Top

札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
カテゴリ
以前の記事
2017年 12月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 08月
2014年 05月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
Links
slow fishing ver.2
(2014-)


slow fishing
another photo website

    ↓ ↓ ↓
slow fishing photodesign 1
slow fishing photodesign 2

R. B. Meiser Fly Rods
C.F.Burkheimer Fly Rods
Riverwatch Bamboo Fly Rods
Saracione Fly Reels
Olson Custom Fly Reels
Spey Pages
Salmon Junkies
Steelhead Alley Fly Tying
Prince of Pelletheads
Aaron Goodis Photography
Jeff Bright: Steelhead Fly Fisher
Steelhead Tribune
The Caddis Fly: Oregon Fly Fishing Blog
Fishing With Jay
FLYINTROPICAL
FISHMADMAN
FlySpoke
Steel
North Umpqua Fly Guide
The Amazing Adventures of Switchboy
Savage Fishing
KIS-Fly fishing
Evolution Anglers
Journey to the West
METALHEADS
Steelhead Chaser
STEELHEAD ON THE SPEY
Steelheadwater
the big pull
Catch Magazine
DENEKI OUTDOORS
The Global FlyFisher
THE CLASSICAL ANGLER
RED SHED FLY SHOP
GRAYS of KILSYTH
Quality Flies
MENDOZA FLY FISHING
four seasons angling club

川の防災情報
アメダス風向風速
予報ガイダンス(気象庁発表)
ダム諸量一覧表 (北海道地方)
沿岸波浪予想(気象庁発表)
支笏湖ライブカメラ
屈斜路湖ライブカメラ

Freestyle Diary
Things
Bloody L
110-ken's Blog
Dream Streams
Spiral Loop
Speywater in Hokkaido
Study to be Quiet
The river flows to my life
Fly 80%
SWING-UP BLOG
Spey Bum
ひぐらしフライ
ひぐらしカメラ
Friend of Water blog
鶴造!魚も釣るゾウ!
~BQイッチー Nature Photo Graphy~
Four Seasons 春夏秋冬
Fish doesn’t like me!
feels so good
Redband Dreamer
Salmo-Lime-Star
フクちゃんのフライ日記
道東トラウトパラダイス
POLAR BEARの本流釣行記
道東フィッシャーマンakiの活動
GONE FISHIN'
Prime Time Fishing
Steelhead,Salmon and Spey Fishing
THE SURFACE OUTFITTERS
朱鞠内湖の釣り情報
walton_Blog
terry's FlyFishing Bar
さぁーフライ
支笏湖でフライフィッシング
takezaoclub
Fly Fishing in BIHORO
趣味のフライフィッシングと家庭菜園
とかぷちゅぷ画報
Angler's Notes from Southern Alps
「 飛 翠 。」 one's own way.
T-made FlyFshing Reels
街中のフライフィッシャー
フライフィッシング用品専門ショップ Tackle Mac
Fly shop Online
竿話休題
miracsta
river side
阿寒クラブ
Wild Life 釣り日記
shinya.Blog
River's dream of hokkaido Weblog
Elise.o.s

mail/contacts
d_yun5◎yahoo.co.jp
  (◎→@)

<   2008年 10月 ( 10 )   > この月の画像一覧
<Vol.620> red grip
今日のBGM : A Flock of Seagulls / I ran
d0029241_20134034.jpg



本流や湖ではもっぱらインスタネット派だった。
でも、ここ数年スペイキャストに取り組み始めて、尻別川でディープ・ウェーディングしている時に、運良くグッドサイズのレインボーとやり取りすることが出来ても、なぜかインスタネットでは僕がいくら腕を伸ばしても流れの強い深瀬でなかなかおとなしくしてくれないその鱒を、結局最後までランディングすることが出来なかったことを何度か経験して以来、僕はすっかり柄の長い大きな折畳式のランディングネットを使う事になっていた。
ここ最近本流でよく使う、ウエストベルトに引っ掛けたRapalaのフォールディングネットは、メカニカルでデザインも好みのタイプ。ただちょっと重いのとディープ・ウェーディングしているとランニングラインラインが引っ掛かったりするのがね・・・。
でも、やっぱりコンパクトに折りたためるインスタネットは大好きな道具のひとつ。
出来ればトラブルの少ないこのネットで、美しい鱒をランディングしたいと思っている。

以前から赤いグリップのランディングネットには憧れていた。
素敵な色や木目のウッド仕立てのランディングネットはたくさんあるけれど、不思議とグリップの色はやはり赤が好きなのである。
それもレインボーのレッドバンドを彷彿させるような少しディープな赤が好み。

家のガレージの片隅に埋もれていたホームセンターならどこでも売っていそうな端材を張り合わせて、糸のこで握りやすいグリップの形状に大まかに切り出し、あとはサンドペーパーで粉まみれになりながらじっくりと削る。
オークのオイルステインを軽く塗りこみ、さらに赤のオイルステインをたっぷりと染み込ませてみた。あとはラッカーで数回コーティング。

作り終えてみて、僕はランディングネットを作る友人に対する尊敬の念がさらに強まった。
本当に大変な作業なのである。
やっぱり僕のようなせっかちな人間には向かない作業なのかもしれない。

そんなとてもイージーに仕上げた僕好みの赤いグリップのインスタネット、どうやら最初にラインディングするのは本流のレインボーではなく、極東のアメマスになりそうな予感がする。


d0029241_20395595.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-31 20:43 | fishing goods | Comments(6)
<Vol.619> deep autumn
d0029241_22192295.jpg



暗黒色の雪雲が10月最後の火曜日の空を覆う。
まるで季節が急ぎ足で僕の足取りよりもさらに数歩先を進んでいる感じ。
尻別川へと通じる峠道の頂上付近、道路脇にはすでに白い物が数cmほど降り積もっていたし、なぜかまわりの風景のすべてが物悲しく色褪せて見えた。

昆布エリアの第1セクションへと続くそば畑の横のあぜ道を歩いていると、右手の方向から普段なら聞こえてはこない本流の奏でる荒々しい音色が聞こえてきた。
視界が広がると、やはりいつもとは少し違う光景の第1セクションが僕の眼前に広がった。

人の手さえ加わらなければ、本来あるべき姿の第1セクションの上流部の深瀬。
去年の出来事が僕の記憶の中で蘇り、期待してはいけな事はよく分かっているつもりだが、やはり少し浮き足立ってしまったのかもしれない。

冷たい晩秋の風が本流の上を幾度となく走り去り、枯葉がその余韻のように何枚何枚も空を舞い続けた。
Type6のティップでもほとんど根掛かりはしない第1セクションの上流部の押し出しの強い流れ。いくつもフライを取り替えている間に、僕の中での核心部はすでに上流部の景色の中に吸い込まれていってしまった。

結局、この日僕が流すフライに訪れた鱒からのコンタクトは3度だけ。
1度目は正午過ぎの栄橋の上流の深瀬であり、2度目は午後の第1セクションの中間部だった。3度目はアメマスだったが、鱒は自分でフックを外して第1セクションの流れに戻っていてしまった。

本流を囲う木々の枝から色付いた葉という葉ががほとんど落ち去り、剥き出しになった木々の枝が晩秋の風に吹かれてミシミシと互いに擦れあう音を立てながら揺れていた。
もうすぐここも白銀の世界に覆われるのだろう。
思わずグローブが欲しくなるような晩秋の冷たい風が、僕の耳元でそう告げていた。


Deschutes steelheadで検索したら、参考にしてみたいローカルフライがありました。
                  Deschutes Angler



d0029241_2372640.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-28 23:17 | spey fishing | Comments(2)
<Vol.618> AFS(ホバー)をチェンジャブルにカスタムする
d0029241_17162160.jpg



今年のオホーツクや知床でのサーモンやカラフトマスの釣りで、僕は初めてRio社のAFSというシューティング系のスペイライン(フローティング)を使ってみたのだけれども、その飛距離もさることながら、心地良いキャストフィールというかラインのターンオーバーの良さには、少なからずとも驚かされた。実によく考えられたラインのテーパーとその長さだと思う。
推奨されているバーサーリーダーを僕は何一つ持っていないから、あくまでも市販のラインをそのままランニングラインにつないでキャストした感想ではあるが、きっとこのリアテーパーがほとんどない、つまりラインの先端にいくほど細くなっていくトライアングル状のテーパーに心地良いキャストフィールとソフトなプレゼンテーションをもたらしてくれる、すべての要素が詰まっているんじゃないかと思う。

このAFSにはフローティング、先端4.5mがTYPE1のシンクティップ、それにフルシンクではホバー(おそらくスーパーインターに相当すると思われる)、Type4の計4種類が市販されているが、その中で僕が興味を持ったのはホバーだった。これまで湖などの止水のリトリーブのスペイラインとして3M社のSTSのスーパーインターの後端をカットし、全長が約8mになったものをリバースにしてスペイラインのボディとして、さらにその先端にいろんなシンクレートの約4.5mのティップがつなげられるチェンジャブル仕様にして対応してきたのだが、基本的にリバースにすればオーバーヘッドでもスペイでも、どちらでも使えるというそのテーパーの構造上、やはり少々無理があったのかもしれない。もちろんまったく使えないというわけではないのだが・・・。やはり個人的にはショートヘッドのスペイキャストの場合、トップガイドからのランニングラインのオーバーハング部分も考慮に入れると、よりラインのウェイトポイントがリア側にあった方が良いのではないかと思っている。
そんな僕にとってAFSのホバーは湖などの止水で使う、リトリーブ用のスペイラインのボディとしてうってつけだったのかもしれない。

そんな訳で、先日Rio社の廃盤セールの案内もあり、行きつけのショップで7/8と8/9のホバーを購入してみた。
取り敢えずバーサーリーダーは使わずに、手持ちのいろんなシンクレートのティップを使いたかったので(まぁ、これが本当の目的でもあるが)、AFSのF/Iのシンクティップ部分が約4.5mだったものだから、同じ様にホバーの先端から4.5mでカットしてもらいチェンジャブル化しようと思ったのだけれど、ショップでカットする長さを計りながら、なぜか先端4mでカットしてもらった。もしかしたら、3mの方が良かったのかもしれないし、当初の予定通り4.5mの方が良かったのかもしれないが、この勘というか悪く言えばいい加減さみたいなものが実に僕らしいとも思う。
いつもならカットした部分にラインのコアを通したブレイデッドラインを継ぎ足しループにするのだけれども、今回はテムズのカワイ君に熱溶着でのループの作製をお願いした。

さっそく土曜日の午後、左からの風の強い支笏湖で新しいラインのテストをしてみる。
ロッドはSage Z-Axis 7136のカスタムロッドにラインはAFSのホバー7/8。もともと7/8のホバーは全長が11.2mだから先端を4mカットして全長が7.2mのボディとなる。そこにType3、4.5mのティップを繋げると、ラインの全長は約11.7mとなる。その先には3X、12feetのリーダーだから、全体の長さとしては悪くはないだろう。7/8のホバーはカタログ上では460grだが、おそらくカスタムしたラインもティップを含めてそれ程重量に大差はないものだと考えた。

フィールドテストとしては、左からの風のアドバンテージを差し引いたとしても、飛距離、キャストフィール、ラインのターンオーバーなどなど、どれをとっても悪くはなかったと思う。
あとは支笏湖の女神さえ微笑んでくれたりすれば、申し分なかったのだけれども・・・。
とにかく湖などの止水でのスペイキャスト、しばらくはこのラインシステムにお世話になることになりそうだ。


d0029241_18481283.jpg



今日のBGM : Dubmatix / Senseless Killing Dub


[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-26 18:52 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(8)
<Vol.617> Intruder Halloween Version
今日のBGM : Collaboration Records / Binary Choice 'Deep'
d0029241_23534160.jpg



イマジネーションのあまり豊富でない僕のような釣り師の場合、独創的でオリジナリティに溢れ、尚且つ大きな鱒まで魅了してしまうようなフライのアイデアが何もないところから突如降って沸いたように思いつくことなんて、まずもってその可能性はほとんどゼロに近いと思っている。
僕の場合、もしも新しく巻いてみたいフライのアイデアが浮かぶとすれば、ショップで目新しいローカル・フライを見せてもらったり、最近ではほとんど買わなくなった釣り雑誌や昔買ったサーモン&スティールヘッド・フライのパターンブックをパラパラとめくっている時にハッと目に止まった時が多いのかもしれないけれど、やはり何といってもネットといったメディアが一番影響が大きいのかもしれない。

そんな僕のタイイングするオリジナリティの乏しいフライ達がいつも薄いプラスティックのフライボックスにところ狭しと並んでいるのだけれども、先日尻別川の昆布エリアの第3セクションで偶然拾ったオレンジティペットをトッピングされた赤いシルクのボディに、ウィングとテイルがホットオレンジのバックテイルかクラフトファーをあしらわれたちょっと大きいサイズのIntruderは、なかなか僕にとって衝撃的だったように思う。もしかしたらこの色合いは遡上してきたサーモンを魅了してしまうかもという不安もあるけれど、それ以上にこういうフライを本流の流れの中でスイングさせて鱒を魅了しようという釣り師が他にもいるというだけでちょっと嬉しかったりもした。
そんな訳で、この日の出来事以来僕の中で再度Intruder熱みたいなものが目覚めてしまったのかもしれない。

黒のバックテイルにアークティックランナー、それにスペイハックルとほとんど黒づくしと言ってもいいぐらいのIntruderは、何とか今のところ本流のアメマスには嫌われずに済んでいるのだけれども、何とか本流のレインボーを魅了する色合いのIntruderを巻けないものかと、ホットオレンジのバックテイルに毛足の柔らかいホワイトフォックス、それに黒のアークティックランナーとバックテイルをメインにあしらってハロウィーン・バージョンのIntruderを巻いてみた。
今週末の本流は降雨による濁りと増水で釣りをするには厳しそうだけれど、残り少ない今シーズン、何とかこのフライで本流のレインボーを魅了出来ればと密かに思ったりしている。

そんな訳で、僕の薄っぺらくて安物の、でも使い勝手はとてもいい、プラスティック製のフライボックスにはいろんなカラーのIntruderが増殖中なのである。


d0029241_0471158.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-25 00:49 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(0)
<Vol.616> 秋晴れの一日
今日のBGM : Alton Ellis / Rocksteady
d0029241_2022987.jpg



まったくもって心地良い秋晴れの一日。
峠へと続く国道沿いのイチョウ並木の街路樹からは鮮やかな山吹色が溢れんばかりにこぼれていた。
こんな日にはご機嫌で軽快なリズムのBGMがピッタリ。
尻別川へ辿り着くまでの間、車の窓をほんの少し開けて、吹き込む風に深まる秋の気配を感じたかった。


d0029241_20145223.jpg



ほとんど釣り人の姿を見かけない閑散とした火曜日の尻別川。
蘭越エリアの土手沿いに小さく広がる駐車スペースで、のんびりとお気に入りのスペイロッドをつなぐ。Type6のティペットの先にはかなり使い古して短くなった1Xのリーダーを繋ぎ、リードフライにはほとんど黒づくしといってもいいIntruder、そしてドロッパーには先日尻別川の帰りに立ち寄ったDolly Vardenでデシューツリバーのスチールヘッド・フィッシングから戻った下山さんに見せてもらったローカルフライにインスパイアーされて巻いてみたポーラベアーとエンジェルヘアーをウィングにあしらったウェットフライを結んでみた。


d0029241_20311557.jpg



通称「ヤマモトの瀬」で先行者の釣り人にちょっと挨拶をし、ことわりを入れてから滑りやすい川岸をロッドを片手にヨタヨタと下り、もうひとつ下の瀬頭からフライを流させてもらった。
ほんの少し期待を抱きながら、秋晴れの清々しい青空の下、リールから心地良い音色と共にラインを引き出す。
そんな中、いきなり指先で摘んだランニングラインが引き込まれたのは、左手のキャストを開始して2投目だった。
キャストした2つのフライが早瀬の流芯の中をスイングし終えようとした時の不意の出会い。
川面が鱒の躍動感で幾度となく割れる。
黒づくしのリードフライとして結んだIntruderをテイクしたのは、遡上してきたサーモンが産み落としたエッグでも飽食したのか、お腹のあたりがどこかふっくらとした40クラスのアベレージサイズのアメマスだった。
このあと、このエリアを釣り下る中で2度ほどバイトがあるが、もしかしたらバイトの主は秋のアメマスだったのかもしれないなどと思う。
川面の上を赤とんぼのペアが何組も飛び交っていた。


d0029241_21233138.jpg



時計の針が正午を過ぎると川面が波立ち、高く伸びたススキの穂が大きく揺らぐぐらいにまで風が強まり始めた。風に吹かれて落ち葉が河畔を舞う。
栄橋の下流のプールで不意にまるで根掛りのような鈍重な衝撃が僕の手にするロッドに訪れ、40クラスのレインボーが逆光の中、1m程尻別川の流れの上を華麗に跳躍した。
久しぶりに出会う尻別川のレインボーとのやり取りにちょっとハラハラしたのだけれど、残念ながら黒のIntruderをテイクしたその魚体にほんの少しも触れることなくランディング直前に、その鱒は元の流れに戻っていってしまった。
きっとフッキングが甘かったのだろう。僕の脳裏にはその鱒の逆光の中でのシルエットだけが残像のようにいつまでも残る。


d0029241_2140131.jpg



この日最後に訪れた夕日が傾きかけた栄橋の上流の深瀬で、もう一度リードフライの黒のIntruderに訪れた衝撃の主は、やはり少し幅のある体つきをした40クラスのアベレージサイズのアメマスだった。粘りのある鱒の躍動感に流れの速さが加わり、手にしたロッドが心地良く曲がる。そんな上顎に少し傷のあるこのアメマスは、もしかしたら以前他の釣り人にリリースされたアメマスだったのかもしれない。夕暮れの斜陽の光の中で薄っすらと浮かぶそのタフなアメマスの白い斑点の輪郭が、暗闇の迫る流れの中で柔らかく浮かび上がるのを僕は不思議なぐらいに穏やかな気持ちで眺めていた。


d0029241_21534160.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-22 21:54 | spey fishing | Comments(4)
<Vol.615> 秋雨
今日のBGM : The Music / Strength In Numbers
d0029241_20592376.jpg



柔らかめのオレンジのバックテイルとオーストリッチ、それに黒のアークティック・ランナーをメインにあしらったIntruderのフックを上顎からフォーセップでそっと外すと、遡上途中の婚姻色を身に纏ったメスのサーモンはその身体を支える僕の手からゆっくりと離れて、静かに本流の流れの中にその姿を消し去っていった。
薄い膜のかかったような秋の空からは、まるでどこかへと消え入るかのような細かい秋雨がポツポツと降っている。
土曜日の尻別川は、まるで薫煙で燻したかのようなサーモンピンクの空に覆われていて、そんなすべての音を吸い込んでいってしまいそうな柔らかい皮膜が地上の僕らと太陽との間に一日を通してずっと存在し続けていた。
細かい秋雨が忘れた頃にパラパラと降リだす中、お気に入りのスペイロッドを手に尻別川のいくつかのポイントを彷徨う。


d0029241_21262279.jpg



お昼を過ぎた頃、僕が尻別川のアベレージサイズのアメマスに出会ったのは栄橋からかなり下流へと下ったエリアだった。
初めて訪れるポイントというものは、やはり何かしら期待感というものを抱いてしまう。
そんな右岸側に寄った本流の流れが次第にゆったりとした流れに変わろうとするあたりでアメマスが僕が前の晩にパール調にキラめく数本のフラッシャブー以外はスペイハックルにバックテイルそれにアークティックランナーと、すべて黒づくしで巻いたIntruderを流れの中で見つけ出してくれた。
全身に散りばめられた白い斑点が少し小さめのアメマスが本流の流れに戻るのを見届ける。
もう少し時間があれば、100m程上流からじっくりとフライを泳がせてみたい流れだった。

そして、秋の雨はいつしか薄く膜のかかった空から降リ注ぐことをやめてしまっていた。


d0029241_215192.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-19 21:54 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.614> 家具作りの合い間に
今日のBGM : !!! (Chk Chk Chk) / Must Be The Moon
d0029241_22355585.jpg



連れ合いに頼まれていた家具作りの合い間に、お気に入りの本流に鱒釣りに行った。
北西の風がことさら強い日曜日の話。
きっと天気図の等圧線がギュッと狭まっていたのだろう。空は抜けるような秋の青空に覆われていて、国道の朝露で濡れたアスファルトの道路脇にはたくさんの吹き落とされた落ち葉が山吹色のグラデーションを描きながら何重にも重なり合っていた。おまけに羊蹄山の頂上付近には白いパウダーが振りかけられたように雪が積もっていたものだから、さすがに朝の尻別川は何かしら身の引き締まるような冷え込みだったのかもしれない。


d0029241_22535655.jpg

                   original photo by Mr.SHU


尻別川の水位も水の色もやっと落ち着きを取り戻したかのようだった。
河畔の紅葉は日を追うごとにその美しさを増しているようで、そんな光景にどこか秋の深まりと微かに揺れる果敢ない侘しさのようなものを感じながら、いくつかのポイントを友人達とのんびりと釣り下ったのだった。


d0029241_2331826.jpg



不思議なもので、この日の僕の頭の中は製作途中の家具の棚と棚の間の高さや幅のサイズ、それに扉をどうやって上手く取り付けるかといった設計図と数字でいっぱいだった。
決してそれが原因というわけではないのだけれど、やはりこの日もいつものように秋の尻別川の鱒からのコンタクトというものは何一つ僕には訪れない。期待感だけは十分過ぎるくらいなんだけれども・・・。
それでも最後に訪れた昆布エリアでは川面に映る紅葉の色合いに、いつも以上に季節の移りゆく様を感じさせられ、このひとときを大切にしようという気持ちにさせられたものだった。
秋の夕暮れの尻別川、風もいつしか収まり、本当に静かな時間が流れていた。


d0029241_2323374.jpg



連れ合いに頼まれていた家具作りを終えて、もう一度お気に入りの本流に鱒釣りに行った。
雲一つない秋空が頭上いっぱいに広がり、穏やかな秋の風に包まれた火曜日の話。
蘭越の放水口エリア、栄橋エリア、昆布エリアとひと通り秋の減水した流れにフライを流し、この日僕が出会ったのは僕が知っている尻別川のアベレージサイズのアメマス数尾と遡上してきて婚姻色を身に纏ったオスのサーモンだった。
尻別川の畔でゆっくりと深くローストされたコーヒーを淹れ、同行した友人と最近のスペイロッドやスペイラインの話題に花が咲く。
話題はスペイの話からそれて、どんどんとディープな話へと進んでいった。
こういう日も悪くはない。
何かの拍子に、ふと空を見上げて「こんな天気が、あと数週間続けば良いよね」、と同行していた友人が呟くように言う。
本当に秋らしい穏やかな一日だった。
そう呟く彼の横で、もしかしたら僕は連れ合いに頼まれていた家具(まぁつまりは単なる靴入れそのものなのだけれども)作りというひと仕事を終えて、どこかホッと胸をなでおろしていたのかもしれなかった。
川面のすぐ上をたくさんの雪虫が舞うように漂っていた。
北の大地を低気圧が通過するたびに、少しずつ冬が近づいてくるのだろう。
そしてあと1ヶ月もすればこのエリアからも初雪の頼りが届くに違いない。
そんな深まりゆく秋の尻別川の様相を眺めながら、僕は不思議と家のリビングへと続くドアを開けたときに漂ってくるだろう新しい家具にじんわりと染み込んだオイルステインの香りをイメージしていた。


d0029241_23443736.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-15 23:44 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.613> 秋色の鱒
今日のBGM : Yes / Owner of a lonely heart
d0029241_20212348.jpg



刈り取られたストローカラーの稲の根元が昨夜の雨で少し湿り気のある黒土色の地面から同じ長さを保ちつつ、どこかちょっと前までその先にあった大事にしてきたものを一瞬にして奪い取られてしまった物寂しさのようなものを兼ね備えながら、どこまでも一直線に伸びていた。
カサカサという乾いた音を伴いながら乾いた枯葉が何枚も秋の風に吹かれて僕の前を舞っていく。そんな降り重なったまるで上等なカーペットの上でも歩いているかのようなフワフワの枯葉の上を歩き、心地良い秋の青空の下、僕は尻別川の畔にスペイロッドを片手に佇んだ。
のんびりと釣りをするには決して悪くない一日。なぜかそんな気がする秋の火曜日の一日だったように思う。


d0029241_2041136.jpg



水位と水色は落ち着きを取り戻していたのかもしれない。
でもあまりにものんびりとした時間に家を出てきたものだから、栄橋周辺で僕のロッドに不意の衝撃は訪れることはなかった。
相変わらず浅瀬では遡上してきたサーモン達が産卵行為の真っ最中のようである。しかし僕が見かけるその姿は例年よりもかなり少ないように思えた。
頭上を飛んでいくカモメの姿にどこかオホーツクでの夏を懐かしく思い出していると、遠くから正午を知らせるサイレンが聞こえてきたのだった。


d0029241_21225875.jpg



グゥグゥンとこの日の最初の衝撃が僕の手にするMKSに訪れたのは、少し車で上流に移動し、ロッドを右手から左手に持ち替えないとキャストが厳しいランの中間あたりだった。
550grのスカジット・SHの先にはインターのチーターにType6のティップ。
去年巻いたコーンヘッド仕様のエッグサッキングリーチに少し手を加えたフライをテイクしたのは、流れに乗って小気味よい躍動感を僕に感じさせてくれた尻別川のアメマスだった。
そんな尻別川のアメマスの茶褐色の背中に、どこか地面に降り重なる枯葉の色を重ね合わせながら、フックを外しそっと流れに戻した。


d0029241_2142662.jpg



河畔を囲む木々の紅葉も少し始まりかけたのか黄色の色合いを強く帯び始めていた。
そんな色合いが空の青とあいまってどこかとても柔らかく僕には感じられた。

この日二度目の鱒のテイクが僕の手にするMKSに訪れたのは、先程のアメマスが僕のフライを流れの中から見つけ出してくれた場所から数mほど釣り下ったところ。
なるべくラインが流れに接しないようにロッドティップを高い位置で保持し、沈んだフライがゆっくりと流れの中をスイングしはじめて間もない頃だった。
ランニングラインを摘む指先に伝わるグゥンという衝撃は先程のアメマスよりも少し重量感があったのかもしれない。その躍動感の様子からきっと少しサイズアップしたアメマスかと思ったのだけれど、流れの中で僕の視界に入ってきた鱒は少し黄色見を帯びた茶褐色のボディと白いお腹のコントラストが鮮やか過ぎる黒い斑点を身にまとったブラウンだった。
僕にとっては尻別川で出会う最初のブラウンなのかもしれない。
そんなブラウンの身体に染まる黄色味を見ながら、やっぱり僕は秋の色を思い出していた。


d0029241_21585431.jpg



第1セクションのプールでは、頭のあたりが白くなった大きなオスのサーモンが子孫を残すパートナーを懸命に探してでもいるのか何度も僕の目の前を忙しなく通り過ぎていった。
赤や黄色に色付いた大きな落ち葉が何枚も何枚も本流の水面や流れの中を流されていく。
そんな落ち葉がスイングしているフライに絡むとプルプルっという違和感がランニングラインを摘む指先を通じて何度も感じられた。
そういえば最近、ほとんど伸びがないといわれている、エアフロのリッジラインにランニングラインを替えてみた。もしかしたらそれが影響しているのかもしれない。
まぁどちらにしても最近の本流で僕のキャストはペリーポークばかりだから、相変わらずどこのメーカーにラインを替えたとしても、一番の悩みの種のランニングラインの撚れは一向に解消しないのだけれども。

きっとこれからの季節、風が強い日の本流での釣りはもしかしたら流れてくる落ち葉で釣り辛くなるのかもしれない。
でもまぁ、これが季節ごとの釣りの味わいというものなのかもしれないなどと思いながら今日の釣りを締めくくった。


d0029241_22173987.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-08 22:18 | spey fishing | Comments(18)
<Vol.612> 雨上がりの湖で
今日のBGM : Brian Eno / Drift
d0029241_1654519.jpg

                   original photo by Mr.SHU


金曜日の深夜に降ったまとまった量の大粒の雨は、きっとお気に入りの本流を瞬く間にカフェオレ色に濁らせ、水かさはみるみると上昇していったのだろう。
もしかしたら週末に本流へと足を運ぶにはきっと悪くないタイミングだったんじゃないかと思っていた。でも、こればかりは仕方がない。釣り師はただ自然の移りゆく流れにその身を委ねるしかないのだから。

秋晴れの青空の下、支笏湖には予想に反して西からの強い風が湖面に吹き続けていた。
沖合いには白波が立ち、うねった波が次から次へと湖岸に押し寄せてくる。
吹き抜ける風に微かに秋の気配を感じながら、沈んだ石に立ち、波に揺られながら、いつか訪れるだろうその瞬間を頭の片隅にしっかりとイメージしながら、まるで我慢比べでもしているかのようにペリーポークからスペイキャスト、そしてリトリーブをひたすら続けた。

手にしたスペイロッドはSage Z-Axis 1367 Spey Custom。450grのSTS(SI)のリア側を少しカットして約8mにしたものをリバースにしてボディとし、#7の15feet、Type3のティップを繋いだ止水用の改造シューティングスペイライン(チェンジャブル)で数本のオーストリッチをテイルに、そして2枚のクートをボディにハックリングしたストリーマーや黒のゾンカーをキャスト、そしてゆっくり沈めてリトリーブする。また時にはラインをAFS(floating)7/8に替えてフォームカメムシを波立つ湖面にドリフトさせる。
水温はまだ少し高めだけれど、いつ何が起きてもおかしくないような状況だった。
でも結局僕に支笏湖の女神は微笑まない。

久しぶりに支笏湖で過ごす時間は瞬く間に過ぎ去っていく。
秋の明るい日差しに照らされてオレンジ色に輝く恵庭岳の山肌に映る空に浮かんだ雲のシルエットがゆっくりと右に流れていくのを眺めながら、支笏湖で釣りをする時の時間の流れというものをほんの少し思い出した土曜日だった。


d0029241_17391168.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-05 17:53 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.611> 夏の顔をしたアメマス
今日のBGM : John Coltrane / Blue Train
d0029241_20123672.jpg



新しいフィールドを訪れてみるということは、時には何とも言えない不安な気持ちをもたらしてくれるということもあるのだけれど、その反面、僕にいつもとは違うとびっきり新鮮な気分をもたらしてくれる事がある。
ショップでお勧めのポイントを聞いたり、このフィールドに足を運んだことのある友人から旬な情報をいただいたり、おまけに今ではネットという便利すぎるツールがあるから、わざわざ詳細な地図帳を広げなくても、ある程度はおまかな情報を手にすることが出来る。
でも、残念ながらそのフィールドの持つ匂いというか漂う独特の雰囲気というものまでは、どこを探しても書かれてはいないから、やはり自分の足で赴きそしてこの肌で感じるしかないのだろうと思う。
そんな訳で、僕は9月最後の火曜日に初めて空知川に足を運んでみることにした。


d0029241_20295038.jpg



果てしなく高い青空、穏やかに流れる雲、風はどこまでも穏やかだった。
少し濁りの入った水色に戸惑いながら、最初は赤平市よりも上流に位置するポイントに入る。
濁りのためにその本来の水深がなかなか読めない。
流れの雰囲気としては蘭越の放水口から下のランを少し狭くしたような印象だっただろうか。
ただ違うのは、それがかなりの長い距離の間続くということ。
両岸を少し黄色く色付き始めた河畔林が見事なグリーンとイエローのグラデーションを描きながら見渡す限りどこまでも連なるようにして並んで覆っていた
取り敢えずType3のティップを繋ぎ、右岸だったのでスネークロールを繰り返しながらのんびりと釣り下った。やはり本来よりも水位がかなり低かったのだろう。僕は前日に巻いた黒のGPをあっという間に3つも根掛りでロストしてしまっていた。
一度だけ流芯でガボっというなかなかのサイズのサカナの立てるライズの音を耳にする。
遠くから秋の風に混じって正午を知らせるサイレンの音が響いてきた。


d0029241_21304379.jpg



午後からは少し上流のエリアに移動する。
シングルハンドでも良さそうな川幅なのだけれど、なにせ車の中にはツーハンドのロッドしか積んでいないものだから、仕方なく先程のロッドでそのまま通した。
それにしても少し車で移動するだけで、この本流の雰囲気は変わるものである。
すぐそばには紅葉を前にした小高い山々が連なり、なるほど「クマ出没注意」の立て看板の注意が頷けるような渓相の中を川が流れていた。
岸辺の浅いところにはウグイの稚魚が沢山泳いでいる。
なぜかしらサカナの気配がグンと濃くなった。


d0029241_21413326.jpg



瀬の頭では小さなレインボーが何度も飽きずに僕が流すフライに出てくれる。
あどけない表情の空知川育ちのレインボー。
いつかまたもっと大きくなったら、もう一度この本流のどこかで出会って、僕の心臓を高鳴らせてもらいたいものだ。


d0029241_2150769.jpg



今度は少し流れが緩やかになり始めたポイントにフライを送り込むと、これまでのウグイのアタリとはまた違ったドンと重い衝撃がラインを握る指に伝わった。
少し濁りのある薄いモスグリーンの流れの中にアメマス特有の褐色の肌とそこにいくつも散りばめられた白い斑点が鮮やかに浮かび上がる。
それにしてもアメマスは優しい目をしていた。
夏の終わりを告げるようなアメマスの表情。
久しぶりにアメマスらしいアメマスに出会ったような気がした。

帰りがけに少し下流域のエリアでロッドを振ってみた。
遠くからハイウェーを走り去る車の音が響いてくるエリア。
まるで十勝川の市街地の流れを想い起こさせるような流れでもある。
周りを見渡し、1ヶ所広い流れがギュッと狭まっていかにもというポイントでフライを送り込む。
でも残念ながら僕のロッドには大きな鱒からのコンタクトは訪れなかった。
いつの日かまた訪れてみたい流れ。
そう僕に思わせる空知川の流れだった。


d0029241_2283535.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2008-10-01 22:23 | spey fishing | Comments(12)