デザインには、こだわりがある方だと思っている。なぜ、そのデザインが好きかと自分に問いかけてみたり、または周りから問われても、上手く言葉では表現出来なくて、いつもどこか不完全燃焼の様な気分になってしまう。僕の子供の頃からの経験によるものか、僕独自の感性や感覚なのかは分からないが、とにかく言葉で説明するのは難しい。
なかなか、僕がこれは、というデザインや形、色のバランスのものに出会う事は少ないんだけれど、先週、本流でRiverside bar を開いた時に、ABUさんから頂いたものを見た時にはついつい声にならない感嘆の声を上げてしまった。
それは、試験管の形をしたアルミニュウムのケースに入ったcigar(葉巻)だった。
ROMEO Y JULIETA社のROMEO NO.2というcigar。
昔のアルファロメオが好きな人には、きっと堪らない名前なんだろうなと思った。
普段は、hi‐lite派の僕だけれど、いつかはキューバ映画のスクリーンで見るように、cigarをくわえて火をつけてみたいものだと思っていた。嬉しいことに、その念願が叶った訳だけれど、僕はその綺麗に巻かれたcigarよりもさらにアルミニュウムのケースの方に目が奪われてしまった。
なんという綺麗な形とデザインなんだろうか。ロゴの色合いや配置も完璧。スクリュー・キャップというところが、さらに僕の気持ちをくすぐる。きっと向こうでは、なんていうことはない普通のcigarのケースなんだろうけれど、僕にとってはとっても素敵でパーフェクトなものに見えた。きっと僕の中で忘れられない宝物になるんだろう。
今日のBGM:JOE PASS/UNFORGETTABLE