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2006年 03月 09日

<Vol.233>desk top flyfishing

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"desk top flyfishing"

そういう言葉があるかどうかは別として、釣りをする同僚との昼休みの会話の中で彼の口から何気なく出てきた言葉である。
バーチャルな世界とまではいかないにしても、釣りに行けない日にインターネットを通じて様々な釣りの世界を楽しむ。これもまた一つの釣りの愉しみなのかもしれない。
以前は書物や雑誌の中の活字であったり、写真などからイマジネーションをありったけに膨らませていたような気がする。それも、何度も何度も読み返して。だから、雑誌のどの辺りにどんな記事や写真が載っていたかも大体覚えていたような気がする。今思うと、そんな頃がちょっとだけアナログチックで懐かしい。
でも、やっぱり僕としてはアクチュアルな釣りの世界の方が好きかなぁ。

そう言えば、あと1ヶ月もすればこのblogをはじめて1年が経とうとしている。本当に早いものだ。それにしても、このblogを通じていろんな出会いがあったと思うし、それについてはどんな言葉を並べ連ねても、表現できないものだと思う。素直にありがとうという言葉しか見当たらない。
でも、時々blogを続けていて不安に思う事がある。それは、ネットの中にはいろんなサイト、つまりHPやblogがある訳だけれど、そのそれぞれから毎日膨大な量の文字や情報、写真が洪水のように湧き上がって来て、そして記憶から忘れ去られていく。もちろん僕のblogだってその一つな訳だけれど、これまでアップしてきた僕なりに思い入れのある文章や画像なんていうのも、それらと同じように膨大な情報の中に埋もれていってしまうのだろうかという不安。でも、もしかしたらそういうものなのかもしれない。なぜならそういう僕自身だって他のHPやblog、ましてや僕自身のblogでさえ、過去にまで遡って見る事なんて殆んど無いからね。これも、やはりネットの宿命というべきものなんだろうか。そんな事を考えていると、ちょっとだけ寂しい気分になってしまった。

今日のBGM:RESIDENTS/KAW-LIGA

by d-yun5-fly-elise | 2006-03-09 21:57 | slow fishing | Comments(12)
Commented by ABU at 2006-03-10 01:03 x
Yunさんこんばんは。
いろいろな感じ方があるのだろうけれど、Yunさんのblogを最初にみた時「こんな人がいるんだぁ」と、たしかに情報のひとつだたのかもしれません。
でも書き込みをしてからは、コミュニケーションの方法のひとつに変わりました。
実際に会って話したり、電話だったり、手紙だったり、いろいろな方法がある中のひとつ、と言う意味です。
どんな方法でも印象に残る事や、忘れてしまう事もあります。
でも、時間がたっても忘れられない事があるのも事実です。
僕にとっては、Yunさんのblogから刺激を受けたり感じさせられたりすることが多く、実際にあってお話しするのとはまた違った感覚でコミュニケートできるような気がします。
僕に限らず、多くの人が影響を受けたことと思います。
Commented by Kei at 2006-03-10 01:07 x
Yunさん、お晩です。Desk Top Fishing、今考えたら変な言葉ですね(笑)。その後にYunさんが言ったFishing on the chairの方がかっこいいです。あんなことを言ったのは、最近開高健の釣り番組を見ていて、思い出したエピソードがあったからです。開高健が海外を旅しているときに、生まれつき体の不自由な少年にあった話です。その少年は一度も釣りをしたことがないのに、美しいウエットフライを巻くことで有名だったそうです。手も不自由だったはずですが、バイスも使わず、魔法のように美しいフライを巻く少年。何故彼がフライを巻くようになったのかは忘れましたが、その少年にあった帰路、開高健は車の中で一言も口をきかず、目を閉じていたそうです。その話が僕の頭の片隅に潜んでいて、釣りをしていると、その少年がフライを巻いている姿が浮かんでくることがあります。何か感傷的な話になってしまいました(笑)。当直の夜は気分もウエット(?)になるようです。
Commented by daikyu at 2006-03-10 10:49 x
私も何十万人分のイチ、ブロガーのひとりです。僕ももうすぐ一年です。記録を辿ったら私も昨年の3月8日から一周年でした(YUNさんのお陰で一周年という事にも気づきました・・・記憶なんてこんなもんですね)

その何十万の中で出逢ってこうして古い友人の様に、懐かしい感じがあるというのも縁のなせる事。あざなえる縄の如しとは良く言ったものだと思います。

デスクトップフィッシングもバーチャルながら素晴らしい。でもやはり釣りでなくてもあって空気をともにするのが良いです。そしてそれが釣りならなお良しでしょうか・・・・新宿の夜も充分、ミッドナイトドリンクフィッシングでしょうか?

一周年記念エントリーを考えようと思ったdaikyuでした・・・・
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-10 21:38
ABUさん、こんばんは。
単なる情報の発信から、徐々にコミュニケーションの手段の一つへとシフトしていっているのかもしれません。確かにその恩恵と言って良いのかどうかは分かりませんが、ABUさんを始め皆さんと知り合う事が出来た訳ですからね。
今回のエントリーは、ちょっとナルシスティックだったのかもしれません(笑)。もしかすると私はかなり自己顕示欲が強いのでしょうか・・・笑。

情報、いえいえ敢えてそれを作品と呼ばせてもらうならば、私がそれらを発信している側に立っている以上、発信された情報は、それをどう受け取るかは受け取る側に委ねられるのだと思います。でも、このblogというものの面白いところは、それが一方通行ではなく、互いに文字の上でコミュニケート出来るところだと思うのです。ですから私もまた刺激や影響を受けます。

長いので、2つに分けます。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-10 21:38
ただ、今回思ったことは毎日いろんな情報(私の場合、最近は更新スピードが遅いですが)が次から次へと凄い勢いで発信されていますが、そのあふれ出る表面のものにはコミュニケーションできますが、過去に発信されたものは、ほとんど目に触れないのではないか、つまりコミュニケートの手段にはなりえないのではないかと言う事です。こんな例が良いのかどうか、もしかしたら語弊があるのかもしれませんが、私自身も他のHPやblogの過去の記事に対して何かしら思ったり感じたりした事があっても、コメントする事ってほとんどありませんしね。
上手く表現できませんが、ちょっと感傷的になっているのかもしれません(笑)。
この先は、また車の中ででも話題に出来ると嬉しいです。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-10 21:50
keiさん、こんばんは。
お仕事、お疲れ様でした。そして今日は私が当直です(笑)。
そうでした。「DESK TOP FISHING」でした。てっきり、Flyfishingだと思っていました。それにしても、人の記憶って結構曖昧なんですね。
魔法のように美しいフライを巻く身体の不自由な少年の話。なかなか面白かったです。開高健氏は目を閉じながらいったいどんな事を考えていたんでしょうか。
これからもきっとkeiさんの頭の片隅に、いや記憶の片隅にその少年の姿が宿っていくんでしょうね。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-10 22:01
daikyuさん、こんばんは。
daikyuさんもblogを始めて1年になられるんですね。1周年記念エントリー、楽しみにしています。
そうですね、blogを始めていろんな方と知り合えましたが、実際にお会い出来ると、また違ったものに感じますね。私にとってはかなり濃厚な密度の高いblogを始めての1年でした。
最近思うのは、取り敢えず無理をしないで続ける事だけを考えています。マイ・ペースで。

ミッドナイト・ドリンク・フィシングですか。今度は新宿の夜ではなく、場所を変えてススキノの夜で開きましょうね(笑)。
Commented at 2006-03-11 15:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-03-11 15:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-11 23:20
トキサキさん、コメントありがとうございます。
読ませて頂きながら、フムフムと頷いておりました(笑)。
そうですね。仰る通り、何かを感じたり考えたりするきっかけになれば良いのかもしれませんね。少し、気持ちが楽になりました。
Commented by tokyo_terry at 2006-03-12 21:21
Yunさん、こんばんわ!
ボクは以前いただいたコメントを読み返す事がありますヨ。大体そんな時は落ち込んでいたり、ヘコんでいたり、何か思う事があったりした時です(笑)そんなとき、沢山の方からいただいたコメントで前向きになったり、勇気をもらったりします。
またABUさんと同じくボクも、Yunさんのblogからは刺激を受けたり、感じたりもします。やっぱりこれまでに顔を合わすことが出来たり、一緒にサカナ釣りをしたりした事があると、余計に気になるときがありますね。
Commented by d-yun5-fly-elise at 2006-03-12 22:27
terryさん、こんばんは。
そうですね。私も以前戴いたコメントを読ませてもらったりする事があります。そういう時は、やっぱり気持ちがちょっとホッとしますよね。
私もterryさんをはじめ皆さんのblogやHP、それにコメントから刺激を受けたりします。こういうinteractiveな感じって良いのかもしれません。それに一度お会いするとrealityも増しますしね(笑)。
改めまして、今後とも宜しくお願いいたします。


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