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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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<   2005年 12月 ( 21 )   > この月の画像一覧
<Vol.199>慌しさの合間に
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年の瀬の慌しく過ぎ去っていく時間。別に何も慌てる必要なんてないんだと思うのだけれど、なぜか何かに追い立てられるように、気持ちが高揚している。不思議なものだ。
何とか自分のペースを取り戻そうと、慌しさの合間に友人から戴いたとびっきりのSCOTCH WHISKYを少しだけショットグラスにゆっくりと注いだ。
口の中にパッと広がる豊かな香りと角が取れたまろやかな舌触り。
いつしか僕の心は6月の穏やかな風が吹く新緑に包まれた本流の流れに飛び立っていた。

今年も残すところあと1日。10年分をまとめて凝縮したような今年の出会いや出来事。その一つ一つに感謝しつつ、ゆっくりと僕の頭の中の記憶というファイルブックの中に大切に仕舞い込みながら、また僕はゆっくりとグラスを口に運ぶ。
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今日のBGM:KEITH LEBLANC/MAJOR MALFUCTION
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-30 22:57 | slow fishing | Comments(18)
<Vol.198>折れたHARDY
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「バキッ」なんかではではなく、あれは絶対「バン」である。
何かが低音で炸裂するような音と共に嫌な鈍い衝撃が僕のロッドを支えている左腕と下腹部に響いた。

どれくらい前だったかはハッキリと覚えていないけれど、「お値打ち価格で」といううたい文句にメチャメチャ弱い僕は、イナガキの通販でHARDYのDXクラシックという#8番のロッドを衝動買いしてしまった。数日後に届いたロッドの洒落たラッピングに美しいワイン・カラー(本当はもっと別の呼び方があるんだろうけれども)のブランク、それに白いインクで書かれたサインを眺めながら、しばらく、お酒を片手にウットリとしたものだった。でも、実際にラインを通してロッドを振ってみると、それは僕の期待に反してビシビシではなく、どことなく重くてモッタリとしたアクションだった。これがトラディショナルなアクションというものなのだろうかと思いながら、ちょっとがっかりした気分でロッドをケースに仕舞ったのが思い出される。結局、それは殆んどフィールドで使われることはなく部屋の片隅に置かれたままだった。

何度か、このロッドを手放そうかと思ったことがある。行きつけのショップに委託販売で1年近く置いていたけれど、最後まで買い手が見つからず、また僕の手元に舞い戻ってきた。「もしかしたら、何かの縁があるのかもしれないね」などと自分に言い聞かせるしかなかった。

何年か前の元浦川。なぜか不思議とこのロッドでサーモンに出会いたくなった僕は、美しいこのロッドを片手に朝靄に包まれた早朝の元浦川のトルクのある流れの瀬の辺に佇んだ。何投目かに深く沈んだ真赤なフライをオスのサーモンがテイクした。強い流れを味方にしたサーモンの強引なファイトを何とか凌ぎ、浅瀬でランディングしようとしたまさにその時、あの忘れられない出来事が起こった。
「バン」。鈍くて重い衝撃と共に美しいHARDYのロッドがバットから無惨にも折れていた。最初、何が起こったのか全く分からなかったけれど、僕が事の全容をハッキリと受け止めるのにそれ程時間は掛からなかった。「アッ・・・」という声にもならない呻き声と共に、このロッドと僕とを結んでいた細い糸のような物がプツンと切れたような気がした。折れたロッドの端と端を合わせたところで何かの魔法のようにつながる筈はないんだけれど、僕の中で諦めがつくまで、川原でしばらくそんなことをしていた。折れたHARDY。殆んど使うことがなかったロッドだったけれど、無性に哀しかったのが今でも印象に残っている。

年末が近くなって、シーズン中に酷使したロッドをクリーニングしていると、部屋の奥の方から折れたHARDYのロッドが仕舞われたロッド・ケースが僕の視界にチラチラと入ってくる。その度に、僕の胸がチクッと痛むのはなぜだろうか。
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-28 23:48 | slow fishing | Comments(5)
<Vol.197>グレー・トーンの世界
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眼前に広がるアイス・ブルーの海と海岸に打ち寄せる日本海の白い荒波。空を見上げると、灰色とも鉛色とも何とも形容しがたい大きな雪雲が形を変えながらゆっくりとこちらに向かって進んでくる。週末の島牧には昔何かのTV番組で見た世界創生期のようなめまぐるしく変わる光景が広がっていた。そんなことを考えていると、また、大きな雪の塊が僕の背後から吹きつけ始め、それがレイン・ジャケットに当たって、カサ、カサ、カサと乾いた音が早いピッチで僕の耳にも響いた。

12月から2月にかけて、僕が島牧を訪れると、いつもこんなグレー・トーンの世界が待ち構えている。風が強くて、雪が前から吹きなぐって、おまけに手がかじかんで感覚がなくなるぐらい寒くて、知らないうちに僕の耳は赤く腫れ上がっている。でも、なぜか鱒が釣れても釣れなくても、そんな光景の中に自分の身を置きたくって、分かっていても通ってしまう。1人で島牧に通っていた時はことさらそんな気持ちが強かった。なぜかしら釣り人を惹き付ける魅力がこの釣りやこのフィールドにはあるのかもしれない。

グレー・トーンの荒涼とした寒々しい世界と荒れた極寒の日本海。釣人を拒むかのように立ちはだかる広大な荒海に向かって、あまりにも貧弱でちっぽけな15feetのロッドを振り続ける。それは、自分という存在がとても小さく感じられると共に不思議な何ともいえない無力感にも似た心地良さが感じられる瞬間でもあったりする。いつしか鱒との出会いに関係なく訪れる心地よい疲労感に釣師は包み込まれた。
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                   original photo by Mr.aka
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-27 21:23 | slow fishing | Comments(2)
<Vol.196>鉛色の空の下
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鉛色の空の下に広がる少し波の高い島牧の海。高まる気分の高揚を何とか抑えながら、僕は15feetのダブルハンドのロッドを腕がダルくなるぐらいまで振り続けるしかなかった。

雪の舞う日本海。風はそれ程吹いていないからフリース地のグローブを着けていなくても指の感覚が鈍くなることはない。相変わらず、岸際の波は高いから、手前の波にランニングラインが揉まれてリトリーブする指にテンションを感じなくなる。僕はフーッと一呼吸おいてからランニングラインをリトリーブするスピードを一段と速めるしかなかった。アメマスは手前の波のさらにその向こうに居ることは分かっている。テンションを保つ為に、こんなに早くリトリーブすることは、普段の釣りではめったにないことだから、少しずつ僕の左の腕がダルくなり始めた。
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いくら僕の左の腕がダルくて悲鳴を上げても、そのリトリーブする腕を止めることが出来なかった。なぜなら、さっき隣の釣り人のダブルハンドのロッドを60cmに近い太った筋肉質のアメマスが絞り込んでいるのを目の当たりにしたから。それにしても彼のリトリーブの速さは凄かった。フライが着水してすぐに高速リトリーブ。ヘッドがトップガイドに入る寸前に次のキャストにすぐ移る。その手返しの良さに、僕は暫く目を奪われてしまった。近づいた僕が「どんなフライですか」と尋ねると、彼は「オレンジのスカッド」とそっと答えてくれた。

何投目かだなんて、果てしなくキャストを繰り返しているから全く分からないけれど、ロッドを右の脇に挟み、手前の波を避けるために高く保持することに注意を払っていると、突然ランニングラインをリトリーブする左手の指に、グ、グゥ、グゥと何か生命感に溢れる生き物の感触を感じた。昨日の夜に1本だけ巻いたhot orangeのスペイハックルを巻き込んだシュリンプパターンを咥えたのは36cmのアメマス。島牧では決して大きなサイズではないけれど、この時期に島牧でアメマスに出会ったことが殆んどない僕にとっては、やっぱり嬉しい出会いだった。

アメマスを島牧の海に戻すと、どことなく鉛色の空が少しだけ明るくなったような気がしたのは、僕の気のせいだろうか。
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今日のBGM:BIM SHERMAN/Taken Off
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-25 20:44 | fly fishing | Comments(24)
<Vol.195>アメマスの不思議
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普段、飲みに出掛ける事なんてめったにないんだけれど、さすがにこの時期だけは別。この2日間、身体の中に結構なアルコールの量が入ったせいか、今日になってもまだアルコールが身体から抜けきっていないような気がする。20代の若い頃とは違い、僕の肝臓のアルコール分解能が随分と低下しているんだろうね。気持ちは若いつもりだけれど、身体の方はなかなかそうはいかないようで・・・笑。
でも、昨日の忘年会は楽しかった。釣りという共通の趣味を持った人たちと出会うと話題が尽きるということはなく、僕の知らない世界の話を聞かせてもらったりと刺激も受けながら、楽しい時間を過ごさせてもらった。こういう出会いも大切にしたい。この次は、是非ともフィールドで一緒に時間を過ごさせ頂きたいものである。
昨日は少々最後のバーボンが効いたようで、後半の記憶が所々欠損している。ハメを外したんじゃないだろうかと考え始めると、かなり不安になって冷や汗が出てしまう。何か変なことを言ったんじゃないかと一生懸命に思い出そうとするんだけれど、やっぱり思い出せない。我ながら結構、恥ずかしい。楽しくて、おまけにアルコールが入って緊張の糸が緩んでしまうとついつい飲み過ぎてしまう。こればかりはもう少し自戒しないといけないね。

さて、友人のblogにアメマスの斑点の話題が出ていた。ウミアメの大きいサイズになると白い斑点の形がドーナツ状になるそうだ。確かに、そうだったかもしれない。
十勝や音別のアメマスの斑点は白くて大きくて、どことなく身体全体に均一に散りばめられていたような気がする。では、島牧のウミアメはどうだっただろうか。気になって春の画像を探してみたら、確かに斑点の形が歪で不揃いのようだ。もちろん個体差はあるんだろうけれど、なぜか不思議な感じがした。今シーズン、何回この不揃いで個性的なウミアメの白い斑点を見ることが出来るだろうかなどと淡い期待を抱きながら、取り敢えずスカッドとミノーを2本ずつでも巻いてみようかな。
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-24 18:18 | slow fishing | Comments(10)
<Vol.194>柔らかい光
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釣りに行かない寒い冬の日の朝、窓からはレースのカーテン越しに柔らかい朝の光が部屋の中に優しく差し込んでいた。

クリスマス・カラー1色に彩られた街中、車のFMラジオからはクリスマス・ソングばかりが流れてくる。

さて、クリスマスとは無縁の釣師の頭の中はというと、この穏やかな天気が連休の最後の日まで持つかという事で一杯だった。

今日のBGM:V.A./Saravah for Cafe Apres-midi 2
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-23 16:48 | picture/photo/image | Comments(2)
<Vol.193>recycle
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フックの折れ曲がった真赤なサーモン用のゾンカー、コーティングしたエポキシも割れて片側のアイも取れた鮭稚魚フライ、錆びたビーズヘッドのOSP、片方のCDCの羽が取れたセミ・フライ、すっかりとエルク・ヘアーが抜け落ちたみすぼらしいスティミュレーターにエルク・ヘアー・カディス。
どれも、フライを巻くのがいつも面倒だと思っている僕が少しずつ気持ちを込めて巻いたものだけれども、それらはフィールドに出向く度に僕のあまり上手でないキャストのせいで壊れてしまい、家に戻ってはベストのフライパッチから外されて、僕の机の引き出しの中にある何かのお菓子の缶で出来たストックルームに蓄えられていく。

厳しい北海道の冬を迎えても、いつものように週末の天気が気になる。でも、さすがにあまりにも釣りをするには天候が厳しい事が予想される時には自宅でのんびりと過ごす事に決めている。そんな訳で、週末の天気が悪い日に僕がやることは、壊れたフライのリサイクル。ある意味。年末から年始にかけての僕の密かな楽しみだったりもする。

タイイング用のハサミと壊れてもよい100円ショップで売っていそうなハサミ、フック・シャープナーにラジオペンチなどを用意して、地道なフライの解体作業が始まる。

赤や黒、それにオリーブのゾンカーの毛はハサミでカットして、それぞれボディのマテリアルとして使う。もちろんブレンド用である。
ビーズヘッドのゴールド・ビーズは貴重なので次のタイイングの為に欠かせない。
フックも使えそうなものは、しっかりと錆を落として、サイズごとに取り分けておく。おまけに、バーブはしっかりと潰しておいてね。
真赤なプラスティック・シェニールがたくさん取り出せたので、来年のサーモンの時期にはマテリアルを買う量を少なく出来そうだ。

フライを解体していると、フックをつまんでいる指とハサミを手にした指が痛くなる。だから一気にたくさんは解体出来ないけれど、少しずつストックを減らしていくしかないよね。
壊れたフライのひとつひとつに何がしかの思い出や記憶があるわけじゃないけれど、時々、ああ、このフライは・・・と思うものにも出くわす事もある。そんな時は、しばらく解体作業の手を休めて、一人でニヤニヤしながら物思いに耽るのである。これもまた楽しみの一つかな。

そんな訳で、一日に解体出来るフライの数はせいぜい10個が限界。こんなのんびりペースでは、来春までこの作業が続きそうな気配である。新しいフライのタイイングには暫く取り掛かれそうにないなぁ。海アメ用のフライも少しは巻かないといけないのに・・・。
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-21 19:33 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(12)
<Vol.192>the last lake
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寒さの少し緩んだ支笏湖。でも、湖畔の倒木には、まるでクリスタルのような氷のオブジェが出来上がっていた。

さすがに12月の後半にもなると、支笏湖では誰一人として釣り人には出会わなかった。もしかして、今日支笏湖で釣りをしているのは僕だけだろうか。ということは、僕一人で支笏湖を独り占め。一瞬ニヤッとしそうになったけれど、冷たい冬の風が背中からヒューと吹いて、やっぱり12月だよねと現実に引き戻された。
所々に釣り人の足跡が見えるから、きっとこんな寒い中でも通っている人はいるんだろうね。時々いいサイズのブラウンが釣れているという噂は耳に入ってくるけれど、僕にはちょっと無縁の話なのかもしれない。そんなことを思いながら、僕はトボトボと美笛の河口に向かって湖畔を歩いた。

とても静かな静寂の支笏湖で釣りが出来た。鱒が釣れるかもという期待は最初から持ち合わせていない。そんな期待は家に置き忘れてきてしまったかな。時々胸ポケットからカメラを取り出して写真を撮ったりしながら、ゆっくりとダブルハンドのロッドを振った。本当は、もしかしたらという気持ちがなかったかと言えば嘘になるんだけれどもね。でも、今年最後になるだろう火曜日の午後の支笏湖での釣りをゆっくりと楽しみたかった。

太陽が山肌に沈むと、急に気温が下がって、みるみるとロッドのガイドが凍り始めた。そろそろ今年の支笏湖での釣りも終わりの時を迎えたようだった。来年はどんな出会いや出来事が待っているんだろうか。少しは支笏湖の女神の機嫌が良くなって、忘れかけた頃じゃなくて、時々微笑んでくれると良いんだけれども。そんな事を考えながら、僕は雪に覆われた支笏湖の湖畔を車へと戻り始めた。

札幌に戻る途中。旧有料道路を走っていると、夕日に照らされた穏やかな支笏湖の湖面に鱒が作る波紋がポツンと一つだけ広がった。ゆっくりと静かに広がっていく波紋を見ながら、なぜか僕の中で少しだけ嬉しさがこみ上げてきた。
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-20 19:43 | fly fishing | Comments(9)
<Vol.191>行けなかった忠類川
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忠類川に通い始めてどれぐらいになるだろうか。5、6年。いや、もう少し前からかもしれない。毎回、知床の番屋釣行とブッキングさせているものだから、訪れるのは8月後半ばかりである。この時期は特に台風が北海道に接近することが多くて、釣行が近づくにつれて、いつもハラハラしながら新聞やTVの天気予報を見ることになる。幸運なことに、台風が過ぎ去った後の吹き飛ばされそうなぐらいの凄い強風の中や一日目は増水で中止ということはあったけれど、今まで釣りが出来なかったということは一度もない。

忠類川を訪れた最初の年は、全くポイントに対する知識がなかったから、川の中をカラフトマスのいるポイントを捜し求めて、上流や下流へと僕は右往左往することになった。いくら夏でも過ごしやすいという北海道でも、炎天下の中でロッド片手に川原を何キロも歩くのには、半ば脱水状態になりながら、さすがに堪えたけれど、宿に戻ってから飲んだビールがメチャメチャ美味しかったのが思い出される。
それでも、時々尾びれあたりにシーライスをつけたフレッシュでパワフルな銀ピカのカラフトマスが赤いフライをテイクして、バッキングラインまで引き出すものだから、僕はヒーヒー、ハーハーと足元をヨタつかせながら川原を走り回らなければならなかった。

そういえば、以前、忠類川の藤本さんが言っていたっけ。「11月の終わり頃においでよ。きっと雪景色の忠類川を独り占め出来るから」ってさ。実はそんな誘いにかなり惹かれた。一度ぐらいはそんな時期にも訪れてみたいものだけれど、なかなか初冬の長距離運転には腰が引けてしまい、一度も訪れないまま今日に至っている

そんな忠類川。今年も本当は知床番屋釣行の後に立ち寄り、広々とした忠類川の畔でゆったりとスペイキャストを楽しみながら、フレッシュなカラフトマスの釣りをするつもりだった。でも、残念ながら、そんな想いはいろんな事情が重なり合って、結局叶わなかったけれど、実は密かに来年こそはと企てている。それに、来年の夏頃には、少しは僕のスペイキャストもまともになっているんだろうからね。いや、願わくば、そうであって欲しい。

釣れても釣れなくても、ゆったりとスペイキャスト。そして釣りの合間にギンギンに冷えたお気に入りのビールで喉を潤した後は、川のせせらぎをバックミュージックに木陰でのんびりと昼寝と決め込む。ああ、来年こそはそんな釣りがしたいものだ。

今日のBGM:DUB SYNDICATE/ONE WAY SYSTEM
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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-18 13:51 | salmon fishing | Comments(6)
<Vol.190>バーミンガム・スタイル
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柔らかなS字の曲線を描いたハンドル、派手さのないどちらかと言えば控えめな艶消し黒のプレート、それに光沢の抑えられたニッケルシルバーのフレーム。フライフィッシングを始めて間もない頃、釣りの雑誌の中で偶然見かけたバーミンガム・スタイルのリールにビギナーの僕はとても惹かれた。

何の雑誌かは覚えていないが、きっと、バンブーロッドと組み合わせた写真だったと思う。でも、なぜか僕は高価なバンブーロッドよりもバーミンガム・スタイルのリールの方に目が奪われてしまった。(今でもバンブーロッドには決して手を出すまいと固く心に誓っていたりなんかする・・・笑)

フライ・リールなんて、所詮、機能的にはフライラインさえ巻き込めれば何だって良いんだろうけれど、なぜかそれだけでは済まされないところがあって、手触りやカラー、デザイン、ラチェット音なんかにも拘ってしまう。どこか車選びにも似ているような気がするから不思議だ。

これまで安い通信販売や特売セールなんかを利用して3つのバーミンガム・スタイルのリールを手に入れる事が出来た。いずれも僕にとっては高い買い物だったけれど、もちろん今でも現役でバリバリ活躍中である。おかげでどれも転んで岩にぶつけた時に出来た傷や不注意で落とした時なんかの傷が一杯で、時々申し訳なくてゴメンネと声を掛けたくなるぐらいである。でも、どの傷をとっても思い出深いものであり、僕にとっては大事なリールなのだ。

そういえば、どのリールもすべて分解してみた。構造はいたってシンプルである。でも、傷だらけのPEERLESSなんて、大きなマスを掛け過ぎたせいかどうかは分からないけれど、クリックのブレーキ・ノブのプラスチック製のギアが緩くなっていて何度分解して修理しても、ラインを引き出す度にドラッグが緩むという症状が出てしまう。だから今ではブレーキを最大限にきつく締めたところで固定しているんだけれど、こんな癖がまた自分だけにしか分からない癖だから、妙に愛しかったりして笑ってしまう。

お気に入りの3つのバーミンガム・スタイルのリール。昨日はその内の2つからフライ・ラインを取り外した。来年にはこの2つのリールに何とかスペイラインを巻き込んでフィールドに立とうと思っている。
リールの傷と刻み込まれた思い出。それらが幾重にも重なり合って、僕にとってはかけがいのない僕だけのリールが出来上がっていく。これもまた、楽しみの一つでもある。

今日のBGM : Nat King Cole / UNFORGETTABLE


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by d-yun5-fly-elise | 2005-12-16 23:23 | slow fishing | Comments(8)