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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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カテゴリ:slow fishing( 150 )
<Vol.499> OSJからの便り
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                  original photo by Mr.kurisu


OSJ(オホーツク・サーモン・ジャンボリー)に参加したkurisuさんからメールが届いた。
そっと、添付されていた写真を開くと、そこには曇り空のオホーツクの海岸に横たわるオホーツクの海の色を映し出したかのようなブルーともグリーンともいえないような美しい色合いの背中とシルバーメタリックなボディのサーモンの姿が写っていた。

彼は言う、「この一尾との出会いだけで十分満足のいくものだ」と。
きっと台風の通り過ぎた直後の厳しい天候と悪条件だったのだろう。
彼の気持ちは僕にも十分過ぎるほど伝わってきたし、その想いには僕も同感だった。
彼から送られて来た写真を眺めながら、お気に入りのシングルモルトをほんの少し口に含み、この2年間のOSJでの事をゆっくりと回想している僕がいた。
秋の始まりを感じさせるどこまでも高い青空とオホーツクブルーの海、それに潮の香りを柔らかく含んだ優しい潮風。銀鱗の眩しいサーモンの跳躍。
お気に入りのシングルモルトは、なぜかいつもよりも磯の香りがほんの少しだけ強く感じられたように思えた。

僕も旅に出ようと思う。
目指す先はもちろんオホーツクの海。
そしてゆっくりと潮風の中でロッドを振ってこようと思う。
車のリアカーゴには、車中泊に必要最低限の荷物は積み込んだ。
釣りの後の夜には静かなひとりだけの車の荷室でシュラフにもぐり込み、ほのかな明かりの下で村上春樹の小説でも読もうと思う。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-09-12 21:07 | slow fishing | Comments(6)
<Vol.494> Broken memory
今日のBGM : Piano Magic / Love and music
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風化していく遺物。
それはまさしく知床の海岸に横たわっていた。
知床の夏ゼミの鳴く青空の下で。

きっと何か機械仕掛けの部品の一部なのだろう。
最初はオイルまみれの黒くて鈍い光沢を発するものだったはずだ。
でもそれは知床の波風にさらされ、時間の経過共に風化し、錆付き、朽ち果てていく。
もしかしたら僕らが去年まで泊っていた、かれこれ数年に渡る仲間達との様々な思い出が詰まった番屋も、いずれそうなる運命なのかもしれない。


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話には聞いていたけれど、実際にこの目でその光景を見ると正直ショックだった。というよりも何かしら物寂しいものがじんわりと僕の胸の内で湧き上がってきたのは確かな事だと思う。
もしかしたら子供の頃生まれ育った家が、久しぶりに訪れてみると、跡形もなく消え去っていたような気分に似ているのかもしれない。

去年の秋、知床を通過した低気圧による高波で、僕らがいつも利用していた小さな2階建ての番屋が壊れてしまっていた。番屋の主に尋ねてみると、どうやらもう利用する事は出来ないし、建て直す予定もないそうだ。

バタン、バタン、バタン。
僕が恐る恐る近づいてみると、崩れた屋根から垂れ下がったトタン板が風に吹かれて柱にぶつかりながら時を刻むかのように物悲しい音を立てていたんだ。

でも、たとえ使い慣れた番屋が自然の強大な力で脆く崩れ去ろうとも、これまでに友人達と過ごした幾年にも渡る番屋での記憶だけは、これからどんなに時間が経とうとも、色褪せたり朽ち果てて欲しくないものだと思う。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-08-30 20:53 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.488> Maquis screamingとショアからのスペイキャスト
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                   original photo by Mr.ABU


握りしめた14FTのツーハンドロッドから伸びるイエローのランニングライン。
そのラインは僕ら以外に誰もいないオホーツクの海に鋭い角度で突き刺さりながら、みるみると手もとのリールから引き出されていく。
赤いフライをテイクしたフレッシュなカラフトマスの疾走は、久しぶりに僕の心臓が高まるぐらいに強烈で、海で育んだ強靭なパワーには何とも言い難いスピード感すら伴っていた。
何一つ遮る物が一向に見当たらない大海原をカラフトマスは縦横無尽に突っ走り、僕にはロッドが描く大きな振幅と潮風の歌声、それにオホーツクの波音に混じってMarquisの奏でる悲鳴にも似た心地良いscreaming soundだけが取り残されたのだった。

久しぶりのオーバーヘッドキャストだった。
実に5月の阿寒湖以来だったように思う。僕がフィールドでオーバーヘッドキャストを試みたのは・・・・・。
そんな訳だから僕にとっては1年ぶりのオホーツクの海、リールに巻き込んだラインを巻き替えるのに手間取ってしまい、友人との待ち合わせの時間にほんの少し遅れてしまった。

8月、9月、きっと風に秋の気配が感じられるようになるまで、僕はオホーツクの海や知床の海、それに積丹の海へと車を走らせ、彼の地を彷徨う事になるのだろう。まるでサーモンの姿を探して旅する者のように。
そんなショアからのサーモンフィッシングだが、今年もなんとかスペイキャストを試みてみようと思っていたりする。もちろん周りに迷惑を掛けない程度になのだが・・・・・。

そんな事を考えながら、やっぱり僕には2年前のオホーツクの海で見た本州からの釣り人がショアから優雅にかつ華麗にスペイキャストのループを描いていたのが本当に強く僕の心の中に残っているのだと再確認した。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-08-09 20:46 | slow fishing | Comments(6)
<Vol.484> バロメーター
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                  original photo by Mr.SHU
相変わらず悪い癖がなかなか直らなくって、キャスト後に右肘が伸びている。
右腕だけでラインをメンディングしようとする悪い癖もそうだけれど、どおりで最近ほんの少しだけれど右肘をグッと伸ばすと痛いわけだ。


  Rod : Winston Derek Brown Favorite 15ft 7/8
  Reel : Hardy Marquis Salmon No.2
  Line : Rio Windcutter 8/9/10

このタックルの組み合わせが、僕が尻別川を訪れた際のお気に入り。
そう、雪代による増水時期以外は、ほとんど毎回この組み合わせで尻別川の畔に佇む。

同じタックルでも、スペイキャストが不思議と上手くいく日もあれば、溜息が途切れる事がないぐらいに全然タイミングが合わない日もあって、まぁ、なんてことはない。スペイビギナーの僕にとっては当然のことかもしれないとも思ったりする。

でも、実は物理的に何も変わらないものがある。
それは、つまり僕のお気に入りのタックルを組み合わせた総重量だ。
これだけは、その日のスペイキャストの調子にかかわらず、相対的に何も変わらない。

ロッドソックスからロッドを慎重に取り出し1本ずつ丁寧に繋いでいく。そして透明のビニールテープでしっかりとテーピング。きちんとガイドが綺麗に一直線に並んでいるのを確認したら、リールシートにスペイラインを巻き込んだリールをセットする。
そんなお気に入りのタックルを両手に持って流れに佇み、しっかりと本流の様子を確認した後、その日のスペイキャストを開始する訳だけれど、第1投目からその日のタックルがずっしりと両腕を通して重いなぁ感じたりする日もあれば、意外とタックルの重さにそれほどとらわれずにキャストを続けられる日もある。
重さに対する感覚というものは、出会った鱒の目測の大きさもそうだけれど、案外自分が思っているよりも不確かなものであり、その日の体調や気分に随分と左右されるものだと思う。
僕の場合、タックルの重さがそれほど気にならない日には、意外とキャストのタイミングが上手く合うことが多くて、その分鱒釣りにも集中出来るのだけれど、タックルが重いと感じられる日においては、スペイキャストのタイミングもリズムもボロボロ、おまけに釣りの方にもなかなか集中すら出来ない始末なのである。

両腕を通じて感じるタックルの重さ、これってもしかしたらその日の体調や気分を占うバロメータのようなものなのかもしれない。
次回の本流釣行、それはいつの日になるか分からないけれど、タックルの準備を済ませたら、お気に入りのスペイロッドを両手で持って、その日の体調と気分にそっと耳を傾けてみようと思う。川のせせらぎが奏でる音色にそっと耳を近づけるように。


今日のBGM : OMD(Orchestral Manoeuvres in the Dark) / Statues
                                       / She's leaving
                                       / Tesla girls

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by d-yun5-fly-elise | 2007-07-27 20:43 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.480> 迷い
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釣り師と迷い。
それは、いつも隣り合わせのようなものであり、切っても切り離せないものである。


釣り師は迷う。
スペイキャストの釣り師も迷う。
そして、僕も迷う。

足を運ぶフィールドに選択するエリア、そして佇むポイント。
もちろんロッドの選択にも迷うし、どのラインを巻き込んだリールにするかにも迷う。
そのうえ、ポイントによってシンクティップのシンクレートの選択にも迷う。
でも、一番迷うのはどのフライをティペットの先に結ぶかだろうか。

友人は言う、
「Yunさんは、フライの選択に迷いがなくって良いよね」、と。
確かにそうかもしれない。
なにせ、僕がフィールドに着いて真っ先にティペットの先に結ぶのは、8番フックに巻いたビースヘッドに金黒シェニールのウーリーだからね。

ヘビーウェイト仕様のこのフライ、本流や湖の鱒にはかなりウケが良いようで、僕の中ではある意味パイロット的な役割を果たすフライのような存在であったりする。
もちろん幾つかのバリエーションはあるのだけれども、やっぱり僕の中では一番信頼のおけるフライなのであり、だから、僕はフィールドを目の前にして少しでも不安を減らすというか迷いを払拭するために、このフライをまず手にとって真っ先にティペットの先に結ぶのかもしれない。

そんな訳で、僕のヨレヨレというか革の艶をほとんど失ったようなガサガサの手触りがちょっと物悲しさや哀愁を感じさせるホイットレーのフライワレットを開くと、半分はこのビーズヘッドの黒いウーリーがところ狭しと並んでいる。いや、このフライで埋め尽くされているといった方が正しい表現だろう。もちろん残りの半分のスペースには、あまり使われることがなく、いつ巻いたのさえ定かではないウェットフライが並んでいるのだが・・・。
でも、時々何かの拍子にふと思うことがあるんだ。本当にこれで良いのかって。
もしかしたら僕はフィールドを目の前にして、「さてどのフライにしようか」と、フライの選択を迷うという、いくつもあるフライフィッシングの愉しみの要素の中の大きな一つを、台無しにしているんじゃないかということをである。

そんな訳で、昨夜はスペイフックやウェットフック、それにアルミチューブを使い、幾つかの黒いウーリーじゃないフライを巻いてみて、フライワレットの残り半分の隙間を埋めてみた。
今度フィールドに立つ時は、ニヤニヤしながらフライの選択に迷う事にしよう。
そしてここぞという大きな鱒がいそうな流れの中で、その中のフライの一つをゆっくりとスイングさせるのだ。
でも、ひととおり流し終えた後で何も鱒からのコンタクトがなかったりすると、「やっぱり黒いウーリーにしておけば良かったのかなぁ」という後悔がついてくるのは目に見えているのだけれども。


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                   original photo by Mr.ABU

今日のBGM : Ministry / Lies Lies Lies
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by d-yun5-fly-elise | 2007-07-20 20:38 | slow fishing | Comments(2)
<Vol.463> green back
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支笏湖のレインボー。
ほんの少しでも触れることすら躊躇われるような、眩ゆくって硬質な輝きを放つメタリックボディも十分魅力的なんだけれど、僕はそれ以上に支笏湖のレインボーの背中に染まるグリーンともブルーとも、どちらともいえない不思議な色合いに、メチャメチャ惹かれる。
それにしても、透き通るような果てしない奥行きのある美しさだし、頬から尾鰭にかけて鮮やかなレッドバンドがスーっと走る本流のワイルドなレインボーには持ち合わせていない美しさの一つなのかもしれない。
きっと透明度の高い支笏湖の水の色が育んだ魅力的な色彩なのだろう。
記憶の片鱗を辿ると、とこかで見覚えのある色のような気がする。
もしかしたら、「翡翠」の色に近いのだろうか。

湖面が生き物の気配で満ち溢れるこの季節、もう一度でいいから支笏湖の宝石に出会ってみたいものだと思う。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-06-08 21:05 | slow fishing | Comments(8)
<Vol.461> Early summerとsage greenのspey rod
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水の引いた本流の湿った柔らかい土手の上に腰掛け、まるで初夏といってもおかしくないような6月の太陽の日差しを浴びながら、エゾ春ゼミの鳴き声をバックに、友人のキャストをゆっくりと見守る。
流しきったラインを、一度ロールキャストで沈んだティップを水面に引き上げ、ラインが前方に伸び切ると同時にすぐにリフト。そうそう、なかなか上手くいったんじゃない。
それでも、今年からスペイキャストを本格的に始めたシェフ・ハマダ氏はType8のティップにかなり苦戦のご様子。
そんな彼の悪戦苦闘の溜息混じりのキャストを、SHUさんと本流の土手の外野席からゆっくりと眺める。
こういう時間もある意味、Early summerの楽しいひと時。


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                   original photo by Mr.SHU


日曜日は、最近オークションで手に入れたsage greenのブランクカラーのCNDのSalmo Salor 15'6" #9/10/11を使ってみた。柔らかい色合いとは裏腹に、見かけ以上にパワフルなロッドだった。手持ちのWC9/10/11を乗せてみたけれど、シングルスペイでも、ペリー・ポークでも僕が思った以上に力強いループを描いて前方に飛んでいく。
珍しいことに、このロッドにはグリップエンドからのスケールが刻まれていて、その始まりは35インチ、つまり約89cmという事になる。そんなサイズの大きな鱒やサーモンのお相手をするロッドとなると、僕のお気に入りの本流のレインボーでは、ちょっとどころかかなりパワーをもてあまし過ぎかなとも思うし、きっと僕はまだ足を踏み入れたことはない手塩の本流イトウや海のサーモンぐらいにはちょうどいいロッドなのかもしれない。
でも、肝心のキャスト自体はとても感触というかフィーリングが良かったし、悪くない買い物だったと思う。ちなみに僕がこのロッドのサード・オーナーとなる。


午前中のひと流しを終えて、やっぱり楽しみといったら、これに限る。
今回もABUさんが差し入れてくれたのは、珍しいスコットランド産の地ビール、「ARRAN」。
アンバーカラーの酵母の効いたビールは、不思議とまろやかなテイストで、渇いた喉をすっきりと潤してくれた。
ジリジリと初夏のような太陽の日差しが照り付け、田植えの終わった田んぼの上を吹き抜ける風を感じながら、季節の移り変わるのをゆっくりと感じる。
ちょっと早めの昼食を済ませたら、さぁ、あとは午後のひと流し。


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by d-yun5-fly-elise | 2007-06-04 21:57 | slow fishing | Comments(6)
<Vol.457> two handed rods
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釣り人はいったい何本のロッドを手にすれば、
満足という出口の光明が見えてくるのだろうか。
出会いたかった鱒と繋がる時は、釣り人が手にした、
たった一本のロッドを通じて繋がるというのに。

僕の手元に2本あったtwo handed rodは、友人のスペイキャストに出会ってから、みるみるとその数を増殖させていった。2年前からの事だ。
入手経路はショップから、オークションでとさまざま。

釣り人なら言い訳はいくらでも思いつく。
渚滑川のレインボーに出会うときは、この少し柔らかめのロッドで出会いたい。きっと放流されて厳しい冬を越し、鰭の回復した元気なレインボーはきっとこのロッドをバットからグンニャリと曲げてくれるだろう。
お気に入りの尻別川では、この深いグリーンのブランクのロッドで流れの向こうの沈み岩の後ろに隠れる大きなレインボーに出会いたい。川原においたロッドの横で横たわる大きなレインボーの口元からフライを外し、そっと本流の流れに戻す。
初冬・早春の十勝川の本流アメマスには、途方もなく川幅の広い本流の流れを前に、途方に暮れながらも、このロッドで出会いたい。砲弾型の十勝川の本流アメマスは、冷たい流れの中で僕の手にしたロッドを極限にまで曲げてくれるのだろう。
支笏湖や屈斜路湖のシルバーメタリックでグリーンバックの大きなレインボーには、少しファストなアクションのこのロッドで出会いたい。リールの悲鳴にも近い乾いた逆回転音を響かせながら、僕が手にしたロッドはこの上なく綺麗なカーブを描く。

などなど、どうやら釣り人の思い描く夢想に果てという結末は存在しないようだ。
もちろんどのロッドにも、足を踏み入れたフィールド、それに出会った鱒達の思い出がいっぱいに詰まって、ヘビー・ユーザーと呼べるかどうか分からないけれど、どのロッドも擦り傷だらけだし、僕の手垢やフィールドの匂いがコルクグリップの隅々にまで染み込んでいる。

もう、ロッドに関しては必要十分だと思っていた。そう、自分に何度も言い聞かせていた。
でも、そんな僕が最近少し揺らいでいる。いや、かなり揺らいでいるロッドがある。
それは、guchiさんのHPでも紹介されていたR.B.Meisertwo handed rod

かなり個性的なロッドのようだし、テーパーデザインもユニーク。とてもパワフルなロッドのように思える。そんなスペイ向きのロッドの中のひとつのようだ。
僕はMike Kinneyという人物のことをよく知らない。そういえば、Derek Brownという人物のことも詳しくは知らなかった。でも、なぜか面白いことに人の名前が冠されたロッドとは、どこか縁があるような気がする。

気になるロッドを手にし、フィールドで大きな鱒とやり取りしている事を夢想しながら、僕はまた一つ新しい言い訳を考えなくてはならないようだ。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-05-27 22:39 | slow fishing | Comments(11)
<Vol.451> Weekend
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フライボックスから溢れんばかりにフライも巻いた。
黒い安物のバッグに必要なタックルも一式詰め込んだ。
忘れ物はないはず。
きっと、多分・・・。

いくつもの深夜の峠を越えて、車は東へと走り、
ヘッドライトの照らす小さな明かりは、釣師の不安と期待をいっそう増幅させる。
きっと早朝には、朝靄に包まれた雨上がりの阿寒湖に辿り着くだろう。
1年ぶりに訪れる湖。久しぶりに顔を合わせる友人達との釣り。
静かな湖畔に佇みながら、そっと耳を傾けてみよう。
何かしら新鮮なものを耳にする事が出来ると思うから。

僕のWeekendの釣りは、もうすでに始まっている。
今年の阿寒湖、記憶に残る良い釣りになるといいのだけれども。

写真は、朱鞠内湖はイタリア半島の小さな湿原で見つけたヤチブキの花。
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by d-yun5-fly-elise | 2007-05-17 23:43 | slow fishing | Comments(3)
<Vol.448> 薄っすらと紅色に染まる頬
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薄っすらと紅色に染まる頬。
それは紛れもない、屈斜路湖のベッピンさん。

晴れ渡る青空の下、リールの乾いた逆回転音が静かな湖に響き渡る。
小さく波打つ湖面に浅い角度で突き刺さるスペイラインの先には、
はっきりとしたレインボーの躍動感。
派手な跳躍こそ見せてはくれなかったけれど、その鱒の持つ疾走感には釣り人をどこか心酔させてしまう何かがあるような気がしてならない。
北海道に来て釣りを始めた頃、僕は湖のサクラマスの輝きに魅せられてしまった。
触れるのが躊躇われるぐらい美しさと脆いまばゆさを身に纏った銀鱗の鱒だった。
それがいつしか野性味溢れる美しさを伴ったレインボーに魅了され始めている自分に気が付き始める。

いつかまた出会ってみたい屈斜路湖のベッピンさん。
薄っすらと紅色に染まる頬に魅せられながら・・・。


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                   original photo by Mr.ABU
今日のBGM : Chet Baker / Look for the Silver Lining
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by d-yun5-fly-elise | 2007-05-10 19:01 | slow fishing | Comments(8)