいるということもあるが、今後は尻別川をはじめとして、北の大地に流れる本流のメインロッドにしようかと思えてしまうぐらい僕自身に一番ピッタリとくるものだった。


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                  original photo by Mr.ABU
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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-05 19:17 | spey fishing
<Vol.660> R.B.Meiser fly rods / S2H14067MKS-4
今日のBGM : Jack Johnson / Enemy Worst Friends Remix
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エイプリルフールの水曜日、仕事を終えて自宅に帰ると、国際郵便で届いた荷物がひとつ、ポツンと玄関に置かれていた。
丁寧に梱包された荷物をゆっくりと開けると、ピカピカに光った傷ひとつないシルバーのアルミチューブとゴールドメッシュのアルミキャップが顔をのぞかせる。その中から黒いビロード調のロッドソックスを取り出して、いよいよ待ちに待ったその瞬間が僕に訪れる。


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マイザー氏にオーダーした2本のカスタムスペイロッドの内、どちらのロッドが最初に届くのかは僕には全く知らされていない。ロッドソックスから色の濃いコルクのリアグリップの先端を引き出す。やがてココボロの赤いウッドインサートのリールシートが目に入った。
シルバーのインクで書かれた、S2H14067MKS-4という若干大きめの文字。
最初に届いたのは、14'の#6/7番 MKSの方だった。
相変わらず、期待を裏切らない、いかにも"art"と呼びたくなる、仕上げの美しいロッドである。


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カスタムとしてオーダーした以上、最初に気になるのはどうしてもフェザーインレイとマイザー氏独特のスレッドワークなのかもしれない。色や印象など大まかなイメージしか伝えていなかったのだが、今回も思わず息を飲んでしまうぐらい美しく、僕としてもとても満足のいく仕上がりであった。世の中に同じものが二つとないカスタムロッドの極みとも言えるのだろうか。


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上は今回届いたMKS 14' #6/7番のフェザーインレイとバット部分のスレッドワーク。
フェザーインレイは"green highlander"を基調にターキーをあしらってオリジナルのものをお願いした。
下はこれまでメインで使っていたMKS 14' #7/8番の"autumn"というフェザーインレイ。
好みは各人によって分かれるだろうが、僕自身はどちらもMeiserらしいと思えてしまう。


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フロントグリップはやはり先端のコルクが、ギュッと絞り込まれていて、とても握りやすい。
バーキーも確かにコルクが絞り込まれているが、個人的にはMeiserの方が握った感じは好みだろうか。
今回はグリップのコルクも少し違った印象のものをとオーダーしているので、先端部分に少し色の濃いオイルか何かがアクセントとして施してある。これもまた新しいロッドの特徴なのかもしれない。


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リアグリップにはさらに特徴のあるものをとお願いした。最初はリアグリップをウッド仕様にカスタムにしようと思ったのだが、友人に届いたHighlander-Hybridの特徴的な色合いのコルクグリップを目にして、今回は僕もこちらをオーダーした次第。少し離れて見ると、ウッドにも見えなくはない色合いの濃いコルクは、名称は忘れてしまったが、かなり強度があるそうな印象である。
各ピースのジョイント部分のスレッドワークも、なかなか美しくもあり、かなり特徴的である。やはり最近はコパーのスレッドがよく用いられているような印象を持った。
ラッピングは赤も考えたが、今回はグリーン。幾分控え目だが、初夏の太陽の日差しを受けて、きっと新緑のように美しく輝くのだろう。


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2本のMKSのリアグリップの形状を比べてみると、その違いがとてもよく分かる。
個人的にはグリップエンドの形状として、よりサイズの小さな#7/8番の方の形状が好みだが、これも使い込んでいる間に気にならなくなるんだと思う。
それにしても新しい#6/7番のリアグリップのコルクの色はやはり特徴的。


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左からMKS 14' #7/8番、MKS 14' #6/7番、Burkheimer 14'1" #7番。
やはりそれぞれのフロントグリップの長さの違いがよく分かる。
コルクグリップの形状全体としては、個人的にマイザーの方がバーキーよりも握りやすく、シェイプも美しいと感じている。

新しく届いたMKS 14' #6/7番には、Burkheimerの14'1" #7番と同じラインを乗せる予定。でもやはりそれぞれのロッドのアクションは全く異なるから、振り比べてみるのも楽しみのひとつだろうか。
個人的にはシンクレートの高いティップと少し重めのフライを結ぶ場合はMKS、シンクレートが低く軽めのフライを結ぶ場合はバーキーと考えている。
でも、マイザー氏が次の荷物でロッドと一緒に送るといっていた、新しいスカンジナビアン・シューティングヘッドも気になるところ。
とりあえず、今週末には実際にラインを通してキャストフィールを確かめてみようと思っている。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-04-02 23:32 | Custom Spey Rod