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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2007年 04月 ( 16 )   > この月の画像一覧
<Vol.444> 4月の光とRainbow
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水辺が春の太陽の光を浴びて、キラキラと眩く輝いていた。
その傍らに横たわるレインボー。
それは紛れもなく僕にとってグッドサイズの支笏湖のレインボーだったし、
支笏湖の湖水の色を思わせるグリーンバックに無数の黒い小さな斑点が散りばめられ、
これから産卵を控えているかもしれないと思わせる幾分サビの出た鱒でもあった。


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4月最後の月曜日、ゆっくりとした時間に待ち合わせて友人達と訪れた支笏湖。
支笏湖までの峠道はGW前半の最後の休日という事もあってか、幾分混んでいたけれど、
空はどこまでも青く高く、風はことのほか穏やかだった。
のんびりと湖畔で一日を過ごすのにはもってこいの天気だけれど、
鱒釣りにはあまり向かない天気だったかもしれない。

ABUさんは途中で立ち寄ったコンビニで3人分のギネスビールとハイネケンを仕入れ、
僕は家から英国製の薄いクラッカーとレバーパテを持ち込む。

そういえばランチタイムにちょっとした面白い事があった。
僕らが美笛川でしっかりと冷やしたビールをいただこうとした時、SHUさんのギネスの缶の横からビールがポタポタ。きっと美笛に住むカラスが僕らが釣りに夢中になっている間に、川の中に浸したビールの缶を突付いたのだろう。ビールを注ぎ終わると、缶の横には大きな穴が空いていた。美笛のカラスは僕らの知らないうちにギネスの味見をしていたようだった。そのカラスが良い気分になるまで酔ったかどうかは分からないけれど・・・。


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送り込む。送り込む。送り込む。
Type3のラインをゆっくりと流れに馴染ませて送り込む。
ビーズヘッドの小さなウーリーが鱒の鼻先まで届きますようにと祈りながら。

そんな僕の願いが届いたのか、ゆっくりとリトリーブする指にいきなりの鈍い衝撃。
最初はかけ上がりに群れる大きなウグイにスレ掛りしたのかと思い、隣にいたABUさんに苦笑いしたけれど、ゆっくりと湖面に浮き上がってきたのは紛れもなく大きなレインボーだった。

予想していたよりもすんなりとSHUさんのネットでランディング出来たのは、50cmのメスのレインボー。お腹の辺りをなるべく押さえないように気を配りながら、数枚写真を撮った後、湖水へとその鱒を戻した。

相変わらず、支笏湖は家族連れの笑い声や子供達の楽しそうな歓声に包まれている。
4月の光に包まれたGWの支笏湖は、またいつもと違った和やかな雰囲気だったように思う。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-30 21:56 | fly fishing | Comments(12)
<Vol.443> 2羽のカラスと黒い鱒
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南西の強い風が吹く土曜日の早朝、
朱太川がそそぐ寿都の海岸でダブルハンドのロッドを振る。
丘の上の風力発電の風車の羽根が、春の風を受けて勢いよく回っていた。

打ち寄せる波とうねる海の中に離岸流を見つけて、フライを魅力的に泳がすけれど、
やはり海のサクラマスは一向に僕の方を振り向いてはくれなかった。
来年こそは出会えることを願って、海岸をあとにする。


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雪のかぶった羊蹄山の麓を走り、水かさの増えた尻別川を横目に、車は支笏湖へと。
相変わらず、桜の蕾をいっそう膨らませそうなぐらい暖かな春の風は、その強さを緩めるということを忘れているようだ。

2羽のカラス。仲が良さそうに湖畔の倒木の上で、羽根を下ろし寄り添いあうカラス。
きっとツガイなのだろう。
そんなカラスの夫婦の事も見ていると、ふと数年前のことを思い出した。

いつも思うのだけれど、美笛の河口でよく目にするカラスは、なぜか頭が良い。
こと、目の前に広がる湖の鱒に夢中になっている釣人の食事を狙う事には特に長けている。
そして僕も彼らのその長たる技能の犠牲者になってしまったことがあった。

午前中の釣りを終えて湖から上がり、空腹のサインが頭の中で点滅し始めた頃の事。
ふと湖岸に目をやると、早朝湖岸に置いたしっかりと蓋を閉じていたはずのよれよれのハーディーのバッグの傍に、誰かの食べ残したコンビニのおにぎりの包装が散乱している。
ゴミはしっかり持って帰らなきゃと思いながら近づくと、それは紛れもなく僕の大事な昼食の包装が散乱したものだった。コンビニのおにぎりにサンドイッチ、被害は大事な食後のスウィーツにも及んだ。
きっとバッグの蓋のちょっとした隙間から黒いくちばしを差し込んで、僕が釣りに夢中になっている間に取り出したのだろう。
それにしても上手く取り出したものだと、腹も立てず溜め息混じりに感心してしまった。
そしてピークに達した空腹感を我慢しながら、僕に残された仕事は散乱したゴミを片付ける事ぐらいだった。
そんな事を思い出しながら、僕はシェフ・ハマダ氏から頂いたビールを一口、喉の奥へと流し込んだ。


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春の空は青く晴れ渡っていた。白い雲が風に流されて凄いスピードで動いている。
美笛の河口にもやはり時折突風のような強い風が吹いていて、
湖面がざわざわと毛羽立つ絨毯のように波立っていた。

15feet、#10のロッドという早朝の海とほとんど同じ道具仕立て。違いといえばシューティングベッドをType1からType3に、リーダーを1Xから3Xに変えた事ぐらいだろうか。
目の前に急激なかけ上がりのブルーが広がる湖岸に立って2投目。
ちょうどオレンジ色のランニングラインを半分ぐらいまでリトリーブした辺りだと思う。
ゴゥンという衝撃がリトリーブする指に走り、20mぐらい先で黒い鱒が湖面を割りジャンプした。
久しぶりのレインボーとのファイトに少しドキドキする。
僕のヨレヨレのインスタネットに収まったのは、やはりサビの入った45cmのレインボー。
この鱒も産卵に参加した鱒なのかと思うと、ちょっと申し訳ない気がする。
口元のビーズヘッドの黒いウーリーをそっと外すと、ゆっくりと鱒は湖へと戻っていった。


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いつも思うのだけれど、鱒の目に釣り人はどんな風に映るのだろうか。
賞品で頂いた水中でも写せるというコンパクト・デジカメ。
恐る恐る湖水の中に浸して、シャッターを押してみる。
そこには波打って歪んだ顔の釣人と、ことさら青い春の青空が映っていた。

黒い2羽のカラスとジャンプする黒い鱒、それに何の変哲もない黒のウーリー、
なぜか黒がとても印象的な一日だった。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-29 22:12 | fly fishing | Comments(4)
<Vol.442> 雪代が収まったら
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薄っぺらい革のシートに腰をおろし、
ゆっくりとイグニッションキーを回す。
ブルブルっと何かが深い眠りから目を覚ますように身震いし、
背中からローバーKエンジンの不安定なアイドリング・サウンドが伝わってきた。

4月2日、僕の中で決めたエリーゼの解禁日以来、
天気がすこぶる良い日に何度かオープンエアーを楽しんだ。
まだまだ春の風はことさら冷たいけれど、
やはりオープンエアーの開放感は何とも言えないぐらい気持ちが良い。

雪代が収まる頃には、幌を外してサイドシートにスペイロッドを放り込み、
小さなトランクに必要最小限の道具を積み込んで、お気に入りの本流にでかけよう。
もちろん大事なコーヒーセットも忘れる事はなく。
もしかしたら僕のエリーゼのボディカラーと同じぐらい鮮やかなレッドバンドの本流レインボーに出会えるかもしれないから。


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今日のBGM : Orbital / Chime
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-26 20:16 | my lotus elise | Comments(12)
<Vol.441> PM3:00 , coffee break
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PM3時。コーヒー・ブレイク。
誰もいない、ひとりっきりの湖畔。
深くローストされたフレンチのコーヒー豆でゆっくりとコーヒーを淹れる。
デザートはもちろんスニッカーズ。
口の中でスニッカーズのチョコレートとキャラメルの甘さと、コーヒーのほろ苦さが絶妙に交じり合い、僕はちょっとした幸福な気分を味わえる。
きっとこの何とも言えないまろやかなテイストは、鱒に出会えない釣師をほんの少しだけ幸せな気分で包み込んでくれるテイストなのだろう。
相変わらず空は青くて、まるですっかり春を通り越して初夏のような火曜の午後だった。

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本当は95kmのポイントのステージに立ちたかった。
でも、そこにはすでに2台の車が止っている。
やむなく僕は美笛の河口へと車を走らせた。

河口に吹く風は、あまり好きな風向きじゃなかった。
それに、河口は産卵を控えたウグイ達に占有されてしまっているようだ。
かけ上がりをスーっと横切る鱒の姿。
ドキッとするぐらい大きなブラウントラウトだった。僕にとってはトロフィ-サイズ。
ランニングラインをリトリーブする指先にも、緊張が走る。
でも、支笏湖の鱒からのコンタクトは何もないまま、
時間だけが穏やかな春の風のようにゆっくりと流れていく。

日没が間近に迫った95kmのステージ。
穏やかに波打つ湖面が濃いブルーとオレンジ色に染まりかけようとした頃の事。
スカンジナビアン・シューティングヘッドの先のType3のティップがしっかりと沈み、
オレンジ色のランニングラインを通じて感じた支笏湖の鱒からの2度のコンタクト。
でも、僕は2度のチャンスとも、ふいにしてしまった。
ウゥム、良いサイズだったのに・・・・・・。
気が付くと、辺りが静寂と共に暗闇に包まれ始め、風はいきなり冷たくなった。

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今日のBGM : Damian Marley / Welcome to Jamrock
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-24 21:48 | fly fishing | Comments(4)
<Vol.440> 霞む姿
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遠くの景色が黄色く霞んでぼんやりと見えた。
強い西寄りの風。
何かがその下でうごめくかのようにうねる海面。
土曜日の瀬棚の海、僕の海のサクラマスとの再会は、また遠のいた気がした。

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西寄りの強い風が大陸から黄砂を運んできたのだろう。
深夜の雨が嘘のように空は明るく、4月とは思えないぐらい気温はみるみると上がり、
フリースの下や厚手のネオプレーンのウェーダーの中が汗ばむ。
強い風に逆らって、気の遠くなりそうなキャストを繰り返す。
鮭稚魚フライが風に煽られてヘナヘナとうねる海面に落ちるのを見ながら、
僕は笑うしかなかった。
そんな僕には、一段と遠くの彼女の姿が黄色く霞んでしまったように思える。

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不思議なものだと思う。
島牧の海に注ぐ泊川や千走川は茶色く濁っていたのに、
早朝の後志利別川は幾分増水はしているものの濁りはなかった。
雨雲の隙間から降り注ぐ朝の陽光の下、キラキラと黄金色に輝く水辺でスペイキャストを繰り返す。結局難しいアメマスのボイルに、僕は手も足も出なかった。
土手沿いに生えたフキノトウが茶色く朽ち果てようとしている。

島牧の海で、春のホッケ達の出迎えを受け、肩がダルくなるまでキャストを繰り返す。
ABUさん差し入れのスコットランド産のフルーティで濃厚なビールで渇いた喉を潤し、
島牧の海岸で相変わらず強いざらざらとした西風にさらされながら、まったりとする。
それにしても、釣れない釣れないと笑いながら嘆く釣師にはお似合いの風だったように思う。

イブニング、鱒の姿だけではなく、傾きかけた夕日までもが霞んで見えた。

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今日のBGM : Fatboy Slim / Praise You
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-22 21:47 | fly fishing | Comments(4)
<Vol.439> Cone Head Tube Fly
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 鱒は"ヒカリモノ"がお好き?

最初にビーズヘッドやコーンヘッドといった"ヒカリモノ"を載せたフライを巻いたのはいつだっただろうか。
きっと初めて渚滑川を訪れた前だと思う。少なくとも10年以上も前の話。

確か「北海道の釣り」というローカルな釣り雑誌で偶然目にした"OSP"を最初に巻いたのが初めてだと思う。とにかく”OSP"はこの上なくシンプルで良く出来たフライだった。
レシピでは、TMCの102Y#9フックにブラックかオリーブのダビングボディ、CDCをボディ全体にハックリングして、ワイヤーでカウンターリブ。もちろん最初にゴールドのビーズをフックに通す事を忘れてはいけない。あとはお好みでウェイトを少々。

シンプルなフライなのでタイイングが苦手な僕ですら、フライを量産する事がそれほど苦ではなかった。
シンクティップのラインの先に結んだこのフライを、流れの中をスイングというかスライドさせると、グゥグンというバイトと共に沢山のレインボーが顔を出してくれた。おまけに元気良くジャンプ。僕はこれ以来すっかり本流のレインボー釣りの虜になってしまった。
そんな訳で、僕のフライボックスからはシルバーマーチブラウンなどの古典的フライが少しずつ減り、代わりに金色のヒカリモノのフライが、毛鉤的美的感覚は何処へやらと思うのだが、どんどん増殖していってしまった。
悲しい事かな、その傾向は今でもしっかり衰える事はなく、僕の本流や湖用のフライボックスの中には金色の"ヒカリモノ"がズラ~リと肩を寄せ合って所狭しと並んでいる。

今年になって本格的にタイイングを始めたチューブフライ。もちろん使用するのは本流での大きなレインボーに出会うためなのだけれど、何とかこれにもビーズヘッドやコーンヘッドなどの"ヒカリモノ"が加えられないだろうかと思案していた。
最近はどこかのメーカーからもコーンヘッドのチューブフライのセットが市販され始めたようだけれど、手持ちのマテリアルで何とかならないかと頭をひねる。

そこでチューブフライの量産用にと東急ハンズで購入したアルミパイプ(外経2.1mm、内径1.5mm)と塩ビパイプ(外経1.5mm)、それにCapsのコーンヘッド(M)を使ってコーンヘッド・チューブフライの本体を作製してみる事にした。好みの長さに切り出したアルミパイプにそれよりも長い塩ビパイプを通し(上手く通らない場合はサンドペーパー等で塩ビパイプを削る)、塩ビパイプにコーンヘッドを通した後、塩ビパイプの両端をライターなどの熱源で溶かしアルミパイプやコーンヘッドが抜け落ちないようにする。今のところフィールドではまだ使っていないから耐久性ははっきりしないけれど、おそらく大丈夫じゃないかと思っている。

今回は最近流行の"Intruder"のようにボディの先端と後端にダビング材でコブを作り、ダイドしたオーストリッチをフワっと巻きつけてみた。
きっとお気に入りの本流でも流れの中でコーンヘッドが輝き、フライが上下に揺れる度にオーストリッチがフワっと膨らんだり、キュッとしぼんだりして、大きな鱒を魅了してくれるんじゃないかと密かに思っている。


今日のBGM : Bim Sherman / Too Much Workload
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-19 18:58 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)
<Vol.438> wave sound
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晴れ渡る青空の下だった。
とびっきり気持ちが良かったし、
乾いた大きな石が点在する湖岸は、
Horace Andyのハスキー・ボイスのような春の陽気に包まれていた。

昼下がりの太陽の日差しを反射してキラキラと瞬く水面。
期待の持てそうな予感。
そんな春めいた火曜日の午後の支笏湖だった。

ペリーポークにジャンプロール、いろんなキャストでフライを運び、
鱒の姿を求めていろんなポイントを彷徨う。

今日の支笏湖は、心地良い"wave sound"が、
片時も僕の耳から離れる事はなかった。
フワっと暖かい風と共に・・・。

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今日のBGM : Horace Andy / fever
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-17 20:48 | spey fishing | Comments(6)
<Vol.437> 風の歌のドローイング
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気の遠くなりそうなぐらい、どこまでも果てしなく続く砂浜の海岸線。
雪混じりの春の雨で霞む遠くの景色。
吹き出しの背後からの強い風は、まるで何も描かれていない無地のキャンバスに、
複雑な模様のドローイングを施すがごとく、様々な風の歌を幾重にもかたちに印していた。
えもいわれぬ小さな孤独を感じる。

海のサクラマスは、相変わらず僕にとって遠い存在。
僕らはいったいどれぐらいの距離、風と波の音を耳にしながら、海岸線を彷徨っただろうか。

早々と海のサクラマスとの再会は次回へ持ち越す事とし、
友人達がいる島牧へと車を走らせる。

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風裏の島牧は千走川河口。
風は幾分その歌声を小さく、そしてフォローに奏でていた。
雪代の音と、打ち寄せる波の音、それにアメマスの奏でるボイルの音が混じる。

風車の傍を流れる本流と同じく、難しいボイルだった。
それにしてもボイルのような視覚的刺激は、釣り人の意識から「休む」という単語を消し去ってしまうようだ。
アメマスが擬似的なフライよりも本物の鮭稚魚に夢中だということは、明確な事実だと分かりきっていても、打ち寄せる波にもまれながら海岸に立ち尽くし、ひたすらキャストを続けてしまう。
レインジャケットに当たる、小さな雨の音すらも僕の耳には入ってこない。

それでも久しぶりに島牧の大きなウミアメが、
僕の不釣合いなぐらい小さな鮭稚魚フライを咥えてくれた。
長身だけれど、やや痩せ気味のお腹の辺りの黄色みが若干強く出たアメマス。
きっと鮭稚魚の流下と共に川から海に降りてきたアメマスなのだろう。
彼は今度何時降りてきた川を遡るのだろうかと思いながら、そっと海に戻す。

やがて風の歌は徐々にフェードアウトし、それに代わって波の音が強くなり始めた。

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今日のBGM : Horace Andy, Sly & Robbie / One Love
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-15 18:29 | fly fishing | Comments(16)
<Vol.436> Heinekenと中州の昼下がり
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最近はもっぱらこれである。
以前はバス・ペール・エールを家の近くのディスカウント・リカー・ショップで買って飲んでいたけれど、いつからか美しいグリーンのボトルがウィンストン・フリークの心をギュッと鷲掴みにするハイネケンに取って代わってしまっていた。

それにしてもこのビール、なかなかいけるのである。
もちろんアルミの缶でいただくのはもってのほかだし、シルエットがことさら美しくて、おまけに向こうがグリーン一色に透けて見えるボトルでないといけない。

クセがなくってすっきりとした飲み心地。国産のビールのような後味の悪さがこのビールにはないと僕は勝手に思い込んでいる。もちろん最近では一番のお気に入り。

17、8年前、僕はちょうど夏を迎えたアムステルダムにバンドのプロモーションで1週間ほど滞在した。あの時も夜な夜なパブでしこたまビールを飲んだと思うのだけれど、飲んだビールがハイネケンだったかどうかは、全くもって定かではない。でも、オランダのビールがベルギーのビールに負けず劣らず美味かったことだけは覚えている。

新緑の鮮やかな緑に囲まれた清々しい初夏のお気に入りの本流。
僕のくたびれたよろよろのハーディーのバッグに友人達の分を含めて数本のハイネケンを入れる。そして中洲の浅瀬でしっかりとこのビールを冷やしておこう。きっと冷たい本流の流れでキリっとまではいかないだろうけれど、渇いた喉にはいい感じの飲み頃ぐらいまでには冷えるはずだ。
ひととおりプールを流し終えて午前中の釣りが終わったら、中州で友人達とランチタイム。
冷えたハイネケンにフランスパン、それにこの日の為にレバーパテとクリームチーズも用意しておこう。きっと冷えたハイネケンにはピッタリ合うはずだ。

大きな鱒が僕のフライをテイクしてくれたかなんてお構いなしに、
きっととびっきり贅沢な本流で過ごす初夏の一日になりそうな気がする。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-13 19:21 | liquor | Comments(8)
<Vol.435> 鋭い視線
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鋭い視線。
僕はそれをずっと背中にひしひしと感じ続けていた。

アメマスのボイルで溢れる本流。
そんな中でアメマスに散々無視され続けた僕のフライをひったくっていったのは、紛れもなく海からのフレッシュ・ランだった。本当は海で出会いたかった鱒である。

いつからだろうか、僕はやや左後方から背中に鋭い視線を感じ始めた。
いたって気持ちの良くない視線でもある。
もしかしたら、僕の中の掛かってはいけないものが掛かってしまったうしろめたさがそう感じさせるのかと背後を振り返ると、川沿いの土手に一台の車が停まっているのが見えた。

もちろん車の中は離れているので窺い知る事はできない。でも、はっきりと鋭い視線のようなものを僕は感じた。きっと密漁監視の方の車なのだろう。双眼鏡でこちらの様子を窺っているのだろうか。そういえば同じ車が何度も土手沿いの道を行き交うのを見た。

僕が立ち込んでいるのは、まさしく川の中央。川に掛かる橋からも土手沿いの道からもまる見えの場所である。遮るものなんて何一つない。

「まいったなぁ」と、ひとり呟く。
ことさら慎重に鱒をランディングして、その鱒に不釣合いなぐらい小さなフックを口元からそっと外した。あまりにも見事なプロポーションの鱒だったので数枚写真を撮り、そっと流れに戻す。
鱒は元気に流れの中を泳いでいき、あっという間にその姿が見えなくなった。

その一連の行為をしっかり見届けたのか、川沿いの土手に停まっていた車は、やがて上流へと走り去った。そしてさっきまで背中でひしひしと感じていた鋭い視線の存在感は姿を消した。
後味の悪さだけが僕の中で黒い塊のようにこびり付く。
相変わらず本流は大きなアメマスのボイルと波紋で溢れていた。

今日のBGM: Massive Attack feat. Tricky / Karmacoma
          Portishead / glory box
          Massive Attack / teardrop
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by d-yun5-fly-elise | 2007-04-11 19:43 | slow fishing | Comments(6)