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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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カテゴリ:私的北海道のスペイ考( 14 )
<Vol.967> フルシンク・スカンジSHでスカジット・キャスト
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リールに巻かれたラインは右からAtlantic Salmon SH S1(インタミ)、S1/S2、S2/S3。
写真には写っていないが、替えスプールには同じくAtlantic Salmon SHのS3/S4を用意している。


本流でのスペイキャストを本格的に楽しむようになって、かれこれ8年ほどの年月が経つけれど、当時はリオ社のウインドカッターというショートベリーのスペイライン(ティップがチェンジャブルのシンクティップライン)を使ったキャストからのスタートだった。当時のスペイキャストのバイブルというか参考書のようなDVD(確かCNDの物だったかな)の中でもキャストのバリエーションとしてスカジット・キャストやペリーポークは紹介されていて、フィールドで基本となるシングルスペイではなく、見よう見まねでそれらのキャストを試してみると、当時のスペイ初心者の僕にはミスキャストがずいぶんと少なくなったような気がしたのが印象的だった。

やがて各社からそれぞれヘッドの長さやテーパーなどに工夫が凝らされたフローティングのスカジットSHが発売されるようになり、僕がフィールドで使用するラインもフライが大きくそして重くなるにつれ、ウインドカッターからスカジットSHへと変化していく。またボディがフローティングでティップがチェンジャブル仕様になったリオ社のシンクティップのスカンジSHも、やがてテーパーや長さの異なるAFSというスカンジSHとなり、また当時はアンダーハンド・キャストが注目を浴びるようになったこともあって、GuidelineやVision、それにLOOPといった北欧の各メーカーのフルシンクを含めた様々なバリエーションのスカンジSHをフライ雑誌などの広告で頻繁に目にするようになったし、その後も各社から様々なラインがリリースされて、Atlantic Salmon SHなどは今ではかなり手に入れやすいポピュラーなラインになったように思う。

最近はスカジットSHにもフローティングやS1(インタミ)だけでなく、3M社からはS1/S2といったシンクレートの高いヘッドも発売されているようだけれど、今のところS1/S2は480グレインまでしか用意されていないのがちょっと残念かな。
北海道の様々なフィールドというか本流に足を運んでいると、スカジットSHを用いたシンクティップのラインシステムでおおよそ事足りるのだけれど、それでもどうしてももう少しラインというかボディそのものを沈めたいと思うシチュエーションに遭遇することがある。それもS2~S4(タイプ2~タイプ4相当)のシンクレートで、速い流れのボトム付近に定位しているトラウトの目の前を、フライのシルエットをアピールしつつゆっくりとフライを横切らせたいのである。水温が低くてトラウトの活性が低い状況では、特にそんなことを思うことがある。

そんな訳で、ここ数年はスカンジSHのバリエーションがグッと増えた恩恵にもあずかって、フィールドの状況によってはS2~S4(タイプ2~タイプ4相当)のフルシンク・スカンジSHをスカジット・キャストで使うことが多いだろうか。
フルシンクのスカンジSHをスカジット・キャストで使用する場合、僕個人として何よりも重要視しているのはそのラインの重さである。

例えば、僕がフィールドでよく使うマイザーの14フィート、6/7番、MKSの場合、使用しているスカジットSHはフローティング、インタミともエアフロ社の540グレインなのだけれど、このロッドで使うフルシンクのスカンジSHは9/10番の590グレイン(ちなみにこの数値はカタログ表示で実測はしていない)。このスカンジSHでスカジット・キャスト(ペリーポーク)を行った場合、スカンジSHのティップ部分に相当する先端3~4mの重さ(おそらく70~100グレイン相当と予測)は、キャスト時にはその部分が水面下にあるのでロッドに負荷として掛からないだろうから、おおよそ500グレイン前後の負荷がロッドには掛かっているのではないかと想像している。以前はもう少し軽い8/9番、520グレインのラインを使っていたが、ラインの重さを一番手上げることでキャストがずいぶんと楽になった。もちろん、使用するラインは軽い方が着水時のインパクトが少ないし、止水などのフィールドではその方が良いのは十分承知はしていて、実際に止水などのフィールドでは少し軽いラインを使用するけれど、本流のような流れのあるフィールドやフィールドを吹き抜ける風、それに水を含むとかなり重くなるフライのことを考えると、試行錯誤の末、現在のラインシステムに行き着いた次第。

つまり、使用するロッドに適合したスカジットSHのグレイン数に、50~100グレインの重さを加えたスカンジSHあたりが、タングステン製のコーンヘッドだけでなく、マテリアルに水を含んで重くなったフライも無難にキャストできるのではないかと思っていのだけれども、あくまでも僕自身の個人的な感想として・・・笑。

ただしある程度のシンクレートのあるフルシンクのスカンジSHをスカジット・キャスト(ペリーポーク)で使った場合、一度ラインをキャストする方向にセット、ダンプした後は、ラインがなるべく沈まないようによりスムーズでコンパクトなキャストが必要となると思っている。
キャストのコツをつかむのに多少の慣れは必要かもしれないけれど、もしかしたらフィールドではトラウトとの素敵な出合いが待っているのかもしれない。


今日のBGM : Christian Malloni / aguardiente


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by d-yun5-fly-elise | 2013-09-11 22:10 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(2)
<Vol.913> スペイラインのシステム考(ペリーポーク・スタイル)
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このところやっと僕の中でフィールドで使用するラインシステムが落ち着いてきたように思う。
それにしても2005年に初めて買ったRio社のWindcutterに始まり、これまでにずいぶんとラインには出費したものである。

<スカジット系>

(1) Airflo Skagit Compact(Floating) + Rio 15' 各種シンクレートのティップ
   + フロロカーボンティペット直結(2.5号もしくは3号)
(2) Airflo Skagit Compact(Intermediate) + Rio 15' 各種シンクレートのティップ
   + フロロカーボンティペット直結(2.5号もしくは3号)

<フローティング&フルシンク・スカンジ系>

(3) Rio AFS Floating(steelhead orange ← 視認性重視)
   + 12フィート・テーパーリーダー、
     もしくはAirflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
(4) SA/3M Atlantic Salmon SH Intermediate
   + 12フィート・テーパーリーダー、
     もしくはAirflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
(5) SA/3M Atlantic Salmon SH S1/S2
   + 12フィート・テーパーリーダー、
     もしくはAirflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
(6) SA/3M Atlantic Salmon SH S3/S4
   + 12フィート・テーパーリーダー、
     もしくはAirflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
     もしくはフロロカーボンティペット直結
(7) Rio AFS Type4 (old model)
   + 12フィート・テーパーリーダー、
     もしくはAirflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
     もしくはフロロカーボンティペット直結

ちなみに、Atlantic Salmon SHは頻繁に使用していると、熱溶着のループの部分が剥がれてくるので、スレッドと瞬間接着剤での補強が必要。
どういう訳か僕はポリリーダーというのがあまり好きになれなくって、フィールドではほとんど使うことがないけれど、なぜかライン(ティペット)ワレットの中には入っていたりする。その上、時々ポリリーダーのシンクレートとその長さがさっぱり分からなくなってしまうのも、あまり好きになれない理由の一つだったりするのかなと。

それにしても、これだけの種類のラインをロッドの番手に合わせて揃えるとなると、リールやその替えスプールを含めてかなりの高額(ショップのセールやネット通販、それにオークションなどを利用しても)なるから、これでは次世代の若いアングラーにスペイキャストによるフライフィッシングが広まらないのも頷けるかも。

話は少し逸れてしまったけれど、キャストスタイルとして、いわゆるウォーターボーン、ペリーポーク、スカジットと呼ばれるキャストを好む僕としては、フルシンクのスカンジ系SHを使う場合も、スカジットSHと同じキャストスタイルなので、少し重いラインを使っている。
ちなみにマイザーの14フィート、#6/7番、MKSの場合、Grain Windowは450から650だけれど、Skagit Compactは540gr、Atlantic Salmon SHは#8/9番の520grを使っている。でも、基本的に重めのフライを使うことが多いから、もしかしたらフルシンクのスカンジ系SHの場合は#9/10番の590grでもいいのかもと思うことも。
現在、マイザーの14フィート、#6/7番、MKSでは、#9/10の590grを使っていて、14フィート、#7/8番、MKSの場合は、#10/11番の650grを使用している。(2013年5月現在)

以前、フィールドでお話した方に、Skagit CompactのFloatingとIntermediateの使い分けについて尋ねられた事がある。その時はどうも頭の中で上手く言葉で整理できなくって、納得のいく答えが出せなかったような・・・。今考えると、ラインのメンディングを多用したり、緩い流れでフライを強制的に泳がせたい時はFloating、流れにラインを馴染ませてフライをゆっくりとターンさせたい時はIntermediateということになるのだけれど、皆さんはどうされているのかなと?

ともかく、これだけラインの種類があると、フィールドの状況に応じてラインやそれが巻き込んであるリールを途中で交換するという行為は、やっぱりものぐさなアングラーの私にとっては面倒なことであることに何ら変わりはないのだけれどもね。


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Atlantic Salmon SHの話題つながりで、今回はAtlantic Salmonの動画をいくつか。






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by d-yun5-fly-elise | 2012-11-14 20:55 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(12)
<Vol.773> 頑張れエアフロ(Airflo)
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(1) Airflo Skagit Compact + Rio 15' 各種シンクレートのティップ
  もしくは10フィートや15フィートのT-14との組み合わせ
(2) Rio AFS Hoverの先端から4mでカット、先端をティップが交換できるようにループ化
  + Rio 15' 各種シンクレートのティップ、もしくは10フィートや15フィートのT-14
(3) Vision Ace Double Shooting Head sink2/sink4
(4) Rio AFS Type4 (old model)
(5) Rio AFS Floating (steelhead orange ← このカラーはとても視認性が良い)
  + Airflo 10もしくは14フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
(6) Airflo Delta Shooting Head slow intermediate もしくは fast intermediate
  + Airflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ
(7) Meiser Scandi Shooting Head (SGS)
  + Airflo 10フィート 24lbs 各種シンクレートのポリリーダーとの組み合わせ

上記が、最近の僕がフィールドでよく使用するメインのラインシステム。
つまりそのすべてがスカジット系、もしくはスカンジナビアン系(以後スカンジ系と略す)のショートヘッドのスペイラインということになる。


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北の大地のフィールドで、もっぱら使用するロッドは、12'6"~14'、#5~7番のスペイロッド。
そしてその中でも最も好みのアクションは、何と言ってもMeiserのMKSシリーズだろうか。
ロッド全体にラインの負荷がかかり、少ない力でバットをグンと曲げられるあの感覚は、一度味わったらついつい病み付きになってしまい、このロッドさえあればと、つい思えてしまう。

使用するランニングラインはAirfloのリッジランニングライン。
ラインの伸びの少なさを売りにしているこのランニングラインは、重めのヘッドをリフトしたりスウィープした時やキャスト後にラインをメンディングした時のランニングラインがグニュっと伸びる違和感がほとんどないし、おまけに鱒からのコンタクトをよりダイレクトに指先に伝えてくれるように感じている。

リッジランニングラインには20lbsと30lbsの2種類があるが、高番手や重めのスカジットヘッドでは30lbsを、そして低番手やスカンジ系のヘッドには20lbsをと使い分けている。
プロダクションモデルには先端に大きなループがついていてヘッドの交換が簡単だけれど、僕としては出来ればコストはかけたくないので、タックルマックさんからお値打ち価格で通販で購入し、先端のループは自作している。

以前はモノフィラにコーティングが施されたRioのパワーフレックスコアの25lbsをランニングラインとしてよく使用していた。確かに細くて滑りが良いので飛距離はより出たように思う。巻き癖もつきにくく、中空のモノフィララインのようにランニングラインが途中で折れ曲がるということもほとんどなかった。でも、一度何かのトラブルでランニングラインのコーティングが剥がれモノフィラが剥き出しになると、その部分がリトリーブやハンドリング時に指先を通過する際の違和感が気になり、今ではほとんど使わなくなってしまった。


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僕がスペイキャストを楽しみ始めた頃から感じていた、スペイロッドの低番手化予想には、このところ益々の拍車がかかっているように感じる。
確かに各メーカーからは、スペイアングラーがどのロッドのアクションやスペックが自分にマッチしているのか迷うぐらい、さまざまな低番手のスペイロッドがこぞってラインアップされ始めているようだ。
なるほど、ロッドスペックのバリエーションは嬉しい悲鳴を上げたくなるぐらいにまで増えた。でも、個人的には低番手のスペイロッドにマッチしたラインのバリエーションの少なさにいつも戸惑ってしまうというのが正直なところ。

低番手のスペイロッドに合わせるショートヘッドは、スカジット系やスカンジ系にしても、どうしてほとんどが重めのティップやシンキングリーダーと組み合わせたシンクティップシステムなのだろうか?僕個人としては、低番手のスペイロッドに合わせられる、もう少しシンクレートの高いフルシンクのショートヘッドのラインアップというかバリエーションが増えて欲しいところである。

AFSやAce Double、それにデルタシューティングヘッドを使って以来、スカンジ系のショートヘッドの扱いやすさとそのフィールドでの恩恵には、これまで十分実感出来できたように思う。きっとフロントに近づくにつれて細くなっていくトライアングル状のテーパーと、リア側に置かれたラインの重心とがキャストを心地よいものにしてくれているのだろう。
そんなスカンジ系のショートヘッドであるが、僕の中で今一番気になっているのがAirfloの
Scandinavian Compact。まだ使ったことはないけれど、トライアングル状のテーパーの9~11m前後のショートヘッドは、バックスペースのないポイントでもきっと扱いやすいだろうし、おまけに4/5から8/9と番手ごとのラインアップも豊富。ただ、残念なのは仕様がフローティングのみの扱いだということ。
僕としては是非フローティングだけではなく、シンクレートの高いフルシンクのバリエーションも増やして欲しいところ。出来ればType6ぐらいまでが希望。メインで使うのはType2かType3だろうか。ティップとボディでシンクレートを変える必要なんていらない。シューティングヘッド全体が均一のシンクレートのシンプルなものでよいから、是非ともあのラインの長さとトライアングルテーパーを活かしながら低番手のスペイロッドに向いたスカンジ系のフルシンクのショートヘッドをリリースしてもらいたいものである。
おそらく低番手のスペイロッドを好むスペイアングラーには、きっとニーズはすこぶるあるんだろうなぁと思う今日この頃。そんなことを考えていると、あの頃ラインを切ったり繋いだりして試行錯誤を繰り返されていたトキさんの始めた飛翠キャストというものは、ずいぶんとこのキャストスタイルの時代の先を進んでいたんだなぁと思う次第。


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今日のBGM : Marcel Dettmann / Captivate


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by d-yun5-fly-elise | 2010-07-13 19:54 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(15)
<Vol.755> 低番手のspey rod
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                   original photo by Mr.SHU


このところ北の大地のさまざまなフィールドで低番手のスペイロッドを振るのがとにかく楽しくてしょうがない。とにかくスペイロッドそのものが高番手のものと比べて軽いから一日中ロッドを振っていても疲れは少ないし、おまけにアベレージサイズの鱒とのやり取りだって、これまで以上にハラハラ、ドキドキとスリリング。
だから最近の僕といえば、フライをテイクしたアベレージサイズ以上の鱒の持ち合わせる力強さと躍動感で少し細めのバットからグンニャリと曲がるスペイロッドのコルクグリップにしがみつきながら、お気に入りのリールから奏でられる心地よい逆回転音を耳にしつつ、「大丈夫、キミならきっと大丈夫」とロッドにそっと語りかけるようにしている。


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確か今から5年ほど前、僕がスペイ熱にすっかりヤラれ始めた頃、いわゆるスペイロッドはというと15フィートの#10番というのがなぜか標準といわれていたような気がする。もちろんそれはフィールドの規模や対象とする魚種によっては妥当なスペックだったのかもしれないし、こんな僕も例外ではなく、手持ちの15フィートの#10番というスペックのロッドでスペイキャストを見よう見まねで練習し始めた。
それがいつしか僕の中で#7、8番がいつもフィールドで手にするロッドとなり、そして今では本流や湖というフィールドを問わず#5、6番がまず最初に手にしたいロッドになってしまった。
もちろんそれはその日のフィールドのコンディションによるのだが・・・。

きっとこれからますますスペイロッドの低番手化が進むのだろう。もちろん低番手化といっても、それぞれのフィールドで使われるであろうシングルハンドロッドが示す指定ライン番手までの話だが・・・。ここ最近ではいろんなロッドメーカーから低番手のスペイロッドがラインアップされるようになり、選択肢の幅はずいぶんと増えたように思うし、シングルハンドでもキャストできるスイッチロッドのポピュラー化はさらにこのことに拍車をかけているように思う。
またそれに見合うかのようにいろんなラインメーカーからも低番手のスカンジナビアンヘッドのようなショートヘッドやスカジットヘッドがリリースされているから、スペイアングラーにとっては選択肢の幅が増えて嬉しい反面、お財布の方にはやはり厳しいところだろうか。
個人的な希望としては、低番手のスペイロッドの合わせられるシンクレートの高いフルシンクのスカンジナビアンヘッドが発売されるとありがたいのだが・・・。

スペイロッドの低番手化が進むにつれて嬉しいことがもうひとつ。
それはラインを収納するリールを小さく出来るということだろうか。これまではスペイラインを巻き込むリールといえば大きくて値段もびっくりするぐらい高かったが、リールが小さくなることによって、手に入れやすく選択肢の幅も広がったように思う。

今後スペイロッドの低番手化がより進んでいった場合、それに伴ってキャスト時にロッドに与える負荷も大きいからブランクが細い分何らかのトラブルに見舞われることもあるかもしれない。これに関しては、もう少し検討の余地があるように僕は思う。

最後にスペイロッドが低番化するにつれてきっと鱒とのやり取りにかかる時間が長くなるのだろう。アングラーも疲れるだろうが鱒はもっと疲れる。だからリリースする場合はこれまで以上に鱒の体力がしっかりと回復するまで水の中で保持してやる必要がありそうだ。


P.S.マイザーロッドのリールシートに関してのメッセージがマイザーさんからfishordieを通じて届きました。オールド・ハーディのリールに見られるロングフットに対応したリールシートが欠品しているそうです。現在マイザーさんの工房で、これらのロングフットに対応した新しいリールシートを製作する準備をしているそうで、完成までには半年ほどかかるとのことでした。ご参考までに。


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                   original photo by Mr.Mori

今日のBGM : Scott Matthews / Is This Love


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by d-yun5-fly-elise | 2010-05-11 22:12 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(14)
<Vol.650> Spey line variation
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待ちに待った新しいロッドが釣り師の手元に届いたなら、おそらく釣り師は次の休日、それとも道外ならば解禁日が巡ってくる事を待ちこがれるだろう。
気に入ったマテリアルが手に入って、イメージ通りのフライが巻けたなら、おそらく釣り師はそのフライが気難しい鱒をいとも簡単に魅了する事を想像するだろう。
いつか手にする事を夢見ていた憧れのリールを手にできたなら、おそらく釣り師はそのリールが鱒の躍動感とともに甲高い悲鳴を上げる事を夢見るだろう。
もしかしたら、新しくあつらえるラインだって同じかもしれない。
その新しいラインシステムが、きっと本流の大きな鱒が泳ぐ層にしっかりと、尚且つ魅惑的にフライを届けてくるもんだと信じきっている。
つまり釣り師は、ある一面において、実に安直で楽観的な思考パターンを有している生き物なのかもしれない。

暦の上では、あと数週間もすれば3月。
僕にとっては尻別川に十勝川、それに後志利別川や、ちょっとシーズンは遅れるけれど別寒辺牛川だって、ムクムクと気になる存在になっていく。

これまで、いわゆる本流ではもっぱらスカジットSHを用いたシンクティップのラインシステムがメインだったし、さらに、昨年の秋頃からはAFSのホバーをカスタムしたラインも使い始めていたのだけれども、今シーズンからは、ボディをType2にしたフルシンクのシューティングヘッド系のスペイラインをメインに使ってみようと思っている。もちろんフィールドの状況によってラインは使い分けることを前提とはしているが・・・。

現在ショップにオーダーしているのはVisonのAce Double 8/9 (sink2/sink4)。つまりボディがType2でティップがType4のライン。選んだ理由はこのラインが一番安価だったからに他ならない。カタログ上ではライン長、10,7m(別のカタログでは10,4m?)。ライン重量、29gとなっていて、おそらく手元に届いた際にはラインのティップ部分をチェンジャブルにカスタムするから、多少の誤差は生じるのだろう。ちなみにカタログ上では、AFS ホバー 7/8のライン全長は11,2mで、重量は30g(460grain)となっている。

今のところ、この新しいカスタムラインを載せる予定のロッドは、
Sage Z-Axis 13'6" #7
C.F.Burkheimer 14'1" #7
Meiser MKS-Hybrid 14' #6/7
の3本。ちなみに下の2本はまだ手元に届いていないからラインとのマッチングをテストするのはもう少し先になりそうな気がする。

おそらくフルシンクのシューティングヘッド系のスペイラインのキャストに関しては、これまでのAFSのType4のフルシンクヘッドやSTSのType3の使用経験で、ちょっとしたコツさえ掴めば、キャストそのものはそれほど支障は無いのだけれども、唯一気掛かりな事はラインの全長がもっぱらメインで使っているAFSよりもさらに短くなるということだろうか。僕のように本流でペリーポークやいわゆるラインをキャストする方向に置きなおすウオンバットのスタイル(詳細については別冊つり人社のThe Two-handedの中でMattさんが詳しく解説されている)でキャストする場合でも、時には勢い余ってアンカー切れする場合があるから、ラインが短くなることに対しては、リーダーやティペットを少し長めに取ることや、シュートする時のロッドを傾ける角度、それにキャストスピードによって調整してみようと思っている。

とまぁ、そんな訳で安直で楽観的な思考パターンを有した釣り師は、夜な夜な今シーズン使う予定の新しいラインシステムのことを考えながら、あのポイントのあの沈み石の横辺りでとっておきのウエットフライやチューブフライ、それにイントルーダーをスイングさせたらと、ついニヤニヤしてしまうのである。


                  slow fishing photodesign

今日のBGM : akiko / Around The World




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by d-yun5-fly-elise | 2009-02-21 01:10 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(6)
<Vol.618> AFS(ホバー)をチェンジャブルにカスタムする
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今年のオホーツクや知床でのサーモンやカラフトマスの釣りで、僕は初めてRio社のAFSというシューティング系のスペイライン(フローティング)を使ってみたのだけれども、その飛距離もさることながら、心地良いキャストフィールというかラインのターンオーバーの良さには、少なからずとも驚かされた。実によく考えられたラインのテーパーとその長さだと思う。
推奨されているバーサーリーダーを僕は何一つ持っていないから、あくまでも市販のラインをそのままランニングラインにつないでキャストした感想ではあるが、きっとこのリアテーパーがほとんどない、つまりラインの先端にいくほど細くなっていくトライアングル状のテーパーに心地良いキャストフィールとソフトなプレゼンテーションをもたらしてくれる、すべての要素が詰まっているんじゃないかと思う。

このAFSにはフローティング、先端4.5mがTYPE1のシンクティップ、それにフルシンクではホバー(おそらくスーパーインターに相当すると思われる)、Type4の計4種類が市販されているが、その中で僕が興味を持ったのはホバーだった。これまで湖などの止水のリトリーブのスペイラインとして3M社のSTSのスーパーインターの後端をカットし、全長が約8mになったものをリバースにしてスペイラインのボディとして、さらにその先端にいろんなシンクレートの約4.5mのティップがつなげられるチェンジャブル仕様にして対応してきたのだが、基本的にリバースにすればオーバーヘッドでもスペイでも、どちらでも使えるというそのテーパーの構造上、やはり少々無理があったのかもしれない。もちろんまったく使えないというわけではないのだが・・・。やはり個人的にはショートヘッドのスペイキャストの場合、トップガイドからのランニングラインのオーバーハング部分も考慮に入れると、よりラインのウェイトポイントがリア側にあった方が良いのではないかと思っている。
そんな僕にとってAFSのホバーは湖などの止水で使う、リトリーブ用のスペイラインのボディとしてうってつけだったのかもしれない。

そんな訳で、先日Rio社の廃盤セールの案内もあり、行きつけのショップで7/8と8/9のホバーを購入してみた。
取り敢えずバーサーリーダーは使わずに、手持ちのいろんなシンクレートのティップを使いたかったので(まぁ、これが本当の目的でもあるが)、AFSのF/Iのシンクティップ部分が約4.5mだったものだから、同じ様にホバーの先端から4.5mでカットしてもらいチェンジャブル化しようと思ったのだけれど、ショップでカットする長さを計りながら、なぜか先端4mでカットしてもらった。もしかしたら、3mの方が良かったのかもしれないし、当初の予定通り4.5mの方が良かったのかもしれないが、この勘というか悪く言えばいい加減さみたいなものが実に僕らしいとも思う。
いつもならカットした部分にラインのコアを通したブレイデッドラインを継ぎ足しループにするのだけれども、今回はテムズのカワイ君に熱溶着でのループの作製をお願いした。

さっそく土曜日の午後、左からの風の強い支笏湖で新しいラインのテストをしてみる。
ロッドはSage Z-Axis 7136のカスタムロッドにラインはAFSのホバー7/8。もともと7/8のホバーは全長が11.2mだから先端を4mカットして全長が7.2mのボディとなる。そこにType3、4.5mのティップを繋げると、ラインの全長は約11.7mとなる。その先には3X、12feetのリーダーだから、全体の長さとしては悪くはないだろう。7/8のホバーはカタログ上では460grだが、おそらくカスタムしたラインもティップを含めてそれ程重量に大差はないものだと考えた。

フィールドテストとしては、左からの風のアドバンテージを差し引いたとしても、飛距離、キャストフィール、ラインのターンオーバーなどなど、どれをとっても悪くはなかったと思う。
あとは支笏湖の女神さえ微笑んでくれたりすれば、申し分なかったのだけれども・・・。
とにかく湖などの止水でのスペイキャスト、しばらくはこのラインシステムにお世話になることになりそうだ。


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今日のBGM : Dubmatix / Senseless Killing Dub


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by d-yun5-fly-elise | 2008-10-26 18:52 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(8)
<Vol.558> STS(SI)を湖用のスペイラインとしてモディファイする
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これまでバックスペースがほとんど確保出来ない湖でのポイント(例えばハイシーズンの支笏湖であったり、朱鞠内湖、屈斜路湖の林道側など)で、ものぐさ釣り師の僕はもっぱらRio社のスカジットシューティングヘッド(550gr)にWC8/9/10のインターミディエイトのコンペンセンターを4'にカットしたもの(約43gr)を繋げ、さらにその先に同じくWC8/9/10の15'のティップ(約129gr)を繋げて、トータル約722grの重量のシューティングヘッド(全長46'、約13、8m)でペリーポークによるスペイキャストをしていたのだけれど、どうしてもあのパスタ並みに太いスカジットヘッドが湖面に着水する時のインパクトが気になっていた。
ちなみに使用するロッドはMeiserのMKS 14' 7/8でGrain Windowは500-750gr。
もしかしたらちょっとラインの設定重量は重めだったかもしれなし、スカジットヘッドを450grにまで下げてトータル約622grにしても良かったかなとほんの少し後悔している。

湖でのリトリーブによる沈めた釣りの場合、やはりロッドティップからフライまでは一直線の方が良いのだろう。そんな訳で最近購入した3M社のSTS(450gr)のSI(スーパーインターミディエイト)をモディファイして湖でシューティングスペイを行う時のラインを作ってみた。
特に理由はないのだけれど、ヘッドの全長は12,5mとした。これはあくまでも想像なのだけれど、おそらく最近後志利別川で偶然お会いしたつっちーさんの改造ラインが12,5mだったのが印象深かったからなのかもしれない。それにヘッドが短い方が、リトリーブ出来る距離が長くなるような気がしたものだから・・・。

STSのリア側をカットして全長を8m(この場合安田さんのレシピ(2008/2/22参照)によると27.7g=約420grとなる)とし、リバースとする。両端にループを作り、その先にWC7/8/9の
15'(約4.5m)ティップ、109grを繋げ、トータル約529grのシューティングヘッドとした。
カットしたラインの重量に関しては、自分自身で実測したわけではないので、あくまでもこのぐらいという目安にしていただければと思う。

つい先日の火曜日、支笏湖でこのモディファイしたライン(ティップはType3を選択)を実際に普段メインで使用しているMKSに乗せてキャストしてみたところ、ペリーポークでもスイッチキャストでもキャストフィールはすこぶる軽快そのもの。
さらにはラインの着水時に生じる湖面へのインパクトもスカジットヘッドの時に比べるとかなり少なかったように思う。
そんな訳でものぐさ釣り師はついつい「これは使える」とニヤニヤしながらフィールドをあとにしたのだった。

おそらく本流でも使えるラインシステムなのだろう。きっとヘアーウィングのストリーマーやウェットフライを流れの中でスイングさせるにはもってこいのラインシステムなのかもしれない。でも、ヘビーウェイトのビーズヘッド仕様のフライを多用し、メンディングを頻回に行うことによってフライにジギングのようなアクションを起こさせている僕のスタイルにとっては、やはりスカジットヘッドのようなシンクティップラインでのシステムの方が向いているのかもしれないとも思ったりする。

まぁどちらにしても、これからの湖のシーズン、この新しくモディファイしたラインシステムを使用する頻度はきっと多くなるような気がした次第なのである。


今日のBGM : Round Two / New Day




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by d-yun5-fly-elise | 2008-04-10 22:38 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(4)
<Vol.481> ものぐさ釣師のスペイ・・・ロッド、ライン編
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                  original photo by Mr. SHU

「 1grain = 0.0648g 」

スペイキャストを始めるにあたって、何を隠そう、この「grain、グレイン」という聞き慣れない重さの単位が、手持ちのツーハンドロッドに合わせるスペイラインの選択にあたり僕を一番悩ませた。ちなみにグレインという単位は穀物(主に小麦)の重さを量る単位として用いられるそうで、「1 grain=小麦1粒の重さという意味」との事である。
(参考HPはここここ

オーバーヘッドキャストに慣れ親しんでいた頃の僕にとって、いわゆるロッドのライン指定番手というのは、単純で分かり易かった。WFラインであれば、ロッドの指定番手通りに、そしてSTヘッドラインであれば、ロッドの指定番手よりもおおよそ1~2番手上のラインを選択すれば特にフィールドでは支障なくキャスティングが出来ていたように思う。
今でこそスペイラインにおいてグレインという表記は一般的になっているようだけれど、僕がスペイキャストを始めようとした時は、まだそれほどポピュラーになっていなかったように思うのだが・・・。
とにかく最初はスペイラインについて何も分からなかったというのが正直なところであり、友人の勧めやショップのアドバイス、それに今では新しいバージョンになっているようだけれど、
Rio社が作った各社のツーハンドロッドに対するスペイライン推奨表を参考にWCの9/10/11を購入したのだった。
最近ではAFTMAからもツーハンドロッドに向けたロッド指定番手とベリーの長さに応じたスペイラインの重量の推奨があるようだけれど、幾分軽めに推奨しているという話も聞くが、ラインを選択するにあたってはとても参考になるように思う。
ショップで目にするスペイラインも各社様々あるのだが、比較的手に入れやすいスペイラインについては、ここのHPがある程度ライン重量やテーパーについて詳しく説明を加えてくれているので参考になると思う。
   RIO , SA/3M , CORTLAND , CND

ちなみにスカジットラインについてはフライショップWatchettさんの「スカジットラインと使用ロッドとのバランスについて」が分かり易かったように思う。

スペイラインには様々なデザインのラインがあるが、TIEMCOのHPにWai Yin氏の
東 知憲氏が訳されたコラムが載っていたので、参考になるかもしれない。
  「用途特定型」スペイライン、そのデザイン(前編)
  「用途特定型」スペイライン、そのデザイン(後編)

スペイキャストも、そのディープな世界にある程度足を踏み入れると、市販のラインでは満足が得られず、自分なりに市販のラインを切り刻んで好みの長さに調節されておられるエキスパートの方もおられるようだけれど、何せものぐさな僕は、まだそこまでの域は到達出来ていない。
今のところは市販のライン(WCのようなショートベリーやスカンジナビアンシューティングヘッド)で十分事足りているし、それよりも様々な条件の下でスペイキャストをストレスなく出来るようになる事の方が、まだまだスペイビギナーの僕には重要な事のようだ。


「バットをグッと曲げてあげる」。確かCNDの野寺氏はスペイキャストのDVDの中で、何度もそう語っておられた。
どんなロッドがスペイキャストに向くのか。確かに一筋縄ではいかない難しい問題である。それは、各人の好みもあるし、湖や本流など足を運ぶフィールドにもよって異なると思うからだ。
でも、僕の少ないスペイキャストの経験からしても、バットがグッと曲がるロッドはスペイキャストをしていても気持ちが良いし、もしかしたら足を運ぶフィールドすら選ばないのかもしれないとさえ思ってしまう。
とにかく最初は1本のスペイロッドとそれに合わせた好みのベリーの長さのスペイラインでスペイキャストの練習をされる事をお勧めする。練習中にあまり多くのロッドは振らない方が良いようだ。なぜならせっかく身体に染み込み始めたそのロッドにおけるスペイキャストのタイミングというかリズムが、他のロッドを振ると幾分ずれてしまうように思うからである。

スペイキャスト。
おそらくこの世界に一歩でも足を踏み入れたら、これまでとは違うフライフィッシングの世界の楽しみが見えてくると僕自身は感じている。

今日のBGM : Renegade Soundwave / The Phantom (It's In There) (A)


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by d-yun5-fly-elise | 2007-07-21 21:12 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(2)
<Vol.473> ものぐさ釣り師のスペイ・・・湖編
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                   original photo by Mr.ABU


湖でのスペイフィッシング。

僕の中で北海道の湖やダム湖でのスペイフィッシングのスタイルを大きく3つに分けている。
(1)支笏湖の国道沿いの南岸やトンネル下、それに屈斜路湖の林道側などのバックスペースがほとんど確保できないようなポイントでセミフライやカメムシフライなどの大きなドライフライを浮かべるフローティングのスペイラインを使った釣り。
(2)いわゆる朱鞠内湖の取水崎のようなバックスペースがほとんど確保できないようなポイントでのシンクティップのスペイラインやシンキングのスペイラインを使ったリトリーブの釣り。でも、残念ながら僕はまだシンキングのスペイラインを使ったリトリーブの釣りは未体験であって、いつかは是非ともトライしてみたいと思っている。
(3)屈斜路湖で有名なフローティングのスペイラインを使ったルースニングの釣りである。

たしか僕が湖でのツーハンドロッドによるスペイキャストを始めたのは、今からちょうど1年前、支笏湖でのセミフライのシーズンが始まった頃だったと思う。つまり僕がスペイキャストを始めてやっと2年目に入った頃という事になるのだろうか。
昨年の支笏湖も今年と同様にエゾ春ゼミの鳴き始める頃になると水位が少しずつ高くなり、お気に入りのステージというかお立ち台(つまり離れ岩)は、すっかり湖面の下の沈み石に様変わりしていた。そんな沈み石や別のステージに立っても、おのずと張り出した湖畔の木々の新緑はバックスペースをさらに狭くし、それまで湖でのメインロッドとして使って9ft6番のロッドではキャストそのものまで僕はかなりの苦労を強いられる事になっていたと思う。でも今になって考えてみると、これが僕が湖でスペイキャストを始める大きなきっかけというか要因になっていたんじゃないだろうか・・・。

湖での釣りにおいて、スペイキャストもオーバーヘッドキャストも出来る事なら1本のロッドで両方ともやりたいと思っている欲張りな僕の手元にWinstonのBoronⅡx 14' 8/9が届く。スペイキャストを始めて2年目の春のことだ。欲を言えば個人的にグリップエンドがコルクで出来ているという点さえ除けば、一日中持っていても疲れない軽量さと幾分ファスト気味のアクション、それに良く曲がるバットと、スペイもオーバーヘッドもこなすロッドとしては申し分なく、今ではすっかり僕の湖でのメインロッドとなっている。これはあくまでも僕自身の感想なのだけれど、こういったファストよりのアクションでバットの良く曲がるロッドが湖でのスペイフィッシングに向いているんじゃないかと思っている。
そんなわけで最初の湖でのスペイフィッシングは、このロッドとRio社のウィンドカッター8/9/
10という組み合わせで、スィッチキャスト、スネークロール、ペリーポークなどいろんなキャストを取り入れながら、大きなセミフライを湖面に漂わせたものだった。

そんな僕の湖でのスペイフィッシングにおいて、最初の大きな転機が訪れたのは昨年の秋に友人達と訪れた初めての屈斜路湖での体験であった。
まだ紅葉が本格的に始まる前のオサッペ川のインレット。僕らが札幌から辿り着いた早朝の屈斜路湖は、まるで嵐の前の静けさのように怖いぐらいの静寂さに包まれ、濃いグレーの厚い雲が屈斜路湖の空をおおっていた。最初はバックスペースも十分取れるのでオーバーヘッドキャストを試みていたのだけれど、数時間もすると早い雲の流れと共に状況は一変し、まるで台風並の強烈な横風が大粒の雨を伴って湖面の上を吹き荒れ始めた。こういう状況において、強風を背中から受けながらオーバーヘッドキャストを試みるのだけれど、バックキャストすることにも苦労するぐらいの強風なものだから、かなりの危険をともなう状況だった。そんな時に現れた地元のスペイキャスター、彼は背後からの強風もものともせず、見覚えのあるカラーのウィンドカッターをペリーポークで強風に乗せて遠投を繰り返し、フライをしっかりと沈めてリトリーブ、そしてグッドサイズの屈斜路湖レインボーを何尾もキャッチしていた。もしかしたらこれが僕の初めて見た湖でのスペイキャストだったのかもしれない。そんな彼にそっとラインのシステムを尋ねてみる。返ってきた答えは僕にとって意外なものだった。「ウィンドカッターのミッドセクションをインターに換えて、ティップはType8」、今まで僕が使った事がないラインシステムだったのが印象的だった。彼のアドバイスを頼りに僕もスペイラインを巻き込んだ替えのリールに取り替えて、同じシステムでペリーポークでキャストを繰り返す。ロッドが風にあおられて多少キャストそのものはやりにくいのだけれど、うまくラインが風に乗ると無風時のオーバーヘッドよりもスペイラインが遠くに飛んでいったように思う。結果はやがて出た。幸運なことに、あんな台風並みの強風の中からも何尾かのグッドサイズの屈斜路湖レインボーに出会うことが出来たのだから。

湖でのスペイキャスト。それもリトリーブでの釣りで鱒と出会えるという事になると、ついついものぐさな釣り師は、もう少しヘッドが短ければリトリーブが可能になる距離が長くなるんじゃないかと考え始めた。そこで今僕が使っている湖でのリトリーブの釣りでのメインのスペイラインはスカンジナビアンシューティングヘッド(ランニングラインはレベルライン)。今はすでに廃盤のラインだから、おそらく市販のラインではスカジットヘッドが代用になると思うのだけれど、もっぱらType3やType6のティップを繋いでスイッチキャストやペリーポークでキャストを繰り返している。おかげで増水時の支笏湖や朱鞠内湖の取水崎、それに屈斜路湖の林道側でもバックスペースを気にせずスペイキャストが出来るようになり、僕としてはかなり重宝している。

こんな僕の湖でのラインシステムだけれど、幾つかの問題もあるように感じている。
(1)ベリー部分がパスタのように太く、ライン着水時の水面へのインパクトが気になる事。
(2)細いランニングラインと太いスペイラインの繋ぎ目にかなりの段差があり、どうしてもトップガイドに繋ぎ目が近づくとリトリーブを止めて次のキャストに移ってしまい、丁寧に最後までリトリーブできない事。もしかしたら鱒がフライのあとを追っているという可能性もあるから・・・。

上記の点をいくらかでも改善するために、よりラインが細い市販のシンキングタイプのシューティングヘッド(ex.SA社STLなど)のラインを切り張りというか改造して使うという方法もあるのだけれど、僕の場合はどうしてもものぐさなものだから、今のところこれには手を出せないでいる次第(笑)。

そんなわけで、まだまだスペイビギナーの僕がこれから北海道の湖やダム湖でのスペイフィッシングを始めようとする僕を目の前にしてタックルを薦めるとしたら、
12~14ftの長さのロッドで(6)7~9番のライン指定のロッド。ファストよりのアクションで、バットがグッと曲がるロッドがよりベター。
ラインは各社のショートベリーのスペイラインでいいとは思うのだけれど、リトリーブでの釣りをする事も考えるとやはり各社のスカジットヘッドでティップの交換できるタイプのものとなる。

あと、本流編でも述べて繰り返しになるがジョイント部分のテーピングはお忘れなく。
それと僕は湖では必ずライントラブル解消のためライン・バスケットを使用することにしている。

                                    ・・・・・次回はロッド、ライン編
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by d-yun5-fly-elise | 2007-06-29 20:47 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(4)
<Vol.471> ものぐさ釣師のスペイ・・・本流編その2
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                 original photo by Mr.Lt_cahill
早春の道南の本流でLt_cahillさんに撮って頂いた一枚の写真。目の前の大きなアメマスのボイルに気持ちが焦ってしまったのか、しっかりとロッドティップが下がっている(笑)。
本当はもっと高い位置でロッドティップを保持したいのだが・・・。


とにかく最初のスペイキャスト1年目は、ScottのARC 15feet#10番のロッドとRio社のウィンドカッター9/10/11というショートベリーのスペイライン(ティップを交換できるタイプ)の組み合わせで深くて重い本流の流れに佇んだ。

このラインを選んだのは先にスペイを始めていた友人の薦めもあるのだけれど、個人的にはこのティップを交換出来るラインを選択して良かったと思っている。何せ僕らが訪れる本流ではイブニングに余程のヒゲナガのハッチがない限り、日中はヘビーなシンクティップのシステムでスペイキャストをすることが多いから。

不思議なもので、本流スペイ釣行を重ねる度に少しずつ釣行後の全身の筋肉痛が軽いものへと変化していった。まぁそれだけ僕のキャスト時の無駄な力が抜けていった証なんだと思うし、多分にショートベリーのスペイラインの恩恵にも随分助けられていたんだと思う。何せショートベリーのスペイラインは、ミドル~ロングベリーのスペイラインとは違いある程度の技術不足によるミスキャストも何とかカバーする事が出来るように思うから。

それにしてもどうして新しい何かに取り組むということは、これほどまでに楽しいものなのだろうか。余程の事がない限り、週末の釣りが僕には待ち遠しくてしょうがなかった。

お陰で本流の周りを彩る木々の葉がきれいな紅葉に染まり、海からサーモン達が産卵のために遡上し始める頃には、僕らが訪れる本流のおそらく40mはあるかと思われる川幅の2/3~3/4はカバー出来るようにまでなっていたと思う。


話は変わるけれど、初冬と早春に友人達と訪れた十勝川本流での話。
アメマス釣りで有名な茂岩橋の下ではオーバーヘッドキャストで何の問題もないのだけれど、さらに大きなアメマスに出会いたくて僕らは下流へと彷徨う。
友人の勧めで入ったポイントは、大きな十勝川本流の流れが右へとゆっくりとカーブするポイントで、いわゆるルアー釣り向きのポイントだった(いわゆる増水した湖やダム湖での釣りをイメージしていただければ分かりやすいのかもしれない)。そしていかにも大きなアメマスが溜まりそうな絶好の深みを左岸に形成している。冷え切った大地、ゆったりと流れる十勝の本流からは白い水蒸気が立ち上っていた。そんな本流に大きな水音と共に浮かび上がるアメマスのボイルの波紋。僕らはその光景に息を呑んだ。
数mの高さの土手を滑り落ちないように慎重に下り、ぬかるんだ川底に注意しながら何とかロッド1本分のスペースを確保する。背後には高い土手が迫り、横には葉の落ちた川ヤナギがずらーっと立ち並ぶポイントだからもちろんオーバーヘッドキャストでも不可能ではないがストレスの溜まる釣りとなることが予想された。とにかくすぐ横のヤナギの木の枝と背後の土手に注意しながら、小さなDループでキャストを繰り返す。Type8のティップの先には定番のチャートリュースカラーのフライ。結果はすぐに出た。フライがゆっくりと流れの中を沈み、頃合を見計らってウィンドカッターのラインを張り、ゆっくりとリトリーブ。本流アメマスの鈍くて押さえ込むようなバイトの後にアメマス特有のバイブレーションがスペイロッドに伝わり、アメマスの身体に散りばめられた白くて大きな牡丹雪が本流の流れの中に浮かび上がった。
とにかくここでの釣りではポイントもそうだがリトリーブが重要なキーだったと思う。でも、いくらショートベリーのスペイラインでもやはりリトリーブ出来る距離はおのずと限られてくる。そこで僕が偶然手にしたのがRio社のスカンジナビアンシューティングヘッド(ティップの交換できるタイプ)だった。ショートベリーのウィンドカッターよりも数m短いこのヘッドは、さらにラインがパスタのように太いのだけれど、この数mの差がリトリーブをする釣りにはアドバンテージになったんだと思う。今ではこのラインはRio社のラインアップから消えてしまったけれど、スカジットラインなら十分代用できると思っている。そして次のシーズン、十勝川の本流ではこのスカンジナビアンシューティングヘッドが僕のメインラインとなり、バックスペースがほとんど確保できない十勝川のポイントで身を切るような寒さの中、十分過ぎるほど良い釣りをする事が出来た。

この短いベリーのスカンジナビアンシューティングヘッド、もちろん今では各社のスカジットヘッドが代用になると思うのだけれど、これには湖でのスペイ、特にリトリーブの釣り(もちろん、フローティングのシステムではルースニングやセミフライなどの大きなドライフライの釣りにでも)での可能性を秘めていると僕自身は感じていて、それについては次回の湖編で語ってみようと思っている。


<ライトタックルによるスペイフィッシングの話>

話は前回の本流編その1の続きになるのだけれど、#10番ロッドでスペイを始めて1ヶ月後に出会った本流のグッドサイズのレインボー、やはり僕には#10番ロッドではいささかオーバーパワーのように思えてならなかった。もちろん初めてスペイで出会った本流のレインボーなだけにその嬉しさは言葉に言い表せないぐらいだったんだけれど、でも今になって冷静に思い返すと、そのファイトというかやり取りは忠類川のカラフトマスほどではなかったように思う。ちなみに僕が忠類川で使っていたロッドは#8番である。
お気に入りの本流で出会うレインボーのアベレージサイズが40cm前後だとすると、もちろんこれは釣り人サイドの身勝手な都合なのだけれど、やはりもう少しライトなタックルの方が鱒とのスリリングなやり取りを楽しめるんじゃないかと思い始め、僕のタックルは今は#8番前後に落ち着いている。でも、出来る事ならもう少しライトなタックルで本流に佇みたいと思っているのだが・・・。

そんな訳で、まだスペイキャストを始めて3年目に入ったばかりの僕だけれど、もし仮に僕の目の前にこれからスペイを始めようとする僕自身が現れるとしたら、僕が訪れた事のあるフィールドに基づいて、きっと次のようなスペックのタックルを勧めると思う。

<尻別川や十勝川のような規模の中・下流域>
13~15feetの長さで#7~9番のロッド。ラインは各社のショートベリーかスカジットヘッドでティップの交換できるタイプ。

<渚滑川のような規模の中流域>
12~14feetの長さで#(5)6~8番のロッド。ラインは同じく各社のショートベリーかスカジットヘッドのティップの交換できるタイプ。

ちなみに僕自身の経験からすると、ロッドのジョイント部分のテーピングはお忘れなく。実際に僕は何度か忘れて苦い経験がある。
それに、スカンジナビアンシューティングヘッドやスカジットヘッドを用いた釣りの場合、長いランニングラインの処理に手間取るため、ラインバスケットが有った方が便利かもしれない。

                                     ・・・次回は湖編
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                 original photo by Mr.ABU
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by d-yun5-fly-elise | 2007-06-25 22:42 | 私的北海道のスペイ考 | Comments(10)