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2005年 05月 31日
ここ数日は天気も良くって、風もいい感じで吹いている。支笏湖ではセミが羽化し始めているという話を聞いた事もあって、ちょっと期待しながら、午後から車を支笏湖に走らせた。
まずは、いつものトンネル下。先行者にちょっと挨拶して、降りて直ぐ右の大岩によじ登る。風は右から左、いい感じで吹いていて、波も立っている。もしかしたらと期待しながらセミフライをキャストした。着水したセミフライは風と波のあおられて、グングン左へ流されて行く、頭の中では、2年前の同じポイント、同じような状況で、フルラインぐらいまで流しきった辺りで大きな鱒がセミフライに出た映像が繰り返し流れている。これは残念ながらジャンプ一発でバラしてしまった。同じ事が起こるのではと期待が膨らむが、そんな期待は虚しく裏切られ、セミフライはただ漂っているだけ。 今日、支笏湖に来たもう一つの目的は、先週の夜釣りの時に歩いた所を、日中の明るい時間帯に再確認したかったから。95kmのポイントに車を止めて湖畔に下りた。湖畔を歩いていると、釣り人に声をかけられた。お互いの状況を話していると、どこか聞き覚えのある声。去年の古宇川での鮭釣りの時にお話させていただいた方だった。半年ぶりの再会に、ちょっと嬉しくなった。彼と挨拶をして別れた後、湖畔を94kmの方に向かって歩いた。いくつかのワンドを越えてハッと気が付いた。心のどこかで解けなくてもどかしかった難解なパズルが一気に解けた気がした。暗かったので分からなかったが、ここはバックスペースが取れて良いなと思った岩、今度明るい時に来た時には絶対に登ろうと思った岩は、時々僕が登る岩だった。あっけなかった。 取り敢えず来た道を戻り、いつもの岩に登った。風は左から右。波もいい感じで鱒が出そうな予感。セミフライをキャストして数投目、バゴッとセミフライに出た。心臓が高鳴る。1,2,3と数えてロッドを立てるが、ロッドを通じて魚の躍動感を感じる事は出来なかった。また、やってしまった・・・。その後は、いつものごとく、なにもドラマは起こらなかった。 帰り際、遠くでかなり大きな鱒がジャンプした。その鱒は、西日に照らされ黄金色に輝いていた。まさに黄金色。 僕には、その鱒が高貴なもの、触れてはいけないもののように感じられた。 ![]() 今日のBGM:Bjork/Greatest Hits 2005年 05月 30日
![]() 阿寒湖で鱒達が狂喜乱舞するモンカゲロウの釣りを、僕はまだ経験していないけれど、支笏湖でのモンカゲロウのハッチには何度か巡り合わせたことがある。支笏湖でさえ僕はかなりエキサイトしたんだから、阿寒湖でスーパーハッチに運良く巡り合わせたらいったいどんな気分になるんだろうか?実は今年こそはと密かにもくろんでいたりする。 モンカゲロウの釣りの事を思い出すと、いつもこの写真を頭に思い浮かべてしまう。以前に紹介した、今はもうない南青山のAnglers bookで買った「Trout&Salmon」という写真集の中で見つけた、おいしそうなギネスビールの泡の上にモンカゲロウが一休みしている写真。 どうしても時々このコクのある深い味わいのビールが飲みたくなる。そんな訳で帰りに酒屋に立ち寄って1缶買ってきた。GUINNESS DRAUGHT。缶の中に小さいボールが入っていて、グラスに注ぐといい感じできめの細かいクリ―ミーな泡が立つ、この泡が落ち着いた頃がちょうど飲み頃。キリィと冷やして飲むのもいいが、ぬるくなってもイケるんだよね、これがまた。 このビールを飲みながら、モンカゲロウに狂喜乱舞する鱒とその鱒に夢中になっている自分の姿を夢想するのも悪くない。 ![]() 今日のBGM:JOAO GILBERTO/Portrait in Bossa Nova 2005年 05月 29日
![]() エリーゼを買ったのは、もちろん走る愉しみもあるんだけれど、もう一つ、エリ-ゼにロッドなど道具一式を積んでフィールドに行きたいという僕の野望があった。だって、天気のいい日の釣りの帰りに車で窓を閉めてACつけながら帰るよりも、オープンで風を受けながら帰る方がきっと気持ちがいいに違いないと思ったから。 でも、こんなエリーゼだから、どこのフィールドへ行くかはとても気を使う。特に段差には要注意。ヘタをしたらフロントの下をガリッとやってしまう。だから、どうしても行き慣れたフィールドになってしまう。 もう一つ大きな難題が待ち構えていた。それは、トランクルームの狭さ。エンジンルームの後ろに、ほとんどお情け程度のスペースしかない。これには参った。行きはいいけれど帰りにはトランクルームに幌をたたんで入れないといけないから、かなりのスペースが取られてしまう。何度かシュミレーションして、4ピースのロッド、ウェーダー、ジャケット、シューズ、それにリールやフライ・ボックスなどがギッシリ入ったバッグを詰め込むことが出来た。 これまでに4度だけエリーゼでフィールドに出かけた。 最初は、納車された年の11月。やっとエンジンの慣らしも終わって、朱鞠内湖に向かった。夜明け間近は結構冷え込んでいて霜が降りていた。夏タイヤだったのでちょっと冷や冷やしながら取水口に着いた。このときは、サクラマスには出会うことが出来なかったけれど、僕にとってはトロフィーサイズの70cmのイトウが僕のマドラー・ゾンカーに口を使ってくれた。帰りは、もちろんオープンで、爽快な気分に浸りながらドライブした。 2回目は、去年の6月の渚滑川。この日も天気がよくって、ゆったりと川で癒された。帰りはお決まりの下川のMorenaに寄ってカレーを食べた。家に着いたら、やっぱりフロントの周りが虫だらけになっていた。 3回目は、9月の元浦川での鮭釣り。8番ロッドがバットからグンニャリ曲がるような強引な引きを何度も味わって、2本のギンケの残る鮭をキープした。氷の入れたビニール袋に鮭を入れて何とかトランクルームに押し込んだのはいいけれど、いつの間にか破けていたようで、家に着いたらトランクルームは溶けた氷の水でビチャビチャになっていた。ファブリーズしても、しばらくは鮭の匂いが取れなかった。 4度目は、古宇川での鮭パラダイスの後、天気が良かったので、気まぐれで積丹の余別まで出掛けてみた。美国漁港では鮭の群れを見つけたが、全然口を使ってくれなかった。 今年は何回ぐらいエリーゼでフィールドに行けるだろうか。 何とか荷物を工夫して、cafeセットをトランクルームに忍ばせたいな。 ![]() 今日のBGM:Julie London/Sings the Standards 2005年 05月 28日
![]() 「ヒュ―ン」、「ヒュ―ン」、「ヒュ―ン」。深淵の暗闇をフライ・ラインが切り裂く音。遠くで、微かにフライが着水する音。しかも、これ以上はないというぐらい鮮明に。その後はただ、ただ深い静寂と暗闇が待ち構えている。 昨日の夜、釣り仲間のBさんに誘われて、僕にとっては2度目となる、支笏湖での夜釣りに出掛けた。きっと一人だったら行かないだろう。別に霊やお化けといったものが怖いわけではなく、僕にとってはよっぽど人間の方が怖いぐらいなんだけれど、なんとなく踏み込んではいけないような気がするから。Bさんは、そのうち慣れるよと言うが、僕としては出来れば慣れたくないもんだと思っている。 支笏湖に着いたのは、夜中の10時近く。頭につけたライトの明かりを頼りに準備をするが、普段と違ってなかなか上手くいかない。きっと不安から来るものだと思う。どことなく、落ち着かない。最初94kmの標識の辺りから湖畔へ降りて行った。ここに来るまでに2台の車が止まっているのを見た。ひとりで来ている人もいるんだろうか。 湖畔に降り立つと、そこに広がる支笏湖は日中の支笏湖とはまるで違った顔。ほとんど風もなく、無風状態。その上ベタ凪。湖面はガスに覆われて、向こうの方にぼんやりと美笛辺りの明かりがぼんやりと見える。月も星も見えない。湖面を見ていると水面の境目が分からず、平衡感覚を失って、そのまま吸い込まれていきそうだ。とてつもない不安と緊張に包み込まれた。 ヘッドライトの明かりを頼りに、ゆっくりと大崎橋方面に向かって歩く。普段、ほとんど入った事がないポイントなので、勝手が分からず、どこならバックスペースが取れるのか分からない。歩きながら時々見つける岩に乗ってキャストするのが精一杯。時々Bさんにはバイトがあり、きっとアメマスだろうと言う。確かにアメマスらしきライズの音がする。やっぱりルアーの方が有利なようだ。突然「バッシャ~ン」と、静寂さの中での激しいライズ。ドキッとして心臓の鼓動が早くなる。直ぐ近くのようにも感じるが、ワカラナイ。 時々フッと後ろが気になる。自分がどこで釣りをしているのか、まるで見当がつかない。とてつもなく音に敏感になっている。視覚という感覚が遮断され、不安と緊張がピークに達していると、唯一頼れるのが聴覚なんだろう。とても不思議な感覚。 そのうち、僕のよく行くポイントに着くだろうと思っていたら、いつのまにか通り過ぎてしまっていたようだ。ここは、この前Bさんが50cmのニジマスを釣ったというポイント。案の定Bさんが38cmのニジマスをシャロークランクで釣った。結局僕はノーバイト。 僕にとっては、精神的にも神経的にも、とっても疲れた支笏湖での夜釣りだった。 この釣りは、僕にとっては刺激的だけれどもslowじゃない。 でも、たまにならいいかもね。あくまでも、たまにだけれど。 帰りの車の窓から、空が白白と明け始めているのが見えた。 今日のBGM:TRICKY/MAXINQUAYE 2005年 05月 26日
「カリ、カリ、カリ」、「カチッ、カチッ、カチッ」。
子供の頃、TVの外国映画で銀行強盗が聴診器を耳にあて、額に汗を浮かべながら、ゆっくりと金庫のダイアルを回すシーンが好きだった。 偶然近所の空き地で見つけた、誰かが捨てた金庫のダイアルを銀行強盗の気分になって、ゆっくり回したり、上手くいかないと思いっきりダイアルを回したりなんかして遊んでいたのが懐かしい。子供の頃やった人生ゲームのルーレットが回る時に出るあの「カリ、カリ」という音も何故か無性に好きだった。自分の番でもないのに、あの音が聞きたくて勝手にルーレットを回して、よく友達に怒られたのを思い出す。 きっと、あの頃から、ラチェット音やクリック音がたまらなく好きだったのだろう。 Fly Fishingを始めて、リールを初めて手にした時、リールを回した時に奏でられる、あの何とも言えないラチェット音というかクリック音には、物凄く引き込まれるものがあったし、昔の記憶が走馬灯のように想い起こされ、とても心地よかった。「カチッ」、「カチッ」、「カチッ」とゆっくりとスプールを動かしながら、うっとりとしている僕がいた。ここからがすべての始まりだったかも知れない。 僕の持っているリールのほとんどは、ラチェット音やクリック音を奏でる。shopで時々サイレントのリールを見かける事があるが、あれは、ちょっと僕にはいただけない。いくらデザインが良くたって、何か物足りない気がする。リールによってラチェット音やクリック音にもさまざまで、僕は、普段は控えめでささやかな音色を奏でるが、いざという時はちょっと丸みのある甲高い音色を奏でる英国製のリールがお気に入り。僕がshopでリールを購入する時は、このラチェット音やクリック音がリールを選ぶ際の重要なファクターだった。 釣り場でリールからラインを引き出す時に奏でられる音色は、静寂さの中で響き渡り、釣師の昂ぶる気持ちを引き締まらせてくれる。そして、大きな鱒がかかって、運良くリールファイトに持ち込めた時は、釣師の早まる鼓動に共鳴するかように、これ以上はない甲高い美しい音色を轟かせてくれ、釣師は恍惚の気分に包まれる。僕は、この甲高い美しい音色も聞きたくて、フィールドに足を運んでいるのかもしれない。 何年か前に、アメリカ製のソルトでも使える、ディスクパットがコルクで出来たリールを買った。シャンパンゴールドのボディとリールのデザインがとてもマッチしていて、僕にはフィールドで使うのがもったいないぐらい美しく見えた。でも、残念な事に、そのリールは逆回転してもラチェット音や、クリック音が鳴ることはなかった。そのリールをカラフトマスや鮭釣りで使っているうちに、あの「ズゥ~」、「ズゥ~」、「ズゥワ~~ン」というラインがリールから引き出される時に奏でられるミュートされた音色が、Miles Davisのミュートされたトランペットの音色のように聴こえて、最近は結構イカした音色だなぁなんて思っている僕がいる。 2005年 05月 25日
僕のプラモデルみたいな小さい赤い車は、ロータス・エリーゼ。
「加速」、「ハンドリング」、この車、運転していてメチャメチャ楽しい。 アルミのシャーシが剥き出しの何の飾りっ気のない車内の、ホールド性のあまり良くない薄っぺらいシートに座ると、気分はさながら子供の頃の夢だったカー・レーサー。 ![]() ![]() まさしく、simple is the best。 FRPで出来たボディのデザインは、60年代のプロトタイプのスポーツカーを連想させる。エスティマを上から潰した様なフロントマスクとも言えなくはないが、このミッドシップ独特のフェンダーの盛り上がりとサイドからリアへのカーブが魅惑的な女性のようで僕はメチャメチャ好きだ。 乗り心地はと訊かれたら、「最悪」の一言。さながらカートを運転しているみたいな感覚。でも、このダイレクトなハンドリングとエンジンのレスポンス、それに加速の良さを表現する言葉を見つけるのが難しい。 でも、スピードを出すと車重が軽いので、とっても不安定。フラ~、フラ~、フラ~。オープンで高速を走ったら、風の巻き込みがひどくて音楽なんて聴けやしないけど、幌をつけても、聞こえるのは背中から聞こえるエンジンの吸・排気音だけ。普通に幌を外して走っているぶんには全く問題はない。それどころか、オープンでよかったと思う。でも、髪の毛はゴワゴワになるけれどもね。 エリーゼが納車されたのが、2003年の9月。走行距離はもうすぐ10000km。何のトラブルも無かったかといえば嘘になる。納車されて走っていたら、スピードメーターが動かなくなった。原因は、配線ミス。さすがはロータス、やってくれます。雨の日の幌からの雨漏りは当たり前。いつも車のどこかではガタガタ、ギシギシと異音が鳴り響いている。今では、もう慣れっこ。納車3ヶ月目でクーラントの漏れ、まぁ、これも予想通り。それ以外は、大きな致命的トラブルには見舞われていない。でも、多分そのうちどこか壊れるでしょう。 そんな僕のロータス・エリーゼだけど、やっぱり買ってよかったと思う。 ![]() 今日のBGM:KRAFTWEAK/THE MIX 2005年 05月 24日
雲は深く垂れこみ、山肌をガスが覆っている。レインジャケットごしに冷たい雨が滴り落ちるのが感じられる。こんな日は、晴れやかな気分でもなく、ましてや陰鬱な気分でもなく、しっとりとした落ち着いた気分になれて僕は好きだ。どことなく、何かが起きそうな予感がするが、それはあくまでも予感なだけ。
午後から、小雨が降るなか支笏湖に車を走らせた。途中で雨脚が速くなったが、湖畔につく頃には少し小降りになっていた。風はほとんど吹いていない。いそいそと準備を済ませ、トンネル下の沢伝いに湖畔へ降りて行った。いつものポイントに着く前に、多分ニジマスと思われる鱒を誰かが釣り上げたのか、銀色に輝く鱗の塊が湖畔の石についているのを見た。夜釣りだろうか。でも、こんなに鱗の剥がれた鱒は、仮にリリースされても、生き延びる事が出来るのだろうか。 しばらくセミフライを浮かベながら、まだ咲いているサクラもあるのに、本当に気が早いよなと思いながら、胸ポケットから煙草を1本取り出し火をつけた。時々、遠くでウグイスが鳴いているのが聞こえる。やっぱり平日の支笏湖は静寂さに包まれた世界。雨は、相変わらず小雨のまま。なにもドラマは起こらなかった。typeⅡのヘッドに変えて沈めてみても、同じ状況だった。帰りに沢を登っていると、小さな黄色い花がひっそりと咲いているのを見つけた。なぜかホッとした気分になった。 帰りに95kmのポイントに寄ってみる。2,3回ライズがあり、ちょっぴり期待が膨らんだが、こちらに回ってくる事はなく、僕のセミフライは漂ったまま。ただただ、時間がゆったりと流れて行く。 It's a rainy day. 雨脚が速まってきたので、今日はこの辺で帰ることにしよう。 ![]() 今日のBGM:MASSIVE ATTACK/NO PROTECTION 2005年 05月 23日
最近は、ほとんど飲みに行くことがなくなった。なぜなら、部屋の照明を落して、好きな音をかけ、ゆっくり物思想いにふけながら、お酒を飲む方が好きだから。仲間内で賑やかに楽しむのも好きだけれど、一人でひっそり飲むのも悪くはない。
そんな僕も時々、街でひっそりお酒を飲みたくなることがある。 そんな時に立ち寄るBarの一つが、Jazz Bar 「SOLITUDE」。狸小路と3条通りの間の小さなビルの地下1階にあるカウンターだけのBar。20年ぐらい前からやっているのは知っていたが、僕が訪れるようになったのは10年ぐらい前から。でも、訪れるといっても時々思い出した様に行く程度だけれどもね。 重い扉を開けて、1歩ずつ階段を降りていくと、都会の喧騒がまるで嘘のような別の空間にトリップした感覚に襲われる。そして、そこにはゆったりとしたJazzが流れる静寂の世界が待ち構えている。これまでに、いろいろなBarを訪れたが、ここほど雰囲気が変わるBarには、お目に掛かったことがない。 必要最小限の薄暗い照明と、口数の少ないマスター、小声で囁くような客の会話、そして心地良いボリュームで流れるJazz sound。ボンベイ・サファイアでつくってもらったギムレットを注文して、ゆっくりとJazzに耳を傾けながら、物想いにふける。 ここに来ると、都会の喧騒から離れて、ひっそりと時間が流れていくのを感じている僕がいる。 画像がないので検索したら、一つだけSOLITUDEを紹介しているところがありました。 今日のBGM:BODEN POWELL/SOLITUDE ON GUITAR 2005年 05月 22日
昨日は仕事で泊りだった。仕事中に、携帯が鳴った。釣り仲間のBさん(といっても、僕の連れ合いの兄なんだけれど)だった。これから、支笏湖に夜釣りに行くけれど行かない?というお誘いの内容。内心は、仕事をホッポらかしにして行きたかったが、そうはいかないので、丁寧にお断りした。朝方、携帯にBさんからの着信があったのでどうだったかと聞くと、95kmの標識辺りで50cmオーバーのニジマスをルアーで釣ったと言う。それに美笛キャンプ場辺りでも結構バイトがあったというお話。支笏湖では、夜釣りの方が釣れるという話は知っているが、今はもうすでに午前9時半をまわっている。取り敢えず、今年のセミフライを1度は浮かべておきたかったので、いそいそと仕事を終わらせて、眠い目をこすりながら支笏湖へ車を走らせた。 支笏湖に着いて湖面を眺めて、今日の釣りは諦めた。ほとんどベタ凪。これじゃあちょっと厳しい。それにしても、やっぱり日曜日、釣り人の数が結構多い。 せっかく来たからと、トンネル下に入る。6番のロッドにフローティングライン、リーダーは3×の12feet。その先には今年のセミフライのベーシック・パターンを結んだ。そして、おもむろにフォーセップを取り出し、バーブを潰した。 お気に入りのポイントには先行者がいたので、その奥に入る。相変わらず、セミフライはキャストのたびにひっくり返っているようだ。もう少し改善の余地があるね。 2,3回キャストして、もうすでに気分はマッタリモード。今日はダメだねと湖畔で一人ぼっちのcafe time。 「バイクのエキゾースト音」「鳥の囀り」「車の通り過ぎる音」「虫の羽音」「水上スキーのボートのエンジン音」目を閉じると、色々な音が聞こえてくる。支笏湖って本当に不思議な空間だよなと思いながらコーヒーをひとくち口に含んだ。口の中に、コーヒーのほろ苦さが広がった。 時々、沖目で小さなライズも見えるけれど、アメマスかな?岸際には、#12ぐらいの黒いカディスやテレストリアルが浮かんでいる。そんなのを、ボーっと眺めながらタバコに火をつけた。 その後、95kmの標識辺りに移動したけれど、やっぱりそこでも同じ様な状況。湖面は沈黙したまま。結局、3時間ぐらいセミを浮かべたけれど、やっぱりまだ時期尚早だったみたい。 帰りに、ガンメタとシルバーのエリーゼ2台とすれ違った。こんなの初めて。珍しい事もあるもんだ。 今日のBGM:CHET BAKER/THE BEST OF CHET BAKER SINGS 2005年 05月 21日
今日みたいに、暑い日にはカレーが食べたくなる。
それにしても、巷のスープカレー・ブームには、凄いものを感じてしまう。次から次へと新しい店がオープンしては、オリジナルのテイストなんかを作っているんだろう。でも、流行らずに閉めていく店もあるんだろうなぁ。知人の一人に、僕と一緒にスリランカ狂我国に行ったのが始まりで、スープカレーにハマり、ガイドブックまで出した人がいるが、彼が言うには、味はピンきりだそうだ。取材に行って、試食させてもらうのだそうだが、試食した時点でその店が流行るかどうかが分かるそうだ。それに、ガイドブックや自分のHPでのコメントでも、とても気を使うといっていた。時々、思ったことを書いたら、オーナーから不満を言われることもあるそうだ。 スープカレーは個人的に大好きだ。20年ぐらい前にスリランカ狂我国で食べたのが初めてだが、今でも時々食べたくなる。でも、以前いたオバちゃんがいなくなったので、最近はほとんど行っていない。ここの店はその頃DJ連中にも人気で、このオバちゃん時々CLUBにも遊びに来ていたなぁ。本当に気さくないいオバちゃんだった。別に店を出したと聞いたけれど、まだ行けていない。 スープカレーではないけれど、僕が札幌でよく行くのは、狸小路1丁目にある「デリー」というインド・カレー屋さん。ここも20年ぐらいお付き合いさせてもらっている。時々スープカレーだと思って入ってくる客がいるそうだが、スープカレーじゃないと分かると、食べずに帰るそうだ。そんなことをデリーのオバちゃんが笑いながら教えてくれた。ここでは、「カシミールカレー」がお勧め。僕は、カレールーをそのままご飯に全部かけて食べるのがスタイル。一気に口の中へかき込む。時々合席する他の客が、ビックリしてこちらを見ているのが分かるが構いやしない。付け合せのレモンを短冊状にカットしたものを噛んでからカレーを食べると、さらに僕好みの味に変わる。きっと柑橘系のレモンの皮の苦味が合うんだろうね。こんなことをオバちゃんに話したら、そんな人は他にいないよと笑ってた。 僕の一番のお勧めは、下川町にある「MORENA(モレーナ)」というサンル川と名寄川の合流点近くにあるレストラン。廃屋だった農家を夫婦二人でレストランに改造したそうだ。9年ぐらい前に、たまたま雄武川河口でのカラフトマス釣りの帰りに、看板が気になって立ち寄ったのが始まり。奥さんが、僕を知人と間違えて話しかけてきたのがきっかけで、よく話すようになった。世界中を旅して、ここに店を開いたそうだ。 とってものんびりした田舎のレストランという雰囲気。窓から入ってくる風と木や草の香りが、実にゆったりした時間をすごさせてくれる。中南米のfolk songがかかっていて、僕をノスタルジックで牧歌的な気分にさせてくれる。 それにここで食べるカレーは他のどこでも食べられないぐらい美味しい。とにかく、香辛料とハーブ(クミンシード、コリアンダーなど)がたくさん入っている。具材は、とりあえず畑で取れたもの、なんでもあり。大根なんて事もある(笑)。アフガニスタン料理もお勧めかな。自家製の青唐辛子の酢漬けと食べると釣りの疲れも吹き飛んでしまう。雄武川でのカラフトマス、渚滑川、幌内川での虹鱒釣りの帰りには必ず食べて帰るのがお決まりのコースなので、「釣れましたか」というのがオーナーとの挨拶になってしまった。 MORENAでカレーを食べると、夏だなぁと思ってしまう。 今年も、またあのカレーを食べるのが楽しみだ。 画像がないので検索したら、こことここにありました。ご参考までに。 < 前のページ次のページ >
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しばらくセミフライを浮かベながら、まだ咲いているサクラもあるのに、本当に気が早いよなと思いながら、胸ポケットから煙草を1本取り出し火をつけた。時々、遠くでウグイスが鳴いているのが聞こえる。やっぱり平日の支笏湖は静寂さに包まれた世界。雨は、相変わらず小雨のまま。なにもドラマは起こらなかった。typeⅡのヘッドに変えて沈めてみても、同じ状況だった。
昨日は仕事で泊りだった。仕事中に、携帯が鳴った。釣り仲間のBさん(といっても、僕の連れ合いの兄なんだけれど)だった。これから、支笏湖に夜釣りに行くけれど行かない?というお誘いの内容。内心は、仕事をホッポらかしにして行きたかったが、そうはいかないので、丁寧にお断りした。