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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2006年 06月 ( 18 )   > この月の画像一覧
<Vol.282>蝉時雨
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午後の支笏湖線はけたたましい程のセミの大合唱に包まれていて、さながら風流な蝉時雨どころではないのだった。子供の頃故郷で聞いた夕暮れのヒグラシの鳴き声なんて、ほんのりと侘しくて、どことなく物悲しく思えたものだけれど。

少しばかり初夏を思いださせる午後、いつものように95kmのポイントに佇んだ。程良い風と波。耳を澄ますと、遠くからエゾ春ゼミの賑やかな鳴き声が聞えてくる。もしかしたらシーズン初期のチャンスかもと、ほんの少しだけ期待が高まった。
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「ゴボッ」、「・・・?」。「スルスルスル・・・」、「・・・?」。一瞬何が起こったのか分からなかった。ハッと我に返って、慌てて手もとから滑り出すラインを指で止めたけれど、それはもう時すでに遅しである。そういえば、手もとのグリーンのランニングラインをロッドを握った指に軽く引っ掛けていただけだった。しっかりと指でホールドしていなかったのだ。鱒はおそらく僕のセミフライを咥えてラインを引き出したあと、その重さと違和感できっと吐き出したのだろう。僕が鱒でもあれだけ負荷が掛かれば、そんなに長くは咥えていない筈だ。落胆と共にまた一つ教訓を得た。

それからは鳴かず飛ばずの閑古鳥である。いつの間にか風が冷たくなるのと共にセミの鳴き声も聞えなくなってしまった。バッキングライン近くまでドリフトさせたセミフライを回収しながらふと湖を見ると、支笏湖が夕暮れの金色に染まり始めていたのだった。
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今日のBGM:J.S.BACH/MUSICAL OFFERING
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-13 21:34 | cicada fly | Comments(12)
<Vol.281>好きな流れ・・・my favorite flow
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                    original photo by Mr.SHU

長かった雪代が収まりかけて、薄っすらと濁りが残った重たいトルクフルな流れ。

グッとラインを深く沈める釣り、伸びきったスペイ・ラインが瞬く間に下流に流されていく。

膝上ぐらいまで流れに立ち込んでいても、ちょっとでも気を抜くとズリッと身体が下流へ押し流される。ついついステップ・ダウンも慎重になってしまう。

そんな6月の渚滑川の流れが僕はたまらなく好きなのである。
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広い流れが急に狭まり、その太い流れの勢いは車のアクセルを命一杯踏み込んだ時のような力強さを帯び始める。きっとここには力強い鱒が潜んでいるのだろう。そして、一気に100mほどの程良い水深を伴ったストレートな瀬の流れへと続く。対岸は残念な事に何年か前に護岸されてしまって昔の面影は残していないけれど、なぜかいくつもの思い出があるから毎年この場所を訪れてしまう。やがて流れは、グッと左に鋭角的にカーブして視界から消える。まるでトップスピードでホームストレートを駆け抜けた車が第1コーナーをフルブレーキでハンドルを切るかのように。
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                   original photo by Mr.SHU

重いトルクフルな流れに立ち込んでいると、すべての音が川の流れの音にかき消される。ロッドを握った右手の人差し指に掛けたフライラインとロッドの先端に意識の9割を集中させて、残りの1割は流れの中の足の指先へ。時折早い流れの上をイワツバメが縦横無尽に飛び交うと、少しばかり張り詰めた緊張の糸が緩む。そんな時に、ググッと不意に魚信があったりするものだから、あまりにも突然の不意打ちに慌てている自分自身につい笑いがこみ上げてくるのだ。
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なぜ僕は6月のこの流れが好きなんだろうかと決して答えのない理由を探してしまう。特に鎮橋から始まるC&Rの下流域とそのさらに下流域が。おそらく僕が川のフライフィッシングを本格的に始めたのが、この渚滑川の下流域からなのが大きな要因の一つなのかもしれないけれど、それ以上にもしかしたら本流の流れの大きさとそこに佇む釣り人のちっぽけな存在との比率が一番僕の中でピッタリくるからなのかもしれない。だから、どうしても他の川を訪れてもこの川と比べてしまうのだ。
こんな事を書きながら、6月中にはもう一度あの流れの畔に佇みたいと思っている僕がいたりする。そして、あのたまらなく好きな流れの中でゆったりとスペイロッドを振りたいのだ。

今日のBGM:Soundtrack/WINGS OF DESIRE(a film by wim wenders)
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-12 20:05 | slow fishing | Comments(5)
<Vol.280>雨の日の釣り
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6月の肌寒い雨の日の早朝、1年振りに渚滑川の畔に佇んだ。車を停めた駐車スペース、背後の針葉樹の森からは時折「ホー、ホー」とまるで低音の笛を吹くかのような山鳩の冷静さを装った鳴き声と、乾いた木を速いピッチで打ち鳴らすような啄木鳥の奏でる音が静かに響き渡っていた。心地良い静寂。でも、あまりの寒さに僕は急いで厚手のフリースを着込むしかなかった。
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取り敢えず、今日の釣りが楽しいものなりますようにと友人達とステンレス製のスキットルを回し飲み。スキットルの中には、最近お気に入りのHavana Clubのホワイト・ラムを仕込んできたのだった。シングルモルトもいいけれど、時にはラムも悪くない。

この時期の雪代の収まりかけた渚滑川のトルクフルな流れは好きだ。どことなく薄っすらと白く濁った本流の流れを見ていると、なぜか力強さを感じさせられる。そんな流れと早朝の生き物の息遣いを感じながら6月の曇天の下でパラパラと小雨が降る中、レインジャケットのフードをかぶりながら、13feet#6番のスペイロッドを手に本流を釣り下った。
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時折、僕のスペイロッドを絞り込むのは放流されて間もないニジマス達。傷ついた身体に欠損した鰭、どこか痛々しかった。別に鱒が悪い訳ではない、自分自身の身勝手さを感じながらそっと流れに戻した。リリースした鱒の瞳がなぜかしら虚ろに映りつつも、どことなく優しさが宿っているように感じられたのは僕だけだろうか。

いつの間にかレインジャケットが6月の冷たい雨のせいですっかり濃いオリーブ色に変わっていて、その下に着込んだフリースは朝よりも少し重くなっていた。
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Today's tackle :
Rod : CND Expert Spey 13' #5/6/7
Reel : Peerless 3A
Line : CND GPS-5/6, Type3 sinktip, 7' Type5 sinking leader, 3X tippet
Fly : Gold beadhead black OSP, Black Gordon variation
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-11 15:30 | fly fishing | Comments(16)
<Vol.279>名寄川でまどろむ
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汗ばむような初夏の陽気と賑やかすぎるぐらいのエゾ春ゼミの鳴き声なのである。
日曜日の午後、朱鞠内湖の帰りに友人達と久しぶりに新緑の眩しい名寄川の畔に佇んだ。帰りの時間を気にしながら時計の針と睨めっこの釣りだったけれど、なぜかとても清々しい気分だった。それは程よい透明度の川の流れのせいだろうか、それとも6月の風によって運ばれてくる川の匂いのせいだろうか。
そういえばここに辿り着く前に立ち寄った名寄郊外の頭首工の下には、海から遡上して来た色鮮やかなアカハラ達が一生懸命に流れに逆らいながら上流目指して魚道の段差を登ろうとしていたのだった。ついつい頑張れよと声を掛けたくなってしまう。

川は右に緩やかにカーブしていて、右岸側が深くエグれているようだ。絶好の鱒のつき場を形成していて、僕が鱒ならそこでのんびりと餌が流下してくるのを待ちたくなるような感じのポイントなのである。13feet、#6番のスペイロッドで対岸目指してスネーク・ロールでキャスト。
type3のシンクティップの先には黒のOSPを結んだけれど、相変わらず鱒からの反応はない。セミの鳴き声をBGMにゆっくりと友人のあとを釣り下った。

眩しい太陽。僕の額の汗が一筋ツ~ッと流れるのを感じると、時計の針はすでに午後2時を回っていた。そろそろ札幌へ戻るのにこの川を離れるタイムリミット。それにしても、この時期の川は不思議なほど釣り人を優しく迎えてくれる。鱒に出会えれば、それはそれで嬉しい事なのだけれど、たとえ鱒に出会えなくても、やはり少し足を伸ばしてこの川に来て正解だったと思えた。

冷たい川の水につかったPeerlessのリールがとても気持ち良さそうに思えながら、これがギンギンに冷えた極上のビールだったらと夢想にふけつつ、そろそろ今週末ぐらいは、じっくりとオホーツク海に注ぎ込む本流にでも足を運んでみようかと思ったのだった。
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-08 18:48 | fly fishing | Comments(16)
<Vol.278>柔らかい太陽
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深い霧に包まれた朱鞠内湖。それは、北の大地のおおらかさと静けさに包まれた湖。

やがて、6月の太陽が頭上近くまで昇り、薄らいだ濃い霧の合い間から恥ずかしそうにその顔を覗かせた。

鏡のように静まりかえった湖面のスクリーンに、そんな存在感のない6月の太陽がまるで優しく波打つかのようにほんの小さく映し出される。

一瞬、ボクはランニングラインをリトリーブする手を止め、なぜかしら時間が緩やかに流れているのを感じた。

今日のBGM:BILLIE HOLIDAY/SUMMER TIME
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-07 19:20 | slow fishing | Comments(4)
<Vol.277>言葉を失った
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「バゴッ」。1年振りに僕のセミフライに鱒が出た。あまりにも不意の出来事で僕は一瞬、全身が硬直するのを感じた。

午後のトンネル下は風裏になっているためか波はほとんどなく、穏やかそのものである。うっすらと霧のかかった深緑の山の斜面を背に、ホトトギスの囀りを聞きながらスペイラインの先に結んだセミフライを浮かべてみた。2ヶ所のポイントを廻ってみたけれど、何も起こらない。時間だけがゆっくりと流れる雲と同じように静かに流れていった。

不思議な予感。もしやと思い、6月のセミのシーズンが始まる頃、毎年エキサイティングな出会いがある95kmのポイントに足を伸ばしてみた。湖畔に立つと今度は風が左から右に吹いていて、波もいい感じに立っている。2年前のシーズン初期の出来事が脳裏をよぎった。
案の定、水位が高いのでいつもの離れ岩には立てない。仕方なしに膝上ぐらいまで湖に立ち込んで深いグリーン・カラーのスペイロッドを振った。右にラインを伸ばしてスネークロールで正面にキャスト。20数mぐらい先にセミフライが浮かんだ。2投目、潮の流れと風に乗ってゆっくりと流れていくセミフライ。「バゴッ」。突然何の前触れもなく水面が割れたと同時にシルバーメタリックな魚体が水面で反転するのが見えた。グッドサイズのレインボー。一瞬全身が硬直するのを感じながら、反射的にロッドをあおってしまっていた。興奮が一瞬の内に落胆へと様変わりして僕は言葉を失ってしまった。
原因は何だろうか。もしかしたら、スペイラインの太さに問題があるのかもしれない。手元のラインを引っ張ってロッドをあおってもかなりの抵抗がある。やはり鱒がセミフライにバイトしてラインを引き出すまでグッと堪えるしかないのだろうか。そんなことを考えていると、突如60cm以上はあるかというとんでもないトロフィーサイズの鱒が僕のセミフライの横で垂直に1m以上跳躍した。まるで大海原で大きな鯨がその全身をあらわにしてジャンプするかのようにである。僕は唖然として言葉を失うしかなかった。そのスローモーションのような美しいインパクトのある残像は決して僕の記憶から消える事がないような気がしてならない。

Today's tackle:
Rod : Winston BoronⅡx Spey 14feet #8/9
Reel : Hardy Ultralite Disc Salmon
Line : Rio Windcutter 8/9/10
Leader : 3X 12feet
Fly : Original cicada fly (Deer hair type 2006 version)
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今日のBGM:FATBOY SLIM/better living through chemistry
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-06 22:00 | cicada fly | Comments(6)
<Vol.276>foggy lake
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日曜日の早朝に訪れた朱鞠内湖、先週とはうって変わりその湖はまるで何かの防音材でシールドされたかのような静寂さと、どこまでも続くかのような深い霧におおわれていたのだった。まるで神秘のベールに包まれた湖のように。
ときおり湖の湖畔の森からは目を覚ましたばかりのカッコウの囀りが聞えてくる。あとは長いフライロッドがうなりを上げて空を切り、フライラインがヒュン、ヒュンと鋭く切り裂く音、それに遠くでルアーがポチャンと静寂を破るかのように冷たい湖面に落ちる音が霧に包まれた湖に響き渡った。

諦めずに何度も何度も繰り返しキャストしたけれど鱒とのコンタクトがない長い一日が終わった。まぁ、こういう日もあるんだろう。鱒の活性は少し良いように感られたんだけれども・・・。

ふと空を見上げると、いつの間にか深い霧はどこかに跡形もなく消え去り、代わってまるで初夏を思い出させるような太陽と穏やかな朱鞠内湖の風景が顔を出していた。
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今日のBGM:Meat Beat Manifesto/MINDSTREAM(ORBITAL REMIX)
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-05 20:43 | fly fishing | Comments(8)
<Vol.275>flower garden
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背丈ほどの高さの千島桜が満開になる頃、朱鞠内湖に続く国道を車でひたすら北に向かって走っていると、道路脇には時々冬の間にうずたかく降り積もった雪が融け、行き場の失った冷たい雪融け水が溜まって出来た小さな湿原が現れて、そこにいろんな野生の花が咲いているのが見える。
ヤチブキの鮮やかな黄色にミズバショウのひときわ際立つ白、それに時には辺り一面が薄い紫色に染まったカタクリの群生にだって出会うこともある。まるでひと時のお花畑のようだ。薄いブルーに辺りが染まった早朝、朝靄のかかった針葉樹の林の間に幸運にもそんなお花畑を見つけたときには、幻想的な光景に心を奪われて、少しの間時間が経つのも忘れてしまう。

お花畑というと、いささかメルヘンチックなように聞えるけれど、なぜかしら心惹かれるものがあったりするからおかしなものだ。以前名寄に住んでいた頃、僕に初めてルアーフィッシングの楽しさを教えてくれた友人。見るからに無骨な男だったけれど学生の頃は合唱部だったようで唄ばかり歌っていて、顔に似合わず意外と繊細な男だった。そんな彼が朱鞠内湖での釣りの帰りに僕に是非とも見せたいものがあるんだと言って僕を連れて行ってくれたのが、彼の秘密の花園だった。一面に広がるいろんな色の花、花、花。しばらくその美しさに見惚れてしまったのが思い出される。

今ではもうその秘密の花園の場所はいくら思い出そうとしても思い出せない。でも、朱鞠内湖に続く道すがら、針葉樹の林の間に小さなお花畑を見つける度に、なぜかそんな彼の事を思い出してしまうのである。

今日のBGM:GREGORIAN CHANT/Kyrie
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by d-yun5-fly-elise | 2006-06-01 21:01 | slow fishing | Comments(5)