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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2007年 11月 ( 12 )   > この月の画像一覧
<Vol.530> 初冬の湖
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雪混じりの冷たい風が吹いていた。
コントラストが曖昧な雪雲が支笏湖の上をどこまでも覆っている。
不意に支笏湖の友人からのメールが届いた。
いつもの95kmのポイントで支笏湖の銀色に瞬く女神が微笑んだそうだ。
少しだけ僕の心の中で浮かんだ羨望という言葉が直ぐさま祝福という言葉にすり替わる。
きっと友人はレインボーとの素敵なランデブーを楽しんだのだろう。
やっぱり僕はちょっと羨ましかったに違いない。
そんなことを考えながら、僕は美笛へと続く湖畔沿いをスペイロッド片手に、またゆっくりと歩き出した。

美笛の河口では、追い風に乗ってスペイキャストそのものは悪くはなかった。
Type8のティップでじっくりとフライを沈め、そしてスローリトリーブ。
あとは支笏湖の鱒のご機嫌次第。

結局、いつもの火曜日の午後と何ら変わることなく、支笏湖の鱒は僕には微笑まない。
それでも僕は思う。
ほんの短い時間なのかもしれないけれど、フィールドに佇めるだけで幸せだなぁって。
相変わらず初冬の支笏湖に吹く風は釣り人にとって冷たいのだけれど。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-27 22:07 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.529> ice river ・・・初冬の十勝川で友人達と過ごした2日間
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                 original photo by Mr.KOHEI


川岸一面に氷が張り詰めた十勝の本流の中に、いくら5mm厚のネオプレーンのウェーダーを履いて、おまけにその中にはたくさんのアンダーウェアを重ね着しているといえども、一歩でも足を踏み入れる事が僕にはほんの少し躊躇われたような気がした。
不思議なものなのだけれど、僕には氷を踏み割るという事に対して裸足でガラスを踏み割るというイメージが強くつきまとってしまう。そう、どこか鋭く研ぎ澄まされたような鋭利で危なっかしいイメージだ。
でも、初冬の川岸にびっしりと氷が張り詰めた十勝川の本流には、バリ、バリ、ピキッ、ピキッという厚い氷が割れて、スッと放射状にヒビが走る音が冷え込んだ静寂さと乾いた冷たい強風が吹く中で響き渡っていた。


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札幌のABUさんSHUさんKOHEIさん、そして仙台から参加のakiranさん、それに僕を含めた計5名を乗せた僕の車は、乗せた人間の数と大量の荷物のせいでそのお尻を少し低く下げながら、降り積もった雪道の中を十勝に向けてゆっくりと走り出した。木曜日の深夜のことである。目指した先は初冬の十勝川本流。北の大地をすっぽりと包み込んだ上空の真冬並みの寒波は、硬く凍てついた十勝の乾燥した大地と茫洋とした風景とを僕らに容易に想像させたのだけれど、車の中では楽しい会話とこれから十勝川で仲間達と過ごす2日間への期待とが複雑に交差しながら、あっという間に時間が過ぎていったのだった。


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早朝のオレンジ色に染まる道東らしい朝焼けの中、茂岩橋下流のパーキングで帯広のjockさんと落ち合い、僕らはさらに下流のちょうど1年前にSHUさんと訪れた下流に沿ってずっと川原が伸びるポイントへと車を走らせた。


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予想通り、十勝の本流は車の外へ出るのが躊躇われるぐらい強い上流からの冷たい風が吹き、湖畔に生える木々の枝を強く揺らしていた。体温はみるみると奪われ、グローブをはめた指先もあっという間に痺れ始める。大事なロッドのジョイント部分を保護してくれる透明のビニールテープは気温の低さで瞬く間にその柔らかさを失い、白濁した硬い板状のようなものへと変質していった。


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相変わらず、ここの本流がホームリバーだと謙遜するSHUさんの新しいB&W 15' 7/8が、立て続けに本流アメマスのパワーで美しい孤を描く。

「グゥン」、「ゴ、ゴン」。
そんな僕の東京のmotoさんからこっそりヒントを教えてもらったType6のティップの先に結んだチャートリュースカラーのイントリューダー・パターンのフライが冷たい流れの中をスイング中に強烈に引き込まれた。


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                 original photo by Mr.KOHEI


MeiserのMKS 14' 7/8 がグングンとバットの付け根付近からのされ、本流アメマスの力強いトルクフルなパワーで凍てついたマーキスが乾ききった悲鳴を上げた。しばらくの間そのアメマスの野性味溢れる力強さに僕は翻弄され、そして心底シビレた。濡れて凍りついたランディングネットは全く役に立たない。力いっぱい広げて水の中に入れようものなら、すぐさまびっしりと浮かんだ氷をネット一杯にすくってしまう事になる。やむなく友人の助けを借りて岸際に積み重なった蓮の葉状の氷の上にランディング。
その鱒は、70cmのこの日僕が出会った中で最大のアメマスだった。


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ランディングしたアメマスの見事なぐらいに大きな尾鰭と筋肉質な尾鰭の付け根の太さは、この鱒の力強さをとにかく誇示しているように思えた。数枚の写真を撮り、その鱒を氷の浮かんだ流れの中に戻すと、あっという間にその姿が見えなくなるぐらいのスピードで泳ぎ去っていく。


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シューズの中の足先はあっという間に感覚を失い始めて痺れさえも伴っていた。
相変わらず上流からの冷たい風は、初冬の太陽が少し頭上近くにまで昇り始めても、弱まるという気配はなく、僕らの左岸からのスペイキャストを困難にさせ続ける。
ポイントを少し上流に移動してもそれは左岸である以上、同じこと。
それでもスペイキャストを始めたばかりの110-kenさんやKOHEIさんは、キャストを繰り返していた。


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道東の乾いた冷たい太陽は、時折り釣り人をそっと見守っている。
それは冷たくなって感覚がなくなり始めた指でラインのシステムやフライを交換している時もそうだし、川岸の石のように硬くなった土手の上から本流の様子を窺っている時もそうた。
いつかは、きっと巡ってくる事がある。
ただただ、僕はそう信じたい。


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とにかく十勝の太陽は、うんざりするほど眩しすぎる。
だって、遮るものが何もないのだから。
これが道東の初冬の太陽そのもの。
空の上を名も知れぬ渡り鳥がゆっくりと飛んでいった。


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初日の午後は、少し上流に位置する茂岩橋にも足を伸ばしてみた。
冷たい流れに胸下まで立ち込み、上流からの風を利用して右岸からスネークロールを繰り返す。スイングの途中で釣り人をドキッとさせるようなメタリックなボディのウグイ達のバイトと、予想以上のファイトに翻弄させられながらも、これまでとはちょっと違うファイト。やっとの事でこの場所でもアベレージサイズの元気の良いアメマスには出会うことが出来た。相変わらずここでもSHUさんは絶好調なのである。

橋の上には車やトラックが慌しく行き交っている。この地に佇んでいると、僕は世間の喧騒からどこか取り残されたようなある意味、隔絶されたような気分になれる。


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夕刻近くには少し風も弱まり始めたのだけれど、その代わり一気に気温がグッと冷え込んだ。
道東の空に浮かぶ大きな月を見ながら、僕らはこの日の釣りを終える事にした。


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                  original photo by Mr.akiran


ABUさんの気の利いた差し入れのシャンパンは、とにかく上品なテイストで美味かった。
そんな仕事でこの日札幌に戻らなければならないABUさんをJR帯広駅まで送り、僕らは駅前のホテルにチェックインしたあと、いつものように平和園の焼肉へ。
空腹を充たすがごとく焼肉を、もうこれ以上見たくないというほど食べ、しこたまキリっと冷えた生ビールを喉に注ぎ込んだ。
そのあとはjockさんの営むBar Speyへ。
時間が経つのは、本当に早いものである。
僕はホテルのベットで深い眠りに落ちた。


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2日目の朝は、薄いベールが被さったような空の下、とにかく穏やかそのものだった。
これもまた十勝が僕らに見せる別の表情の一つ。
気温マイナス7度と車の外気温計が示す数字よりも、風が穏やかな分なだけ、あまり寒さというものを感じなかった。

この日は、110-kenさんが絶好調。
川岸に張り詰められた氷の姿が昨日よりも少し減った本流で、何度も彼のトーマスが美しい孤を描いていた。そんな中で、今日の釣りは一体どうなるのだろうという僕らの中で張り詰めていた緊張の糸が幾分緩んだように僕には思えた。


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そんな僕にも60クラスを筆頭に50クラスの砲弾型の本流アメマスがこの日の為に少しずつ巻き貯めておいたいろんなフライをスイング中にテイクしてくれた。
ティップをType6からType8に交換してからの事である。

この日ばかりは初冬の道東を包み込む鋭い寒さが少し角が取れて、丸みを帯びているように僕には感じられた。
友人達と過ごした十勝川での2日間、どこか心地良い余韻のようなものに浸りながら、僕らは正午の時報を聞く前にはこの十勝の地をあとにしていた。
また、いつの日かこういう友人達や鱒との出会いが巡ってくる事を願いつつ・・・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-25 20:38 | spey fishing | Comments(16)
<Vol.528> 初冬の十勝川
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カラっカラに乾燥しきった澄んだ青空の下、
きっと凍えるような冷たい風が吹いているのだろう。

枯草色のススキの穂は強くたなびき、
川面は幾重にも放射状に小波が立っているのだろう。

いつもの年よりもちょっとばかし冬の訪れが早いように思われる11月最後の連休、
僕らは初冬の本流アメマスに出会いに十勝川に足を運ぶ事にした。

僕のヨレヨレのザラザラした触り心地の皮製のフライワレットは、
コツコツと新しく巻き貯めたフライで少しその厚みを増したように思う。
うれしい事に、僕はまずどのフライからティペットの先に結ぼうかと大いに迷いそうだ。
そんな初冬のひとときを、友人達と十勝の地でのんびりと過ごしてこようと思っている。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-22 21:58 | slow fishing | Comments(4)
<Vol.527> 冷たい水
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風がことさら強い火曜日の午後、僕はいつものように釣りには行かず、
ホースから出る冷たい水で真赤なボディの小さな彼女を洗った。

おそらく今年最後となる洗車。
今年もありがとうと、かじかんだ手で丁寧に洗う。

今年は僕が思っていた以上に彼女の助手席にお気に入りのスペイロッドを積んでフィールドへは行けなかった。
それでも尻別川には2度ほど軽くドライブしただろうか。
そうそう、お目当てのサーモンには出会えなかったけれど、古宇川の河口にも行ったっけ。
でも、何年か前に朱鞠内湖や渚滑川まで狭いトランクにぎっしりと荷物を積み込んでドライブした時のように、そんなに遠くまでは路面の状態がダイレクトに伝わる彼女の小さなステアリングをほんの少し緊張しながら握り続ける事が出来なかった。

彼女のステアリングを握り始めて5年目となる来年こそは、キャンプ用品一式も積み込んで遠出してみようかと思うのだけれど、さすがにサーモンキャンプのあの国道から下る勾配のきつい砂利の坂道を走るのはFRPのノーズとアルミのアンダーカバーを擦るのではないかとちょっと不安。でもまぁ、どこかのフィールドへはちょっと遠出したいものだ。

赤いボディのフェンダーに残った水滴を布でふき取りながら、その曲線の描くRの強いカーブの感触を手のひらで感じつつ、あぁやっぱり僕は子供の頃からスポーツカーではなくレーシングカーというものが好きだったんだなぁと思った次第。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-20 20:40 | my lotus elise | Comments(4)
<Vol.526> 秋の夜長の苦手なタイイング
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秋の夜長の苦手なタイイング。
僕は、久しぶりに長い時間、タイイングバイスの前に座っていたんだと思う。

普段はチープでシンプルで、尚且つ簡単に巻ける3拍子揃った(タイイングの苦手なフライ釣師には涙が出るほどありがたい)フライしか巻かないのだけれど、それがさらに本流や湖の大きな鱒の興味を引くのなら、尚の事良いなどと密かに思っていたりする。

自分で巻いたフライでもしも大きな鱒に出会えたら嬉しさもひとしお、などと身勝手に思い込んでいる僕だって、フライショップでフライをいくつか買ったことがある。
そう、確か10年以上も前の話で、家族で初めて支笏湖で数日間キャンプを張った時のことだ。
僕にとっては、フライデビューして間もない頃で、当時のキャスティングなんて今では目も当てられないぐらいボロボロ、それはそれは酷いものだったんだと思う。
とりあえず出発前にいくつか巻いておいた(もちろん初めてのタイイング)、これまた酷くバランスの悪いエルクヘアカディスなんて、あっという間にウィングがスカスカになったり、時にはキャスティングの間にいつの間にかヨレヨレ、チリチリのティペットの先から跡形もなく姿を消していた事さえあった。あれよあれよという間に僕のフライボックスはスッカラカンになってしまっていく。
キャンプに残された日はあと一日。もちろん僕の周りにフライを少しお裾分けしてくれるようなフライフィッシングやっているありがたい友人はどこを探してもいない。とにかく、僕はせっかくの休日、どうしても釣りを続けたかった。
そんな僕は支笏湖の美笛キャンプ場から車を走らせて、千歳市内のプロショップへ。
僕はそこで初めてフライがぎっしりと陳列されているケースの中から、3つだけエルクヘアカディスを取り出し、お金を払った。
今では懐かしい思い出である。それ以来フライショップでフライという物は買ったことがない。
いや、一度だけサンプルとしてセミフライを買ったことがあったかな。

昨日は久しぶりに長い時間タイイングバイスの前に座っていたと思う。
初冬の十勝川本流のアメマス、今年もあと残り僅かな尻別川本流のレインボー、それに今年は是非足を運びたいと思っている静内川のシートラウトの事に想いを巡らせながら、フライを巻いてみた。
巻いてみたのは、intruder pattern の幾つかのvariaton。
こんなものぐさな僕にはフライを4本巻くのが精一杯だった。

でも、是非ともあと数本は色違いで巻き足しておきたい。
black、orange、olive、gold、.....などなど。
だって僕のヨレヨレの革のフライワレットの中が、あまりにもスカスカだから・・・。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-15 20:56 | 私的FlyTyingの愉しみ
<Vol.525> 晩秋の青い空
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雲一つない晩秋の青空が支笏湖の上にどこまでも広がっていた。
冬の訪れを目の前にした静けさがそこには佇んでいる。

峠を越えていると、山の頂にはほんの少しだけれど白いものが薄っすらと見えた。
もう直ぐ季節は初冬。
そういえばテレビの天気予報で、女性アナウンサーが今週末にはグッと冷え込んだ寒冷前線が南下してくるから、車のタイヤを冬タイヤに交換しておいた方が良いと言っていたのを思い出した。
いよいよ初冬の釣りが始まる。
未だ僕の身体の方といえば、迫りくる寒さに身体が馴染まない。

晩秋の明るくてどこか黄色味がかった寂しげな日差しの下、火曜日の午後の僕は、いつものように支笏湖の95kmのポイントで新しいスペイロッドを振る。
鱒の気配一つしない静かな湖面には、秋空が映りこみ、いつもよりも少しその青みを増していただろうか。
晩秋の午後の太陽は、早く山肌に沈みたそうに低いところに浮かんでいた。

2度僕は鱒のライズを見た。とても控えめなライズだ。
おそらくその控えめなライズの大きさとは裏腹に、その水柱の主はグッドサイズの鱒のように思えた。少しばかりの期待がよぎる。オレンジ色のランニングラインをリトリーブする指に力が入った。
あまりにもタイミングよく、「グッ」とランニングラインをリトリーブする指に違和感が訪れる。
でも、その「グッ」は、いつまでも永遠に「グッ」であり続ける「グッ」である。
根掛かり。一瞬高まる期待という塊はすぐさま溜息へと早変わり。
僕はこの日3本のフライをすでに根掛かりでロストしていた。
フリューの多いコンドルマラブーをテールにしたフライだ。
出来れば支笏湖の大きな鱒に興味を持って欲しくて巻いたフライだった。
しぶしぶラインを手繰り寄せ、スカジット・シューティング・ヘッドの先に繋いだティップをType6からType3へとチェンジした。

イブニングは僕が予想していたよりも湖面の状況は好転した。
いかにも鱒がフライに出そうな期待の持てる波である。
でも、僕の吐く息の白さがその存在を増すのにつれ、今日の釣りを終える時間をこの日最後の根掛かりと共に僕は静かに迎えた。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-14 21:11 | spey fishing | Comments(2)
<Vol.524> 褪せる色彩、そして初冬の白い斑点
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それにしても、すっかり本流を彩る色合いの数がめっきりと減ってしまった。
白樺の幹のオフホワイトに、葉の落ちた広葉樹の寂しい茶褐色の幹の肌。
寒さで少し色がくすんで見える笹薮のグリーンに、針葉樹の緑に混じって遠くに点々と見えるカラマツのオレンジ色。
気温がグッと冷え込んだ淡いグレーの曇り空の下、本流の川縁に僕の背丈ぐらいにまで生えたススキの葉の枯草色がずっと下流まで連なっていて、それがやけに眩しかった。
この前まで本流を彩っていた色鮮やかな紅葉はすっかり消え去っていて、ずいぶんと周りの見通しが良くなったように思う。
あと、この風景に足りないものがあるとしたら、それは雪。でも、もしかしたら僕の知らないうちに初雪はもう降っていたのかもしれない。

そんな初冬の気配が色濃く漂う土曜日の朝、僕は尻別川の畔にスペイロッドを片手にひとり佇んだ。


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本流の流れは火曜日に僕が訪れた時とは打って変わり、すっかり元の見慣れた流れに戻っていた。
ブーンと唸る低周波の音を耳にしながら、強い流れ出しの流れに逆らいつつ、しっかりと足を踏ん張って腰上までディープウェーディング。そして自分のキャスティングの技量に見合うだけのType6のティップを繋いだスペイラインをリールから引き出した。
水温はずいぶんと下がっていたように思う。なにしろウェーディングシューズの中の僕の足の指先はみるみると水の冷たさで痺れを感じ始めていたぐらいだから。
その上、季節の針はまたその時計の針を少し進めたかのようで、本流には上流からのピリッと引き締まった初冬を思わせるような冷たい風が吹いていた。


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第1セクションの入渓ポイントから少し釣り下った辺りだったと思う。
シングルスペイで対岸のやや下流に向けてキャストしたコーンヘッド仕様のエッグ・サッキング・リーチがゆっくりと流れの中を沈み、スイングを始めてしばらくした時、痺れた指先で摘んだランニングラインがメンディングと同時にグゥンと鈍重に引き込まれた。
ロッドとラインを通じて感じるレインボーのものとはまた違った躍動感。先週、北の大地の東の果てで存分に感じたものに似ていた。流れの強さを味方につけた鱒は、何度も何度も僕の新しいロッドを水面近くまで引きつけようとする。やがて水面近くまで浮上したその鱒の身体には、まるで初雪のような大きな白い斑点が散りばめられていた。
僕が出会ったのは、40クラスのこのエリアではアベレージサイズの、どこか表情にあどけなさが残るアメマスだった。
数枚の写真を撮り、口元からフライを外して冷たい流れにそのアメマスをそっと戻すと、あっという間にその姿は見えなくなる。そして僕の濡れた指先の方はというと、冷たい本流の流れで、またいちだんと痺れの程度が増した。


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どうやら僕はちょとしたアベレージサイズのアメマス達の小さな群れに出くわしたようで、フライを数回キャストする度にグゥンとか、ゴンとか、モゾモゾとか、いろんなアメマスのバイトというものを楽しませてもらった。
晩秋と初冬のちょうど狭間と言ってもいいぐらいの季節の中での本流の鱒釣りは、本当に出会う糸口というものがなかなか見えてこないぐらい気難しいものなのだけれど、時にはこういう巡り合わせというのもあるのだろうか。
とにかく初冬の気配がそこら中に満ち溢れ、徐々に本流を彩る色彩がどこか物悲しく色褪せていく中で、僕はたくさんのアメマス達の身体に散りばめられた白い初雪を見たような気がした。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-10 23:32 | spey fishing | Comments(8)
<Vol.523> 長いプール
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尻別川のいつもの第1セクション、農家横のちょっとした駐車スペースに車を滑り込ませて、いそいそとタックルの準備をすませ、生命感溢れる若草色のあぜ道がいつしか枯草色いっぱいになっている間を抜けて、さらに背丈以上の藪の中をこぎ、徐々に本流が視界の中に入り始めると、僕は一瞬ハッと息を飲んだ。

いつもとは違う状況がそこには広がっていた。


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いつもの第1セクション、そこは右からの強い流れ出しがあり、その下流にはおおよそ80m以上に渡る絶好のプールが形成されているのだけれど、この日は全くいつもと様子が様変わりしていた。
立ち込んでいると思わず押し出されそうな強い流れ出しからの流れはピタっと止まり、その代わり僕が立った上流には、本流に突き出たススキの穂を押しのけると、さらに上流の瀬から続く100m以上のプールが作り出されているのが見えた。
少なく見積もっても200m以上のプール、おそらく釣り人ならば誰しも気持ちの昂ぶりを抑えきれないような見事な流れである。
僕は少し様子を窺った後、流れの中を上流に移動し、ランの最初から釣り下ることにした。
枯草色のススキの穂は、下流からの風でしなやかに揺れていた。


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新しいロッドに僕はまだ550grのスカジット・シューティング・ヘッドしか通した事がなかった。本流で新しいロッドにショートベリーのスペイラインを通してスペイキャストを試してみたい。それがこの日のもう一つのテーマだった。ウッドインサートのニッケルシルバーのリールシートにウィンドカッター8/9/10が巻かれたマーキスをセットする。ティップはType6、2.5号のフロロのティペットの先には、迷いに迷った挙句いつものコーヘッド付きエッグ・サッキング・リーチを結んだ。

シングルスペイでキャストし、ゆっくりとティップとフライを沈める。そして魅力的な流れをフライがスイングし終わると、ゆっくりとリトリーブ。そしてまた一歩と釣り下る。そんな一連の単純な行為を、いつ訪れるか知れない衝撃を期待しつつ幾度となく繰り返した。

それにしても最近は止水域でのペリーポークが多かったせいか、どうもシングルスペイのタイミングとリズムが僕の身体から忘れ去られているようだった。僕は本流を釣り下りながら何度も溜息をつく。もしかしたらロッドとラインのマッチングが悪いのかもしれない。どうもロッドに負荷が掛からないような気がするのだ。それがスペイラインが変わった事が原因だといいのだけれどもと思いながら、また一歩と釣り下っていく。ちなみにペリーポークだとそんなに悪い感じはしないのだけれども・・・。


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やがて僕が核心部分だと思っている、ピタっと流れが止まった元来の流れ出しの場所までやって来てしまった。ここまで釣り下る間に僕はとっておきのフライを幾つも根掛かりでロストしてしまっていた。いつもの本流の流れなら決して沈める事が出来ないポイントにしっかりとフライを沈める。そしてゆっくりとフライをスイング。数投目、スイングし終わったフライをゆっくりと2回リトリーブしたところで、ランニングラインを持った左手に強い衝撃が訪れた。慎重にそれが根掛かり出ない事を確かめる。さらにランニングラインが強く引き込まれた。そして、ラインと僕が手にしたロッドに鱒の重量感溢れる躍動感がゆっくりとした振幅で伝わり始めた。僕の心臓のピッチがさらに早まる。鱒は一度もジャンプしなかった。しかしその代わりに何度も何度も巻き取ったスペイラインをけたたましい逆回転音と共にリールから引き出していった。10mほど流れの脇を僕が下り、新しく用意した柄の長いランデングネットで無事にネットイン。そこには北の大地の晩秋に似つかわしい、均整の取れたボディの美しいレインボーが横たわっていた。

右の顎に掛かったフライを外し、そっと流れに戻す。鱒はゆっくりと僕の下から泳ぎ去っていった。晩秋の風は穏やかに吹き、本流の周りには少しずつ夕闇が迫ろうとしていた。


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なぜか僕にはまだ素敵な出会いが待っているような気がした。不思議な予感めいたものである。先程のレインボーがフライをバイトしてくれた場所にまで戻って、もう一度リールからスペイラインを引き出し、キャストを再開した。
数歩釣り下った辺りだったと思う。キャストしたフライがそろそろスイングを終えようとした時、いきなり手に持ったランニングラインが引き込まれた。続けざまにラインのフローティング部分の先端の左横で鱒は1mほど本流の上をジャンプ。深い闇がほんの直ぐそこまで近付いてきた本流の流れの中で、その鱒のギラギラする眩しさは先程のレインボーよりは少し小振りだったにもかかわらず、釣り人を魅了するには充分なファイトだった。

相変わらず、本流には晩秋らしい穏やかな風が吹いていた。
結局僕は長くなった第1セクションのプールの3/5程度しかフライを流せなかったけれど、それでも十分この日の釣りが堪能出来た火曜日の午後だったと思う。
僕は薄暗くなった中で充分満たされた気分になりながら、リールにゆっくりとスペイラインを巻き込むことにした。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-07 22:33 | spey fishing | Comments(18)
<Vol.522> 晩秋の本流rainbow
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火曜日の午後、尻別川へと続く国道沿いの街路樹からは山吹色に色付いたイチョウの葉が晩秋の風に吹かれて、フワフワとたくさんの車が行き交うアスファルトの上を舞っていた。

晩秋の気配が色濃く漂う午後の本流。
つい先日まで美しく、そしてはかなく色付いていた本流を彩る木々の紅葉はすっかりどこかへと消え去り、まるで生命感を失ったかのような色褪せた風景がそこにはしっかりと佇んでいた。

いつもの本流にちょっとした異変。

それにしても、tommyさんからの情報は的確だった。

いつもなら本流の流れにスペイロッドを手にして深く立ち込み、本流の奏でる水の音と共にブーンという低く唸るような低周波サウンドを僕は耳にしながらスペイキャストを繰り返すのだけれども、今日という日は心地良い本流の奏でる音色だけに僕は包み込まれていた。

初めて訪れる流れで釣りをしているのだろうか。僕は不思議な感覚にとらわれる。

そんないつもとは状況が違う本流の第1セクションで、僕は幸運にも2尾のコンディションの良い本流レインボーに出会うことが出来たんだ。

48cmと40cm、久しぶりに本流でマーキス・サウンドと共にハラハラ、ドキドキした。

火曜日の午後、尻別川での出来事。


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追伸:PCの画像取り込みソフトが不調につき、後日追記することにしました。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-06 22:32 | slow fishing | Comments(10)
<Vol.521> アメマス・フォト紀行・・・東の果てに吹く風
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それにしても、長い道のりを車で走った。
それも、東の果てのアメマスに出会うために。

その最果ての地は僕がいつの日か訪れてみたいと思っていたフィールドの一つ。
荒涼とした大地と茫洋とした風景がどこまでも広がり、名も知れぬ野鳥達が束の間の羽根を休める場所。
そして野性味溢れるアメマスたちが、何世代にも渡って世代交代を繰り返す場所。
そんなフィールドを訪れる機会に、やっと僕らは巡り合う事が出来た。


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                   original photo by Mr.aka

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                   original photo by Mr.aka

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                  original photo by Mr.aka

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海からの風が柔らかい曲線を描く乾いた大地を吹き抜けていった。
冬支度前の東の最果ての地は、晩秋の太陽の日差しを浴びて、明るいオレンジ色に輝いている。
それにしても、何という種類の名前のマツなのだろうか。カラマツ?晩秋の青空に向かって真直ぐ垂直に伸びる太い幹からはオレンジ色に色付いた葉が伸び、別の針葉樹の深いグリーンの葉とあいまって、この上ない美しいコントラストを描いていた。

そんな普段の多忙な日常生活とは異なる風景、空気感の中でなんとも言えないワクワクした緊張感と心地良い気分の高まりを感じながら新しいロッドを繋ぎ、まっさらのガイドにスカジットラインを通した。そして東の果てのぬかるんだ大地に、どこまでも広がる牧草地帯を目にしながら最初の一歩を刻む。時間はこの上なくゆっくりと流れていた。

550grのスカジット・シューティングヘッドと4’のインターの自作チーター、それに15’のType1のティップでペリーポーク。まだまだ冷静な評価は出来ないけれど、新しいロッドのキャストフィールは予想以上に良かったように思う。
やがて数回目のリトリーブでオリーブとチャートリュースをミックスしたカラーのウーリーバガーを東の果ての砲弾型の力強いアメマスが咥えてくれた。
大海原で鍛え上げられた無駄というものを一切省いた筋肉の塊は、渾身の力で僕の新しいスペイロッドを曲げてくれる。まるで地を這うような大地に根ざした力強さと共に。

いつの日か、またこの地を訪れられれば良いと思う。
東の最果ての地が、このままの姿であり続けることを願いつつ。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-11-05 19:15 | spey fishing | Comments(14)