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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2007年 02月 ( 13 )   > この月の画像一覧
<Vol.414>Separate hook chartreuse
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新しくタイイングしたフライが、お気に入りの道東の本流で、それも出会いたかった鱒になぜか好かれたりなんかすると、やはり正直嬉しいものであったりする訳で・・・。
ギンギンにシバレた風の強い十勝川、しっかり沈んだフライがイメージ通りにスウィングし始めて、ここぞという場所で、かなり強烈に「ゴゴン」と衝撃。ロッドのティップと一緒に右手に持ったグリーンのランニングラインも同時に引き込まれた。
サイズこそ、そこそこなのだけれど、それ以上に新しくタイイングしたフライがアメマスに気に入られた事の方が嬉しかったのだ。
冬の冷たい太陽の日差しが本流の流れにキラキラと反射する中、アメマスの白い大きな斑点とチャートリュースのバックテイルが薄っすらと浮かび上がった。
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それにしても、このフックはかなりフッキング率が良いんじゃないかと思う。
それにアメマス特有のクネクネした野性味溢れる躍動感にも、ボディとフックが離れたタイプだから、きっと外れにくいんじゃないのだろうか。
おまけに僕はこのフックポイントが鋭いフックの方にも、シャンクの部分に赤いマラブーをほんの少量添えてみた。
冷たい流れの中でボディも、それにフックもユラユラ。まるで南国のフラ・ダンスのように・・・。
冷え切った身体のアメマスもきっとこの魅惑的なダンスには思わず誘われるんだろうね。
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                Separate hook chartreuse
Shank : Daiichi 2050 #5(ゲイプ以降をカットし、0.25のウェイトを少々)
Hook : Owner hook SSW #4 with marabou red
Joint : 30lb backing line
Body : Original blended dub orange
Rib : Round tinsel gold
Hackle : Body-wing-protector(L) white
Throat : Guinea fowl yellow
Wing : Backtail chartreuse, pearl flashabou
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-28 22:49 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(8)
<Vol.413>ダーク・オリーブとシルバー
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「デカイなぁ。まるでサーモンみたいだなぁ」
僕がちょうどフライのゲイプに絡まったコンドルマラブーを解こうと下を向いている時、隣にいたABUさんがそう呟いた。
「ほんとにデカイよね。でもあれはなかなか釣れないよ。でももし掛かったら面白そうだけれどもね」
と、隣のフライマンがさらに言葉を付け足す。
それは、河口付近で大きなブラウンが跳ねたのだった。

いつ何が起きてもおかしくない雰囲気の中、火曜日の午後の支笏湖でただひたすら15feetのダブルハンドのロッドを振る。
曇り空の支笏湖は、淡い膜をかぶった冬の太陽のように、そんな雰囲気をさらに助長していた。
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30、40、・・・と少しずつカウントダウンの時間を長くした。
リトリーブのスピードも時間が止まってしまうんじゃないかと思えるぐらい遅くしてみたりした。
かけ上がりで大事なフライをロストする度に、ぼくはまたバイスの前に座らなくちゃいけないことを考えて、ちょっとばかし憂鬱な気分になる。

支笏湖の風がゆっくりと息をしていた。湖畔沿いの遠くの景色が白い靄で霞む。
冷たくなった指でランニングラインをゆっくりとリトリーブしながら、僕はABUさんの新しいルアーロッドのダーク・オリーブのブランクとシルバーのスレッドとの組み合わせが、なぜか頭から離れなかった。
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今日のタックル: Rod / Scott ARC 15' #10
           Reel / Tibor The Everglades
           Line / 3M ST11 Type3
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-27 22:02 | fly fishing | Comments(6)
<Vol.412>2月の乾いた冷たい風
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十勝川に吹く2月の風。
それは深雪に被われた冬の山々が連なる日高山脈から吹き降ろす風であり、
高い頂きを越えた風は、からっからに乾いて、それはもうことさら冷たかったのだ。
だから僕の鼻の周りはあっという間に赤くなり、チリチリとちぎれるほどに痛いのである。

友人達と訪れた2月の十勝川。
アイスブルーのような晴れ渡る冷たい青空の下、久しぶりに15feetの深緑のスペイロッドをつなぎ、お気に入りのシルバーのリムのリールをセットして、ネオプレーンのブーツの中の足先が少しずつ冷たくなっていくのを感じながら、静かに春に近づこうとしている重い流れの中に立つ。上流から吹く強い風は、重い流れとは対照的な小波をどこまでも連ねさせていた。
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イメージ通りに出来事が運ぶ事ほど気分が良いことはない。
きっと冬のアメマスは、指をひとたび浸せばちぎれんばかりに冷たい水の流れの中、底近くでじっとしているのだろう。
Type8のティップの先に結んだ、真新しいオリジナルのセパレートタイプのチャートリュース・カラーのフライが斜め下流45度ぐらいをスウィングしている時、いきなり「ゴン」ときた。
クネクネとしたアメマス特有の野生の生命感溢れる躍動感を感じながら、余ったラインをリールに巻き込む。カリ、カリと乾いた音が冷たい本流に響いた。

相変わらず、冷たい2月の太陽の日差しが眩しく、何も遮る物のない乾ききった冬の強い風が本流には吹いていた。
でも、気分はメチャメチャ良かった。
そんな2月24日は土曜日の十勝川での話。
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今日のタックル: Rod / Winston Derek Brown Favorite 15' #7/8 spey
           Reel / Hardy Marquis Salmon No.2
           Line / Rio Windcutter 8/9/10 Type8 Tip
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-25 23:54 | spey fishing | Comments(14)
<Vol.411>週末の嬉しい悩み
2月になっても、週末が近くなると、どこかムズムズ・ソワソワと落ち着かなくなる、ちょっと変な2007年。
いつもの年なら、新聞の天気図の等圧線の間隔をジーっと食い入るように見つめて(まぁ、食い入るように眺めたところで、ギュッと詰まった等圧線の間隔が拡がる訳ではないのだけれど)、週末島牧に行くかどうかだけを決めていたのだが、今年は北の大地も暖冬の影響の余波なのか、2月もやっと後半になったばかりなのに、島牧以外にも行きたいフィールドの選択肢が増えてしまった。

島牧の海アメに十勝の本流アメマス、それにお気に入りの本流にだってアメマスに出会えるかもしれないし、場合によっては支笏湖という選択肢だってある。
いやはや本当に今年の2月の釣師は週末どこのフィールドへ足を運ぶかで悩むのである。

ストレスのない、嬉しい悩み。ただし、釣りに行けるかもしれない週末限定。

そんな訳で、今年の2月はほとんどタイイングに費やす時間がない。
それも、ある意味嬉しい悩みでもあるのだが・・・。

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                    original photo by Mr.ABU
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-22 19:07 | slow fishing | Comments(10)
<Vol.410>偏光グラス・・・TALEX
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視力が低下したのは、いつ頃からだろうか。
きっと中学生の頃だったんじゃないかと思う。
という事は、僕の眼鏡との付き合いはかれこれ30年以上という事になるなぁ。
意外と長いんだと思うし、時々あまりにも身体の一部として馴染み過ぎて、その存在感すら忘れる事だってある。
でも、きっとこれからは老眼なんかも加わって、末永いお付き合いになるんだと思う。

釣りをしていて一番困るのは、何と言っても偏光グラス。
特に僕のような視力の低下した人間にとって、なかなか「ウ~ン、これは!!」と思えるような気に入ったデザインの偏光グラスに出会うことがない。それにしてもShopのショーケースに並んでいる偏光グラスは、どうしてどれも同じように見えるのだろうか、といつも思ってしまう。
おまけに、たまたまShopのショーケースの中に気に入った偏光グラスを見つけても、度付きのレンズに交換する事を考えると、しぶしぶ諦めて、また元あった場所に戻すのが常だった。
まぁ、コンタクトレンズでも付ければ、もう少しは選択肢が増えるのかもしれないけれどもね。
これまでは、クリップ・オンやフリップ・アップ(跳ね上げ式)の偏光レンズで我慢していたけれど(まぁ、これでも機能的には十分悪くはないのだけれど)、これからの長い付き合いを考えて、心機一転とばかりに、度付きの偏光グラスをオーダーしてみることにした。

出張で東京に行った際に、渋谷のGLOBE SPECSという小さな眼鏡店でちょっと大きいサイズの黒いセルフレームの眼鏡を購入。小さな店内には沢山の個性豊かなフレームが並んでいたけれど、なぜかこれが一番気に入ってしまった。
そんなお気に入りのフレームを夜の新宿で再会したdaikyuさんにそっと手渡し、彼のお勧めのメガネの山内さんでTALEXの度入りの偏光レンズを組み込んでもらうことに。
チョイスしたレンズはオーソドックスなラスター・ブラウン。真っ黒なセルフレームには、そのカラーが一番ピッタリくるように思えた。

家に届いた丁寧に梱包された荷物の中から、さらに丁寧に衝撃緩和材で包まれた黒いフレームの偏光グラスが出てきたのは先週の話。
フレーム代とレンズ代、市販の物に比べるとかなりの出費は痛いけれど、出来上がりにはもちろん大満足。何せこの組み合わせはきっと世の中でふたつとないからね。
この偏光グラス、まだフィールドでは掛けてはいないけれど、島牧にオホーツク、知床に十勝に屈斜路湖、それに支笏湖にお気に入りの本流とこの偏光グラスを通して僕はいろんな光景を見る事になるのだろう。
そう思うと、これからの長い付き合い、やっぱり大切にしなきゃね。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-20 17:04 | fishing goods | Comments(8)
<Vol.409>silver rim
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それにしても武骨であり、まったくもって洗練されていないクリック音なのである。
バリ、バリ、バリ・・・と低くて重く弾ける音を奏で、まるで昔のシンプルなアナログシンセのようでもあり、聞きようによっては、フレームからむき出しのバイクのエンジンの不安定なアイドリング音のようにも聞こえる。でも思わずウットリするぐらい、メチャメチャ僕好みの音色だった。
おまけに、世の中に高性能なリールは星の数ほどたくさんあるけれど、その古めかしい機構のブレーキのテンションは、なぜか僕には絶妙であるように感じられた。

黒いボディに浮かび上がる控えめな銀色のリム。
"black body & silver rim"
それは、最近僕の手元に巡ってきた、Hardy社のMarquis salmon No.2である。

スペイラインを巻き込んだultralite disc salmonのブレーキは、Hardy本社で修理を受けるなど度重なる修理を経ても、まぁ修理を終えて最初の頃はまだ良いのだけれど、やがてまたブレーキノブをいっぱいに締め込んでも、ほとんど効いていないのと同じ状況になっていた。
このリールにはサハリン釣行をはじめ、いろんな数え切れない思い出が染み込んでいる。
今思うとHardyのリールらしい上品な逆回転音だったと思う。
でも、そろそろ新しいリールを探す潮時が巡って来ていたのかもしれない。

偶然にもネットで検索していて辿り着いたShopの委託商品のリール。もちろんUSED。
僕は最初のオーナーの事は知らないし、古いリールにはそれ相応の擦り傷やペイント・ロスだってある。おまけに値段だって決して安いわけではない。

でも、今はお気に入りのリールのひとつ。
何せその無駄のないシンプルさがたまらなくいい。特にメッキ調のシルバーのリム。
コンディションだって思ったほど悪くはなかった。
さっそくウィンドカッターのスペイラインを巻き込んで、リールから勢いよくラインを引き出しては、うっとりとそのクリック音に酔いしれている。

そんな音に包まれながら、僕は昔乗っていた中古で手に入れたVolvoの240GLの事を思い出していた。
オーソドックスな赤のエステート。
僕のもとにやって来た時には、すでに走行距離は8万Kmになろうとしていた。
たまたま通勤途中にそのうしろ姿を見て一目惚れ。
なにせそのリアゲートのデザインと、さりげない窓の縁のシルバーのメッキ調のモール(?)、つまりその黒いゴムとシルバーの縁どりに惹かれてしまった。
重いけれど、丈夫でいい車だった。
でも、残念ながら北海道の冬の坂道には向かないようで、たった3年で僕のもとから離れて行ってしまった。

Volvo 240とMarquis Salmon No.2。共通点はシルバーのメッキ調のリム(縁どり)。
そういえば、支笏湖線で見たおそらく72年製のポルシェ911ナロータイプも、そのグラマーなお尻に光り輝くシルバーのメッキ調のバンパーがやたらと僕には眩しかったなぁ・・・。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-17 00:39 | slow fishing | Comments(10)
<Vol.408>冬の湖は硬質な香り?
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先週と同じく、湖面に照りつける冬の太陽が眩しい2月の午後だった。
穏やかな湖面には冬の冷たい風がそっと吹いている。
違いといえば、気温の低さだろうか。それと肌で感じる匂い。
それは海では感じる事の出来ない何かしらキリっと張り詰めた鋭い匂いのようでもあり、
透明感のあるどこか澄み渡るような匂いだったように僕には感じられた。
きっと気温の下がった淡水でしか感じる事の出来ない匂いなのだろう。

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湖岸ですれ違った見覚えのあるフライマン、確か先週ブラウンに逃げられたというフライマンは、お昼前に僕にとってはトロフィーサイズの大きなブラウンをキャッチしたと言っていた。
そんな話を聞いて、湖岸を歩く僕の足取りが早まらない訳はない。

「シャリ、シャリ、シャリ・・・」
ランニングラインはあっという間に凍り付き、ゆっくりとリトリーブする度にラインに凍りついた氷片がウレタンコーティングされたグローブに当たって剥がれ落ちる。
冬の湖の釣り独特の冷たい乾いた音が僕の耳にも小さく聞こえてきた。
ロッドのガイドは数投もすれば凍り付き、時間の経過と共にその硬さが増していく。
期待に反して、僕には2時間が限界だった。
いつか冬のブラウンに出会ってみたいものだと思いながら、
グッと気温の下がり始めたオレンジ色の湖をあとにした。
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今日のBGM:Sade / Somebody Already Broke My Heart
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-13 21:22 | fly fishing | Comments(12)
<Vol.407>淡い陽光
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穏やかな島牧の海が目の前に広がっていた。
雪のない海岸では、すでに多くの釣り人がそれぞれの想いを胸に秘めてロッドを振っている。
潮の香りのしない背後からの優しい風。
動きの少ない雲の隙間から、朝の陽光が淡くこぼれていた。

ここは島牧、レストハウス前。
2月10日、土曜日の事。

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柔らかな潮さいと共に静かな何も考えない時間がゆっくりと過ぎていく。
いくらドアをノックしても返事のない留守宅のように、相変わらずアメマスからの返事はない。
いや、正確には一度だけオレンジ色のスカッドに反応はあったのだけれど、それ以外は何もなかったのだ。
そんな緩やかな時間が流れていくと、不意に睡魔の波が襲ってきて、鈍り始めた意識と共に、ふと自分はここで何をしているのだろうかという感覚に陥ってしまう。まるでちょっとしたうたた寝からハッと目が覚めて、自分が今何をしていたのか、何がなんだかさっぽり分からないような感覚に近いものだ。そしてリトリーブするランニングラインがグローブ越しに指先に伝わる感触で、やっと我に返るのだ。

相変わらず、アメマスはお留守の様子。やがて正午を知らせるメロディーが海岸に流れた。
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友人達のいるコビチャナイの乾いた砂浜の上を多くの釣り人の足跡に沿って歩く。
雲の隙間からこぼれる午後の陽光はとても2月とは思えないぐらい淡かった。
ここで出会った2匹のアメマス。
複雑な離岸流の中で出会ったアベレージ・サイズ。
「ゴン」という何の迷いの欠片も微塵ないかのような衝撃とともに僕の鮭稚魚ミノーをテイクしてくれた。
そしてコビチャナイの砂浜に横たわるアメマスの背中は、なぜか午後の陽光のように淡く、グリーンがかっていた。
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今日のBGM:Joao Gilberto / O Pato
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-12 16:41 | fly fishing | Comments(16)
<Vol.406>glove
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北の大地の冬のフライフィシング。ブルっと身震いするような寒風と氷点下での釣り。
どちらかというと寒さには鈍感な方の僕だけれど、それでも不注意で指やグローブが水に濡れ、寒風に吹かれて一気に冷たくなり、少しずつピリピリと痺れに近い痛みを伴い始めた指先だけには辛抱が出来ない。目の前に鱒がいることは十分過ぎるほど分かっていても、そんなことはお構いなしに、ついロッドを脇に抱えて、ハーハーと感覚の鈍った指先にほんの少しは足しになる生温い白い息を吹きかけてしまう。

初冬や早春の十勝川もそうだし、真冬の島牧もそうだった。

万が一濡れた時のためにと、替えのフリース地の指開きグローブを幾くつも用意した。
でも、それは僕のベストのポケットが不便極まりないぐらいにパンパンに膨らむ事を意味していた。キャスティングには邪魔になるし、結構グローブの収納場所の確保に苦労するんだよね。

その他に、プラスティックやゴム製の薄い半透明のグローブをドラッグ・ストアで大量に買ってきて、フリース地の指開きのグローブの下にはいたけれど(確かにこれは指や手が実際に濡れないのでなかなか冷たくならなかった)、しかし薄い半透明のグローブは僕が思っていたよりもフックポイントなど鋭利なものに弱くて、ちょっと接触しただけでも小さな穴が開きやすかった。だから結局はすぐに破けて交換するはめになった。

意外とことグローブ、つまり指先の寒さ対策に関しては僕らは苦労しているのである。

でも、嬉しいことに最近はこれを使い始めてずいぶんと楽になった。
ソフト背抜き手袋
手のひら側がウレタンコーティングされた薄い軍手のようなグローブである。
ちなみに、うたい文句は「通気性に優れ指先にフィット、指先を使う細やかな作業に・・・」。
友人達が「これは見た目は格好悪いけれど使い勝手は良い」と勧めてくれたものだけれど、近所のホームセンターでも安く売っていたんだ(確か、お買得の3双組で7~800円程度だっただろうか)。
指先はコーティングされているから殆んど濡れる事はなく、おまけに薄いのでランニングラインを摘んでいる感覚も素手ほどとまではいかないけれど十分に分かりやすいし、それに破けるという心配もない。
指開きのフリース地のグローブの下にはいてみたら、これが随分と感触が良かった。おまけに汚れたら何度でも洗濯も出来るからね・・・。

ちなみにサイズはS、M、Lの3種類。僕や友人達が使っているのは水色のコーティングのグローブだけれど、他にも色はあるのだろうかね。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-09 19:59 | fishing goods | Comments(6)
<Vol.405>2月最初の火曜日は
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最初に出会った釣り人は、僕にとってはトロフィーサイズのブラウンに出会ったという。
そしてもうひとりの釣り人は、大きな鱒に何度も首を振られて逃げられてしまったといった。
そんな話を聞くと、支笏湖の湖畔で僕はなかなか3Xのティペットにフライを結ぶことが出来なかったんだ。
いったい何回やり直したのだろうか。

札幌の雪祭りも始まった2月最初の火曜日、とても一年で一番気温の下がる2月とは思えない陽気に誘われて、僕は支笏湖の美笛河口に佇んだ。

ほのかな陽気、キラキラと湖面を照らす2月の太陽、遠くで聞える名も知れぬ野鳥の囀り、それに柔らかい波音とすべてが何も変わらないかのように穏やかだった。

期待がなかった訳じゃない。15feetのARCでキャストした黒いフライをじっくりと沈める。
そして頃合を見計らって何かを慎重に確かめるようにゆっくりとリトリーブ。
でも、何も起こらなかった。いや、もしかしたら何かが起こっていたのかもしれない。僕の中で何かが少しずつ溶け出すかのように。
そして、今年も僕の支笏湖での鱒釣りが始まった。
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今日のBGM:Portishead / All Mine
                / Wandering Stars
                / Hamming
                / Only You

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by d-yun5-fly-elise | 2007-02-06 21:39 | fly fishing | Comments(8)