泥沼のような深い眠りから目覚めると、時計の針は朝の8時をちょっと過ぎていた。
どうやら僕は12時間以上眠っていたようだ。
窓の外は、どんよりとした厚い雲が垂れ込め、今にも雨が降り出しそうな天気である。
枯葉が舞っていた。フワフワと秋風に吹かれて。
よく分からない内に、本流の畔で秋風に吹かれて立っていた。
十分過ぎるほど睡眠を取ったせいか、気分はすこぶる良かったし、天気も悪くはなかった。
修理を終えて戻ってきたDerek Brownの7/8のロッドもすこぶる感触が良かったし、キャストしていても気持ちが良かった。
でも、肝心の鱒の方は相変わらず、お留守の様子。
そして、川辺のススキの穂が揺れ、また枯葉がフワフワと舞うのだった。
本流の小さな駐車スペースでひとりのランチタイム。遠くでSLの汽笛を聞きながら、ゆっくりとコーヒーを淹れる。こういう時間も悪くない。
峠を越えると、天気が一変した。
雷鳴に雨。
おまけに、湖畔沿いの国道の脇には白いものまでが積もっていた。
そして、秋が深まりつつある支笏湖の湖畔のステージでロッドを振る。
鱒からの小さなバイトが一度っきり、またも早合わせ。
気まぐれな風が吹くと、ここでも枯葉がフワフワと舞うのだった。
これが僕の日曜日。
今日、支笏湖で出会った人 :
yamameさん、
としーさん、
KOHEIさん