Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同じく、今シーズンに是非ともフィールドで試してみたいのが、Mini "Interaction" / 鮭稚魚。
Mini "Interaction" / 鮭稚魚とは、ブラス製のコーンヘッドを使ったゾンカースタイルのミニ・チューブフライのひとつ。
今回はカラーにスードゥーヘアやマラブーなどは使わず、細身でシンプルに巻くことを心がけた。
きっと背中に乗ったラビットストリップはユラユラとトラウトを魅了する妖しげな動きをするのではないかと思っている。
0.8mmと1.5mmの硬質カラミ止FIXPIPEの組み合わせ、カットする長さもMini "Fascination" / 鮭稚魚と同じ。
チューブフライ用のアタッチメントにセットし、8/0黒のスレッドで下巻き後、FIXPIPEの接合部には瞬間接着剤を少量しみこませる。
コパーワイヤーのMサイズをこの位置で留める。
コパーの代わりにゴールドのワイヤーでも問題はなく、タイヤーのお好みで。
後端にシルバーのシェニールを巻きとめ、FIXPIPEの接合部付近まで巻き、ボディとする。
Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同様に、シルバーのシェニールの代わりに、パールのシェニールやUVポーラーシェニールのシルバー・ミディアムでも構わない。
ゴールデンオリーブのラビットストリップを巻きとめる。
ゴールデンオリーブの代わりに一般的なオリーブや白、それにゼブラカラーなどでも悪くはない。
ラビットストリップのファイバーを水で濡らし、最初の位置でコパーワイヤーを2~3回転させる。
その後はニードルでファイバーを等間隔にセパレートしながらコパーワイヤーでしっかりとラビットストリップを固定する。
ワイヤーをスレッドで固定し、シザースで余ったワイヤーをカット。
ラビットストリップの前方にUVポーラーシェニールのシルバーをスレッドで留め、2回転ハックリングし、スレッドでしっかりと留める。
さらにその前方にピーコックのパルマーシェニールを2回転ハックリング。
ピーコックの代わりにワカサギを意識した場合は、パールのパルマーシェニールを使うこともある。
オリーブのコックフェザントランプを巻きとめ、2~3回転ハックリング。
ナチュラルのギニアを2回転ほどハックリングしてフィニッシュ後、ヘッドセメントを滴下する。
今回もギニアの片側のファイバーを取り除かず、両側のファイバーを使った。
ワカサギを意識した場合は、ギニアの代わりにマラードを使うこともある。
アタッチメントのニードルから慎重にフライを抜き出し、先端からUOSO社のブラス製のコーンヘッド(サイズC2)を差し込む。
コーンヘッドの先端から約2mmのところでFIXPIPEをカットし、ライターの火であぶって終了。
Mini "Fascination" / 鮭稚魚と同様に、使用するフックはHARIMITSU社の管付きチヌ針5号。
チューブの後端を写真のように爪で潰して広げておくと、フックがフックアップ後に分離しやすくなると思うのでお試しあれ。
またFIXPIPEには4種類のカラーがあるが、経験上、レッドが一番伸縮性があるように思う。
ラビットストリップはフックに干渉しないようにおおよそこの位置でカット。
さらにラビットストリップの後端はくさび状にカットしておくと良いだろう。
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