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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2008年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧
<Vol.573> Mixture / from river to lake
今日のBGM : Dj Krush / Supreme Team
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僕が訪れた火曜日の尻別川。
まるで針葉樹の葉のような深いグリーンの色合いの本流筋の流れと放水口から流れ出すサンドベージュの濁った流れとが複雑に交じり合いながら流れていた。
濁った部分の透明度は50cm程といったところだろうか。
前日の雨の影響?
ちょっと前に通った支流の昆布川は濁りもなく、いつもの水の色だったのに・・・。
とにかく、僕はよく事情が掴めないまま、Type8のティップの先に最近自分で勝手にネーミングした"Pseudo Intruder"(つまり、イントルーダーもどきということ・・・笑)を結び、川底のウェーディング・シューズの辺りさえ良く見えない濁りの中を慎重に釣り下ることにした。


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最近の僕は本流でこの手のフライをティペットの先に結ぶ事が多い。
一般的な黒のウーリーに比べるとタイイングするのに少々手間はかかるのだけれど、ある程度自由に動くテイルのフックは、本流のあの水深のある強い流れの中で鱒が縦横無尽に暴れてもフックが外れる事が少ないと信じている。それによく雑誌などで紹介される"Intruder"パターンは、僕にはどうしても少しサイズが大き過ぎるんじゃないかと思えるから、なるべくコンパクトなサイズに仕上げるようにと心掛けている。ちなみに上の写真のサイズで、4XLのフックで言えば#4~6番ぐらいに巻いたサイズだろうか。
とにかくシンプルで安価な必要最小限のマテリアルで仕上げる事がキーポイント。
(1)ボディとなるフックには「がまかつ」社のR10-1H1.5LB#6を使用。
   バーブレス・タイプのこのフックは小さなビーズもスムーズに入るから重宝している。
(2)テイルのフックに「オーナー針」のSSW#4~6を使用する。
   さらにテイルのフックにマラブーを少量巻きつけると、流れの中でさらに妖しく
   ユラユラと揺らめくのかもしれない。
(3)ジョイント部分にはIntruder Loopの50lbを使用。
   コンパクトなサイズに仕上げるために、ボディとなるフックのシャンク後端(後ほど、
   ベンド以後はカット予定)とテイルとなるフックのアイとがなるべく離れないようにしている。
(4)僕が本流でよく使用するゴールド・ビーズはTIEMCO社のブラス・ビーズのXL。
   大きい方が水の中でも光を浴びてキラキラと良く目立つんじゃないかと思っている。
   もちろんボディとなるフックのシャンクにはウェイトが適度に巻いてあるのだけれども。
(5)ボディのシャンクの後端にお好みのカラーのクリスタル(プラスティック)・シェニールを
   数回転させてコブを作る。これに関しては一般的なダビング材でも構わない。
(6)お好みのカラー(僕の場合は黒が多い)の片側の毛をむしったスペイハックルを
   根元側から裏側が前を向くようにコブの前で3回転ほどさせる。
(7)次に残ったシャンクにボディ材を巻きつける(僕の場合は金黒のシェニールが多い)。
   そして、先程コブの前でハックリングしたスペイハックルの残りを今度は前方にウーリーを
   巻く要領でハックリング。そしてコパーワイヤーでカウンター・リブをしておく。
(8)最後にコック・フェザント・ランプ(今回は黒)をお好みでビーズの下でカラー・ハックル
   として数回転ほどハックリングしておしまい。あとはニッパーでボディとなるフックのコブの
   下(ベンド以降)からカットすれば,作業は終了ということになる。

テイルのマラブーやスペイハックル、それにボディとなるシェニールなどのカラーには、決まりはないからいろんなバリエーションが出来るんじゃないかと思う。ちなみに僕は金、黒、オレンジの使用頻度が高いのかもしれない。


そんな訳で、この濁りの中でもしかしたらしっかりと目立つかもと思った今回の黒いバーションも、一度だけ第1セクションでアタリがあったものの、相変わらず鱒には好かれなかったようで、やっぱり本流の人気者のウグイさん達には好評のようだったから、あまりお勧めできないフライなのかもしれないけれど・・・笑。

ちなみに、Intruderのタイイングの手順を紹介しているサイト
タイヤーは、Ed Ward氏。


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午後の支笏湖は、風強く波高しであった。
眩しい太陽の下、湖面がキラキラと輝き、眩しすぎるほどだったし、右からの強風は、とにかくキャストそのものを困難なものにした。
おまけに強いうねりの湖面で僕から30m程先に浮かぶ新しいセミフライはほとんど目視出来なかった。ちょうど僕の目の前にポトンと落ちた本物のエゾ春ゼミですら、その後に支笏湖の鱒のご馳走になったかどうかさえ分からないぐらいの風と波である。
でも、新しいセミフライのフィールドテストとしては上々だったのかもしれない。
シリコーン・スプレーを前日に吹きかけられたセミフライは半沈状態で浮かんでいたし、浮き方としては悪くなかったと思う。
出来れば、もう少し風と波が落ち着いていてさえくれていれば申し分なかったのだけれども。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-28 23:37 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.572> ラムズウールでセミフライ
今日のBGM : Howard Jones / New song
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そっと指でつまむと、
まるでマシュマロのような柔らかさ。
フワっとしていて、心地良いぐらいに程良い弾力性。
支笏湖の鱒は、こんな僕が巻いた2008年バージョンのセミフライを好んでくれるといいのだけれども・・・。

オホーツクで耳にしたエゾ春ゼミの鳴き声は、そろそろ僕に今年のセミフライでも巻いてみたらと促しているようにさえ聞こえたし、先週あたりからは支笏湖でもセミフライにガボっと鱒が出たという話が僕の耳にも届き始めた事だから、やっぱりそろそろかなぁと僕もとうとう重い腰を上げて今年のセミフライを巻いてみることにした。

友人からセミフライを巻くのにラムズウールが良いらしいよと聞いたのは去年の話。
行きつけのショップでさっそくブラウンとオリーブ、そしてオレンジのラムズウールを購入してきた(残念ながらブラックは手に入らず・・・)。ちなみにラムズウールは僕が初めて使用するマテリアル。実際にフックに巻いてみるとどんな感じに巻けるのかちょっと不安でもあったりした。
そんな不安は直ぐに払拭された。意外と簡単で、ディアヘア同様とまではいかないけれど、まぁそれなりにシャンクの周りでフレアーしてくれる。もちろんそのままラムズウールをフレアーさせるのはつまらないから、いつものように切り出したラムズウールを3色、指でブレンドしてシャンクに巻きつける。そしてギュッギュッっと程よく密になるように押し込んだ。
羽根はいつものように程良い大きさのCDCを左右に2枚ずつ。
後はシザースでゆっくりと好みの形にトリミング。ディアヘアの時とは違い、飛び散った毛でバイスの周りがそれほど汚れないのも大助かりだった。
エゾ春ゼミサイズでちょっとファジーなシルエットのラムズウール仕様のセミフライをそっと手に取りしげしげと眺めながら、このマシュマロのような柔らかさ、これはもしかしたら支笏湖の鱒にも好かれるかもと思った次第。

さてさて肝心な事を忘れていた。
このラムズウール仕様のセミフライ、使用前にシリコーン・スプレー(ホームセンターでは200円程度で購入可)なるものでシューっとひと吹きしておくと、かなり浮力が増すそうだ。
湖面にポッカリと浮かんだマシュマロ・フライ、いやいやラムズウールのセミフライは、きっとさぞかし美味しそうに湖面の上を漂ってくれるんじゃないかと思う。
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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-26 20:18 | cicada fly | Comments(7)
<Vol.571> 初夏の香りとオホーツク巡り
今日のBGM : Caitlyn Hessell / Always There 3
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オホーツクの明るい陽射し下、
若草色の映える草原をスペイロッド片手に歩くと、
清々しい初夏の香りがした。
時折野鳥の囀りに混じってエゾ春ゼミの鳴き声が聞こえてくる。
あぁ、もうそんな季節が北の大地にはやってきたんだ。


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初夏らしい青い空がどこまでも頭上に広がる週末の土曜日、いつもの友人達とオホーツク海へと注ぎ込む2つの本流を巡った。
渚滑川に湧別川。
どちらも僕が好きな川である。
最初は渚滑川のC&R下流域。本流での釣りとしては中流域の釣りになるのだけれど、僕が本流でのフライフィッシングを覚えたての頃は、ここの景色と流れが好きでとにかくよく通ったものだ。

例年と比べてこの時期としてはずいぶんと水量が少ない渚滑川では、CNDのExpert Spey 13' 5/6/7を使った。普段本流で使っているスペイロッドのアクションよりもかなり柔らかめのこのロッドのアクションは、僕にもう一度スペイキャストの基本のようなものを想い起こさせてくれる。
そう、ゆっくりと、肩の力を抜いて、というもの。
でも、キャストフィールはこの上なく心地良いのだけれど、ここぞというポイントで僕が流すフライに期待していたレインボーからのリアクションは、予想以上に冷たかったのかもしれない。
きっと水温がまだまだ低いから、レインボー達は流れの底の方でジッとしているのだろうか。
アウトリガー・スタイルならもう少しは反応があったのかもしれないね。
相変わらず僕の流す黒のOSPは本流の人気者のウグイ達に好評のようだけれど、一度だけグゥ、グゥンとスイング中のOSPに強いバイトがあった。柔らかいロッドがバットからグンニャリと曲がり続ける事は長くは続かなかったけれど、きっと相手は海からのサクラマスだったんじゃないかとと思う。姿が見えなかったから何とも言えないけれど、もしもレインボーだったなら、良いサイズだったのになぁ・・・。
チャンスがあれば、もう一度ぐらいは訪れてみたいのだけれども。

午後からは湧別川だった。
河畔に川原が広がりながら流れが左右に蛇行するこの本流の下流域は、とにかく僕にとっては魅力的な流れに映る。そして、時々どうしてかと自分に問うてもみたりするのだけれども、なかなか納得出来るような答えが見つからないでいたりする。そんなどこか芽室付近の十勝川中流域の流れの様相にも似ているのこの本流なのだけれども、相変わらずここでも僕の巻いた小さめのスペイフックにさらに小さく仕上げたマーチブラウンは本流の人気者のウグイ達に好評のようだった。もしかしたらプラチナシルバーに輝くパーフェクト・ボディのサクラマスに出会えてしまうかもという想いがなかったかといえば嘘になるけれど、そんな出会いも訪れることなく結局何事も起こる事なくこの日の釣りを終えた。


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それにしても、随分と歩いた土曜日だった。
僕が履いたネオプレーンのウェーダーの中はまるでサウナ状態だったし、車に戻るのに2km以上もアスファルトの上を歩いた後には、喉がカラカラで、是非とも木陰でギンギンに冷えたビールでもいただけるのなら最高の気分だったのかもしれない。

そんな訳で、まさかオホーツクで最初に聞くとは思わなかったエゾ春ゼミの鳴き声を聞きながら、そろそろ今年の新しいセミフライでも巻かなきゃなぁと思った次第。


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                   original photo by Mr.ABU
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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-25 20:19 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.570> silver stream
今日のBGM : Craig Armstrong / Glasgow love them
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大粒の横なぐりの雨がことさら強く降りつける。
本流の川面は、そんな雨と吹きつける強い風で、まるでアルミニュウムのパウダーでも溶かし込んだように、僕にはシルバー一色に染まっているように見えた。
深い緑とシルバーの織り成すコントラスト、それは不思議なほど美しかったように思う。

濁りが増殖し、そして水位が増幅した。

僕はとにかく急いでいた。
まるで背後から差し迫ってくる何かにせき立てられるかのように慌てていた。
そんな訳で火曜日の本流に立ち尽くしながらも、僕ははったく余裕というものを持ち合わせていなかったのかもしれない。
キャストそのものが乱れる。

本流を取り囲む木々の幹がその根元から強く揺れるほどさらに風が強まった。
まさしく轟音とでもいいたくなるような風の音。激しく、そして荒々しい息遣い。
精一杯キャストしたスペイラインが風で上流へと煽られる。
ライン・コントロールが徐々に難しくなる。
もちろん本流の鱒からはノー・リアクション。

頭から被ったレインジャケットフードの下、僕の首筋に幾つもの雨滴が流れていった。
シルバーに染まる川面には沢山の雨の打痕が一面に広がる。
火曜日の本流は、まさしく"silver stream"。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-20 21:00 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.569> 朝靄と本流、そしていつもの鱒釣り
今日のBGM : Fennesz / Tree
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本流での釣れない鱒釣りには、いつものように慣れている。
でも、この日ばかりはちょっと期待が大き過ぎたのかもしれない。

落ち着きを取り戻した本流の流れとすこぶる期待の持てるオリーブ色がかった水色。
早朝の太陽は、まだ低い角度から本流を柔らかく照らしている。
本流を覆っていた朝の靄はゆっくりと消え去り、本流の畔を取り囲む木立からは、野鳥達の朝の囀りが静かに響きわたった。
そんな何とも言い難い本流の息遣いのようなものは、否が応でも僕たちの鱒釣りの気分を底の方からジワーっと熱するように高めてくれた。

Type8のティップを繋いだ少しチャートリュースがかった蛍光イエローのスカジットラインは、相変わらず何事もなく僕から下流に向かって一直線となる。
数歩下って、また対岸に向けてペリーポークでキャスト。
フライは前日の夜に巻いた'Intruder'パターンのビーズヘッドをあしらったヘビーウェイト仕様の黒いウーリー改。
背中の辺りが少しずつ汗ばみ始め、着込んだオイルジャケットが本流の水に濡れていっそうそのグリーンの色合いを深めていった。
幾つかのエリアを回り、幾つかのポイントを巡っても、相変わらず期待を込めてキャストしたスペイラインは何事もなく僕から下流に向かって一直線になる事を続けた。


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本流での釣れない鱒釣りには、いつものように慣れている。
こういう天気の良い日には、やっぱりこれに限る。
太陽が頭上近くに差し掛かった頃、新緑の映える本流の畔でABUさんからの差し入れのビールで喉を潤した。
残念ながらいつものように本流の中州で冷やせなかったのでキリっと冷えていたわけではないけれど、僕が気に入ったのは'New Castle Brown Ale'という英国のビール。
アンバーカラーでコクのある味わいは、是非ともまた飲んでみたいと思わせるビールだったと思う。そんな訳で僕はすっかりほろ酔い気分。
そんなほろ酔い気分の釣師のキャストするフライを、まんまと咥えてくれる本流の鱒はどこにもいなかった土曜日は、ゆっくりと過ぎていったのだった。

でも、僕の下流にいた本流餌釣師が逃したレインボーは本当に大きかった。
60UPの見事な本流レインボーが本流の上を華麗に1m以上ジャンプした姿をこの目で見た時だけは、そんな釣れない釣師のほろ酔い加減も一瞬どこかへ消えたような気がする。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-18 21:41 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.568> flower and rainbow
今日のBGM : Steve Jansen / Playgroung Martyrs Reprise
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まるで初夏を思わせるような照りつける眩しい太陽の日差し。
新緑の芽吹いた木々と5月の空のブルーとがこの上ないコントラストを描き出す。
そんな好天に恵まれた火曜日に、僕は尻別川へと車を走らせる。
尻別川の僕がお気に入りのエリアに足を踏み入れるのは、今年になってこれが初めての事。
いつもの年よりも2週間以上は早いのかもしれない。


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本流の畔のいくつも連なる水田は、もうすぐ田植えの準備が整うといったところだろうか。
そんな水が一面に張られた水田には小さな薄ピンク色の桜の花びらが幾つも浮かび、春の風に揺られてユラユラと揺らめいていた。
本流へと続くあぜ道には沢山の小さな名も知れぬ花が咲いている。
ふとそんな中の小さな白い花に僕の目が止まったかと思うと、今度は目の前をサクランボの白い花びらがフワフワと風に吹かれて舞っていた。
きっと今年もたわわに実ったサクランボの実をつけるのだろう。

いつもと変わらない本流を取り囲む風景とそっと触れてくる優しさのようなものにどこか気持ちが和んだような気がする5月の本流。


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本流の水位は、おそらくどのセクションからでも釣り下るのに特に支障がないぐらいにまで下がっていたのかもしれない。
僕は少しオリーブがかった色合いの水色とほのかに香る新緑の香りに包まれながら、トルクの強い流れに負けないように苦労しつつ、第1セクションから釣り下る事にした。
本流の水の冷たさにどこか心地良いものすら感じながら、STS(SI)改にType6のティップをさらに繋げたスペイラインでキャストを繰り返す。
数m釣り下った辺りだっただろうか、流芯の中をスイング中のビーズヘッド仕様の黒いフライに今年初めての本流の鱒からのコンタクトが訪れた。
流れの強さも加わった心地良い躍動感。
明るい初夏のような日差しでメタリックなボディをギラギラと輝かせていたのは、ほんのりとパーマークがボディに薄く残った30cm位のやや小振りなレインボーだった。
もう少し大きくなったらまた出会いたいものだと思いながら、そっと流れに戻す。
そんなレインボーに僕は第1セクションで2尾出会えた。

のんびりとした時間の流れの中、カレー味のカップヌードルと自分で淹れた食後のコーヒーで簡単なランチを済ませ、少し下流へと車で移動する事にした。

蘭越町の尻別川に掛かる橋の下で本当に偶然のことなのだけれどSpey BumのRyoさんの友人の方と次男さんにお会いする。それにしても本当に世の中は狭いものだと思う。

期待がなかったわけじゃない。
ランニングラインを摘む指先に、ゴンという衝撃は不意に訪れた。
激しく鳴り響くセント・アイダンの逆回転音。
オレンジ色のランニングラインは一気にリールから引き出され、下流へと疾走する鱒に対して僕はどうすることも出来なかった。
やがてラインから生命感が消える。

強い力の持ち主が、海からのプラチナシルバーに輝く鱒なのだろうか、それともグッドサイズのレインボーだったのかは僕には分からない。
でも、後から釣り下って来られたRyoさんの友人の方が同じポイントでレインボーに出会われていたから、もしかしたらとさえ思えてしまう。
でもまぁ、あくまでも憶測と僕自身の願望にしか過ぎないのだけれども・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-13 21:33 | spey fishing | Comments(18)
<Vol.567> 5月の雪
今日のBGM : The Durutti Column / 'Believe in me' Version
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フリース地の黒いグローブに白い雪が舞い落ちる。
そして瞬く間にそれは小さな水滴へと変化していった。
分厚い鉛色の雪雲が低く垂れ込めた5月半ばの阿寒湖。
それはまさしく寒の戻りと言っていいぐらいに冷え込んだ湖だった。


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着込んだゴアテックスのレインジャケットのファスナーを首元まで上げ、オイルの染み込んだハットの上からフードを被る。
山間から湖面へと吹き込む雪混じりの風はこの上なく冷たかった。
ロッドのガイドは凍りつき、ランニングラインをリトリーブする指先は痺れすら伴い始めた。


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痺れた指先に不意の違和感はなかなか訪れない。
それでも相変わらず黙々と、キャストからリトリーブといった一連の動作をまるで機械仕掛けのように繰り返す。
少し切り詰めた僕のSTS(SI)の先には、いつものようにType3のティップが繋げられたまま。
湖の沖へと一直線の伸びるSTSのボディが、ゆっくりと鉛色の空の色を映し出した湖水の中に溶け込んでいき、やがてその姿が消える。
それは僕がランニングラインをリトリーブし始める合図でもあった。


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痺れた指先に訪れる「グゥン」という鈍重な違和感。
果たしてこの鈍重な違和感を覚えるまでに僕はいったい何回ぐらいこの同じ様な見方によっては単調とも言える動作を繰り返したのだろうか。
5月の冷たい寒風が湖面を舞う中、僕が出会った鈍重な違和感の主は均整の取れたボディの阿寒湖のアメマスらしいアメマス。
僕は時々思うことがある。
アメマスはとにかく曇り空の天気に映えるなぁって。
特に鉛色の分厚い雲に覆われた薄明かりの時なら尚の事良しである。


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ここ数年、毎年の恒例行事のようになっている友人達との阿寒湖での集い。
どういう訳か5月の寒の戻りと言っていいぐらい寒い週末と巡り合う事が多いのは不思議な事。
この寒さで少し阿寒湖の鱒の活性が落ちているように思える中、それぞれの友人達はこの湖での釣りを楽しんでいると良いのだけれども。

午後になると少しは気温が上がるという予報はすっかり外れ、夕方近くになっても阿寒湖は灰色の空に覆われている。
それでもイブニング近くになってタイミング良く回遊してきた沢山のアメマスの心地良い力強さを感じられた事は、もしかしたら幸運な事だったのかもしれない。


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目覚まし代わりにセットした携帯のアラームが鳴り、泥のような深い眠りから少しずつ意識が覚める。まだそこは薄暗いホテルの部屋の中。
ぼんやりとした意識の中でタバコに火をつけ、おもむろにレースのカーテンを開けると、早朝の阿寒湖ではすでに数人のアングラーが湖面に立ち込みロッドを振っていた。

日曜日の阿寒湖、もしかしたら前日の土曜日よりも少しは暖かかったのかもしれない。
行き先に悩んだ挙句、akaさんお勧めの硫黄山川のインレットに車を走らせる事にした。


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実を言うと、これまで僕は阿寒湖で釣りをする時、いつも渡船を利用していた。
だから今回僕らが訪れたポイントでは、また違った角度から阿寒湖を取り囲む景色が楽しめるんじゃないかと期待していた。
小さな流れ込みから広がるワンドと低い森に囲まれた視界いっぱいに広がる阿寒湖。
いつもとはまた違った阿寒湖を見たような気がした。
船揚場の斜路から遊覧船がゆっくりと湖へと進む。
きっとこれから沢山の観光客を乗せる仕事へと向かうのだろうか。

このポイントで最初に僕が出会った鱒はレインボーだった。
5月の冷え切った太陽の日差しを浴び、湖面の下でギラっ、ギラっと眩しくそのメタリックなボディを瞬かせて僕のMKSを心地良く曲げてくれた。


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相変わらずこの日も風が冷たかった。
時々雲の隙間から差し込む日差しに、どこかほっとさせてくれるものを感じる束の間の幸せ。
不意にリトリーブするランニングラインに訪れる鋭角的な衝撃。
リールの乾いた逆回転音と共に水面下で瞬くメタリックな輝き。
その主は阿寒湖の宝石のようなサクラマスだった。
これ以上傷つけないようにそっとリリース。
雲の動きと共に、風が湖面をまた一筋吹き抜けていった。

結局この日の僕はアメマスをはじめ5尾の阿寒湖の鱒と出会う。
来年の阿寒湖での友人達との集いの時も、また冷たい風が湖面の上を吹くのだろうか。
ふと最後にそんな事を思った。


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                     2007年阿寒湖釣行
                     2006年阿寒湖釣行
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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-12 22:57 | spey fishing | Comments(20)
<Vol.566> 風の強いGW最後の火曜日
今日のBGM : Paula Fuga / Country Road
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風の強いGW最後の火曜日、まるで初夏を思わせるような明るい日差しがアスファルトの上に降り注いでいた。
僕がゆっくりとした時間に目覚めた時には、すでに子供達はそれぞれの約束があるのかとっくにお出掛けのご様子。
本当はいつもの年のようにGWには小学5年になる下の息子と管理釣場にでも行ってみようと思っていたのだけれども、先週に息子をさりげなく誘ったつもりが、「エッ、釣り?今は・・・」とあやふやな返事が返ってきて、後で連れ合いから聞くところによると、「お父さんに釣りに誘われたんだけれど、あんまり興味がなくって、何て断ればお父さん、気を悪くしないかなぁ・・・」と相談されたと言うし、まぁまぁ無理強いは良くないからと、思惑が外れてすっかり肩を落とした僕はひとりで支笏湖に行くことにする。

正午近くの支笏湖は、日差しがこの上なく眩しいのだけれども、湖岸の木々の幹が強く揺れるほど風が強かった。
朝の状況はもう少し良かったようで、早朝から湖水に立ち込んでいたparuさんはグッドサイズの支笏湖の鱒と長い時間やり取りした挙句に、最後にはラインブレイクで逃げられてしまったと残念そうだった。
白波の立つ風の強い支笏湖で、もしかしたらと僕も僅かな期待を抱きながらスペイキャストを繰り返すけれど、やっぱりこの日も支笏湖の鱒からのコンタクトはなかった。

頭から岩に当たって砕ける波飛沫を浴び、身体が少しずつ冷え始める。
湖岸でparuさんの淹れてくれたコーヒーをいただき、身体を暖めながら、いつか僕は息子とこの支笏湖で一緒にロッドを振る日が来るのだろうかと、波立つ湖面を見ながらふと思ったGW最後の火曜日。
でも、やっぱり無理強いは良くないよね。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-06 21:57 | spey fishing | Comments(16)
<Vol.565> GWの阿寒湖で
今日のBGM : MATT COSTA / Tying To Lose My Mind
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早朝の阿寒フィッシングランド前の桟橋は、これから渡船しようという釣り人の姿で、もしかしたら少しは活気付いていたのかもしれない。5月1日に開幕した阿寒湖での釣りシーズン。おそらく誰しもが今年はどんな開幕シーズンになるのだろうかと期待で胸を膨らませていたんじゃないかと思う。それでも正確には釣り人の姿はまばらと表現した方が適切な表現だったのかもしれないし、おそらくこれから迎えるこの湖のハイシーズンや今年開かれるというFFFの時には、もっと釣り人の数が増えて活気に満ち溢れるんじゃないかと思う。

僕らがこの日の釣りを終えて同じくフィッシングランド前の桟橋に戻ったときには、すっかりその様相は変わっていて、GWに道東の有名な観光スポットでもあるこの湖を全国各地から訪れた観光客の姿で賑わっていた。
湖を挟んで僕らが釣りをしていた対岸とこちら側、とても同じ湖とは思えないぐらいに全く別世界のようであった。
不思議な感覚を覚える。


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雄阿寒岳の上に昇った太陽と、それに映し出される友人のシルエット。
この瞬間、僕らは阿寒湖にするか屈斜路湖にするかずいぶんと迷ったのだけれど、やっぱりこの湖を選んでよかったと僕は思った。
はやる気持ちを抑えながら、ゆっくりとタックルの準備を進める。


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僕らが渡船した先はヤイタイの崎付近。
スペイキャストそのものを困難にする強まり始めた正面からの風とそれと共に岸へと打ち寄せる波に困惑させられながら、これまでの記憶を頼りに湖岸を歩いてABUさんとポイントを探す。
岸際を泳ぐワカサギ達の小さな群れ。
やがて僕が少し長めにリトリーブするフラットビームに阿寒湖の黄金色に染まるアメマスからのコンタクトが訪れた。


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大きいものから小さいものまで。阿寒湖のアメマスのもたらす様々な躍動感が僕の握ったMKSに訪れる。
ウェーディングしていても、それほど冷たさというものを感じなさせない阿寒湖の湖水が影響しているのだろうか。
開幕当初の阿寒湖のアメマスはそれほどフライに対してセレクティブではないと聞くが、確かにオリーブ色のウーリーにゾンカーなどなど、僕が使うごく一般的なストリーマー系のフライにでも、アメマスは機嫌を悪くせずにずっと相手をしてくれた。


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阿寒湖に吹く風は、なかなか僕らに気持ち良くスペイキャストをさせてくれない。
正面から吹いたかと思えば今度は右からと、絶えず僕らのキャストを悩ませ続けた。
そんな中でも仙台から来た友人は、風が呼吸する合い間を見逃さずに、グッドサイズのアメマスと出会っていた。


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そんな僕にも、ゆっくりとしたロング・ストロークでリトリーブするランニングラインと同調するように3Xのフロロのティペットの先でユラユラと泳ぐフライをグゥンと押さえ込むような重量感のある阿寒湖のアメマスのバイトが訪れる。
フライが着水して、おおよそ10カウントのフォーリング。リトリーブを始めて間もない頃だった。
波立つ湖面に阿寒湖のアメマスが立てる水飛沫が沸き起こる。
ロッドティップが何度も水面近くまで引き込まれ、セント・アイダンが心地良い悲鳴を奏でた。
僕が出会ったのは、この日僕が出会った中で最大の58cmの黄金色に染まる胸ビレを持つ阿寒湖のアメマスだった。

湖畔には時折生暖かい風が吹き抜けていったかと思えば、今度は冷たい風が吹き抜けていく。
不思議なGW真っ只中の阿寒湖だった。
心地良い疲労感と共に帰りの船を待った。

さて、来週も僕は別の友人達とこの湖を訪れる予定。
季節の針はどれだけ先に進んでいるのだろうかと思うと、ちょっと楽しみでもある。


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by d-yun5-fly-elise | 2008-05-04 19:10 | spey fishing | Comments(21)