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札幌市在住Yunの北海道をメインフィールドにしたスカジットキャストによる釣行記。

by d-yun5-fly-elise
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カテゴリ:salmon fishing( 60 )
<Vol.964> 雨の知床半島・ペキンの鼻・・・2
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遠くから響いてくる雷鳴を伴ったまるでスコールのような激しい雨だった。
大粒の雨が、瞬く間に僕が着たディープウェーディングジャケットのブルーをさらに濃いものに変化させていく。ペキンの鼻のワンドに注ぎ込むピンクサーモンが懸命に遡上しようとする小さな流れも、その水の色が徐々に薄いサンドカラーへと移り変わっていった。ペキンの鼻に吹く風は、相変わらず強いままだ。海は穏やかな表情から少しずつ荒々しさを増すかのようにうねり、波立ち始めた。それにしても、知床のフィールドはこの辺境の地を訪れるアングラーを歓迎するかのように毎回違った表情を見せてくれる。


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雨で濡れるとなんだか持ち合わせの気力に体力を一気に消耗したような気がして、冷えたビールで乾いた喉を潤し、番屋で意識を失ったかのように昼寝をした。午後になって雨足が弱まると、ペキンの鼻は僕らのグループだけしか残されていなかった。せっかく持ち込んだのだからと、久しぶりにロッドをマイザーの13フィート6インチ、6番のハイランダーSに持ち替えてみる。ラインはAFSのフローティング7/8。


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さすがに6番のスペイロッドでは、赤いフライを咥えて波の上を飛び跳ねるようなピンクサーモンのスピード感溢れる疾走に耐えるのには、ロッドの限界ギリギリだったのかもしれない。確かにやり取りはスリリングだったかもしれないけれど、来年はフィールドに持ち込むことをちょっと躊躇すると思う。
出来るだけスレ掛かりを避けようなリトリーブをしていても、やはりどうしてもそれを避けられない状況もあったりする。特に次のキャストに向けてフライをピックアップする時は要注意。それでもおそらく僕の場合、全体的に3割位はスレ掛かりだっただかもしれない。でも、スレ掛かりかなと思っても、ランディングしてみると意外とそうではないこともあるので、こればかりはなんとも言えないのだが・・・。


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まずは冷えたビールにジンギスカン。すりおろしたガーリックがしっかりと効いたシェフのサーモン料理(白子のソテーにイタリアンテイストのトマト風味のソテーなど)にはやっぱり白ワインが合うようだ。やすこうさんからの差し入れのウイスキーが、お腹が満たされて程よく酔いのまわったからだの隅々にさらに染み込んでいく。今年は少しアルコールがすすみ過ぎたのかもしれないとちょっと反省。
今年は特にハプニングもなく、なかなか楽しかった知床への釣り旅だったけれど、残念なのはあいにくの雨と曇り空で、この上なく美しい満天の星空を見ることが出来なかったことだろうか。
楽しみは、また来年ということで・・・。

知床半島の瀬渡しに興味のある方は、英人丸さん将栄丸さんのサイトからどうぞ。


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今日のBGM(1) : Lisa Ekdahl / I Will Be Blessed



今日のBGM(2) : Lisa Ekdahl / The Color Of You


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by d-yun5-fly-elise | 2013-08-28 20:52 | salmon fishing | Comments(8)
<Vol.963> 雨の知床半島・ペキンの鼻・・・1
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すっかり毎年の恒例行事のようになってしまった友人達との知床はペキンの鼻への釣り旅。それはまるで夏の終わりのような釣り旅であり、僕の中ではこの釣り旅が終わるのを境にして、何となく北の大地に吹く風にはススキの穂やコスモスの花が揺らぐ中に微かだけれど秋の気配が感じられ始めるような気がする。これまでもシトシトと雨が降り続く日もあれば、夏ゼミの鳴き声を背中で聞きながらジリジリと盛夏の日差しが照りつける晴れの日だってあった。もちろんキャストが困難になるぐらい海風が強い日だって。どんなフィールドの気象条件でも釣り人は受け入れないといけないのだけれど、今年はどうも天気があまり芳しくない様子。


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星ひとつ見えない厚い雲に覆われた夜空だった。
水平線の向こうがまるで雲の切れ目のように漁灯で明るく照らされている。
オレンジ色の街路灯で照らされた雨で濡れたアスファルトはどこまでも続き、やがて暗闇の中へと吸い込まれていった。カモメの鳴き声と共にほのかに漂ってくる潮の香り。


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まずはお決まりの安着祝いの白ワインから。
白ワインの芳醇な甘さが、徹夜明けのからだの隅々にまで染み込んでいくのを感じる。
やがて日常の時間感覚から少しずつ解き放たれていく2日間が始まる。
不思議なもので、ここへと足を運ぶ度にそんなことを感じてしまう。


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やがて周囲が明るくなり始めると、波間を漂うピンクサーモンの背びれの数々。
右前方からの強風がキャストを困難にさせるけれど、鮮やかなスティールヘッドオレンジに輝くAFSのフローティングSH8/9を出来るだけナローなループで海面すれすれの軌道を描くようにペリーポークでキャストする。水面から少し沈んだバーブレスの赤いゾンカーがピンクサーモンにスレ掛かりしないように、ランニングラインの糸ふけを取るぐらいの気持ちでデッドスローのリトリーブを続けていると、フッと押さえ込むようななんとも表現し難い違和感が指先に伝わり、数回のヘッドシェイクの後には、一瞬スレ掛かりじゃないだろうかと錯覚してしまうぐらいの速さで一気に沖へと疾走する。お気に入りのR.B.Meiser Rodsの14フィート、7/8番、MKSはバットからグンニャリと曲がり、シャンパンゴールドのすっかり傷だらけのTibor "The Everglades"からはミュートされた逆回転音と共にランニングラインが間欠的に引き出されていった。
そんなことを時間が経つもの忘れながら何度も繰り返していると、やがて雷鳴と共に降り出した雨の存在感を強く意識するようになった。


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            写真は、今年もお世話になった将栄丸さんのサイトから

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今日のBGM(1) : Parov Stelar / Love



今日のBGM(2) : Parov Stelar / The Mojo Radio Gang (radio version) / Coco EP



今日のBGM(3) : Parov Stelar / Jimmy´s Gang (Official Video)


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by d-yun5-fly-elise | 2013-08-26 22:08 | salmon fishing | Comments(2)
<Vol.962> オホーツクのピンク・サーモン
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夏だから青いシャツを着て釣りに行く。
ユニクロで買った小さな青い花模様がたくさんプリントされたシャツを着て釣りに行った。

カラフトマスにピンク・サーモンとその呼び名はいくつかあるけれど、僕はどちらかというとピンク・サーモンの方が艶っぽい感じがして好きだろうか。ペアとなったメスを他のオスから隠すために背中がグッと盛り上がり、婚姻色が一際強く出た鋭い目を持つオスもなかなかカッコイイと思うけれど、ショアからのキャストで出合う遡上を控えたフレッシュなピンク・サーモンは、結構なスピード感を持ち合わせた、ロッドを握りしめたアングラーを翻弄するなかなかのスプリンターだと思う。


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土曜日はABUさんとオホーツクの海へと足を運んだ。
様々なスタイルの釣り人で賑わう小さな河口から少し離れたところでロッドを振ることにした。出合えるチャンスは少なくなるけれど、きっとピンク・サーモンの群れがこちらにも回ってくることを信じて・・・。この釣りはいつも足を運ぶ本流や止水での釣りとは違い、かなりハンティング的な要素が強い釣りだと思っている。目を凝らして海面を見つめ、ちょっとした兆候や小さな変化も見逃さずまいとキャストやリトリーブを幾度となく繰り返しながらも僕らは神経を研ぎ澄まさせ続ける。だから結構疲れる釣りともいえなくはない。


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オホーツクの空は淡いグレーの雲に覆われ、今にもミストのような小雨がシトシトと音もなく降り出しそうな湿度の高いフィールドだった。きっと風は緩やかに吹いているのだろうけれど、その存在感はほとんど感じない。何かしらの変化を感じ取る僕のアンテナの感度の良し悪しはよく分からないけれど、何かしらの兆候というか変化は確実に僕らの方へと近づいて来ていたようだ。フッとランニングラインをリトリーブする指先で感じていたテンションが軽くなり、やがてグワングワンと海面下でヘッドシェイクと共に白い塊が激しく揺れ、大きな生命感溢れるバイブレーションがロッド全体に伝わってくる。口元からバーブを潰した赤いゾンカーをフォーセップで外すと、少し背中が盛り上がり始めたオスのピンク・サーモンは、仲間が泳ぐ海へとまた戻っていった。
ハンティング的要素が強いせいか、この釣りはやはり体力的というよりも神経的に疲労してしまいやすい釣りのようだ。高い湿度のせいもあるけれど、何だかとっても疲れたような気がする土曜日だった。
オホーツクの海に音もなく降っていたミスト状の霧雨は、やがて少し存在感のある小さな雨粒へと変わっていった。

追記 : マイザーの14フィート、7/8番、MKSに合わせるスカンジSHは、状況に応じてAFS8/9のフローティングとアトランティック・サーモン9/10のインターミディエイトを使い分けた。


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今日のBGM(1) : Mathieu Boogaerts / Avant que je m'ennuie



今日のBGM(2) : Mathieu Boogaerts / Ondulé



今日のBGM(3) : Mathieu Boogaerts / Comment tu t'appelles



今日のBGM(4) : mathieu boogaerts / bon voyage



今日のBGM(5) : Mathieu Boogaerts / Intégrale


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by d-yun5-fly-elise | 2013-08-18 17:44 | salmon fishing | Comments(12)
<Vol.961> 8月の静寂な雨 / レインボーからピンクへ
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北の本流は、まだ薄暗い中の深いブルー一色の世界だった。
8月の静寂さを伴った小雨がしとしととフィールドには降り続いていて、
僕はかすかな記憶を頼りに流れの中へゆっくりとウェーディングする。
信頼しているロッドにリール、信頼しているライン、信頼しているフライ。
徹夜で雨のハイウェイを北上してきたアングラーに迷いはなかった。


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雨降る中、キャストを繰り返しながら30m程流れの中をステップダウンした。
昨日から降りだした雨で、本流に何かのスイッチが入るのではと期待したのだけれど、結局、僕が流すフライにレインボーからのコンタクトは訪れなかった。
やがて早朝のブルー一色の世界に本来の明るさが戻ると、本流は水位が少し増し、サンドカラーの濁りが徐々に強まり始めていた。
僕はレインボーからピンクへとフィールドを変更することにする。


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オホーツクの海に足を運ぶのは1年ぶりだろうか。雨で濡れたアスファルトの上を走る車のハンドルを握りながら、僕は記憶の片隅に残るほのかに甘い潮の香りを思い出していた。
2ヶ所のポイントを車のエンジンを切ることなく見てまわり、そして3ヶ所目に辿り着いたポイントで僕はやっと車のエンジンを切った。
ロッドにセットしたリールをサラシオーネからソルト用のティボーに替える。


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フライをティペットに結ぶ前に、フックのバーブをフォーセップで潰す。
僕の場合、カラフトマスで使うフライは、#2~6番のシンプルな赤のゾンカーがメインだけれど、今回はちょっとお遊び心でBass用のラバーレッグを使ってスクイドロを巻いてみたりした。レッド、オレンジ、ピンク、イエローと数種類のカラーのラバーレッグの組み合わせで試しに巻いてみたけれど、やっぱりレッドを使ったものが一番反応が良かっただろうか。
ラインはAFSのフローティング(スティールヘッド・オレンジ)。


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オホーツクブルーに染まった水面下を、時々カラフトマスのベージュ色の背中がいくつも群れになって横切っていくのが偏光グラス越しに見えた。
ランニングラインをゆっくりとスローにリトリーブしていると、一瞬フッとテンションが緩んだような指先に伝わる違和感。やがてヘッドシェイクと共に水面下でギラっ、ギラっとカラフトマスのボディが白く輝き、そして火のついたロケット花火のように猛烈なスピードで一気に沖へと疾走する。小さな流れ込みの河口では不意にランニングラインがひったくられるようなスレ掛りも多かったけれど、久しぶりにカラフトマスのスピード感溢れる躍動感を感じることが出来た夏の風物詩のような釣りだったように思う。
相変わらずオホーツクの海にも、打ち寄せる波の音に混じって8月の静寂な雨が降っていた。


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今日のBGM(1) : Francis Harris / Lostfound



今日のBGM(2) : Francis Harris / Pharoah In the Morning



今日のBGM(3) : Francis Harris / Picture Us



今日のBGM(4) : Francis Harris / Pharoah In The Morning


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by d-yun5-fly-elise | 2013-08-11 22:42 | salmon fishing | Comments(4)
<Vol.897> 知床
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毎年なぜかしらこの時期になると不思議な気分の高揚感を覚えてしまう。
ワクワク、ハラハラ、ソワソワ、それにウキウキ・・・?。
どれもうまく表現した言葉ではないような気がするし、しっくりとこない感じがする。
遠足前夜の小学生の気分?
イヤイヤ、こちらはすっかり50前のオジサンアングラーだしなぁ・・・。

初めて訪れるフィールドならともかく、行き先は毎年変わらず、知床はペキンの鼻の番屋。
でも、やっぱり今年も何となく落ち着かなくなってしまったのが僕としては嬉しかった。


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低い霧状のガスがフィールドの空をどこまでも覆いつくしていた。
右からの横風がめっぽう強くて、白いガス状の雲がすごい勢いで流されていく。
日常の生活からかけ離れた、携帯電話も通じないこの辺境の地で、釣りのことしか考えずに2日間も贅沢に過ごすのには、やはり少々タフなコンディションだったのかもしれない。

ランニングラインを通じて伝わるフッとした不思議な違和感とそれに続くグゥワン、グゥワンとピンクサーモンの激しいヘッドシェイク、そしてスピード感溢れる沖への疾走。
今年は岸寄りしたピンクサーモンの群れが薄いそうで(確かに波間を泳ぐピンクサーモンのたくさんの背びれをほとんど見なかったような気がする)、釣りの方はあまり芳しくはなかったのかもしれないけれど、ここにはそれ以上の何かしらがあるから、やっぱり僕らは毎年飽きもせずにこの地に足を運んでしまうのかもしれない。


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今日のBGM : Parov Stelar / The Snake


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by d-yun5-fly-elise | 2012-08-27 21:18 | salmon fishing | Comments(16)
<Vol.847> 青き空、青き海、そして知床
今日のBGM : Suba / Tantos desejos


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真夏のような青い空、透明感を湛えた青い海、そして波間を漂うピンクサーモンの無数の黒い背びれ、先週末は友人達とたくさんの荷物と共に知床はペキンの鼻の海岸に立っていた。
ここ数年、恒例行事のようにやってくる知床への旅は、それはある意味、僕にとって夏の釣りから秋の釣りへとシフトする節目のような釣り旅でもあったりする。
その日が近づくにつれ天気予報がますます気になるのだけれども、今年もどうやら台風に当たることもなく無事にその節目を越えられたようだ。

背後にそびえる急斜面の崖の上からは夏ゼミの鳴き声が響いてくる。
雲ひとつ見当たらない真夏の空からは、太陽の眩しい日差しが容赦なく釣り人に照りつけて、おかげで帰りの船が迎えに来る頃には顔といい両腕といいすっかり赤黒くヒリヒリするぐらいまで日焼けをしてしまった。

今年の知床の番屋では、いつも以上にスローな時間を過ごしたように思う。それはフレッシュなピンクサーモンの群れがあまり見当たらなかったということもあるけれど、なぜかしらのんびりとこのロケーションの中で時間を過ごしたかったという思が強かったからなのかもしれない。あまり口を使ってくれようとしない少し色のついたピンクサーモンの前に赤いフライをデッドスローに漂わせ、飽きた頃には折りたたみチェアーに腰かけて冷えたビールで喉を潤し、ちょっと贅沢なお昼寝タイム。そして気持ちよく目が覚めたらまた釣りを始めるといった具合に・・・。

それにしても今年の知床の星空は非の打ちどころがないぐらい素晴らしかった。夜空に無数に散りばめられた大小さまざまな大きさの星達、ミルキーウェイ、流れ星、それに人工衛星も。これらが見られただけでも十分過ぎるくらい贅沢な釣り旅だったかもしれない。それにシェフの新作カラフトマス料理だって・・・。冷えた白ワインにとっておきのスコッチ、それにトマトソース&ガーリック仕立てのイタリアン、白子のガーリック&バターソテー、まさか携帯電話も通じない知床のこの辺境の地で味わえるとは。

知床で初めてヒグマの姿を見たなどいろんなハプニングはあったけれど、終わってみれば瞬く間に過ぎ去った2日間だった。来年もまた無事に友人達とこの地でゆっくりと時間を過ごせればいいなと思う。


今日のSilent Movie

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by d-yun5-fly-elise | 2011-09-01 22:54 | salmon fishing | Comments(12)
<Vol.783> 知床の風に吹かれて
今日のBGM : Au4 / Hit and Miss
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金曜日の夕方7時半、自宅の前から、カーゴルームに3人分もある沢山の荷物を乗せたおかげで、ボディの後ろ側が少し沈んだ僕の車がゆっくりと走り出す。目指した先は、とりあえず友人達との待ち合わせ場所でもある知床半島の根元にある小さな相泊漁港。あれからなんだかんだと言って、もう1年が過ぎ去ったかと思うと、本当に月日が経つのは早いものなのだと思ってしまう。でも、なぜだか不思議と今年はいつもの年のようなワクワクした気分をあまり感じることはなかった。もちろんふとした瞬間に自然と口元から笑みがこぼれてしまうのは何ら変わりはしないのだけれども・・・。


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知床半島のペキンの鼻の番屋では、これまでに見た中で最も美しいとさえ思えてしまうような、燃えるようなオレンジ色に染まった朝焼けが僕らを出迎えてくれた。何とも言えない不思議な安堵感に包まれる。この時点で僕の中での釣欲のボルテージは、すでに半分以下まで下がっていた。安堵感は徐々に満足感へとその姿を変えていく。この2日間は知床の風に吹かれて、のんびりとしよう。ゆっくりとしよう。そう釣り師は自分自身にそっと言い聞かせた。


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                   original photo by Mr.SHU


知床の空はきっと青かったのだろう。ただ印象的だったのは細切れになった小さな雲が高い空に沢山浮かんでいたことぐらい。時折切り立った崖の上からは、夏ゼミの鳴き声が聞こえてくる。やっぱり知床に秋の訪れは程遠く、盛夏の日差しが眩しくまだ残っていた。T-シャツの上にくたびれたフィッシングベストを着て釣りをする。


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                   original photo by Mr.MORI


さまざまなスタイルのアングラーで賑わう小さな流れ込みから、出来るだけ離れた場所でスペイロッドを振ることにした。初日はバークハイマーの14フィート1インチ、#7番のキャストフィールを久々にじっくりと味わう。バーキーの感触はこの上なくスムーズで滑らかだった。午前中にこの美しいグリ-ンのブランクのロッドで何匹かのカラフトマスのスピード感溢れる躍動感を感じることが出来たけれど、海岸での昼寝を挟んだ午後のキャストでとうとうトラブルに見舞われてしまった。ウーン、残念。また、fishordieさんにお世話になることになりそう・・・。


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それからは一番手にする頻度が多いマイザーの14フィート、#6/7番のMKSにロッドを持ち替える。やや右前方から吹いてくる知床の風の存在感はいつまでも消えることはなかった。
時折、それも僕がその感触を忘れかけた頃になって、カラフトマスからのコンタクトが訪れた。ランニングラインをリトリーブする指先に訪れる、あのフッと何かに包み込まれるような違和感。やがてそれはリールから白いバッキングラインまでをも引き出す躍動感へと変わっていく。グンニャリと曲がったロッドのトップガイドから一直線に伸びるライン。その先からカラフトマスの生命感がしっかりと伝わってくる。


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2匹のフレッシュなカラフトマスだけをシェフに進呈した。あとはすべてリリース。彼らの持ち合わせたエネルギーをすべて使い果たしたかのようなカラフトマスをリリースする際には、彼らの体力がゆっくりと回復するまで、長い時間水中で彼らの身体を支えていなければならなかった。やがて彼らはゆっくりと泳ぎだす。彼らの旅はまだ終わらない。


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大きな石が積み重なった急勾配の傾斜した海岸の一番高いところに腰かけて、友人達がキャストしているのをのんびりと眺めたりする。釣りをして、少し疲れたらキャンピングチェアに腰掛けて冷えたビールで渇いたの喉を潤し、そして良い感じにほろ酔い気分になったところでちょっとしたお昼寝タイム。目が覚めるとまたロッドを振り、そして今のようにロッドを置いて友人達が釣りをしているのをただボーっと眺める。知床の番屋で過ごしていると、なぜか時間感覚がいつもとは違った流れ方をしているのを感じることがあるけれど、今年はなぜかそれを強く感じることが多かった。余裕?いやいやそんな贅沢な気分とはちょっと違うもののような気がする。


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潮がさらに引き、数段ほど高くなった海岸の一番上のちょっと大きめの石に腰掛け、友人達が釣りをしている姿を眺めていると、一人、また一人と友人たちのロッドが曲がっていく。少し目を凝らすと、海面にはカラフトマスのモゾモゾとしたモジリが・・・。そろそろ僕も彼らの横に、ちょっと声をかけて立たせてもらおうか。いやいや、もう少しこの場所にいたい。なんだか今日はそういう気分なのだから・・・。


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やすこうさんからの差し入れだったスコッチウィスキー"Spey Cast"は、予想通り実に滑らかな飲み心地だった。何とか知床まで封を切らずにジッと我慢をした甲斐があったというものなのかもしれない。でも、残念ながら今回、彼からのもう1本の差し入れだったバーボンウィスキー"ROWAN's CREEK"は、ちょっとしたハプニングがあって味わうことが出来なかったけれど、いつかまたチャンスがあればテイストしてみたいと密かに考えている。

知床で友人達と過ごした時間は、いつもの如く、あっという間に過ぎ去ってしまった。知床からも戻った数日後にMORIさんから送られてきた最後の写真、そこに写ったそれぞれの満足そうな笑顔が今回の釣り旅のすべてを物語っているようにさえ僕には思えたのだった。


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                   original photo by Mr.MORI

slow fishing photodesign part1 / shiretoko
slow fishing photodesign part2 / shiretoko
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by d-yun5-fly-elise | 2010-09-01 22:45 | salmon fishing | Comments(19)
<Vol.782> オホーツクの海にて
今日のBGM : Aarktica / Hollow Earth Theory
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潮の香り、それとも磯の匂いと表現したとしても、それはあながち間違いではないだろうけれど、なんだか久しぶりにそんな匂いに包まれた土曜日だったと思う。
オホーツクの海は、どこか夏の海らしく、とにかく穏やかで水平線はどこまでも広がっていて、風は少し強めのフォロー。時折、穏やかな海面の上を夏の風が小波を立てながら吹きなぞっていったのだった。


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                   original photo by Mr.SHU


土曜日のオホーツクの海に、先週僕らが足を運んだときのような真横に走る稲妻に激しいスコールのような降雨といった悪天候の面影はどこを探しても見当たらなかった。
僕らの周りでは数艘の小船がせっせと昆布漁をいそしみ、カモメ達がゆっくりと頭上を舞う。
そこには僕がイメージする夏のオホーツクの海があった。


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漁港脇の流れ込みには沢山のアングラーが立ち並んでいるのが、かなり離れた場所にいる僕らからも小さく見える。でも、ここにはなぜか僕らだけ。場所はサーモンのシーズンにはいろんなスタイルのアングラーで賑わうOSJのメイン会場。カラフトマスがいるかどうかは時の運。いるときはいるし、いないときはいない。でも、なぜかしらこのロケーションが好きで、オホーツクの海に足を運ぶ時は、是非ともここでロッドを振りたいと僕らに思わせてしまう何かしらの魅力を持ち合わせているのだと思う。


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                    original photo by Mr.ABU


浅い岩盤の上をゆっくりと沖合いに向かって歩く。
この日のロッドは昨年の知床以来、おおよそ1年ぶりにバークハイマーの14フィート1インチ、#7番のスペイロッドを繋いだ。
ラインはRio社のAFS 7/8 フローティング。12フィート、1Xのリーダーの先にオープンクリンチノットで今年のカラフトマス用のフライをひとつ、かなりくたびれたSA社のプラスチック製のフライボックスから取り出し結ぶ。角度変換のないペリーポークスタイルからのキャストで、オレンジ色のラインがフォローの風に乗って気持ちよく沖合いへと伸びていった。


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リトリーブしたランニングラインが足下で波にもまれてグチャグチャになり、時には昆布などの海草に絡まったりする。そんなことを何度か繰り返し、やっぱり横着をせず、ちゃんとラインバスケットを車の中から持ってくるんだったと僕が後悔し始めた時、グゥンとランニングラインをリトリーブする指先に鈍重な違和感が訪れた。自分でもよく分からないのだけれど無意識のうちにランニングラインを強く引き、合わせを入れていたのには時々驚くことがある。ランニングラインから伝わるカラフトマスの躍動感でハッと我に返ったのかもしれない。
HardyのMarquis Salmon No.1から心地よい音色を奏でてくれ、2度ほど水面上のジャンプを見せてくれた元気の良いカラフトマスだった。
そんなカラフトマスの淡いグリーン色の背中が海へと戻っていくのを、静かに眺めた。


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昨年までは赤やホットオレンジのゾンカーパターンがカラフトマスやサーモンのシーズンで使う僕のメインのフライだったけれど、今年はPseudo HairやUV Polar Chenille、それにマラブーを使ったパターンがメインで使うフライになりそう。赤やホットオレンジ、それにイエローをミックスした暖色系の色合いのものがポピュラーだけれど、ロイヤルブルーとホットピンクをミックスしたやや寒色系の色合いのものも面白いかも。今回はイントルーダー・パターンでも数本巻いてみた。そしてフライのほとんどがノー・ウェイト。フックはワイドゲイプのがまかつのB10-S #4がメイン。サーモンの時には#2を使う。


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OSJのメイン会場をあとにして、車で南下しながら幾つかの流れ込みのポイントでロッドを振ってみたものの、そこにはいつものオホーツクらしい光景があった。そんなポイントでも何度かアタリはあるものの、カラフトマスの躍動感を感じられるしっかりとしたフッキングまでには最後まで至ることはなかった。
おそらくこの次にオホーツクの海に僕らが足を運ぶのは、9月の声を聞いてサーモンの時期になってからになるような気がする。

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下川町のCafe Morenaで、ここでしか食べられないスパイシーなチキンカレーと青南蛮の酢漬けが効いたケバブでお腹の中から熱くなった後、天塩川の上流域へと車を走らせる。そういえばMorenaのいつも裸足でいるママさんは、これからは月曜日から木曜日は定休日になりますからと、凄い話をされていた。もちろんその理由も添えてではあるが・・・。

天塩川の流れはとにかく速くて、大岩がいたるところにゴロゴロと点在するいかにも男性的な荒々しい渓相を呈していた。
早くて複雑な流れの中を泳ぐ黒のGPのスイングスピードを、どうやってコントロールするのかがなかなか難しかった。それでも鱒というのはあの流れの中でもきっと俊敏な動きをすののかもしれない。小振りだけれども、力強さと躍動感がギュッとその身体に凝縮されたようなアメマスが、僕がスイングさせるフライを流れの中から見つけ出してくれた。顎からフライを外すとアメマスの姿が流れの中に消えていった。と、それと同時に河畔林の中ならヒゲナガが飛び出してきた。蒸し暑さの中、フッと涼しげな気配が漂う。なぜかしら僕には秋がほんの少しだけ近づいてきたように感じられたのだった。

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by d-yun5-fly-elise | 2010-08-22 23:46 | salmon fishing | Comments(10)
<Vol.712> トータル1200kmの釣り旅、まずはオホーツクのサーモンへ
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水平線から昇ったばかりの太陽がオレンジ色にオホーツクの海を染め上げていた。
予報通りオホーツクの海は穏やかそのもの。
僕の背中からは優しさと丸みを帯びたフォローの風が吹いていた。
それは紛れもなく秋の気配を伴い始めた風だったと思う。
ラインの先には赤いサスペンド仕様のゾンカーが結ばれたスペイロッドを手に沖へと続く海草が生えた岩盤の上を滑らないように足下に注意しながら慎重に歩く。
僕の足音に驚いたのか、岩盤の切れ目というか昆布根のはざ間で休んでいたサーモンがガバっと水面を大きく盛り上げて沖へ泳いでいった。


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早朝の太陽をベールのように隠した雲の中に虹を見た。
それはまるで太陽の分身のように控えめに輝いていた。

リビルドしてもらったB2Xのリアグリップ、新たにブランクを少しだけ継ぎ足してもらったのでアルミエンドも、それにお気に入りの赤いラバーエンドだってしっかりと固定されている。ペリーポークからリアグリップに心持ちグッと力を入れるとスティールヘッドオレンジのAFSは気持ち良くフォローの風に乗って伸びていった。


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派手な跳躍を繰り返しながら岩盤の沖目を回遊していくサーモンたち。
きっと水面下を漂う僕の赤いフライも見ているに違いない。
でも、僕が滞在したオホーツクの海での2日間、出来れば今シーズンもこのお気に入りのロケーションの中でフレッシュなサーモンに出合えればと期待していたのだけれど、残念ながらそれは最後まで叶わなかった。


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サーモンの跳躍が姿を消すと、早朝の釣りが終了する。
空にはオホーツクブルーと同じ夏の名残のする青い空がどこまでも広がっていた。

車のドアというドアをすべて開け、荷室に広げた寝袋の上に寝そべってキリっと冷えたビールで乾いた喉を潤す。コオロギ達の羽音に混じって爽やかな風が車の中を通り過ぎていくと、僕はすっかり昼寝モード。心地良い疲労感と柔らかな眠気にゆっくりと包まれる。こんな平和な時間がいつまでも続くといいのだけれども・・・。

お気に入りのロケーションから少し南下した小さな流れ込みの河口では、沖合いで2日間に渡り4回のテイクがあったけれど、そのうち1回はまだまだフレッシュなメスのカラフトマスだった。ゴン、ゴン、グゥンと激しいヘッドシェイクの後、一気にランニングラインがリールから引き出されていく。でも、残念ながらすべてやり取りの最中にバーブレスフックがフックアウト。
まぁ、僕の釣りというものはいたってこんなものなのである。

僕の釣り旅は始まったばかり。
さて、そろそろオホーツクの海に別れを告げて道東の本流へ移動することにしましょうか。


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by d-yun5-fly-elise | 2009-09-23 17:23 | salmon fishing | Comments(2)
<Vol.711> オホーツクのサーモン
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道北はオホーツク海に面した小さな漁港の脇にある、これまた小さな駐車スペースに僕の車が滑り込んだのは、土曜日の太陽が水平線の向こうから昇り始める数時間前だった。静かに車のドアを開けて外に出ると、夜空には普段都会の空では見ることの出来ないぐらい沢山の星たちが輝いていて、防波堤の向こうにはほんのりと月明かりに照らされたオホーツクの海が漆黒の闇の中に浮かんでいた。夏のカラフトマスで訪れた時とはちょっと違う感じ。ヒンヤリとした空気感は、やはり秋の気配を感じさせてくれる。きっとまだ少しうねりが残っているのだろう。時折闇の中から打ち寄せる波の砕ける音色が小さく響いてきた。


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kurisuさんから魅力たっぷりにこんなフィールドがあるよと教えてもらい、僕が最初にこのフィールドを訪れたのは2005年の9月。確かにそこには僕のショアからのサーモンの釣りに対して抱いていたイメージを一変させるような魅力的なフィールドが広がっていた。おかげで僕は札幌から近い積丹半島から流れ出す河川の河口付近での様々なスタイルの釣り人がひしめき合うサーモンの釣りからはすっかりと足が遠のき、今ではこのフィールドでサーモンに出合いたいという思いだけで、年に数回深夜のハイウェイをひたすら北上してしまう。どうやら、こんな想いを抱くのは僕ひとりだけではないようだから、それだけ釣り人を惹きつける魅力とというか雰囲気を持ったフィールドなのだと思う。


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手にしたスペイロッドはCraft-SさんでリビルドしてもらったWinstonのB2X 14'#8/9。ラインはAFSの8/9(F)を乗せて、フォロー気味の風の中、ペリーポーク・スタイルでキャストする。-2xのリーダーの先にはフォームを巻き込んだサスペンドタイプの赤いゾンカー。そんな定番ともいえるフライをゆっくりと水面下を漂わせるようにスローリトリーブを繰り返す。でも残念ながら僕がオホーツクの海に滞在した2日間、是非とも今年も回遊してきたサーモンの強烈な疾走と躍動感をロッドを通じて感じたいと思っていたのだけれども、このフィールドで僕が感じられたのはサーモンの数回のバイトのみ。すべてがアッとという押し殺したような呻き声と共に指の隙間からスルリとこぼれ落ちていったのだった。


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土曜日の午後に友人たちと足を運んだ、少し南下したオホーツクの海へと注ぐ小さな川の流れ出しで、岸寄りしたサーモンやカラフトマスの力強い躍動感を感じたのだけれど、なぜか僕自身はどこかお茶を濁しているようで満たされない気分だった。僕の相手をしてくれたサーモンやカラフトマスには本当に申し訳ないんだけれども・・・。きっとkurisuさんから教えてもらったあのフィールド、つまりOSJのメインフィールドであり、フライをテイクしたサーモンが僕の手にするロッドをグンニャリとバットからひん曲げ、縦横無尽にオホーツクの海を疾走しようとも、誰にも気兼ねしなくてすむフィールドが、僕にとってあまりにも魅力的過ぎるからなのかもしれない。きっとそうに違いないんだろう。こんな事を書き綴っていると、あのフィールドでもう一度サーモンに出合いたいといういう想いが、僕の中でまたじんわりと強くなっていくのを感じた。


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週末を過ごしたオホーツクの海から自宅に辿り着くと、マイザーさんの工房で2回目の修理を終えたS2H14078MKSが無事に届いていた。後から送ったS2H126456Highlanderは、やはりブランクに問題があったようで、修理費はかからないとのこと。さらに、もしも作れるならとお願いしてみたS2H14056MKSの試作品も一緒に送るからという内容のメール。こちらもどんな感じのロッドが出来上がるのか非常に楽しみなのである。
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by d-yun5-fly-elise | 2009-09-14 22:28 | salmon fishing | Comments(5)