Top

札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
カテゴリ
以前の記事
2017年 12月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 08月
2014年 05月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
Links
slow fishing ver.2
(2014-)


slow fishing
another photo website

    ↓ ↓ ↓
slow fishing photodesign 1
slow fishing photodesign 2

R. B. Meiser Fly Rods
C.F.Burkheimer Fly Rods
Riverwatch Bamboo Fly Rods
Saracione Fly Reels
Olson Custom Fly Reels
Spey Pages
Salmon Junkies
Steelhead Alley Fly Tying
Prince of Pelletheads
Aaron Goodis Photography
Jeff Bright: Steelhead Fly Fisher
Steelhead Tribune
The Caddis Fly: Oregon Fly Fishing Blog
Fishing With Jay
FLYINTROPICAL
FISHMADMAN
FlySpoke
Steel
North Umpqua Fly Guide
The Amazing Adventures of Switchboy
Savage Fishing
KIS-Fly fishing
Evolution Anglers
Journey to the West
METALHEADS
Steelhead Chaser
STEELHEAD ON THE SPEY
Steelheadwater
the big pull
Catch Magazine
DENEKI OUTDOORS
The Global FlyFisher
THE CLASSICAL ANGLER
RED SHED FLY SHOP
GRAYS of KILSYTH
Quality Flies
MENDOZA FLY FISHING
four seasons angling club

川の防災情報
アメダス風向風速
予報ガイダンス(気象庁発表)
ダム諸量一覧表 (北海道地方)
沿岸波浪予想(気象庁発表)
支笏湖ライブカメラ
屈斜路湖ライブカメラ

Freestyle Diary
Things
Bloody L
110-ken's Blog
Dream Streams
Spiral Loop
Speywater in Hokkaido
Study to be Quiet
The river flows to my life
Fly 80%
SWING-UP BLOG
Spey Bum
ひぐらしフライ
ひぐらしカメラ
Friend of Water blog
鶴造!魚も釣るゾウ!
~BQイッチー Nature Photo Graphy~
Four Seasons 春夏秋冬
Fish doesn’t like me!
feels so good
Redband Dreamer
Salmo-Lime-Star
フクちゃんのフライ日記
道東トラウトパラダイス
POLAR BEARの本流釣行記
道東フィッシャーマンakiの活動
GONE FISHIN'
Prime Time Fishing
Steelhead,Salmon and Spey Fishing
THE SURFACE OUTFITTERS
朱鞠内湖の釣り情報
walton_Blog
terry's FlyFishing Bar
さぁーフライ
支笏湖でフライフィッシング
takezaoclub
Fly Fishing in BIHORO
趣味のフライフィッシングと家庭菜園
とかぷちゅぷ画報
Angler's Notes from Southern Alps
「 飛 翠 。」 one's own way.
T-made FlyFshing Reels
街中のフライフィッシャー
フライフィッシング用品専門ショップ Tackle Mac
Fly shop Online
竿話休題
miracsta
river side
阿寒クラブ
Wild Life 釣り日記
shinya.Blog
River's dream of hokkaido Weblog
Elise.o.s

mail/contacts
d_yun5◎yahoo.co.jp
  (◎→@)

<   2006年 01月 ( 15 )   > この月の画像一覧
<Vol.214>冬の太陽
d0029241_19323916.jpg
何も遮るものがない冬の太陽が僕の背中から照りつけて、ゆったりと波打つ水面がギラギラと眩しかった。
これが初夏なら僕の額には汗が吹き出ている筈なんだろうけれど、今は冬の真っ只中。冬の乾いた冷たい風が吹くたびに、フリース地のグローブから出た親指と人差し指がキリキリと痛くなって、僕の集中力は途切れそうになる。

それでも、楽しかったし、爽快だった。

日常の慌しさから離れて、いつもとは違った時間の流れの中で過ごす。もちろん、鱒に出会えるというか、いわゆる「とんでもない事」にもしも出会えたならば、それはそれで僕の記憶という引き出し中にしっかりと大切に仕舞われていくんだと思う。でも、何も起こらなくたって、こんな冬の太陽が照りつける中で釣りが出来て、間違って手を水の中につけようものなら飛び上がってしまいそうなぐらい冷たい川の流れ中の佇めただけでも十分なように思えた。きっとこんな冬の釣りを忘れる事は出来ないだろう。

ふと振り返ると、相変わらず冬の太陽が眩しいぐらいに川辺を照りつけていた。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-30 20:26 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.213>荒挽きソーセージと冬の釣りの愉しみ
d0029241_21471176.jpg
トルクの強い本流の流れ中に立ち込んでいると、指先とつま先の両方の感覚が少しずつ鈍っていくのが感じられた。気温は先週よりも高い筈なのに。きっと冷たい北西の風が吹いているからだろう。
そういえば、札幌を発つ時は雪だったのに、本流はキラキラと眩しいぐらいに冬の太陽に照らされている。一日の中でまるっきり正反対の天気に出くわすと、やっぱり北海道って広いんだなぁと思えてしまう。

気難しい冬の風に悩ませられながら、pale greenのスペイラインを操り、水深のあるポイントを丹念に探った。でも、僕の期待とは裏腹に鱒からのコンタクトは何もない。スペイラインが静かな時間と共にゆっくりと流れを漂う。また、気まぐれな冬の風が一段と強く吹き始めた。
d0029241_21473272.jpg
冷えたBASS PALE ALEとプリプリでアツアツのボイルしたてのソーセージ。実はこれが、今日のもう一つの楽しみだった。
いつものカップヌードルと鮭おにぎりで釣りの後の空腹を少しだけ満たした後、行きがけにコンビニで買った荒挽きソーセージを沸騰したお湯の中に放り込む。ソーセージに火が通って少し脂が抜けた頃合を見計らって、鍋からソーセージが落ちないように注意しながらお湯を切る。このままでも十分いけるんだけれど、もう一度茹であがったソーセージの入った鍋を火に掛けてソーセージの皮をパリっと香ばしく焼くのが、さらに美味しくいただくコツだと思っている。
荒挽きマスタードとケチャップ。黄色と赤の絶妙の組み合わせをパリっと香ばしく焼けたソーセージにたっぷり付けて口の中に・・・。幸せを感じる瞬間。これがまた、少し冷えたルビー色のビールにメチャメチャ合うのである。
雪の上に腰掛けて、ビール片手にソーセージを頬張りながら友人達とああでもない、こうでもないと楽しい会話のひと時。雪の上に座っている事も忘れて、楽しい時間が過ぎていった。今日は釣りをしに来たんだろうか、それともソーセージを食べに来たんだろうか。まぁ、鱒に出会うのは、この次に取っておこう。いつしかそんな風に思い始めていた。
でも、これでまた、釣り場での楽しみがひとつ増えてしまった。
d0029241_17501477.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-28 21:46 | spey fishing | Comments(10)
<Vol.212>a picture from my friend
d0029241_20553934.jpg
                   original photo by Mr.kondo   
先日、昨年の古宇川で知り合った友人から届いたメールに添付されていた写真。その写真には、シルバー・メタリックに輝く美しいサクラマスが写っていた。

昨年、道南の海岸で出会ったというサクラマス。きっと彼にとっては印象深い出会いだったに違いない。そんな彼の想いが、メールの文章からもしっかりと伝わってきた。

とっておきのキャンディータイプのミノーを結び、穏やかな表情を呈した早春の海でロングキャスト。「ゴ、ゴン」と突然ファスト・リトリーブしている指に伝わる強烈な衝撃。そして、その衝撃を合図に、自分を含めて周りのすべての状況が一変する。制御不能な気分の高揚と昂まる鼓動、そして静けさ。

不思議なもので、彼から送られてきた写真を見ながら、いつの間にか自分があたかもその鱒に出会ったかのように夢想してしまっていた。きっとそんな簡単に出会える訳ではないことは分かっている。でも、釣師というものは本当に自分自身に都合のいいようにというか、身勝手というか、釣り場にさえ行けば、いとも簡単に出会えるもんだと思ってしまう。自分自身でもつくづくお気楽な性格だと思ってしまうなぁ。でも、そんな事を思っていても、またジワーっと釣りに行きたいという気持ちが湧き上がって来るのが感じられるから、本当に困ったものだと思う。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-26 20:19 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.211>Peerless scream
d0029241_2133749.jpg
"Hardy scream"。今でも、はっきりと思い出される。静けさに包まれた川原に響き渡るその音色に酔いしれた。早い心臓の鼓動と共に。

何年前だったろうか。新緑の眩しい6月のある日、渚滑川の大雄橋からひとりでゆっくりと釣り下った。僕の右手にはHardyのFeatherweightがセットされたScottのG904。シンプルなリールにはtype2のシンクティップとEX.ファストのシンキングリーダーが巻き込まれてあり、3Xのティペットの先には、いつものように何の変哲もない黒のOSPが結ばれていた。

いつもの長い直線のプールの後の流れがギュッと狭まって、そのあと左にグゥンとL字にカーブするお気に入りのポイントにやってきた。雪白は殆んど収まっているけれど、それでも流れにはかなりのトルクがあり、放流鱒ではきっと定位できないだろうと思えるぐらいの流れだった。
流れがギュッと狭まった辺りの左岸に立ち、ちょっとエグれて深みになっている対岸に向けてフライをキャストした。メンディング、メンディング、メンディング。フライとラインを沈める為に何度も何度もメンディングを繰り返す。十分にフライとラインが沈んだ頃を見計らってラインにテンションを張り、ロッドティップをフライがスライドする動きに合わせていると突然、グゥンと重い衝撃がロッドとラインに伝わった。鱒はトルクのある早い流れを味方につけて一気に流れを下る。

"Hardy scream"。僕の耳にはその乾いた悲鳴に近い金切り音しか響いてこない。なす術がなかった。#4番ロッドで釣り下ろうというのが、そもそも間違っていたのかもしれないと思いながら小さくてブレーキなんてあってないようなリールで鱒とやり取りした。ロッドを支える左手とリールを巻く右手の両方の手首が次第にだるくなって、途中で何度も根を上げかけた。とてつもなく長く感じられる時間が過ぎ去り、ふと気が付くと河原の浅瀬に鱒が横たわっていた。ニジマスではなかった。海から遡上してきた美しい鱒の顎から不釣合いなぐらいに小さなフライを外すと、彼女は銀鱗の身体をクネらせて流れに戻っていった。フーッ。

"Hardy scream"。これは僕にとって、なす術がないと同じ意味であり、同時に美しくて酔いしれる音色でもある。あたかも鱒が演奏者であり美しい音色を奏でる楽器がリールであるかのように。

先週の日高の川。初めてPeerlessのリールに新しいCNDのスペイラインを巻き込んで使ってみた。結局最後まで"Peerless scream"は聴く事が出来なかったけれど、いつの日か「とんでもない事」に出会えて、"Peerless scream"を奏でてみたいものだと思う。

"Hardy scream"に"Peerless scream"。どちらにしても、それは僕にとってなす術がないことを意味し、さらにすべてが鱒に委ねられた時間なのである。僕はただひたすら演奏に酔いしれる観客になるしかないのかもしれない。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-24 23:26 | slow fishing | Comments(6)
<Vol.210>サラブレットの川
d0029241_1915847.jpg
凍てつくような寒さの中、12.4feet#8のちょっと古いSAGEのセミダブルのロッドに真新しくて、ちっと控えめなpale greenのスペイラインを通して、サラブレットが育つ日高の本流の流れの中に佇んだ。気温マイナス18℃。キャストを繰り返す度にロッドのガイドがあっという間に凍り始めた。

本流の流れの中に立ちこみ、フライをゆっくりと流す。僕の耳に聞こえてくるのは、遠くのカモメの鳴き声と本流のせせらぎ。遠くで名前の分からない渡り鳥が優雅に飛び去って行った。
少し下流に国道に掛かる橋が見える。行き交う車の中からは「こんな寒い中でも、釣りをやっているよ」という声が今にも耳元に聞こえてきそうだった。
d0029241_19384971.jpg
「コッ」、「コッ」、「グッ、グ、グーン」。
片側が護岸されたちょっとしたプール。バックを気にしながら、フライをスネーク・ロールで斜め下流にキャストして、type3のティップでゆっくりと沈める。少しずつターンし始めた時に、何かの鱒がフライをバイトした。こんな寒い中で明らかな生命感。何の前触れもない突然の躍動感に驚きと嬉しさがこみ上げて来た。でも、それは残念ながら長続きはしなかった。フッと何も感じなくなった。控えめなpale greenのスペイラインは何事もなかったかのように流れの中を漂っている。もしかしたら、さっき友人が逃したアメマスの兄弟なのかもしれないなぁと思いながら、堰堤にロッドを置いてガイドにこれでもかというぐらいにガチガチに凍りついた氷の塊を指で取った。耳を澄ますと、後ろの屋外スケートリンクの方から楽しそうな子供達の笑い声が微かに聞こえてきた。

帰り際に出会った地元の初老の釣人は、「こんな年寄りには、この寒さはちょっと厳しいなぁ」と言いながら、ニヤッと笑って「そろそろスティール・ヘッド、いいかもな」と言った。「でも、そんなの掛かったら、とんでもない事になるぞ・・・」と、さらに笑いながら付け足した。

「とんでもない事」。いつかはそんな「とんでもない事」に出会ってみたいものだと思いながら、僕らはサラブレットの育つ川をあとにした。
d0029241_21132214.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-22 21:26 | spey fishing | Comments(20)
<Vol.209>baked apple marabou streamer
d0029241_2245294.jpg
下の階から懐かしくて僕の鼻をくすぐる、とてもいい匂いが僕の方まで漂ってきた。
シナモンの香りに包まれたリンゴの焼ける匂い。溶けたバターと砂糖の香ばしい匂い。きっと僕の連れ合いが子供達にせがまれてストーブで焼きリンゴを作っているんだろう。不思議なもので、いつもこの匂いが家の中に広がると、僕はどことなく幸せな気分になれる。でも、本当はこれにラム酒の香りが加わると、もっと最高なんだけれど・・・。

心地良い焼きリンゴの香りに包まれながら、何本かのフライを巻いてみた。実はこのフライ、友人がゴールデンオリーブのカラーでたくさんのブラウンに出会えたというフライだそうだ。オリジナルは、きっと別にあるんだろうけれど、友人から聞いたレシピを参考に、僕なりに焼きりんごの香りに包まれながら、ちょっぴり幸せな気分になって、焼きリンゴ風(?)にカラーをアレンジしてみた。ブラウン、いやいやシートラウトに好かれるといいんだけれどもね。

          Baked Apple Marabou Streamer(keel type)

  Hook:DAIICHI 1270 #6         Body:Original blended black dub
Weight:Twisted red wire(0.25)    Collar:Peacock blue neck feather
   Tail:Golden olive marabou        Rib:Copper wire
   Tag:Red dub                Wing:Hot orange marabou
d0029241_22385563.jpg
今日のBGM:BRIAN ENO/MUSIC FOR FILMS Ⅲ
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-21 22:43 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(6)
<Vol.208>light body
d0029241_20222976.jpg
慌しい午前の仕事が終わり、ヘロヘロになりながら職場のソファでくつろいでいると突然携帯が鳴った。携帯の画面には職場の近くのフライショップからの着信の表示。電話に出ると、修理に出していたリールが届いたという知らせだった。やっと届いたという安堵感と、どの程度直って来ているのかという心配とが僕の中で入り乱れていた。

仕事帰りに立ち寄った職場の近くのフライショップ。店主さんが、奥の方からとても大事な宝物を扱うかのようにポーチに包まれたリールを運んで来て、ゆっくりとポーチの紐を解き、「お待たせしましたね」と、僕にそっと手渡してくれた。

軽かった。手渡された黒い傷だらけのシンプルなリールは僕の予想以上に軽かったし、それにとても華奢に見えた。昨年の秋にブレーキが全く効かなくなるまでは、バッキングラインやスペイラインが巻き込まれていて、大きな鱒やサーモンとも何の不安もなく十分にやり取り出来る、とても頼りがいがあって信頼のおける存在だった筈なのに。

学生の頃から、今の家に住むまで、何度も何度も引越しを繰り返した。引越しのたびに今まで住んでいた部屋から荷物が運び出されると、何一つ残されていない部屋はとても殺風景で、あぁ、これまでこんな所に住んでいたんだなぁと感慨にふけながら、やたらと部屋の中でちょっとした物音が響く事に驚いたりする気分に何となく似ているような気がした。

結局黒い傷だらけのリールは、ワン・ウェイ・クラッチが交換されただけで僕の手元に戻って来た。時間を見つけて、バッキングラインとスペイラインを巻き込んでみよう。彼にはまだまだ現役で頑張ってもらわないといけないから。

今日のBGM:EINSTURZENDE NEUBAUTEN/REMIXES
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-19 21:05 | slow fishing | Comments(4)
<Vol.207>ウィンストン・グリーンの誘惑
d0029241_17325894.jpg
              original photo by Mr.SHU(bottom hook)
ある時から、フツフツと僕の中で物欲が湧き上がってくるのを感じていた。最初は、豆粒ぐらいにとても小さかったので、その存在が気になりながらも、何とか知らないふりをして、無理やり抑えつける事が出来ていた。でも、それは僕がいくらコントロールしようとしても、勝手にどんどん大きくなっていってしまい、とうとう怪物のように巨大になり最後には制御不能になってしまった。

ロッドを買った。それも美しいエメラルドグリーンのようなブランク・カラーのスペイロッドを。

でも、いざ買ってしまうと、急にその巨大な僕の中の制御不能な怪物はどこかへ行ってしまい、姿や存在すらも感じなくなってしまった。何となく寂しい空虚な感覚と共に、本当に必要なものだったんだろうかという後悔がちょっぴり僕の中で芽生えた。ある意味ちょっと冷静になったのかもしれない。

この感覚、以前にも味わったというか感じた事があるのを思い出した。そうだ、エリーゼを買った時にもこういう感覚に陥ったのだ。あの時も契約してから納車までの3ヶ月間、嬉しさと後悔とが入り混じった混沌とした気分を味わった。でも、納車されるエリーゼが僕の目の前に現れた時、そんな気分は跡形もなく、いつの間にかどこかへ吹き飛んでいってしまっていた。

新しいWinstonのスペイロッド。まだ僕の手もとには届いていない。でも、きっとそのロッドを手にした時には、今のこの気分はどこかへ吹き飛んでいってしまうんだろうなぁ。
でも困った事に、新しいロッドを買うとそれに合わせるリールがない。しばらくはサイフの中身を見てはフーッと溜め息をつきながら、あれやこれやと悶々とした日々を過ごす事になりそうな予感。
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-17 18:51 | slow fishing | Comments(10)
<Vol.206>presentiment・・・予感
d0029241_028644.jpg
「コッ」・・・、「コッ」・・・、「クゥン」・・・、「ク・クゥン」・・・。
何かが僕の小さなスカッドの周りをまとわりついているのがランニング・ラインを通じてリトリーブしている指に伝わって来る。一気に緊張が高まる瞬間。きっと次の瞬間には、とてつもない衝撃が僕に指に伝わってほしいという願いも虚しく、いつの間にか黒いシューティング・ヘッドが15feetのロッドのトップガイドを通り過ぎていった。昂ぶった期待と緊張感は行くあてもなく僕の中で彷徨い、最後にはまるでアルミ缶を踏み潰したかのようにギュッと押し潰されていった。

いったい、何投目だったんだろうか。フライが着水して20秒ほどカウントダウン。僕が2回目のスローなリトリーブをしている時、ランニング・ラインをつまんでいる左手の指に「グ、グゥン」と強い衝撃と生き物の躍動感を感じた。抑圧されていた感情の解放とやっと出会えたという安堵感。ついつい嬉しくって後ろを振り返り、海岸にいる友人達に「来たよ~」と叫んでしまった。
ロッドを通じて感じる鱒のパワフルな生命感と躍動感に、一時、時間が経つのも忘れていると、何かのエア・ポケットに迷い込んだかのようにフッとロッドとラインを通じて感じていたテンションを感じなくなった。まるで僕と鱒とをつないでいる何時切れてもおかしくない細い糸が何かの拍子にプツンと切れたような気がして、行き場のない高揚感と早い心臓の鼓動だけが僕に残された。ヘナヘナと力なく膝の力が抜けていくのを感じながら、僕は天を見上げるしかなかった。

予感。釣れそうな予感。釣れないような予感。

予感というものが科学的に証明されているか別として、予感というものが存在するならば、今日の釣りはアメマスに出会える予感は全くしなかった。何故かそんな気がした。もしかしたら、昨日の晩、何本かのフライを巻いている時からそう感じ始めていたのかもしれない。もちろん予感が当たらない事だってある訳だけれど、ある部分、そういうものに多少なりとも影響も受けていたりする自分もいる。予感というものが感情的な部分に影響を及ぼして思考や行動にも色濃く反映されていくのかもしれない。

そんな訳で、予感や感情的な部分に強く影響を受けてネガティブな思考になりがちなコベチャナイでの一日はゆっくりと過ぎていった。
d0029241_153164.jpg

[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-15 01:57 | fly fishing | Comments(16)
<Vol.205>scud of snow
d0029241_22152739.jpg
吹きつける風雪の中でウミアメに出会いたい時は、スカッドを何本かだけ巻いてみる。出会えるかどうかなんて行ってみないと分からないし、もしかしたら、釣りの神様(もしも、いたらね)にも分からない事なのかもしれないけれど、何本か色違いのスカッドを巻いただけで、不思議と半分は出会えたような気になっているから、自分でもつくづく脳天気なものだと思ってしまう。

普段スカッド、スカッドて言っているけれど、スカッドって和名でなんて言うんだろうと不思議になり、辞書で調べてみた。

scud:(名)1.((a ~))飛ぶように行くこと、疾走。
        2.(風に追われる)飛雲, 雨雲;((しばしば~s))((単数扱い))通り雨

と出ていた。結局、和名は分からずじまい。まぁ、scudはスカッドでいいかぁなどと、これまた脳天気に思ってしまった。

辞書の中に、ちょっと気になる言葉があった。scuds of rain 通り雨という意味だそうだ。僕がティペットの先にスカッドを結ぶ頃、通り雨が降ることなんてめったにないから、きっとscuds of snow 通り雪だなと思ったら、辞書の前で少しだけニヤッとしてしまった。
d0029241_2237214.jpg
                  scud of snow
    Hook:Gamakatu B10S #8     Body:Original blended Ice Dub UV
Antennae:Bronze mallard fiber            (Lt.olive,pearl,etc)
        Pearl crystal flash         Rib:Copper wire 
Carapace:Pearl tinsel(L)
        Clear vinyl tube
[PR]
by d-yun5-fly-elise | 2006-01-13 22:56 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(10)